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調査
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腕を回し、半ば背負うようにして部屋へ入ると大きなベッドへ体を横たえた。冷蔵庫から水を取り出し、男の顔に付ける。
「お兄さん、大丈夫?お水だよ」
冷えたボトルから水滴が頬に伝うが、起きる気配はない。よく眠っているようだ。
私はバッグをひっくり返し、ノートとペン、巻き尺を取り出した。
「―失礼します」
デニムの前を寛げ、下着ごとずり下ろす。まだ柔らかい状態のそれをぱくりと口に含んだ。
「ん…っ」
色っぽい吐息が上がり、男が僅かに身動ぎをした。幸い、目は覚めていないようだ。
口内の柔らかい肉を吸い上げ、先端のつるりとした部分を舌先でつついた。ぴくりと腰が揺れ、肉塊が芯を持ち始める。唾液を目一杯絡ませて舌で捏ね回すと、完全に立ち上がった。
口を離し、ぬらりと光る様子を眺める。
「おっ、これは中々…」
太さはそこそこだが、長さはまさに特製バイブと同じだ。中程からゆるく右に曲がっているというのも素晴らしい。
鼻息荒く巻き尺を取り出し、根本に巻き付ける。位置を調整するために軽く引っ張ると、びくりと肉棒が震えた。
ぷるぷると揺れるのを抑えようと、先端を握り込んだ。腰がびくりと動く。痛かっただろうか、と顔を覗くと、ぱっちりと開かれた目と視線がぶつかった。
「え、お姉さん…?なにして…」
「はっ、ち、違う違う!研究!研究だから!」
慌てて、握った巻き尺ごと手を引っ込めてしまった。肉棒の根本が締まり、ぎちりと音が鳴る。
「あっ、痛っ―あぁっ」
びく、びくと腰が突き上げられ、先端から白濁液が垂れた。男は顔を真っ赤にして目を逸らす。
「すみません…」
「いや、こちらこそ…」
刺激を与えないように丁寧に巻き尺を外し、足元に正座する。男も急いで体を起こし、向かいに座った。
「あの、実は―」
うつむいたまま事の経緯を説明していく。
年頃の女が嬉々としてバイブを作製し、上手くいかないものだから本物を調査しにきました、と。何というか、字面が変態的すぎて目も当てられない。
「そ、そうですか…」
男は複雑な顔をしてこちらを見た。後ろめたさで見返す事が出来ないが、どんな心情なのだろうか。軽蔑だろうか、呆れだろうか。いずれにしても警察に突き出すのだけは勘弁してほしい。
「それで、どうでしたか?」
「…はい?」
「いや…、俺のちんこ、どうだったのかな、って…」
「あ、それはもう、長さも形も最高。理想のバイブに近くて―」
恐る恐る男を見ると、顔を赤くして正座した足を擦り合わせていた。中心では先ほど暴発した肉棒が再び天を向いてひくついている。
「良かったら…その、使用感とか…試してみるのは、どうですかね」
「え、いいの?」
思わず前のめりに返事をすると、男はこくりと頷いて足を開いた。
寝転がった腹元に跨がり、怒張した肉棒に向き合う。つん、と指でつつくと先端から滴が垂れた。
「わ、すごい。何か出てきた…」
恥ずかしながら、本物にお相手をしてもらうのは初めてで、少し緊張してしまう。バイブとは違う生あたたかい触り心地に戸惑った。
「…舐めてもらえませんか」
「う、うん」
咥え込み、バイブを濡らす時の動きで頭を上下する。じゅるじゅると唾液を絡ませていると、尻に手が添えられた。
「あの、僕も…っ、良いですか?」
両手でぐいと引っ張られ、胸元まで尻を持ち上げられた。ワンピースを捲り、鼻を埋めて深呼吸を繰り返す。下着越しに触れるぬるい息がむず痒い。
「ん、んむ…ぅ」
唇の下で手を握り、頭を動かすのと同時に扱き上げた。すると男の体が大きく揺れ、お返しとばかりに下着を脱がせて秘裂を舐めあげる。
「やばっ―、お姉さんっ、気持ち良いっ…っ」
口内の肉棒がぐんぐん太さを増す。歯を立てないように気を付けながら口淫を続けていると、秘裂を舐め上げる舌が離れて、太い指が二本、肉壁を掻き分けて入ってきた。
「んぶっ、ぁあっ」
自分の指とは違う、未知の快感に思わず口が離れた。激しい動きで指が動き出すと頭も支えていられなくなり、肉棒に頬を預けてただただ声を上げ続ける。
「あ、んぅ―っあぁ」
陰核に親指を当てて挿入された指を細かく震わせられると、体の奥底から何かが込み上げてくる。視界が明滅して目を開けていられなくなり、内部が強く収縮した。
