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37 albus magia─アルブス マギーア ①
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ユーカリの木とお母様を分離させる魔法の構築式はできた。ただ、それを行使するには、この構築式を一文字も間違えずに唱えなければならない。そして、それを発動するための魔法が必要なのだ。
「アイリス、マインの魔力がどんどん無くなっている。思ったよりも時間がなさそうだ。構築式はできたようだな」
「はい。最低でも、ユーカリの木に閉じ込められて15年。そんな長い間、魔力がまだあるなんて、お母様はとてもすごい魔法使いだったんですね。わたくしだったら、すぐにユーカリに取り込まれてると思います」
わたくしは、古代の禁術をもとにした構築式をおじい様に伝えた。そして、古い文献に小さく載ってあった呪文も。
「なんと。そんなものをこの数分で仕上げるとは。アイリス、思った通りお前は天才だ!」
「天才だなんて。たまたま、以前見た本に載っていただけです」
「アイリスちゃん、普通の人間は、分厚い古書の中の、失われた古代語で書かれた小難しいものを、細かく覚えているなんてできないんだよ。マインですら、記憶をとどめる魔法をしようしていたんだから」
「買いかぶりすぎです。小さな子供でも、興味のあるものは何百種類であっても全て覚えているものですし、わたくしの場合、それがこういった分野だっただけで。ただ、知識があっても、使えないんじゃ宝の持ち腐れですね……」
(わたくしに、これをもとにした魔法が使うことができたら……そうしたら、お母様を助けられるのに。指輪だって、簡単に壊せたのに……)
「いいか、あいつは、ここを出ていったはずだ! 勝手に出ていったんだ。ここにはいないし、俺は知らない! さっさとここから消えろっ!」
必死にお母様の魔力を見つけようとしていると、一番聞きたくない声がわたくしの耳に入ってきた。何かを言っているようだったけれど、聞きたくない。その隣には、まだクアドリ様もいる。
ふたりの姿を見ると、とてもムカムカする。ユーカリの木のことだけを考えたいのに集中力がそがれてしまった。
(邪魔だわ……。もう、鬱陶しいからやっつけちゃいたい)
我ながら、魔法が使えなくても、ジョアンに抑えて貰っていれば物理的に仕返しができるんじゃないかなんて、物騒なことを思っていると、ユーカリの木が、まるで怒っているかのようにざわめきだした。
「ほうほう、これはすごい。マインのやつ、あの男の声に反応したか。すさまじい金の魔力がユーカリを飲み込んでいる」
ユーカリの木が、明らかにうねうね動き始めた。
なんだか、『むかつく、むかつく、この浮気者! よくも裏切ったわね。しかも、こんなところに閉じ込めて。アイリスにまで酷いことをして絶対に許さない! あんたが終わたら、次はカーソよ。二人まとめて、ユーカリの葉っぱを食べさせてやる!』って叫んでいるみたいにも思えた。
「ぎゃあ、痛い。痛いっ! なんだ? なんでユーカリの木が襲ってくるんだっ! やめろ、やめろー! もがぁ、ユーカリの葉が口にぃ! やめてくれえ」
「なんだ? 侯爵、これはいったい何なのですか? こんなの聞いてない! いたたたたっ! やめろー!」
「おっさん、さっきまでの勢いはどこいった。クズの色男さんよぉ、逃げようとすんな。俺と遊ぼうぜ? よくわかんねぇが、ざまあみろ。天罰だなっと」
かつて父と思っていた男と、ぴしっとした貴公子のような元婚約者が、今ではずたぼろで情けない姿になっている。四つん這いで逃げようとするけれど、うまくいかないみたい。
ジョアンもどさくさに紛れて、暴れるユーカリの木を器用によけながら彼らを蹴っていた。
(ジョアン……わたくしができないから、代わりにしてくれているのかしら。……ありがとう)
自分でもびっくりするくらい、胸がすく。男の情けない姿を見て、気の毒だなとはこれっぽっちも思えなかった。
「あ、アイリス。これは、その。そう、こいつらをユーカリの木から守ろうとして。ついうっかり、つまづいちまっただけで。わざと蹴り飛ばしたわけじゃないんだっ!」
ジョアンのうっかり事故を、嬉しいと思いつつ見ていると気づかれてしまった。指輪の職人さんの時の会話を覚えているのか、ジョアンが慌てて誤魔化そうとしたけれど、ばっちり見てしまっている。
(さて、どうしたものかしら。でも、職人さんとは立場が違うし、ちょっとくらいなら、いいわよね?)
