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5エルフと聖騎士

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「おい!何をしている!」

突如、怒声が響いた。はっとして顔を向けると随分遠い位置から聖騎士さんが走って来ているところだった。

「ヤッバ!兄貴、逃げるよ!」
「あ、あぁ…またな」

見ぬからに強そうな姿に恐れをなしたのか、二人の盗賊は素早い動作で走り去って行く。聖騎士さんが僕の横に来る頃には、もはや跡形もなく消えてしまっていた。

「ごめんね勇者君、僕が目を離したばっかりに…」

聖騎士さんは泣きながら僕の頭を撫でた。心地良い感触と安心感からかどっと疲れが襲ってきて、気が付くと気を失ってしまっていた。



「ん…ここは…?」
「おはよう勇者君。ここは森の中にあるエルフの里だよ。町に戻るよりも近いから、事情を話して特別に入れてもらったんだ」
「わぁ…すごい…!おとぎ話に出てくる場所ですよね?」
「そうだよ。エルフはとても排他的な種族だから、中に入ったことがある人間は少ないんだ。存在自体も神秘的で、物語に使いやすいのだろうね」

そう言うと聖騎士さんは僕の頬に手を当てて悲痛な表情を浮かべた。
先ほどの出来事にショックを受けているのだろうか。悪いのはぼんやりしていた僕なのに。

「回復魔法は何度もかけたんだけど…、体調はどうだい?辛くはない?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございました!」

心配をかけたくなくて、出来るだけ元気良く返事をした。聖騎士さんは眉を下げたまま笑顔を見せた後、人を呼んでくると言って部屋を出ていってしまった。


「貴方が今代の勇者ですね。初めまして、私はエルフ族の長です」
「族長さん…。助けていただきありがとうございました」
「どうかお気になさらず。私としても良い研究材料が来てくださって感謝しています」

族長さんは片眼鏡の奥からじっと僕を見つめている。いや、正確には僕の腹、淫紋が刻まれている辺りを凝視していた。

「族長殿、彼を困らせるような事はやめて頂きたい。僕が依頼したのは淫紋の解呪の研究であって、彼自身を研究して欲しい訳ではないよ」
「ふむ、これは失礼しました」
「あの、聖騎士さん、これは一体…?」

聖騎士さんは不思議がる僕に一つ一つ丁寧に教えてくれた。

エルフは魔法に長けた種族らしく、もしかしたら解呪の方法が分かるかも、ということで族長さんに調査を依頼をしたらしい。
すっからかんの僕が恐る恐る依頼料を聞くと、なんと料金はいらないと言う。彼らにとっては未知の魔法を研究できること自体が一番の報酬だと言うのだ。

「研究熱心なのですね…」
「ええ、それはもう。この里では魔法への造詣の深さが各人の優劣を決めるのですから」

どうやらエルフの価値観というのは僕らとはかなりかけ離れているようだ。

「では早速淫紋を見せて貰いたいのですが」

族長さんは前のめりになりながら僕の腹を撫でた。再び注意をしようと口を開いた聖騎士さんを制して頷き、ゆっくりと服を捲り上げる。

「はい…、宜しくお願いします…」

腹に手がかざされ、鑑定の魔法がかけられる。
その結果を見ながら質問に答えていると、族長さんが突然立ち上がって聖騎士さんの肩を叩いた。

「では聖騎士、実際に淫紋が発動するところを観察したいのでセックスを始めてください」
「は…っ?ここで?」
「ええもちろん。外の方が興奮する質だというならそれでも構いませんが」
「そ、そんなことをする訳には…」

聖騎士さんはちらちらと僕を見ながら頭を抱えていた。その様子が少し可愛らしくて微笑んでしまう。

「ふふ、僕は大丈夫ですよ。少しでも解呪の可能性があるなら、多少の恥ずかしさは我慢します!」
「そ、そうかい…。イヤになったらすぐに言うんだよ」

そうして族長さんに見られながらの公開セックスが始まった。


「んっ、はぅ…気持ちいい…っ」

寝台に座った聖騎士さんの上に同じ向きで座り込み、抱え込まれる形でおちんぽをまさぐられている。目の前には族長さんが立っていて、おちんぽを擦られて悶える僕をじっと見つめていた。