「なんかっ、くる、―ッ」
とてつもない快感の波に飲まれ、気付けば男の顔に向かって盛大に潮を噴き上げていた。ぶしゅ、ぷしゅと吐き出して、体の力が抜ける。
普段の自慰では到底感じられない凄まじい絶頂に身を震わせた。
「やばい、めっちゃえろくて、俺…もう…っ」
男の腰が動き、頬に肉棒が擦り付けられる。先端から溢れる滴が顔を濡らし、いやらしい匂いが脳を貫いた。
ぐるりと体の向きを変え、顔同士を向き合わせる。蜜口に触れる熱い猛りを感じながら、額に口付けた。ほんのりとしょっぱいのは、私の潮と彼の汗のどちらだろうか。
「入れるね」
肉棒を跨ぐように足を置き、幾度か擦り付けてから腰を落とした。充血した肉壁が歓喜のうねりを起こしている。
「おね、さん…なにこれっ、やばい、やばい―ッ」
男の胸が何度も上下し、荒い呼吸が繰り返される。全身が真っ赤に染まって、今にも出してしまいそう、といった風だ。
「ん…っ、バイブなんだから、出さないでね」
「で、でも―っ」
何かを言おうとした隙に、近くに落ちていた私の下着を掴んで口に突っ込んだ。驚きで目が見開かれるが、何故か中に埋められた肉棒の質量が増す。
もしかして、とゆるく腰を前後しながら乳首をひねり上げてみた。
「んぅ、―んんんっッ」
くぐもった声で唸りながら激しく首を振る。巻き尺で絞められて射精した事といい、どうやら被虐の気があるらしい。
「勝手に―っん、動かないでね」
私自身も動きを止め、両足を立てた。丁度しゃがみこむような体制で、抽挿を開始する。
体を上下する度に、ぱん、ぱんと肌がぶつかる音が部屋に響いた。時折耳を塞ぎたくなるような水音が交じると、男は恥ずかしそうに顔を逸らした。
「ぁん、ん、…バイブより、全然良い―っ」
腰を捻ると、先端が丁度敏感な位置を抉る。また深く挿入すると陰核が恥骨に当たって、じんわりと気持ち良さが広がった。
「あ、ぁあっ、いき、そ…っ」
もう少しで絶頂、という瞬間に腰ががっしりと掴まれた。驚いている間も無く下から激しい突き上げが私を襲う。緩やかに高みを目指していたものが、急激な早さで頂上に押し上げられる。
体中に力が入り、最早制御できない。
「あっぁあっ、だ、め…いくっぅうっ」
「ん―っ、ふぅっ、ッッ」
脳内で光が弾ける感覚が走った。膣が激しく波打って肉棒を下から上へ締め付ける。
次の瞬間、じんわりとあたたかい液体が最奥へ叩きつけられた。
「お兄さん、大丈夫?お水だよ」
冷えたボトルから水滴が頬に伝うが、起きる気配はない。よく眠っているようだ。
私はバッグをひっくり返し、ノートとペン、巻き尺を取り出した。
「―失礼します」
デニムの前を寛げ、下着ごとずり下ろす。まだ柔らかい状態のそれをぱくりと口に含んだ。
「ん…っ」
色っぽい吐息が上がり、男が僅かに身動ぎをした。幸い、目は覚めていないようだ。
口内の柔らかい肉を吸い上げ、先端のつるりとした部分を舌先でつついた。ぴくりと腰が揺れ、肉塊が芯を持ち始める。唾液を目一杯絡ませて舌で捏ね回すと、完全に立ち上がった。
口を離し、ぬらりと光る様子を眺める。
「おっ、これは中々…」
太さはそこそこだが、長さはまさに特製バイブと同じだ。中程からゆるく右に曲がっているというのも素晴らしい。
鼻息荒く巻き尺を取り出し、根本に巻き付ける。位置を調整するために軽く引っ張ると、びくりと肉棒が震えた。
ぷるぷると揺れるのを抑えようと、先端を握り込んだ。腰がびくりと動く。痛かっただろうか、と顔を覗くと、ぱっちりと開かれた目と視線がぶつかった。
「え、お姉さん…?なにして…」
「はっ、ち、違う違う!研究!研究だから!」
慌てて、握った巻き尺ごと手を引っ込めてしまった。肉棒の根本が締まり、ぎちりと音が鳴る。
「あっ、痛っ―あぁっ」
びく、びくと腰が突き上げられ、先端から白濁液が垂れた。男は顔を真っ赤にして目を逸らす。
「すみません…」
「いや、こちらこそ…」
刺激を与えないように丁寧に巻き尺を外し、足元に正座する。男も急いで体を起こし、向かいに座った。
「あの、実は―」
うつむいたまま事の経緯を説明していく。
年頃の女が嬉々としてバイブを作製し、上手くいかないものだから本物を調査しにきました、と。何というか、字面が変態的すぎて目も当てられない。
「そ、そうですか…」
男は複雑な顔をしてこちらを見た。後ろめたさで見返す事が出来ないが、どんな心情なのだろうか。軽蔑だろうか、呆れだろうか。いずれにしても警察に突き出すのだけは勘弁してほしい。
