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13 ※物騒な単語がいくつか
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彼は、最後にどろりとした生暖かいものを吐き出したあと、微動だにしなくなった。心なしか、呼吸もほとんどない。でも、胸の中にある彼の躍動はまだ動いている。
しっかりしてと、体を揺さぶろうとした。が、それがかえって彼の命を削ることになる。
どうすればいいのかわからない。そっと、青白よりももっと色の抜けた彼の顔を撫でた。
でも、聴覚は最後の最後まで機能していると、前世の文献で呼んだことがある。わたくしの声が、彼に届けば、万が一、いや、奇跡のような一欠片の確率に叫び続けた。
「オームさま、目を開けて。あなたは、こんなところで逝っちゃダメなんです! 皆を助けるんでしょう?」
「ジュール」
「ごめんなさい、ごめんなさい。わたくしが無理を言ったばかりに……お願い、戻ってきてください!」
「ジュール」
「ああ、神様。どうか、どうかオームさまをお助けください。わたくしの時のように、魂だけが別の世界に行かれてとかじゃなく、この世界のままお助けください!」
「ジュールっ! おい、いい加減落ち着け。神様じゃなくて俺が助けてやるから」
さっきから、こっちが必死に叫んでいるのに邪魔をしてくる声。その正体に、やっと気づいた。
「ずびっ……あ、ルーメン?」
「あのなあ、何かあったらすぐ呼べって。殺しても死ななそうなそいつのために、ちゃっちいことで呼ぶくせに、なんだって忘れるかなー。こういう時こそ、俺を呼ぶタイミングだろう? お前が呼んで依頼してくれなきゃ、俺は力を発揮できないって何度説明すれば」
「ああ、ルーメン、ルーメン! そうだったわ。あなたがいた。お願い、オームさまを助けてぇっ!
わたくしは、パスタの束を鷲掴みにして、オームさまに振りかけるようにルーメンをぶんぶん振った。なんとなく、そうすればルーメンの不思議系の力が彼に降り注ぐかなって。
「わーやめろ! 乱暴にするなー。そんなことしなくても、助けてやるから」
「は、はやく、はやく! はやくしてぇ! オームさまが、オームさまが!」
「わかってるって。ったく、誰のせいで、早くできないと思ってるんだ……とにかく、離せ」
わたくしは、ぱっと手を開き、ルーメンを開放する。
「全身の組織がずたずたで、内蔵もめちゃくちゃ。骨も粉々じゃん。これは、俺だけじゃ無理だな」
オームさまの体中を調べたのだろう。ルーメンがなんとも絶望でしかない、無情な言葉をわたくしに伝えてきた。
「そんな……。彼は着地の前に、衝撃を和らげるために、何度かジャンプをしていたのに?」
「そもそも、そのジャンプすら焼け石に水だっつーの。ジャンプの一歩目で、こいつの右足は粉砕されていたと思うぞ。足が膨れ上がって、筋肉の繊維や血管がぶちぎれてしまい、内出血と言うよりも血溜まりができている。そっからは、たぶん本能でここまでお前だけでも助けるために、文字通り捨て身で落ちてきたんだろう」
そんな状態で、わたくしを助けるために彼は必死に行動してくれていたのか。なんともいえない感情が、濁流になってわたくしの胸をかき混ぜる。
ルーメンが、こんな風に、手遅れだと暗にほのめかすことは初めてだ。世界一の治癒能力のある神様の使いがさじを投げたのだ。
オームさまが、死……
そんなの、考えたくない。わたくしは、オームさまとルーメンを交互に見つめながら、なんとかならないか目で訴えた。
「壊れた箇所がいくつなんだ。ちょっと、カノジョを連れてくるわ」
ルーメンが、オームさまから離れて、どこかに行こうとする。というか、カノジョのところ、だと?
「ちょ、オームさまの危機的状況だっていうのに、助からないからって放りだしてデートでもしに行く気? 許さないから」
「わー待て待て、カノジョがいたほうが、生存率があがるんだって。つか、カノジョがいなきゃ、助からねぇぞ」
「そうなのね。だったら、早く連れてきて!」
ルーメンは、やれやれと言った感じでパスタの一端をふるふる震わせた。そして、瞬きよりも早く消えたかと思うと、次に現れたときには、同じような発行体がふたつならんでいたのである。
「ジュール、この子が俺のハニーたん♡ カンデラっていうんだ。かわいいだろ? で、オームの守護者」
「はじめまして、ジュールさん♪ ルーぴょん♡がお世話になってますぅ✡ あと、うちのマスター♪も」
「あ、あの、カンデラさん、はじめまして。わたくし、ジュール・H・ジェイと申します。って、オームさまの守護者? マスターって?」
「俺のハニーたん♡は、オームの守護者なの。そいつも、ジュールと同じで、不測の事態においての魂の消滅をさせちゃいけないんだ。俺とジュールのように契約したわけじゃないから、ハニーたん♡はこっそりヘルプしている。だから、いつも言ってるだろ? オームは殺しても死なないやつだって。かわいくて最高のハニーたん♡が守ってるからな」
「やっだ、ルーぴょん♡ったら。うちなんて大したことないわよぉ。それよりも、私は直接現世に顕現できないから、焦っちゃった」
オームさまとわたくしは、魔法契約で結婚している。だから、彼と一心同体状態のわたくしが望めば、彼の守護者のハニーたん♡が彼を助けるための力を貸せるということらしい。
なら、さっさと彼を助けて欲しい。今すぐに。NOW!
状況は、非常に緊迫している。緊急事態でエマージェンシーでコード・ブルーなはずなのに、なんだか雰囲気がぶち壊しだ。
「あの、だいじょうぶ……?」
オームさまの命のこともだけど、疑うわけじゃないけど、ハニーたん♡とルーぴょん♡の実力についても、大丈夫かしらという不安が頭をよぎる。
「俺等に任せとけ。オームの生命力も半端ねぇし。あと、お前への強い執着心があるから、レテの河を渡りきるるまでのこり1ミリだろうとも、戻って来るさ」
ルーメンがそう言うと、2体の光の束が、並んで彼の胸元に横倒しになった。すると、寝そべっていたオームさまの体が宙に浮く。
ルーメンたちが、まるで美しいハーモニーのように歌を歌いだした。その一節が増えるにつれて、オームさまの体が光りだす。やがて、目を開けていられないほどの光度になった。
カンデラは、だいたい、車検のロービームが6400カンデラ、ハイビームが12000カンデラ以上。種々の条件で変わります。
そのハイビームくらい眩しいと思っていただければ。
最近は、ハイビームどころかロービームですら目潰しかというくらい眩しい。交差点停車時に、対向にロービーム点灯のままいると、道の角度によってはあおり運転、嫌がらせかと思えるほどの、網膜へのダイレクトアタックもいいところ。ム◯カ大佐になっちゃいますね。夜こそ、サングラスがいるかもしれません。
法律遵守も大切ですが、ショーワの常識である交差点停止時はスイッチ・オフのほうが良かったなあと思います。オートライトで、そういうのを知らないドライバーも多くなったのかなーとも思いますが、相手への配慮があったほうが優しいですね。
クソみたいな、ゴホンゴホン、次代に即していない道交法は、とっとと変わってほしいものです。
しっかりしてと、体を揺さぶろうとした。が、それがかえって彼の命を削ることになる。
どうすればいいのかわからない。そっと、青白よりももっと色の抜けた彼の顔を撫でた。
でも、聴覚は最後の最後まで機能していると、前世の文献で呼んだことがある。わたくしの声が、彼に届けば、万が一、いや、奇跡のような一欠片の確率に叫び続けた。
「オームさま、目を開けて。あなたは、こんなところで逝っちゃダメなんです! 皆を助けるんでしょう?」
「ジュール」
「ごめんなさい、ごめんなさい。わたくしが無理を言ったばかりに……お願い、戻ってきてください!」
「ジュール」
「ああ、神様。どうか、どうかオームさまをお助けください。わたくしの時のように、魂だけが別の世界に行かれてとかじゃなく、この世界のままお助けください!」
「ジュールっ! おい、いい加減落ち着け。神様じゃなくて俺が助けてやるから」
さっきから、こっちが必死に叫んでいるのに邪魔をしてくる声。その正体に、やっと気づいた。
「ずびっ……あ、ルーメン?」
「あのなあ、何かあったらすぐ呼べって。殺しても死ななそうなそいつのために、ちゃっちいことで呼ぶくせに、なんだって忘れるかなー。こういう時こそ、俺を呼ぶタイミングだろう? お前が呼んで依頼してくれなきゃ、俺は力を発揮できないって何度説明すれば」
「ああ、ルーメン、ルーメン! そうだったわ。あなたがいた。お願い、オームさまを助けてぇっ!
