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過保護すぎるジョアンと共に、平穏な毎日を過ごしていると、ジョアンが言っていた通り、翌週にご両親が帰ってきた。せっかくのふたりきりの時間が終わったことに、残念に思う。
「おねーちゃああああああんっ! ねてるあいだにはなればなれにされちまって、さぞかしさみしかっただろー?」
「おねぃちゃーーーーーーーん! やっとかえってきたぜー! もう、にどとはなさないからなー!」
「フクロくん、コモリくん、おかえりなさいっ!」
ちびっコアラたちが、ぴょーんと飛んでくる。反射的に、両手を広げてみたものの、ものすごい勢いで、このまま受け止めたいけれど、その瞬間吹き飛ばされると覚悟した。
「お前ら、待てっ! ハウスっ!」
「ぎゃっ! にーちゃん、いきなりくびのうしろをつかむとか、ひどいぞー」
「ぎゅっ! にーちゃん、くるしいから、ギブギブ、ギブだってー。かわがのびるー!」
ちびっコアラたちは、ジョアンに邪魔されてわたくしに触れることはなかった。ご両親からも注意されて、しょんぼりした彼らもたまらなくかわいい。
「アイリス、無事だったようだな」
「あれから熱を出したんですって? もう大丈夫なの?」
ご両親も、ジョアン以上に過保護のようだ。ほんの少しの体調不良だったのに、生死の境をさまよって生還したかのように心配された。
「ご心配おかけしました。この通り、元気です!」
「なんてことだ。そんなにやせ細って……」
「お土産をたくさん買ってきたから、たくさん食べなさいね」
力こぶを作ったけれど、獣人の彼らにくらべたら赤ちゃんの腕の筋肉もないのだろう。ますます心配された。
ちびっコアラたちが、ユーカリの木でお昼寝を始めると、ご両親から大事な話があるとリビングに座るように促された。
遅くなったが、互いに新年の挨拶を済ませると、左手を見せるように言われた。
「うん、出かける前に施した魔法がまだかかってるな。ジョアン、お前が用意した指輪も効果があったようでなによりだ」
「そうね。でも、やっぱり効果が半減しているようね。かけなおしましょう」
何の話をしているのかさっぱりわからない。でも、ジョアンを見ると力強く頷いている。そのまま、ご両親が左手の薬指付近に、何らかの魔法をかけるのを見守った。
(そういえば、年始の時以来、アクアマリンの指輪のことを忘れていたわ。左手だって何度も見ていたのに、どうしてかしら?)
わたくしは、ご両親がかける魔法の光を見つめる。そこには指輪があったはずなのに、視界はモヤがかかっているし、不思議と認識そのものがしづらい。そもそも、あれほど見ていたはずの指輪の色すら、はっきり思い出せなかった。どういうことだと首をかしげる。
「アイリス、その左手にあるのは、元婚約者から贈られたもので間違いないか?」
「え、ええ……そうですけれど」
わたくしは、アクアマリンの指輪にかけられた、魅了効果のある精神を強制的に操る呪いのことを聞き驚愕した。王都には、わたくしがかけられた呪いに関する魔法や、その解呪の方法について調べに行ってくれていたらしい。
(まさか、指輪を見ただけで、あの人を恋しいと思う呪いだなんて。だから、わたくしはあんなにもクアドリ様のことを想っていたのね)
どうりでおかしいと思っていたのだ。たった数回しか会ったことがない、しかもわたくしをまともに見もしなかった彼を愛しく思うなんて。
「あ、アイリス。その指輪や元婚約者を考えるのはなるべくやめてくれ。深く考えれば考えるほど、俺がかけた認識疎外の魔法の効力が弱まるから」
「あのね、アイリス。その指輪を簡単に外したり、解呪したりはできないらしいの。そういった類のアイテムは、製作者かつけた人物にしか外せないようよ」
「聞いたことがあります。かつて、戦時中に人々を完全にコントロールするために研究されたものですよね。たしか、無理に外そうとすれば人格破壊をもたらすトラップが発動するから、昨今では作ることは禁止されているはずですけれども」
以前読んだ古い文献には、一度つければ永久的に人を操る強力な呪いのアイテムがあったと書かれていた。そんなものが自分に着けられていたなんてと、ぞっとして体が震える。
隣に座っていたジョアンが、わたくしを左手のそれから守るように、ぎゅっと手を握った。そっと体を寄せて、大丈夫だと力強くはげましてくれた。
「今は俺がかけた魔法のおかげで、それらを認識することはできないだろう? その魔法が働いている間は大丈夫だと思う」
「ただ、その魔法は長く続かないの。定期的にかけなおす必要があるわ。ペアのジョアンが使えればいいのだけれど、知っての通りジョアンは魔法が苦手だから……。それに、そんなものを、うちの大事なアイリスの指につけさせておくわけにはいかないわ」