「それで、どうでしたか?」
「…はい?」
「いや…、俺のちんこ、どうだったのかな、って…」
「あ、それはもう、長さも形も最高。理想のバイブに近くて―」
恐る恐る男を見ると、顔を赤くして正座した足を擦り合わせていた。中心では先ほど暴発した肉棒が再び天を向いてひくついている。
「良かったら…その、使用感とか…試してみるのは、どうですかね」
「え、いいの?」
思わず前のめりに返事をすると、男はこくりと頷いて足を開いた。
寝転がった腹元に跨がり、怒張した肉棒に向き合う。つん、と指でつつくと先端から滴が垂れた。
「わ、すごい。何か出てきた…」
恥ずかしながら、本物にお相手をしてもらうのは初めてで、少し緊張してしまう。バイブとは違う生あたたかい触り心地に戸惑った。
「…舐めてもらえませんか」
「う、うん」
咥え込み、バイブを濡らす時の動きで頭を上下する。じゅるじゅると唾液を絡ませていると、尻に手が添えられた。
「あの、僕も…っ、良いですか?」
両手でぐいと引っ張られ、胸元まで尻を持ち上げられた。ワンピースを捲り、鼻を埋めて深呼吸を繰り返す。下着越しに触れるぬるい息がむず痒い。
「ん、んむ…ぅ」
唇の下で手を握り、頭を動かすのと同時に扱き上げた。すると男の体が大きく揺れ、お返しとばかりに下着を脱がせて秘裂を舐めあげる。
「やばっ―、お姉さんっ、気持ち良いっ…っ」
口内の肉棒がぐんぐん太さを増す。歯を立てないように気を付けながら口淫を続けていると、秘裂を舐め上げる舌が離れて、太い指が二本、肉壁を掻き分けて入ってきた。
「んぶっ、ぁあっ」
自分の指とは違う、未知の快感に思わず口が離れた。激しい動きで指が動き出すと頭も支えていられなくなり、肉棒に頬を預けてただただ声を上げ続ける。
「あ、んぅ―っあぁ」
陰核に親指を当てて挿入された指を細かく震わせられると、体の奥底から何かが込み上げてくる。視界が明滅して目を開けていられなくなり、内部が強く収縮した。
「なんかっ、くる、―ッ」
とてつもない快感の波に飲まれ、気付けば男の顔に向かって盛大に潮を噴き上げていた。ぶしゅ、ぷしゅと吐き出して、体の力が抜ける。
普段の自慰では到底感じられない凄まじい絶頂に身を震わせた。
「やばい、めっちゃえろくて、俺…もう…っ」
男の腰が動き、頬に肉棒が擦り付けられる。先端から溢れる滴が顔を濡らし、いやらしい匂いが脳を貫いた。
ぐるりと体の向きを変え、顔同士を向き合わせる。蜜口に触れる熱い猛りを感じながら、額に口付けた。ほんのりとしょっぱいのは、私の潮と彼の汗のどちらだろうか。
「入れるね」
肉棒を跨ぐように足を置き、幾度か擦り付けてから腰を落とした。充血した肉壁が歓喜のうねりを起こしている。
「おね、さん…なにこれっ、やばい、やばい―ッ」
男の胸が何度も上下し、荒い呼吸が繰り返される。全身が真っ赤に染まって、今にも出してしまいそう、といった風だ。
「ん…っ、バイブなんだから、出さないでね」
「で、でも―っ」
何かを言おうとした隙に、近くに落ちていた私の下着を掴んで口に突っ込んだ。驚きで目が見開かれるが、何故か中に埋められた肉棒の質量が増す。
もしかして、とゆるく腰を前後しながら乳首をひねり上げてみた。
「んぅ、―んんんっッ」
くぐもった声で唸りながら激しく首を振る。巻き尺で絞められて射精した事といい、どうやら被虐の気があるらしい。
「勝手に―っん、動かないでね」
私自身も動きを止め、両足を立てた。丁度しゃがみこむような体制で、抽挿を開始する。
体を上下する度に、ぱん、ぱんと肌がぶつかる音が部屋に響いた。時折耳を塞ぎたくなるような水音が交じると、男は恥ずかしそうに顔を逸らした。
「ぁん、ん、…バイブより、全然良い―っ」
腰を捻ると、先端が丁度敏感な位置を抉る。また深く挿入すると陰核が恥骨に当たって、じんわりと気持ち良さが広がった。
「あ、ぁあっ、いき、そ…っ」
もう少しで絶頂、という瞬間に腰ががっしりと掴まれた。驚いている間も無く下から激しい突き上げが私を襲う。緩やかに高みを目指していたものが、急激な早さで頂上に押し上げられる。
体中に力が入り、最早制御できない。
「あっぁあっ、だ、め…いくっぅうっ」
「ん―っ、ふぅっ、ッッ」
脳内で光が弾ける感覚が走った。膣が激しく波打って肉棒を下から上へ締め付ける。
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