「ふふふ、わたくし何も見ていないわ。ジョアン、ユーカリの木でケガをしないように気を付けてね」
「おう!」
わたくしが、暗黙の了解でGOサインを出したことで、ジョアンは嬉しそうに転げるふりをして肘を当てた。
「ちっ、おっさん、逃げるなよ。おっと、足が滑った」
「お前、獣人だな。獣人の一撃をまともにくらってたまるかっ! ぐあっ!」
あの人が何かを言えば言うほど、ユーカリの長い枝が、怒り狂って鞭のように激しく動いてあの人に向かっている。ジョアンの攻撃を避けるのに必死だった男の背中に、ユーカリの重い一撃がヒットした。
鋭い木の先が服を破き、かたい葉が肌を傷つけた。ぶんっと大きく枝が振りかぶり、とうとうあの人は地面に突っ伏したのである。
「おじい様、これはお母様が?」
「それ以外にはないだろうなぁ。ははは、マイン、そのまま消えてしまったら、裏切り者はやりたい放題になるぞ。しかも、アイリスちゃんがどんな目に遭うか。悔しかったらまだ消えるな。アイリス、マインが強い意識と魔力でユーカリの木を支配している今ならわかるんじゃないか? もう一度マインの魔力を感じてみるんだ」
おじい様たちが、ユーカリの木を煽るから、ありとあらゆる枝と葉が暴れている。でも、わたくしたちには、一枚の葉すら落ちてくることはなかった。あの男の側にいるジョアンのことも気遣ってくれているのか、うまくあの男とクアドリ様にだけ向かって行ってるわ。
(お母様……こんな時も、わたくしを守ってくださっているのね)
わたくしは、もう一度ぎゅっと幹を抱きしめた。さっきよりも、ユーカリの木の力を感じる。
「お母様、アイリスです。わたくし、ずっと会いたかった……。どうして、わたくしを連れて行ってくれなかったのって、悲しかったんです。恨みもしました……。でも、ここに、わたくしの側にいらしてたんですね。あ、わたくし、紹介したい人がいるんです。ジョアンって言って、獣人だけど、とてもモフモフしててかわいいし、頼もしくて優しいんですよ」
あの人の汚い声が続いている。正直、いい気味だと思った。ジョアンとお母様に、もっとやっちゃってくださいと願いながら、わたくしは言葉を続けた。
「わたくし、お母様に会いたい……。会って、色んなことを話たい。わたくしを撫でて、抱きしめて欲しいんです。お母様、どうか、そこから出て来てくださいっ!」
(とても力強くて、大きくて、ジョアンのように、ううん、とっても優しい……。この、不思議な感じ。これが、お母様の魔力なの?)
「おじい様、金かどうかはわかりませんが、なんとなくユーカリの木ではない何かの力を感じます」
「そうかそうか。アイリス、お前の中の魔力にそれを感化させてごらん。きっと、お前の白い魔力も金に輝くだろう」
「白の魔力が、金に?」
「不純物のない白は何色にも染まるんだ。ほら、もっとマインの金に染まっていけ。そうすれば……」
なんとも抽象的すぎてよくわからない。でも、おじい様も、わたくしにさせようとすることに助力ができないのか、がんばれと声援をくれるだけだった。
頼れるのは、自分の感性のみ。
目を閉じて、ぐうっと力を入れて幹にしがみつく。すると、お腹の中で、ぽっ、ぽっと何かが灯ったような、くすぐったいような感覚が産まれた。
「おう、いいぞ。アイリスの中に、金色の魔力が入っておる。その調子だ。もっとだ。完全に、マインに染まってしまいなさい。ああ、わしの仮説は正しかった。はるか昔、時の王に危険視されて滅ぼされた白の魔法使いの一族は、その知識と他者の魔法を使って万能の力を発揮する兵器だったんだ!」
おじい様の、興奮したような言葉がぼんやり聞こえる。他の雑音全てが、わたくしの世界から消えた。
(あつい……でも、あたたかい? ううん、つめたいのかな……)
ふわふわと、めまいにも似た体の変化が気持ち悪い。でも、荒々しいほどの力の中は、温かくもあって全身その中でゆらゆらゆれているような気分だ。
(黄色? ううん、これは金……金色の光の奔流が……)
体の奥底から、すさまじい金の力が沸いてくる。わたくしは、その力が誘うがまま言葉を紡いだ。
「6t3x43 jwwgw6,tecdw0qd6qgd/w」
ちなみに、flavum─フラーウム:黄色はこう書くらしいです。
フラーウムイーリスー黄色いアイリス:復讐とかぶっそうな意味が。うちの裏の川にたくさん自生しております。
