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ちょっと怖い話
しおりを挟むどももー!ちょめこです!
皆は元気に過ごしているかな?
今回は昔々のちょっとちょめこが遭遇した怖い話をしてやろう!
見ていくが良い!
今から10年くらい前、地元の電車を利用した際の話です。
私、ちょめこの住む町は1時間に電車が一本しか通っておりません。
基本車社会の為、利用するのは学生や初老の方が多くのどかで比較的静かで立っている人も数えるくらいの混み具合です。
昼間自宅から1番近い駅から4駅、時間にすると20分くらいの場所に用があり電車に乗り込みました。
その日も空席が何個かあり、ちょめこも座れました。
今回乗った電車は、4人がけのタイプでは無く、両壁側に1列ずっと椅子があるタイプです。
ちょめこの目の前に座っていた黒髪の初老というには少し若い方が、ちょめこに背を向ける形で赤ちゃんを抱いていました。
大きさから、一才になっているかなっていないかくらいで、小さなリュック、長袖長ズボン、靴を履いて、帽子も被せてもらってとても可愛かったです。その赤ちゃんに時々外の様子を見せながら、お父さん?おじいちゃんなのか?声をかけていました。
電車に乗っている間、一度も泣くことなく、とてもとてもお利口で、静かに抱かれていて、たまにお膝に座って服の裾を直されていました。
微笑ましく、楽しそうな雰囲気にちょめこも心があたたまりました。
目的の駅に着くと、ちょめこが改札でチャージ不足で改札を通れず横の駅員さんがいる窓口へ行きました。ちょめこの前に何人かおり、順番待ちに。
するとそこに先ほどの赤ちゃんを抱いた男性がお隣の窓口で駅員さんに声をかけているのを見つけました。
「この子の切符はいくらですか?」
「お金はかかりませんよ」
駅員さんがお子さんのお金はかからないと返していました。
あぁ、電車初めてなのかな?確かに何歳から乗車券かかるかちょめこもわからないなーなんてその男性を見ていました。
ですが、なかなか男性は納得しない様子で、お金を払うと言っているようでした。
ただなんだからいいんじゃないか?と思いながら歩みを進めて男性を見ると、赤ちゃんが瞬きせずじーっとこっちを見ていました。
あら!目が合った!パパ?に抱っこされて嬉しいね!
黒目が大きくて、赤ちゃんは目がぱっちりしてるね。なんて。
はっきりとお顔が見える距離にきて、ちょめこが笑いかけたら、男性が抱いていたのは人形(ぽぽちゃん人形?)でした。
ね?怖いでしょ。
男性が抱っこしている赤ちゃんの名前、男児の名前言っていました。
憶測ですが、何故駅員さんと少々揉めたのかは、駅員さんはその子(人形)はかかりませんよ。
男性はこの子(生きている赤ちゃんと認識している)のお金を払います。
人形ではなく、生きている赤ちゃんだからお金を払うと男性は主張していたのではないかと。
最終的に、駅員さんも何歳までは皆様お金は払いませんよと。生きた赤ちゃんとして、諭すように男性に説明をされてました。
大事に抱っこして男性は改札を通って行きました。
リアルで怖いお話しでしたw
季節外れのホラー!w
じゃーばばい!
応援ありがとうございます!
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