24 / 28
最終章
今年のラストワン賞のガチャの当選者は
しおりを挟む
あれから、あっという間に月日が経過した。年末に近づくにつれて仕事が忙しくなる。今日は、今年のクリスマスのガチャの配置表を見ていた。
もうすでに、私が番と別れた事は皆が知っている。暫くぎくしゃくしていたのものの、今では、時折胸の中に冷たい風が吹くような切なさを覚えつつ、日常を取り戻していた。
風の便りに、ヤンネさんは幼馴染の女性と結婚したと知った。おそらく、あの時に一緒にいた人だろう。番に会わなければ良かったかもってつくづく思う。そうすれば私も彼も無駄に傷つく事なく、特に、彼の相手は私という番の存在に傷ついていたに違いないのだから。
番ってなんだろう……。
どうしようもなく惹かれ合い、一生宝物のように大切にする存在だ。でも、種族によっては番への想いや態度は様々で、人間などに至っては番はない。
答えの出ない問いにしばらく悩んだものの、彼が幸せに過ごすのなら、それは私にとっても幸せな事だと素直に思えるようになるまで、沢山泣いたし、現実から逃げたくて飲めないお酒を飲んでは、トナカイくんや毛玉ちゃんに心配かけた。
ライナさんには、約束通り、ヤンネさんと一緒に過ごせる宿泊付きペアチケットを頂いたけれど、事情を話してお断りした。その頃には、観光をするような気分じゃなかったのもあって、結局ライナさんとも会っていないまま今に至る。
「え? 今年はエライーン国なんですか?」
知り合いのいる地域には基本的にサンタは行かない。だけど、今年はエライーン国に行くサンタクロースの人員数人が悉く、私事でどうしてもそこには行けないと断ったらしい。で、私に白羽の矢が立った。
私は、配られた表にあるガチャを渡す相手の、名前と住んでいる場所に息を飲んだ。
「うわぁ、出来れば別の人に代わって欲しいけど、無理なのよねぇ……。それにしても、そっか……。そうよね……」
今年のラストワン賞には、見知った名前があった。ライナという、エライーン国の侯爵はひとりしかいない。
ライナさんも、すでに所帯を持っていておかしくない年だ。素敵な人だし、地位も申し分ない。お見合いの釣書が山のように届いているって、昔からライノおじさまがぼやいていたっけ。ようやく、彼も結婚するのかと思うと、なんだか取り残されてしまったような切なさが胸に広がった。
職場の皆が、意味ありげに私を見ていたのが少しだけおかしいなと感じつつ、今年も無事にガチャを早く配り終えて、毛玉ちゃんといっしょにクリスマスを迎えようと思った。
トナカイくんのところの奥さんは、今妊娠している。そろそろ産まれる時期だから、モタモタしていたら大変だ。
サンタクロースになった目的である、番を探すという夢はもう叶った。結果は残念だったけれど、ガチャを配る時に、愛し合う恋人たちの幸せそうな姿は、ほんの少しの羨望と心温まる幸せな気分が貰えた。
実家に帰る事も考えなかったわけではない。だけど、優しくい職場の人たちに囲まれる日々が、傷ついた心を癒してくれたし、この場所もまた私にとって帰る場所にもなった。だから、いつか引退する時がくるだろうけれど、その時まで働いてみようと思う。
「さぁて……、トナカイくん。最後の人にガチャを回してもらって帰ろっか」
「ああ。ラストワン賞の相手だな。ティーナはこの役目、初めてだったよな」
「うん。三回、ガチャを回して貰ったらいいのよね?」
「その通り。じゃあ、行ってこい!」
「はーい!」
相手はライナさんだ。ガチャのカプセルの中身を見て、私がどんなガチャを配っているのか知られるのはかなり恥ずかしい。
いや、だけど。ライナさんに限って、いかがわしいグッズを望むわけない。きっと、指輪とかそういうものに違いないのだから、堂々とガチャを差し出すのよ!
それにしても、ライナさんと会うのは何か月ぶりだろう。こんなにも長い期間会わなかった事はない。きっと、お似合いのきれいな女性と一緒だろう。もしかして、可愛らしい人かな?
