ちょめこ日記

あっちにもこっちにも

　こにゃにゃちわ、ちょめこだよ。


　ちょめこの実家はあまり新しくないお家です。
　福島県にお家があるのだけんちょも、周りはのどかな林。杉、杉、杉。
　うん、花粉やばいね。

　歩いて15分のところにコンビニ。
　歩いて1分のところにお墓。


　そんなのどかなところには当たり前と言っても良いほど、虫が多い。
　どこにでも虫はいるけど、家の中にいる数が尋常じゃないよね。


　今回はその中でもカメムシについてお話ししよう。
　私は虫の中で1番カメムシが苦手。
　虫全般嫌いだが、カメムシが1番ダメ。
　Gじゃないの？と言われるが、Gの出現頻度はそう多く無い。カメムシ100ならGは1くらいの出現頻度だ。実家で出会ったのなんて20年で1度だけだし。
　カメムシはなんせ、臭い、飛ぶ、形がキモい、硬い。これなの。イモムシはゆっくりだし、飛ばないし臭くも無い。捕まえやすい。
　カメムシ、無理。


　
　それぞれのカメムシの思い出を3箇所、場所違いで語ってあげよう。



　
　1ヶ所目は実家。
　上記の通り、増築して部屋数が多いの。
　そしてベランダがL字であるから、ベランダが長い。
　日当たり良好であるが、なにぶん古いので隙間が多い。この前久しぶりに帰ったらベランダの床の一部に穴があった。

　そんなお家なもので、カメムシが窓の桟さんの部分に住んでらっしゃるのね。
　家賃払ってほしい。

　久しぶりに開ける窓は要注意。
　開けた途端、上からポトリ……。
　顔を上げると桟の部分にビッチリ！


　悲鳴をあげるよね。

　そして実家は障子なもんで、どこから迷い込んだのか、そもそも住んでらっしゃったのかわからないカメムシが外の光に照らされて障子にボヤッと影が映るんですね。

　絶叫だよね。

　元気が良いカメムシですと、障子とガラス戸の間でバッチコン！バッチコン！
　うちの障子は所々破れてたりするわけで、その隙間から出てくるんじゃ無いかと気が気じゃないのよ。


　私、カメムシ無理。




　2ヶ所目。
　旦那と二人暮らし。
　同じ県内ね。


　そこも周りは木が多くて、近くのコンビニに歩いて20分。自販機に行くのに2分くらい。

　家の中に入ってくるのは、洗濯物に紛れてた時だった。
　絶叫だよね。
　外に干してた布団で寝んね。
　ふざけるんじゃーないよ。
　夜一緒に寝んねだよ。
　何か臭いなーと思ったら添い寝してたことあるよ。


　外に洗濯物干せなくなったよね。


　そんなところですが、隙間は意外とありませんで、中にいる時はたまの頻度。

　ただ、外にはわんさかおりまして、

　ベランダに出れる窓が３つあります。
　暖かくなってきたから、網戸にしておりました。


　1つ目の網戸に2匹。
　外側にいるから問題ないですが、いられても気になるのでデコピンで追い払います。
　すると、お隣の窓に3匹。
　はい、デコピン。
　あらあら？３つ目の網戸に3匹。
　多いですね～。

　掃除機かけましょ、と掃除機を押入れから出して1つ目の網戸のあるお部屋へ行ったら、あら！2匹！
　いやね～。
　多いわね～。
　変わらず、デコピンで追い払う。


　隣の部屋に掃除機かけに、また2匹。
　どれたけいるのよ。
　さっきと同じ方？！


　隣の部屋に移動すると、3匹。
　いつまでこれ続くんだ。


　移動するたびにカメムシが網戸にくっついている。
　移動してはデコピン、移動してはデコピン。
　3匹、2匹、0匹。
　1匹、2匹、2匹。
　3匹、0匹、1匹。
　この後更に2周続きまして、諦めました。


　カメムシ自身遊んでるだろ！
　こないで！！！



　そして最後の3ヶ所目。
　ちょめこ母の実家。
　ここもかなりのどか。
　ちょめこの実家よりのどか。
　周り森。


　ここでは室内に我が物顔で大家族のカメムシがすんでおりました。

　お線香をあげに行った日だったか……。
　夕方で暗くなってきて、電気をつけたの。
　その電気に集まってきましてね。
　3匹。
　綺麗に電気の周りをブンブンブン。
　あら、綺麗なスパイラル。
　じゃないのよ。


　私ギャーギャーよね。
　幸いなことに、ちょめこの母もちょめこの兄もおりましたので皆んなで手分けして確保！


　なんとか確保して安心なんて思っていたのも束の間。
　後ろにカメムシ。窓にカメムシ。床にカメムシ。布団にカメムシ。電気にカメムシ、カメムシ。
　カメムシホイホイ。


　やめてー！！！

　とってもとってもカメムシ、カメムシ、カメムシ。


　1部屋にどこから湧いて出てくるんだってくらいのカメムシ。
　1時間で13匹。
　獲るのに疲れて隣の別の部屋に行ったらそこにもカメムシ。
　その部屋では4匹。
　しばらくして元の部屋に戻ってきたら兄からあの後4匹捕まえたと……。


　もう、怖い。

　この後ちょめこの母に帰りたいと言い出すちょめこでした。




　いかがだったでしょう。
　恐怖のカメムシ。

　可哀想と言われるかも知れないが、カメムシとったら潰さずトイレに流すのだ。
　ゴミ箱だと臭いと、潰れてなかったら脱走の可能性がある。
　外に逃してあげたい気持ちもあるが、そんな余裕は無いのよ！かんにん！
　潰さず、帰ってこず、トイレ。最強よ。




　カメムシはダメなのよ。
　ごめんよ、カメムシ。
　家にいるなら家賃払え。



　以上！あでゅー。