ご両親は、魔法使いの知人を通して、ラストーリナン国に違法のアイテムが作られていることを報告したという。
「あの国も、まさかオウトレスイリア国に留学したアイリスに、いわば国の恥部ともいえる非道な違法アイテムがつけられているとは思っていなかったようでな。早急に調査をすると約束してくれたようだ」
「出所ははっきりしているから、程なく製作者も見つかるわ。そうすれば、そんなもの簡単に外せる。それまで、それを身に着けておかなきゃいけないのは、とても嫌だろうけど……」
「……本音を言うと、とても恐ろしいし気持ち悪いので今すぐ取りたいです。でも、無理に外そうとすれば、下手をすれば、わたくしの精神が破壊されてしまう……でも、どうして今頃トラップが発動したのでしょう? 何度も指輪を見ていました。けれど、体調が悪くなるなんてことはなかったんです」
「それなんだが。アイリスの心に何らかの変化があり指輪の支配から脱却しようとした、つまり元婚約者のことを拒絶しようとしたか、もしくは、指輪に不具合が起きたかだろう」
(クアドリ様を、心から追い出そうとする変化……)
そんなの、ひとつしかない。そもそも、クアドリ様を愛しいと思っていた感情すら、指輪に作られたものだったのだから。心から望んだのは、たったひとりだけ。
(わたくしの初恋は、ジョアン、あなただったのね……)
初恋は実らないなんて、誰が言ったのだろうか。全くその通りだと、ツキンと胸が痛む。
自分のことなのに、ジョアンやご両親にまかせっきりでいいわけがない。それに、一体いつまで、指輪に怯えて生きていかなければならないのだろう。
「調査が長引いたり、首謀者が逃亡すれば、ずっとこのままなのですよね? わたくし、自分でも解呪できないか調べてみようと思います」
「だが……」
「古代から研究されていたものですから、何か、手がかりがあるはずです。過去に苦しんだ大勢の人たちがいるように、こうしたアイテムに苦しんでいる人が、今この時にもわたくしの他にもいるかもしれません。こういうアイテムをつけた人物が、簡単に外すとは思えません。万が一、同じような被害者がいるのなら、自力で解呪できるようになればと思うんです。それには、学園の図書館では資料が足りません。どうか、わたくしをご友人に紹介していただけませんか?」
わたくしの決意がかたいことを知ると、ご両親は知人に紹介してくれることになった。すると、王都の魔法使いたちがいる研究所に、この指輪の研究をする実験体としての名目で出入りを許されたのである。
「おねーちゃああああああんっ! ねてるあいだにはなればなれにされちまって、さぞかしさみしかっただろー?」
「おねぃちゃーーーーーーーん! やっとかえってきたぜー! もう、にどとはなさないからなー!」
「フクロくん、コモリくん、おかえりなさいっ!」
ちびっコアラたちが、ぴょーんと飛んでくる。反射的に、両手を広げてみたものの、ものすごい勢いで、このまま受け止めたいけれど、その瞬間吹き飛ばされると覚悟した。
「お前ら、待てっ! ハウスっ!」
「ぎゃっ! にーちゃん、いきなりくびのうしろをつかむとか、ひどいぞー」
「ぎゅっ! にーちゃん、くるしいから、ギブギブ、ギブだってー。かわがのびるー!」
ちびっコアラたちは、ジョアンに邪魔されてわたくしに触れることはなかった。ご両親からも注意されて、しょんぼりした彼らもたまらなくかわいい。
「アイリス、無事だったようだな」
「あれから熱を出したんですって? もう大丈夫なの?」
ご両親も、ジョアン以上に過保護のようだ。ほんの少しの体調不良だったのに、生死の境をさまよって生還したかのように心配された。
「ご心配おかけしました。この通り、元気です!」
「なんてことだ。そんなにやせ細って……」
「お土産をたくさん買ってきたから、たくさん食べなさいね」
力こぶを作ったけれど、獣人の彼らにくらべたら赤ちゃんの腕の筋肉もないのだろう。ますます心配された。
ちびっコアラたちが、ユーカリの木でお昼寝を始めると、ご両親から大事な話があるとリビングに座るように促された。
遅くなったが、互いに新年の挨拶を済ませると、左手を見せるように言われた。
「うん、出かける前に施した魔法がまだかかってるな。ジョアン、お前が用意した指輪も効果があったようでなによりだ」
「そうね。でも、やっぱり効果が半減しているようね。かけなおしましょう」
何の話をしているのかさっぱりわからない。でも、ジョアンを見ると力強く頷いている。そのまま、ご両親が左手の薬指付近に、何らかの魔法をかけるのを見守った。
(そういえば、年始の時以来、アクアマリンの指輪のことを忘れていたわ。左手だって何度も見ていたのに、どうしてかしら?)