お兄さまを取られたような、胸にチクリとした小さな痛みがあるけれど、ライナさんの幸せをこの目でしっかり見ようと、彼の目の前に煙を作った。
「メリー、クリスマス! おめでとうございます、あなたは厳選なる抽選の結果、今年のサンタクロースのプレゼントが当選致しました。更に、なんと! ラストワン賞として、通常1回のところ、3回も回せます。さぁ、遠慮なさらず、勢いよく回してください!」
煙が晴れたと同時に、ガチャを彼に差し出した。すると、私だとすぐにわかったのか、ライナさんがビシリと止まる。
「ティーナちゃん? え? 本当にティーナちゃんなのか?」
「……えへへ、お久しぶりです。えーと、そういうわけなので、どうぞ!」
「久しぶり、とういうか、これは間違いじゃないのか? サンタは恋人がいるカップルの元に来るんだろう?」
「は? 間違いじゃないですよ! ライナさんがこうして選ばれたって事は、結婚を視野に入れた女性がいるんですよね? あ、まだ恋人未満くらいだったりします? それでも、ふたりの仲をよりよいものにする、最適なグッズが出てきますから、どうぞ回してください!」
「あー……折角だけど、俺には回せないよ」
「え? だって」
「俺が今ひとりなの、わかる?」
「そういえば、相手の方はどちらに? 戻るまで待ちましょうか?」
「いや、いないからね。実はさっきまで、お見合い相手と一緒だったんだけど、相手には意中の人がいるらしくフラれたところだったんだ」
「あー……と。その……なんと言っていいのか……」
ガチャの選定は、1か月ほど前に決められる。ごくまれに、その間や、今日のようにガチャを渡す直前に別れるカップルがいるというのは聞いていた。
「いや、ティーナちゃんが落ち込まないで。はは、俺としても相手の女性には、そのうちお断るする予定だったから。相変わらず元気そうで良かったよ。番の彼との事は残念だったね」
「いえ……」
それにしても、よりにもよってラストワン賞がこうなった場合、どうしたらいいのだろうか?
普通のガチャなら、回すのも回さないのも、相手の気持ち次第でどちらを選んでもいいとなっている。ラストワン賞の場合はマニュアルには書いていなかったし、たぶん、知っている人も少ないだろう。
「うーん、とりあえず、ガチャ回してみます? 恋人未満の方の場合、片想いを叶えるいいグッズも入っているらしいですよ」
「へぇ……。こういう事は一生に一度だけだろうし、お言葉に甘えて回してみようかな」
「はい、是非どうぞ!」
ライナさんが、ガチャをゆっくり回すと、がこんと大きなカプセルが落ちた。ライナさんが物珍しそうに、カプセルをくるくる回してじっと見ている。
「えーと、上下を握ってくるっと回せば開くんです」
「へぇ、面白いね。こうかな」
くるりと回ったガチャからは、シャボン玉セットが出てきた。子供用の普通のシャボン玉のセットだ。いくらなんでも、こんなものがガチャから出るのはおかしい。
そもそも、お見合いしたばかりで今は独り身のライナさんがラストワン賞に選ばれるなんて、あまりにもリスクが大きすぎる。これは何かのシステムエラーかなにかかもしれない。
エラーでもなんでも、とにかくこういう普通グッズが出てかなりホッとした。変なアイテムが出たのなら、残り2回のガチャをライナさんに回して貰わずに、さっさと退散していただろう。
「シャボン玉かあ、懐かしいね。覚えているかな? 初めて会った時に、これを使って寒いからこそできるシャボン玉の現象を見せた事があったね」
「はい。シャボンの虹色の膜に、白い小さな星がつぎつぎ現れて。とても幻想的で美しい光景は忘れられません」
「はは、そう言って貰えて俺も嬉しいよ。折角頂いたから、また見せてあげる。今は閑散期だから時間があるんだ。休みの日にいつでもおいで」
「はい。是非、遊びに行かせてください。じゃあ、あと2回どうぞ」
ふたつ目のカプセルは、足湯で一緒に並んで飲んでいたお酒だった。あの時は、ヤンネさんと初めて会った直後にフラれたって勘違いしていたのもあって、醜態をさらしていたなぁって恥ずかしい気持が蘇る。
「あー、これはティーナちゃんは飲めないね」