余談ですが、庭にはプロフィールのカラーが咲いています。
albus─アルブス:白色
magia─マギーア:魔法
6t3x43 jwwgw6,tecdw0qd6qgd/w:呪文の答えは次回の作中で出てきます。
「アイリス、マインの魔力がどんどん無くなっている。思ったよりも時間がなさそうだ。構築式はできたようだな」
「はい。最低でも、ユーカリの木に閉じ込められて15年。そんな長い間、魔力がまだあるなんて、お母様はとてもすごい魔法使いだったんですね。わたくしだったら、すぐにユーカリに取り込まれてると思います」
わたくしは、古代の禁術をもとにした構築式をおじい様に伝えた。そして、古い文献に小さく載ってあった呪文も。
「なんと。そんなものをこの数分で仕上げるとは。アイリス、思った通りお前は天才だ!」
「天才だなんて。たまたま、以前見た本に載っていただけです」
「アイリスちゃん、普通の人間は、分厚い古書の中の、失われた古代語で書かれた小難しいものを、細かく覚えているなんてできないんだよ。マインですら、記憶をとどめる魔法をしようしていたんだから」
「買いかぶりすぎです。小さな子供でも、興味のあるものは何百種類であっても全て覚えているものですし、わたくしの場合、それがこういった分野だっただけで。ただ、知識があっても、使えないんじゃ宝の持ち腐れですね……」
(わたくしに、これをもとにした魔法が使うことができたら……そうしたら、お母様を助けられるのに。指輪だって、簡単に壊せたのに……)
「いいか、あいつは、ここを出ていったはずだ! 勝手に出ていったんだ。ここにはいないし、俺は知らない! さっさとここから消えろっ!」
必死にお母様の魔力を見つけようとしていると、一番聞きたくない声がわたくしの耳に入ってきた。何かを言っているようだったけれど、聞きたくない。その隣には、まだクアドリ様もいる。
ふたりの姿を見ると、とてもムカムカする。ユーカリの木のことだけを考えたいのに集中力がそがれてしまった。
(邪魔だわ……。もう、鬱陶しいからやっつけちゃいたい)
我ながら、魔法が使えなくても、ジョアンに抑えて貰っていれば物理的に仕返しができるんじゃないかなんて、物騒なことを思っていると、ユーカリの木が、まるで怒っているかのようにざわめきだした。
「ほうほう、これはすごい。マインのやつ、あの男の声に反応したか。すさまじい金の魔力がユーカリを飲み込んでいる」
ユーカリの木が、明らかにうねうね動き始めた。
なんだか、『むかつく、むかつく、この浮気者! よくも裏切ったわね。しかも、こんなところに閉じ込めて。アイリスにまで酷いことをして絶対に許さない! あんたが終わたら、次はカーソよ。二人まとめて、ユーカリの葉っぱを食べさせてやる!』って叫んでいるみたいにも思えた。
「ぎゃあ、痛い。痛いっ! なんだ? なんでユーカリの木が襲ってくるんだっ! やめろ、やめろー! もがぁ、ユーカリの葉が口にぃ! やめてくれえ」
「なんだ? 侯爵、これはいったい何なのですか? こんなの聞いてない! いたたたたっ! やめろー!」
「おっさん、さっきまでの勢いはどこいった。クズの色男さんよぉ、逃げようとすんな。俺と遊ぼうぜ? よくわかんねぇが、ざまあみろ。天罰だなっと」
かつて父と思っていた男と、ぴしっとした貴公子のような元婚約者が、今ではずたぼろで情けない姿になっている。四つん這いで逃げようとするけれど、うまくいかないみたい。
ジョアンもどさくさに紛れて、暴れるユーカリの木を器用によけながら彼らを蹴っていた。
(ジョアン……わたくしができないから、代わりにしてくれているのかしら。……ありがとう)
自分でもびっくりするくらい、胸がすく。男の情けない姿を見て、気の毒だなとはこれっぽっちも思えなかった。
「あ、アイリス。これは、その。そう、こいつらをユーカリの木から守ろうとして。ついうっかり、つまづいちまっただけで。わざと蹴り飛ばしたわけじゃないんだっ!」
ジョアンのうっかり事故を、嬉しいと思いつつ見ていると気づかれてしまった。指輪の職人さんの時の会話を覚えているのか、ジョアンが慌てて誤魔化そうとしたけれど、ばっちり見てしまっている。
(さて、どうしたものかしら。でも、職人さんとは立場が違うし、ちょっとくらいなら、いいわよね?)
