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再び、白いドアの向こう側へ ※ほぼR18

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  マスコミまでマリアとそのお相手たちで騒ぎだしたため、安全な不可侵である体験授業の場で、再び彼らと会うことになった。
  ここでは、各国の協力体制のもと警備とセキュリティが施されている。

  アダムが、場所を提供しようにも、どこからか情報は漏れてしまう。なら、この場所が一番安全であると結論づけられた。

  前回と違う胸の鼓動。ドキドキするのは、彼らに会いたくて仕方がないから。

  あれから、マリアだけでなく、彼らも騒動に巻き込まれたらしい。

  もっと早く会う機会を作りたかったけれども、1ヶ月が経とうとしていた。

  マリアが白いドアを開けて入ると同時に、三人は駆け寄った。ソファに座り話し合いをしていたようだ。



「マリア、会いたかった!」

  アーロンがマリアを抱き締めて額にキスを落とした。まだ、結婚前なので、受胎はしないよう薬を飲んでいる。

「マリア、学園で会いに行きたかったです」

  スティーブが、学園でマリアに近づけばとんでもない騒動になるため、望んでも許可がおりなかったのである。お互いに、遠くから姿を認める事すら難しかった。

  成長した彼は、過去に冷たくあしらった女の子たちを歯牙にかけるわけもなく、ただひたすらにマリアだけを求めるため、徐々に熱狂は沈静化したが、時々、マリアにスティーブを譲るか、夫候補の交換を持ちかける少女も未だにいる。

  スティーブが、蕩けるような笑顔で額にキスを落とす。


「マリア、会えて嬉しいよ」

  色気もあるチャーミングな笑顔でキスをアダムがくれた。騒動の一番の原因は彼だろう。彼に後継が出来れば快く思わない派閥もあり、寝る間もないほど忙しく危険な毎日だったと聞く。

「わ、私も会いたかった。会いたくて、会いたくて……。寂しかったの」

「「「マリア……!」」」

  ほんの少し照れくさそうに、それでいて素直に好意をしめしたマリアに感極まって三人が彼女をぎゅうぎゅう抱き締めた。あちこちに彼らの唇が襲ってきて身動ぎをしてしあう。

  やがて、しめしあわせたように、奥の白いドアを、今度はマリア自身が開けた。

  あの時と変わらない、大きなベッドには新しいシーツが張られていた。

「マリア、行こうか」
「ええ、アーロン」

  微笑み合い、四人でベッドに乗り上げる。

「マリア、今日は僕と、ですよ」
「スティーブ……。お、お願いします?」
「クスクス。任せてくださいね」

 スティーブは、二人を押しのけるようにマリアに近づく。その、ベッドに沈むバランスのとりにくい体勢すら、彼がすると爽やかでうっとりするような時間と空間を作る。マリアは、同級生たちが言っていた、『王子さまみたい』な彼の姿をぽーっと見つめた。

「マリア、余裕があれば俺ともね?」
「う、うん。アダム」

 アダムが、苦笑いをしながら実際は余裕がなさそうなスティーブの姿を見て、マリアに可愛くてたまらないといった瞳を向けて声をかける。スティーブなら、恐らくはアーロンと違いマリアに余力を残すだろう。アダムもまた、マリアと繋がる少し先の未来を夢見て微笑んだ。

  アーロンは、この一月の間、知ってしまったマリアの中に埋もれたくて堪らなかった。けれど、まずは、二人からだ。彼らも待ち焦がれていたはずだとぐっと拳を握りしめて堪える。

  とはいえ、快感を高めて行くために、マリアに触れる事が出来るのだ。逸る心が体を動かした。

  ちゅくちゅくと、わざと音がするように深くキスを始めたスティーブ。

 彼の圧し掛かるマリアとの隙間から手を入れて、胸を触り出したのはアダムだった。スティーブも心得たように体勢を少し変えて、アダムたちが愛撫しやすいように空間を作る。

「ん……、あ、ん……」

 キスの合間にマリアが気持ち良さげだが戸惑いも含む声を漏らす。スティーブは、前回と違い、首から上を解放して、そのままマリアの太もものほうへ顔を近づけた。

 マリアの無防備な顔や耳に、アーロンが被さり官能を高めていく。すでに、はだけられた胸元の尖りにはアダムが吸い付いて貪られていた。

「マリア、力を抜いてくださいね」

 彼らが与える感覚に、ぴくぴくと体が震えては力が入ってしまう。アーロンとアダムの舌技に翻弄されていると、膝を折りたたまれた。

「あ、んんん? ちゅっ、や、アーロン、やめっ、うそ、スティーブ??」

「マリア、そのままアーロンとキスをしていてくださいね?」

 マリアが、いきなり大事なそこを全開で広げられた事を悟り、静止の言葉を紡ぐ。だが、アーロンはスティーブの言葉に頷いて、大きな厚い舌を、にゅるっとマリアの口の中に入れて、中の粘膜を擦り合わせ始めた。

 アダムも、マリアのつんっと固くとがった乳首を吸いながら転がして、空いたほうの寂しそうなソコを指先でつまんでクニクニと優しく揉みしだく。

 やや羞恥と驚愕でパニックになったマリアは、がっしりとした彼らに体を押さえつけられて逃げる事すら出来ない。

  そして、スティーブの唇が赤い粒にちゅっと吸い付いたのであった。

「ん? ん! そ、こ……チュんん!」

 アーロンのキスが全く止まらない。辛うじて、鼻での息では苦しそうな時に隙間をくれるため、声を出そうと試みる。けれども、アダムの舌と指、さらに、一番ビンカンなそこをスティーブが口に入れて舐り吸い付き、さらには舌ではじいて来る。

 痛みは全くない。それどころか、先日知ったばかりの快楽が強く体を荒波に放りなげだし、辛いくらいの感覚に翻弄された。

「んんんん~~~~~~っ!」

 達した時、びくびくと体が震えて力を抜きたいのに、スティーブは口撃を止めなかった。そういえば、前の時も、イってるのに続けられたと思いだして、強すぎて辛い感覚に、涙がこぼれ始めた。

 折りたたまれた足先がぴんと伸びてぷるぷる震える。

「マリア、イくといい」

 アーロンが、キスをやめて、耳に口づけをした後低い声を耳元で発した時、その声が呼び水となって、ほぼ連続で絶頂を迎えた。

「あああああっ!」

 腰が跳ね、顔を左右に揺らして髪が乱れる。息が上手く出来なくて腕を振り回そうとしたけれど、アーロンとアダムが指を絡ませながら親指でスリスリと擦るから、それさえも感じ取ってしまった。

「マリア、かわいい……」

 アダムが、虚ろになっている瞳で放心したマリアにキスをチュッと落とした。優しいキスは、マリアの胸と肩を大きく動かすほどの荒々しい息遣いを妨げることなく、徐々に体と心が落ち着いていったのである。

「マリア、私たちは離れるよ。素敵に乱れるあなたを魅せて欲しい」
「沢山、可愛がってもらうんだよ?」

 そう言い残して、アーロンとアダムが離れた。スティーブはその間に裸になっており、天を向いたそこを、あわいに上下に擦りマリアの蜜をたっぷりつけ始めたのであった。





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