ちょめこ日記

むふ

文字の大きさ
上 下
21 / 48

雪だるま

しおりを挟む
 まだまだ冬じゃないが、雪だるま作ったことあるけ?
 オスオス!ちょめこだよ!


 ちょめこの麗しき小学生の時の話をしよう。


 あれは、小学4年生?二年生くらいかな?の冬まで遡ってみる。
 雪が何日か降り、庭は一面冬景色。
 かまくらを作るにはまだ少し雪が足りないかな?くらい。
 スネくらいまでは積もったかな?
 1人でかまくらは大変。でもなにかしらは作りたい。
 そこでちょめこは夕方母が帰ってくるまでに、自身と同じくらいの大きさの雪だるまを作ろう!と意気揚々とお外にでたのだ。



 雪だるまつくーろー♪(1人でw)


 庭で雪玉コロコロ。コロコロ。……コロコロ。


 庭の雪が無くなり始めて雪玉も大きくなってきた。
 夢中でコロコロして、雪玉が2つ。
 直径1メートルないかなくらいまではしっかり作って、後は頭を胴体に乗せるだけ。



 その前に雪だるまのお目目、鼻、手。

 帽子にバケツ~。お目目には石~。手には熊手~。



 そんなこんなしていたらもう夕方。
 日がかたむいて薄暗くなってきた。
 夢中で4時間以上雪玉をつくっていたようで、母が仕事を終えて帰ってきた。


 ちょめこ母に意気揚々と雪だるま作ってるのー!
 あとあげるだけなの!


 ニコニコしながらちょめこ母に見せました!



 完成!

 なんて素晴らしいんでしょう!
 2体も雪だるまができているではありませんか!
 胴体は圧巻!50センチはあろうか!
 クマの手が刺さり、もう一時1つの雪だるまにはスコップ。



 顔は、……顔。
 ……顔のサイズ!
 なんで野球部ボールくらいのサイズしかないのっ!
 目なんて石じゃなくて、砂利だよっ!
 バケツかぶったら見えないよ!
 むしろバケツ腕の代わりになってるよ!
 腕でバケツは無理あるよ!



 遡ること、母の帰宅時。


 あら!雪だるま作ってたの?と母。
 あと乗せるだけなのー!とちょめこ。
 雪玉に手をかけて持ち上げようとしたら、動かない。
 重い!?

 ちょめこの思考。
 何故雪は軽いのに、こんなに重いんだ?!
 そう、ちょめこは降ったばかり雪の重さ程度しか無いと思っていた。ここまで集めた事がなかったのだ。



 お母さん重くて上がらない!
 上がると思ってたの?と笑われた。
 雪もない、夕食を食べないといけないから時間もない。


 母がはい、お顔と乗せてくれたのは母が握れるくらいの雪玉で、下半身ドーン!お顔ちょーん……。



 雪だるまの腕とかにつかうパーツを寂しげにくっ付けて、目で使う石は大きすぎるからボタンでつけて、新しく砂利を探して目をつけた。



 なんとアンバランスな雪だるま。


 その後帰ってきた父に、大きな玉作ったね!と言われ、顔の存在は気がついてくれなかった。
 後日、横たわる雪だるまと題して新たな作品へと変貌するのである!



 皆、雪は集まると、重い!!!
 じゃーない!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

今日はパンティー日和♡

ピュア
ライト文芸
いろんなシュチュエーションのパンチラやパンモロが楽しめる短編集✨ おまけではパンティー評論家となった世界線の崇道鳴志(*聖女戦士ピュアレディーに登場するキャラ)による、今日のパンティーのコーナーもあるよ💕

処理中です...