「あぁ可愛い勇者君、キスをしても良いかな?」
「んっ、…ちゅ…ぁんんっ」

お尻の下には聖騎士さんのガチガチに勃起したおちんぽが当たっている。これを入れられるところを観察されちゃうんだ、と思うだけで僕のおちんぽは大量の先走りを垂らしてしまっていた。

「あぁっ、族長さん…、見ないで、ぇ」
「―ふむ、まだ淫紋は発動しませんね。聖騎士、もっと激しくしてください」

指示を受けた聖騎士さんが僕のおちんぽを激しく扱き上げた。さきっぽを手のひらに押し付けてぐりぐり刺激され、あまりの快感に腰を揺らす。
尻に当たる聖騎士さんのおちんぽは益々硬さを増しているようだ。

僕は段々とおちんぽを入れて欲しい気持ちになってきて、自分で尻たぶを開いて後ろを振り返った。

「聖騎士さん、っあぁ…、もう我慢できないよぉ…、おちんぽ、ずぽずぽしてぇ…っ!」
「―っく、勇者君!何て淫らな!」

その瞬間、下腹の淫紋が紫色の光を発し始めた。族長さんは身を乗り出し、僕のおちんぽに吐息がかかる距離まで近付いて淫紋を観察している。

「ふあぁぁっ!おしり、ぐちゃぐちゃになっちゃうぅ」

僕のおちんぽは今までの比にならない量の先走りを垂らして震え、尻穴はぐずぐずにほぐれて挿入を待ち望んでいる。
族長さんは黙ったまま淫紋を指差し、再び鑑定の魔法をかけ始めた。

「こ、これは…!どうりで私が…」
「族長殿…、一体…っ?」
「今、彼の肉体はインキュバスのものに変化しているのです。体液や呼気には強い催淫効果がありますから、同じ空間にいる者は全員彼に惹き付けられ、セックスをしたくて堪らなくなる…」
「ああぁん、そ、そんなぁ…」

族長さんは白い布のような服をはだけると股ぐらから立派なおちんぽを取り出した。ピンクがかった肌色の、清潔そうなおちんぽが僕の目の前に突き出される。

「あぁ…ん…ちゅっ、じゅ…」
「くっ…、私が人間に欲情するなど、あり得ないのですが、っ!」
「んむっ、おひりも、いれてぇっ!」

目の前のおちんぽにしゃぶりつきながら聖騎士さんを尻へと導く。すっかりメス穴になったそこは下品な水音を立てながら硬いおちんぽを飲み込んだ。

「んぶっ、むぁっんんんむっ!」
「はぁっ、私のちんぽはそんなに美味しいですか…?そんなにむしゃぶりついて…、淫乱の極みですね」

族長さんは笑いながら意地悪なことを言ってくる。その言葉の一つ一つが僕の体の感度を増加させ、尻穴を締め付けさせた。

「族長殿が虐める度に…っ、きつく締まるよ。っはぁ、もう出てしまいそうだ」

僕の腰を掴む手に力が込められ、抽挿が一層激しくなった。上からえぐり取るような動きで中を突かれ、一番気持ちいいところを刺激される。

「んむっ、んんっ!」

あまりの気持ちよさに尿意が込み上げた。漏れちゃう、と訴えようとするも口には族長さんのおちんぽがガンガン突き立てられている。
苦しい、漏れちゃう、気持ちいい。それしか考えられない。

「っ出します…っ、飲みなさい―くっ」
「勇者君っ、中出し…っするよ!」

前と後ろから強く突かれ、僕はピンと勃ったおちんぽの先から大量の液体を吹き出した。ぶしゃ、ぷしゅと数回吹き出したこれはおしっこなのだろうか。

「んぅ…、ごめんなさ…っ、漏れっちゃ…う」

とてつもない解放感に包まれ、僕は泣きながら意識を手放した。
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