「はい。あ、でも。あれから少しだけ飲めるようになったんですよ?」
「そう? じゃあ、少しだけ一緒に飲もうか。いや、やっぱりやめておこう」
「もう~。あの時の事は忘れてくださいってば」
「ははは。じゃあ最後だね」
ライナさんが最期のガチャを回す。すると今度は、手の平で隠れるほどの小さめのカプセルがでたのであった。
もうすでに、私が番と別れた事は皆が知っている。暫くぎくしゃくしていたのものの、今では、時折胸の中に冷たい風が吹くような切なさを覚えつつ、日常を取り戻していた。
風の便りに、ヤンネさんは幼馴染の女性と結婚したと知った。おそらく、あの時に一緒にいた人だろう。番に会わなければ良かったかもってつくづく思う。そうすれば私も彼も無駄に傷つく事なく、特に、彼の相手は私という番の存在に傷ついていたに違いないのだから。
番ってなんだろう……。
どうしようもなく惹かれ合い、一生宝物のように大切にする存在だ。でも、種族によっては番への想いや態度は様々で、人間などに至っては番はない。
答えの出ない問いにしばらく悩んだものの、彼が幸せに過ごすのなら、それは私にとっても幸せな事だと素直に思えるようになるまで、沢山泣いたし、現実から逃げたくて飲めないお酒を飲んでは、トナカイくんや毛玉ちゃんに心配かけた。
ライナさんには、約束通り、ヤンネさんと一緒に過ごせる宿泊付きペアチケットを頂いたけれど、事情を話してお断りした。その頃には、観光をするような気分じゃなかったのもあって、結局ライナさんとも会っていないまま今に至る。
「え? 今年はエライーン国なんですか?」
知り合いのいる地域には基本的にサンタは行かない。だけど、今年はエライーン国に行くサンタクロースの人員数人が悉く、私事でどうしてもそこには行けないと断ったらしい。で、私に白羽の矢が立った。
私は、配られた表にあるガチャを渡す相手の、名前と住んでいる場所に息を飲んだ。
「うわぁ、出来れば別の人に代わって欲しいけど、無理なのよねぇ……。それにしても、そっか……。そうよね……」
今年のラストワン賞には、見知った名前があった。ライナという、エライーン国の侯爵はひとりしかいない。
ライナさんも、すでに所帯を持っていておかしくない年だ。素敵な人だし、地位も申し分ない。お見合いの釣書が山のように届いているって、昔からライノおじさまがぼやいていたっけ。ようやく、彼も結婚するのかと思うと、なんだか取り残されてしまったような切なさが胸に広がった。
職場の皆が、意味ありげに私を見ていたのが少しだけおかしいなと感じつつ、今年も無事にガチャを早く配り終えて、毛玉ちゃんといっしょにクリスマスを迎えようと思った。
トナカイくんのところの奥さんは、今妊娠している。そろそろ産まれる時期だから、モタモタしていたら大変だ。
サンタクロースになった目的である、番を探すという夢はもう叶った。結果は残念だったけれど、ガチャを配る時に、愛し合う恋人たちの幸せそうな姿は、ほんの少しの羨望と心温まる幸せな気分が貰えた。
実家に帰る事も考えなかったわけではない。だけど、優しくい職場の人たちに囲まれる日々が、傷ついた心を癒してくれたし、この場所もまた私にとって帰る場所にもなった。だから、いつか引退する時がくるだろうけれど、その時まで働いてみようと思う。
「さぁて……、トナカイくん。最後の人にガチャを回してもらって帰ろっか」
「ああ。ラストワン賞の相手だな。ティーナはこの役目、初めてだったよな」
「うん。三回、ガチャを回して貰ったらいいのよね?」
「その通り。じゃあ、行ってこい!」
「はーい!」
相手はライナさんだ。ガチャのカプセルの中身を見て、私がどんなガチャを配っているのか知られるのはかなり恥ずかしい。
いや、だけど。ライナさんに限って、いかがわしいグッズを望むわけない。きっと、指輪とかそういうものに違いないのだから、堂々とガチャを差し出すのよ!
それにしても、ライナさんと会うのは何か月ぶりだろう。こんなにも長い期間会わなかった事はない。きっと、お似合いのきれいな女性と一緒だろう。もしかして、可愛らしい人かな?