わたくしは、ご両親がかける魔法の光を見つめる。そこには指輪があったはずなのに、視界はモヤがかかっているし、不思議と認識そのものがしづらい。そもそも、あれほど見ていたはずの指輪の色すら、はっきり思い出せなかった。どういうことだと首をかしげる。
「アイリス、その左手にあるのは、元婚約者から贈られたもので間違いないか?」
「え、ええ……そうですけれど」
わたくしは、アクアマリンの指輪にかけられた、魅了効果のある精神を強制的に操る呪いのことを聞き驚愕した。王都には、わたくしがかけられた呪いに関する魔法や、その解呪の方法について調べに行ってくれていたらしい。
(まさか、指輪を見ただけで、あの人を恋しいと思う呪いだなんて。だから、わたくしはあんなにもクアドリ様のことを想っていたのね)
どうりでおかしいと思っていたのだ。たった数回しか会ったことがない、しかもわたくしをまともに見もしなかった彼を愛しく思うなんて。
「あ、アイリス。その指輪や元婚約者を考えるのはなるべくやめてくれ。深く考えれば考えるほど、俺がかけた認識疎外の魔法の効力が弱まるから」
「あのね、アイリス。その指輪を簡単に外したり、解呪したりはできないらしいの。そういった類のアイテムは、製作者かつけた人物にしか外せないようよ」
「聞いたことがあります。かつて、戦時中に人々を完全にコントロールするために研究されたものですよね。たしか、無理に外そうとすれば人格破壊をもたらすトラップが発動するから、昨今では作ることは禁止されているはずですけれども」
以前読んだ古い文献には、一度つければ永久的に人を操る強力な呪いのアイテムがあったと書かれていた。そんなものが自分に着けられていたなんてと、ぞっとして体が震える。
隣に座っていたジョアンが、わたくしを左手のそれから守るように、ぎゅっと手を握った。そっと体を寄せて、大丈夫だと力強くはげましてくれた。
「今は俺がかけた魔法のおかげで、それらを認識することはできないだろう? その魔法が働いている間は大丈夫だと思う」
「ただ、その魔法は長く続かないの。定期的にかけなおす必要があるわ。ペアのジョアンが使えればいいのだけれど、知っての通りジョアンは魔法が苦手だから……。それに、そんなものを、うちの大事なアイリスの指につけさせておくわけにはいかないわ」
ご両親は、魔法使いの知人を通して、ラストーリナン国に違法のアイテムが作られていることを報告したという。
「あの国も、まさかオウトレスイリア国に留学したアイリスに、いわば国の恥部ともいえる非道な違法アイテムがつけられているとは思っていなかったようでな。早急に調査をすると約束してくれたようだ」
「出所ははっきりしているから、程なく製作者も見つかるわ。そうすれば、そんなもの簡単に外せる。それまで、それを身に着けておかなきゃいけないのは、とても嫌だろうけど……」
「……本音を言うと、とても恐ろしいし気持ち悪いので今すぐ取りたいです。でも、無理に外そうとすれば、下手をすれば、わたくしの精神が破壊されてしまう……でも、どうして今頃トラップが発動したのでしょう? 何度も指輪を見ていました。けれど、体調が悪くなるなんてことはなかったんです」
「それなんだが。アイリスの心に何らかの変化があり指輪の支配から脱却しようとした、つまり元婚約者のことを拒絶しようとしたか、もしくは、指輪に不具合が起きたかだろう」
(クアドリ様を、心から追い出そうとする変化……)
そんなの、ひとつしかない。そもそも、クアドリ様を愛しいと思っていた感情すら、指輪に作られたものだったのだから。心から望んだのは、たったひとりだけ。
(わたくしの初恋は、ジョアン、あなただったのね……)
初恋は実らないなんて、誰が言ったのだろうか。全くその通りだと、ツキンと胸が痛む。
自分のことなのに、ジョアンやご両親にまかせっきりでいいわけがない。それに、一体いつまで、指輪に怯えて生きていかなければならないのだろう。
「調査が長引いたり、首謀者が逃亡すれば、ずっとこのままなのですよね? わたくし、自分でも解呪できないか調べてみようと思います」
「だが……」
「古代から研究されていたものですから、何か、手がかりがあるはずです。過去に苦しんだ大勢の人たちがいるように、こうしたアイテムに苦しんでいる人が、今この時にもわたくしの他にもいるかもしれません。こういうアイテムをつけた人物が、簡単に外すとは思えません。万が一、同じような被害者がいるのなら、自力で解呪できるようになればと思うんです。それには、学園の図書館では資料が足りません。どうか、わたくしをご友人に紹介していただけませんか?」
わたくしの決意がかたいことを知ると、ご両親は知人に紹介してくれることになった。すると、王都の魔法使いたちがいる研究所に、この指輪の研究をする実験体としての名目で出入りを許されたのである。
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