ちょめこ日記

ゴミはゴミの日に

　おおおおよよよ！
　ちょめこだよー！


　少し怖い話をしようじゃないか。


　それはある日の出来事。
　ちょめこの住む家の前にはゴミ置き場があるのさ。
　その日ちょめこはゴミの回収に時間に間に合わなかったのだ。
　それでもちょめこは家の中にゴミを置いておきたくなかったから回収時間を過ぎてしまったがゴミ置き場にゴミを置いたのさ。

　ゴミ置き場はネットをかけるだけじゃなくてちゃんとBOX型で外から中が見えないようになっている。
　鍵はついてなくて誰でも蓋を開ける訳さ。


　何となく察しがついた方がいるんじゃないだろか。

　そう。
　ゴミを漁られた。

　というか、持って行かれた……。


　なぜわかったかって？
　外出から帰ってきたら、こう言っては何だが浮浪者のような方がゴミ袋を持って家がある方向から歩いてきたのさ。
　見覚えのあるゴミ袋が手に……。

　そして私たちを気にもせず別のアパートの植え込みを囲っているコンクリートの縁に腰掛けて袋を開けた。

　袋の中から使用済みの割り箸を漁り、ダスターに溜まった生ゴミだったであろうものをつつく。
　空のコンビニ弁当の箱をまじまじと見ている姿を横目に通り過ぎた。
　私の心臓はうるさいくらいに脈打っていて、頭はパニック。


　袋を取り戻さないといけないか。
　でもどうやって。


　個人情報が入っていなかったか。
　覚えてない。

　生理用のナプキンとか下着とか入れてないよね……。


　袋を返して……。


　そう心の中で唱えたが、届くわけもなく。
　ゴミを漁るお爺さんの横を、お爺さんを凝視しながら通り過ぎて帰宅。


　家に帰ってから、どうしよう！どうしよう！！と狼狽えて旦那は返せっても言えないでしょうってどこ吹く風。


　旦那とその後喧嘩になって、結局ゴミの日に出さなかったのが悪かった。
　お互い気をつけようとなりました。


　あの得体の知れない恐怖、自分では想像もつかない行動を見て身の毛がよだちました……。


　皆様、ゴミの日にちゃんとゴミを出しましょう。
　ドラマやアニメの世界だと思っていた事が意外と現実にもあるもので……。





　皆！気をつけろよ！！！
　あでゅでゅー！