お兄さまを取られたような、胸にチクリとした小さな痛みがあるけれど、ライナさんの幸せをこの目でしっかり見ようと、彼の目の前に煙を作った。
「メリー、クリスマス! おめでとうございます、あなたは厳選なる抽選の結果、今年のサンタクロースのプレゼントが当選致しました。更に、なんと! ラストワン賞として、通常1回のところ、3回も回せます。さぁ、遠慮なさらず、勢いよく回してください!」
煙が晴れたと同時に、ガチャを彼に差し出した。すると、私だとすぐにわかったのか、ライナさんがビシリと止まる。
「ティーナちゃん? え? 本当にティーナちゃんなのか?」
「……えへへ、お久しぶりです。えーと、そういうわけなので、どうぞ!」
「久しぶり、とういうか、これは間違いじゃないのか? サンタは恋人がいるカップルの元に来るんだろう?」
「は? 間違いじゃないですよ! ライナさんがこうして選ばれたって事は、結婚を視野に入れた女性がいるんですよね? あ、まだ恋人未満くらいだったりします? それでも、ふたりの仲をよりよいものにする、最適なグッズが出てきますから、どうぞ回してください!」
「あー……折角だけど、俺には回せないよ」
「え? だって」
「俺が今ひとりなの、わかる?」
「そういえば、相手の方はどちらに? 戻るまで待ちましょうか?」
「いや、いないからね。実はさっきまで、お見合い相手と一緒だったんだけど、相手には意中の人がいるらしくフラれたところだったんだ」
「あー……と。その……なんと言っていいのか……」
ガチャの選定は、1か月ほど前に決められる。ごくまれに、その間や、今日のようにガチャを渡す直前に別れるカップルがいるというのは聞いていた。
「いや、ティーナちゃんが落ち込まないで。はは、俺としても相手の女性には、そのうちお断るする予定だったから。相変わらず元気そうで良かったよ。番の彼との事は残念だったね」
「いえ……」
それにしても、よりにもよってラストワン賞がこうなった場合、どうしたらいいのだろうか?
普通のガチャなら、回すのも回さないのも、相手の気持ち次第でどちらを選んでもいいとなっている。ラストワン賞の場合はマニュアルには書いていなかったし、たぶん、知っている人も少ないだろう。
「うーん、とりあえず、ガチャ回してみます? 恋人未満の方の場合、片想いを叶えるいいグッズも入っているらしいですよ」
「へぇ……。こういう事は一生に一度だけだろうし、お言葉に甘えて回してみようかな」
「はい、是非どうぞ!」
ライナさんが、ガチャをゆっくり回すと、がこんと大きなカプセルが落ちた。ライナさんが物珍しそうに、カプセルをくるくる回してじっと見ている。
「えーと、上下を握ってくるっと回せば開くんです」
「へぇ、面白いね。こうかな」
くるりと回ったガチャからは、シャボン玉セットが出てきた。子供用の普通のシャボン玉のセットだ。いくらなんでも、こんなものがガチャから出るのはおかしい。
そもそも、お見合いしたばかりで今は独り身のライナさんがラストワン賞に選ばれるなんて、あまりにもリスクが大きすぎる。これは何かのシステムエラーかなにかかもしれない。
エラーでもなんでも、とにかくこういう普通グッズが出てかなりホッとした。変なアイテムが出たのなら、残り2回のガチャをライナさんに回して貰わずに、さっさと退散していただろう。
「シャボン玉かあ、懐かしいね。覚えているかな? 初めて会った時に、これを使って寒いからこそできるシャボン玉の現象を見せた事があったね」
「はい。シャボンの虹色の膜に、白い小さな星がつぎつぎ現れて。とても幻想的で美しい光景は忘れられません」
「はは、そう言って貰えて俺も嬉しいよ。折角頂いたから、また見せてあげる。今は閑散期だから時間があるんだ。休みの日にいつでもおいで」
「はい。是非、遊びに行かせてください。じゃあ、あと2回どうぞ」
ふたつ目のカプセルは、足湯で一緒に並んで飲んでいたお酒だった。あの時は、ヤンネさんと初めて会った直後にフラれたって勘違いしていたのもあって、醜態をさらしていたなぁって恥ずかしい気持が蘇る。
「あー、これはティーナちゃんは飲めないね」
「はい。あ、でも。あれから少しだけ飲めるようになったんですよ?」
「そう? じゃあ、少しだけ一緒に飲もうか。いや、やっぱりやめておこう」
「もう~。あの時の事は忘れてくださいってば」
「ははは。じゃあ最後だね」
ライナさんが最期のガチャを回す。すると今度は、手の平で隠れるほどの小さめのカプセルがでたのであった。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
【本編完結/R18】獣騎士様!私を食べてくださいっ!