わたくしは、パスタの束を鷲掴みにして、オームさまに振りかけるようにルーメンをぶんぶん振った。なんとなく、そうすればルーメンの不思議系の力が彼に降り注ぐかなって。
「わーやめろ! 乱暴にするなー。そんなことしなくても、助けてやるから」
「は、はやく、はやく! はやくしてぇ! オームさまが、オームさまが!」
「わかってるって。ったく、誰のせいで、早くできないと思ってるんだ……とにかく、離せ」
わたくしは、ぱっと手を開き、ルーメンを開放する。
「全身の組織がずたずたで、内蔵もめちゃくちゃ。骨も粉々じゃん。これは、俺だけじゃ無理だな」
オームさまの体中を調べたのだろう。ルーメンがなんとも絶望でしかない、無情な言葉をわたくしに伝えてきた。
「そんな……。彼は着地の前に、衝撃を和らげるために、何度かジャンプをしていたのに?」
「そもそも、そのジャンプすら焼け石に水だっつーの。ジャンプの一歩目で、こいつの右足は粉砕されていたと思うぞ。足が膨れ上がって、筋肉の繊維や血管がぶちぎれてしまい、内出血と言うよりも血溜まりができている。そっからは、たぶん本能でここまでお前だけでも助けるために、文字通り捨て身で落ちてきたんだろう」
そんな状態で、わたくしを助けるために彼は必死に行動してくれていたのか。なんともいえない感情が、濁流になってわたくしの胸をかき混ぜる。
ルーメンが、こんな風に、手遅れだと暗にほのめかすことは初めてだ。世界一の治癒能力のある神様の使いがさじを投げたのだ。
オームさまが、死……
そんなの、考えたくない。わたくしは、オームさまとルーメンを交互に見つめながら、なんとかならないか目で訴えた。
「壊れた箇所がいくつなんだ。ちょっと、カノジョを連れてくるわ」
ルーメンが、オームさまから離れて、どこかに行こうとする。というか、カノジョのところ、だと?
「ちょ、オームさまの危機的状況だっていうのに、助からないからって放りだしてデートでもしに行く気? 許さないから」
「わー待て待て、カノジョがいたほうが、生存率があがるんだって。つか、カノジョがいなきゃ、助からねぇぞ」
「そうなのね。だったら、早く連れてきて!」
ルーメンは、やれやれと言った感じでパスタの一端をふるふる震わせた。そして、瞬きよりも早く消えたかと思うと、次に現れたときには、同じような発行体がふたつならんでいたのである。
「ジュール、この子が俺のハニーたん♡ カンデラっていうんだ。かわいいだろ? で、オームの守護者」
「はじめまして、ジュールさん♪ ルーぴょん♡がお世話になってますぅ✡ あと、うちのマスター♪も」
「あ、あの、カンデラさん、はじめまして。わたくし、ジュール・H・ジェイと申します。って、オームさまの守護者? マスターって?」
「俺のハニーたん♡は、オームの守護者なの。そいつも、ジュールと同じで、不測の事態においての魂の消滅をさせちゃいけないんだ。俺とジュールのように契約したわけじゃないから、ハニーたん♡はこっそりヘルプしている。だから、いつも言ってるだろ? オームは殺しても死なないやつだって。かわいくて最高のハニーたん♡が守ってるからな」
「やっだ、ルーぴょん♡ったら。うちなんて大したことないわよぉ。それよりも、私は直接現世に顕現できないから、焦っちゃった」
オームさまとわたくしは、魔法契約で結婚している。だから、彼と一心同体状態のわたくしが望めば、彼の守護者のハニーたん♡が彼を助けるための力を貸せるということらしい。
なら、さっさと彼を助けて欲しい。今すぐに。NOW!
状況は、非常に緊迫している。緊急事態でエマージェンシーでコード・ブルーなはずなのに、なんだか雰囲気がぶち壊しだ。
「あの、だいじょうぶ……?」
オームさまの命のこともだけど、疑うわけじゃないけど、ハニーたん♡とルーぴょん♡の実力についても、大丈夫かしらという不安が頭をよぎる。
「俺等に任せとけ。オームの生命力も半端ねぇし。あと、お前への強い執着心があるから、レテの河を渡りきるるまでのこり1ミリだろうとも、戻って来るさ」
ルーメンがそう言うと、2体の光の束が、並んで彼の胸元に横倒しになった。すると、寝そべっていたオームさまの体が宙に浮く。
ルーメンたちが、まるで美しいハーモニーのように歌を歌いだした。その一節が増えるにつれて、オームさまの体が光りだす。やがて、目を開けていられないほどの光度になった。
カンデラは、だいたい、車検のロービームが6400カンデラ、ハイビームが12000カンデラ以上。種々の条件で変わります。
そのハイビームくらい眩しいと思っていただければ。
最近は、ハイビームどころかロービームですら目潰しかというくらい眩しい。交差点停車時に、対向にロービーム点灯のままいると、道の角度によってはあおり運転、嫌がらせかと思えるほどの、網膜へのダイレクトアタックもいいところ。ム◯カ大佐になっちゃいますね。夜こそ、サングラスがいるかもしれません。
法律遵守も大切ですが、ショーワの常識である交差点停止時はスイッチ・オフのほうが良かったなあと思います。オートライトで、そういうのを知らないドライバーも多くなったのかなーとも思いますが、相手への配慮があったほうが優しいですね。
クソみたいな、ゴホンゴホン、次代に即していない道交法は、とっとと変わってほしいものです。
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