「ふふふ、わたくし何も見ていないわ。ジョアン、ユーカリの木でケガをしないように気を付けてね」
「おう!」
わたくしが、暗黙の了解でGOサインを出したことで、ジョアンは嬉しそうに転げるふりをして肘を当てた。
「ちっ、おっさん、逃げるなよ。おっと、足が滑った」
「お前、獣人だな。獣人の一撃をまともにくらってたまるかっ! ぐあっ!」
あの人が何かを言えば言うほど、ユーカリの長い枝が、怒り狂って鞭のように激しく動いてあの人に向かっている。ジョアンの攻撃を避けるのに必死だった男の背中に、ユーカリの重い一撃がヒットした。
鋭い木の先が服を破き、かたい葉が肌を傷つけた。ぶんっと大きく枝が振りかぶり、とうとうあの人は地面に突っ伏したのである。
「おじい様、これはお母様が?」
「それ以外にはないだろうなぁ。ははは、マイン、そのまま消えてしまったら、裏切り者はやりたい放題になるぞ。しかも、アイリスちゃんがどんな目に遭うか。悔しかったらまだ消えるな。アイリス、マインが強い意識と魔力でユーカリの木を支配している今ならわかるんじゃないか? もう一度マインの魔力を感じてみるんだ」
おじい様たちが、ユーカリの木を煽るから、ありとあらゆる枝と葉が暴れている。でも、わたくしたちには、一枚の葉すら落ちてくることはなかった。あの男の側にいるジョアンのことも気遣ってくれているのか、うまくあの男とクアドリ様にだけ向かって行ってるわ。
(お母様……こんな時も、わたくしを守ってくださっているのね)
わたくしは、もう一度ぎゅっと幹を抱きしめた。さっきよりも、ユーカリの木の力を感じる。
「お母様、アイリスです。わたくし、ずっと会いたかった……。どうして、わたくしを連れて行ってくれなかったのって、悲しかったんです。恨みもしました……。でも、ここに、わたくしの側にいらしてたんですね。あ、わたくし、紹介したい人がいるんです。ジョアンって言って、獣人だけど、とてもモフモフしててかわいいし、頼もしくて優しいんですよ」
あの人の汚い声が続いている。正直、いい気味だと思った。ジョアンとお母様に、もっとやっちゃってくださいと願いながら、わたくしは言葉を続けた。
「わたくし、お母様に会いたい……。会って、色んなことを話たい。わたくしを撫でて、抱きしめて欲しいんです。お母様、どうか、そこから出て来てくださいっ!」
(とても力強くて、大きくて、ジョアンのように、ううん、とっても優しい……。この、不思議な感じ。これが、お母様の魔力なの?)
「おじい様、金かどうかはわかりませんが、なんとなくユーカリの木ではない何かの力を感じます」
「そうかそうか。アイリス、お前の中の魔力にそれを感化させてごらん。きっと、お前の白い魔力も金に輝くだろう」
「白の魔力が、金に?」
「不純物のない白は何色にも染まるんだ。ほら、もっとマインの金に染まっていけ。そうすれば……」
なんとも抽象的すぎてよくわからない。でも、おじい様も、わたくしにさせようとすることに助力ができないのか、がんばれと声援をくれるだけだった。
頼れるのは、自分の感性のみ。
目を閉じて、ぐうっと力を入れて幹にしがみつく。すると、お腹の中で、ぽっ、ぽっと何かが灯ったような、くすぐったいような感覚が産まれた。
「おう、いいぞ。アイリスの中に、金色の魔力が入っておる。その調子だ。もっとだ。完全に、マインに染まってしまいなさい。ああ、わしの仮説は正しかった。はるか昔、時の王に危険視されて滅ぼされた白の魔法使いの一族は、その知識と他者の魔法を使って万能の力を発揮する兵器だったんだ!」
おじい様の、興奮したような言葉がぼんやり聞こえる。他の雑音全てが、わたくしの世界から消えた。
(あつい……でも、あたたかい? ううん、つめたいのかな……)
ふわふわと、めまいにも似た体の変化が気持ち悪い。でも、荒々しいほどの力の中は、温かくもあって全身その中でゆらゆらゆれているような気分だ。
(黄色? ううん、これは金……金色の光の奔流が……)
体の奥底から、すさまじい金の力が沸いてくる。わたくしは、その力が誘うがまま言葉を紡いだ。
「6t3x43 jwwgw6,tecdw0qd6qgd/w」
ちなみに、flavum─フラーウム:黄色はこう書くらしいです。
フラーウムイーリスー黄色いアイリス:復讐とかぶっそうな意味が。うちの裏の川にたくさん自生しております。
余談ですが、庭にはプロフィールのカラーが咲いています。
albus─アルブス:白色
magia─マギーア:魔法
6t3x43 jwwgw6,tecdw0qd6qgd/w:呪文の答えは次回の作中で出てきます。
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