天羽
恋愛
閲覧ありがとうございます。
天羽(ソラハネ)です。宜しくお願い致します。
【本編20話完結】
獣騎士団団長(狼獣人)×赤い瞳を持つ娘(人間)
「おおかみさんはあたしをたべるの?」
赤い瞳は魔女の瞳。
その噂のせいで、物心つく前から孤児院で生活する少女……レイラはいつも1人ぼっちだった。
そんなレイラに手を差し伸べてくれたたった1人の存在は……狼獣人で王国獣騎士団のグラン・ジークスだった。
ーー年月が経ち成長したレイラはいつの間にかグランに特別な感情を抱いていた。
「いつになったら私を食べてくれるの?」
直球に思いを伝えてもはぐらかされる毎日……それなのに変わらずグランは優しくレイラを甘やかし、恋心は大きく募っていくばかりーーー。
そんなある日、グランに関する噂を耳にしてーーー。
レイラ(18歳)
・ルビー色の瞳、白い肌
・胸まである長いブラウンの髪
・身長は小さく華奢だが、大きめな胸
・グランが大好きで(性的に)食べて欲しいと思っている
グラン・ジークス(35歳)
・狼獣人(獣耳と尻尾が特徴)
・ダークグレーの髪と瞳、屈強な体躯
・獣騎士団団長 剣術と体術で右に出る者はいない
・強面で冷たい口調だがレイラには優しい
・レイラを溺愛し、自覚は無いがかなりの過保護
※R18作品です
※2月22日22:00 更新20話で完結致しました。
※その後のお話を不定期で更新致します。是非お気に入り登録お願い致します!
▷▶▷誤字脱字ありましたら教えて頂けますと幸いです。
▷▶▷話の流れや登場人物の行動に対しての批判的なコメントはお控え下さい。(かなり落ち込むので……)
【R18】助けてもらった虎獣人にマーキングされちゃう話
象の居る
恋愛
異世界転移したとたん、魔獣に狙われたユキを助けてくれたムキムキ虎獣人のアラン。襲われた恐怖でアランに縋り、家においてもらったあともズルズル関係している。このまま一緒にいたいけどアランはどう思ってる? セフレなのか悩みつつも関係が壊れるのが怖くて聞けない。飽きられたときのために一人暮らしの住宅事情を調べてたらアランの様子がおかしくなって……。
ベッドの上ではちょっと意地悪なのに肝心なとこはヘタレな虎獣人と、普段はハッキリ言うのに怖がりな人間がお互いの気持ちを確かめ合って結ばれる話です。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
寡黙な彼は欲望を我慢している
山吹花月
恋愛
近頃態度がそっけない彼。
夜の触れ合いも淡白になった。
彼の態度の変化に浮気を疑うが、原因は真逆だったことを打ち明けられる。
「お前が可愛すぎて、抑えられないんだ」
すれ違い破局危機からの仲直りいちゃ甘らぶえっち。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
大事な姫様の性教育のために、姫様の御前で殿方と実演することになってしまいました。
水鏡あかり
恋愛
姫様に「あの人との初夜で粗相をしてしまうのが不安だから、貴女のを見せて」とお願いされた、姫様至上主義の侍女・真砂《まさご》。自分の拙い閨の経験では参考にならないと思いつつ、大事な姫様に懇願されて、引き受けることに。
真砂には気になる相手・檜佐木《ひさぎ》がいたものの、過去に一度、檜佐木の誘いを断ってしまっていたため、いまさら言えず、姫様の提案で、相手役は姫の夫である若様に選んでいただくことになる。
しかし、実演の当夜に閨に現れたのは、檜佐木で。どうも怒っているようなのだがーー。
主君至上主義な従者同士の恋愛が大好きなので書いてみました! ちょっと言葉責めもあるかも。
【完結済み】オレ達と番の女は、巣篭もりで愛欲に溺れる。<R-18>
BBやっこ
恋愛
濃厚なやつが書きたい。番との出会いから、強く求め合う男女。その後、くる相棒も巻き込んでのらぶえっちを書けるのか?
『番(つがい)と言われましたが、冒険者として精進してます。』のスピンオフ的位置ー
『捕虜少女の行く先は、番(つがい)の腕の中?』 <別サイトリンク>
全年齢向けでも書いてます。他にも気ままに派生してます。
マフィアな彼から逃げた結果
下菊みこと
恋愛
マフィアな彼から逃げたら、ヤンデレ化して追いかけて来たってお話。
彼にとってはハッピーエンド。
えっちは後半がっつりと。
主人公が自業自得だけど可哀想。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
【R18】突然すみません。片思い中の騎士様から惚れ薬を頼まれた魔術師令嬢です。良ければ皆さん、誰に使用するか教えていただけないでしょうか?
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※ムーンライトノベルズ様の完結作、日間1位♪
※R18には※
※本編+後日談。3万字数程度。
騎士団専属医という美味しいポジションを利用して健康診断をすると嘘をつき、悪戯しようと呼び出した団長にあっという間に逆襲された私の言い訳。
待鳥園子
恋愛
自分にとって、とても美味しい仕事である騎士団専属医になった騎士好きの女医が、皆の憧れ騎士の中の騎士といっても過言ではない美形騎士団長の身体を好き放題したいと嘘をついたら逆襲されて食べられちゃった話。
※他サイトにも掲載あります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる