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9 彼自身と雰囲気に、酔って告白してしまいました ~R18弱というより、この回からR18展開になります。
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彼に色々聞かれて、なんと応えようか悩んでいると彼にお持ち帰りしてもらった。お姫様抱っこで。
それだけでもご褒美なのに、しがみついていいだなんて、許可まで出ちゃったらぎゅうぎゅう抱き着くしかないだろう。
恥ずかしいけど、こんなチャンス二度とない。思い切って逞しい体にしがみ付いた。
もう、こんな短時間のアレコレで、幸せすぎて夢どころか幻のよう。これは全て嘘で、影から『どっきり成功!』みたいなカード持ってスタッフが出てこないかなんて馬鹿な事を考えた。
まな板の恋、いや、まな板の鯉状態になってしまった私は、もう、どうにでも好きにしてくださいって感じだ。彼がそういうつもりじゃなくて、騎士として、真夜中にひとりの女性が森の中にいた事を純粋に心配してくれているだけなのはわかってる。
とりあえず、一緒に来た人がいる事は事実なので、その人とはぐれていたって説明したらとても気の毒そうな表情をされた。
とても優しいし、画面越しに見て来た通りの、ううん、もっと素敵な人なんだわ……
彼は、女の子慣れしていないみたいだ。私をソファに座らせた後、緊張でガチガチになっているのか少し可愛く見えてしまう。
きりっとした目元に、男らしい鼻筋に大きくて分厚い唇も素敵。
現在、恋人がいない事はずっと見て来たから知っている。彼を初めて見た時以前の事は知らないけれど、この調子だと完全に彼女が出来た事なんてひとりか、多くてふたりくらいかな、なんて勝手な事を思ってにやける口を引き締めた。
彼の事が気になってチラチラ視線を向けると、しっかり絡み合う。彼も私を見てくれているのかと思うと胸がドキドキして、くすぐったい様な、もどかしい様なこの気持ちを持て余す中学生か小学生の初恋みたい。
ずっと見つめ合いたいのに、なんだか照れくささが先だって、お互いにぱっと顔を少し背けてはまたチラって見ちゃうなんて、もぞもぞして変な感じだ。
不審者や困り果てて見ているような雰囲気ではない。初対面だし彼は騎士なんだから親切にしてくれているだけだって自分に言い聞かせる。
だけど、温かく柔らかなターコイズブルーの瞳を見つめていると、どことなく好意を向けられているような気がして勘違いしそうになる。
彼がお茶を淹れてくれるといい、お世話になりっぱなしも申し訳なく私が変わろうと思った。勢い余って目測を誤り、彼の体に、トンってぶつかってしまう。手と手が触れて、コップが落ちた。
すると、彼が怖いような表情をしたかと思うと、私にあっちに行くようにって素っ気なく突き放された。
何か、彼の気に障る事をして嫌われてしまったのだろうか、と悲しくなり頭が真っ白になった。ついさっきまでのほんわかした幸せ気分が消えて、目が潤みだす。鼻の奥がツーンって痛くなって泣いてしまいそうだ。
「……私、ここにいてはいけませんか?」
思わずそんな風に、彼を見上げながら言ってしまった。驚いて私の名を呼んでくれるけれど、サニー『様』だなんて、彼と私の距離がどんどん遠く冷たいものになってしまうかのようだ。
言うつもりのなかった言葉が溢れ出て、彼を困らせてしまうと思わなくもなかったけれど、一度溢れ出た気持ちを伝える言葉は止まる事がない。
とうとう彼を知っている事や、素敵な人だと思っていた事を打ち明けてしまった。
「サニー……会ったばかりで何を言っているのだと思われるかもしれない。だが、俺は……」
ぎゅうぎゅうと、池で抱き上げられた時とは比べものにならないほど力強く抱きしめられた。
少し苦しいくらいのその腕の力は、まるで私への思いを伝えてくれているかのようだ。もっと、もっと私をその胸の中にいさせて欲しい。逃がさないで欲しいと願った。
彼が何を言おうとしているのか、もしかして彼も私を……?などという高望みすぎる期待と、断られる不安が心の中でせめぎ合う。
会ったばかりで自信なんてあるはずもなく。不安のほうが勝つため、私は彼の言葉を遮った。
「ナイト様……好き……好きなんです。一度でいいから、私とデートしてくれませんか? それだけで、いいんです。ですから……」
とうとう、はっきり言ってしまった。会ったばかりなのに、こんな事を言えば絶対に彼が困るに決まっているのに。でも、本当に一度でいいから、彼と普通の恋人同士のようにたわいない一日を過ごしたかった。
せめて、好きな人との楽しい時間を過ごして、やがて来る終焉を迎えようと思い、必死に彼の胸にすがる。震える手を、彼の逞しい背中に回すと届かないほど大きな胸板に顔を埋めて涙を一生懸命堪えた。
まるで、世界一のバンジージャンプをするかのような恐怖が私を襲う。普段は何でもない風に快活に過ごせるのに、こういう肝心な時にはいつだって勇気がない。そんな小さな子供のような私の心に、大きな鐘を鳴らしたかのような衝撃的な言葉が届いた。
「サニー、あなたから言わせるなんてすまない。さっき、ひと目会った時から俺は……俺も、好きだ。どうか、一度だけなどと言わないでくれ……」
ぎゅうぎゅうお互いに抱きしめ合っているような恰好のまま、顔だけを恐る恐る彼のほうに向ける。すると、私を見下ろしていた彼の瞳が真正面にあり、その明るい緑みの青に吸い込まれそうな、そんな気がした。
「ナイト様、本当、ですか?」
「ああ。俺はもう、あなたがいない世界など考えられない。俺のほうこそ、あなたの愛を乞い願うただの男だ。一応騎士という身分はいただいているが、平民だし……いいのか? 本当に?」
信じられない思いで、聞き間違いかもしれないほどの返答に驚きながらも、歓喜がすぐに私の心も体も塗り替えてしまった。身分なんて、私もないようなものだ。そんなものに、どれほどの価値があるというのだろう。
私にとって、彼のその気持ちだけが史上最高の悦びを齎すというのに。
「嬉しい……大好き。ああ、夢のようです」
「サニー、俺も信じられない……まさか、あなたが俺なんかを……これが夢じゃないと信じさせてくれ……!」
彼の顔をじいっと見つめていると、今度は交差したまま逸らされる事無く、ターコイズブルーの瞳にうつる、泣きそうで嬉しそうな表情の私の顔が近づいてくる。
「サニー、好きだ」
こんな幸せな事があっていいのだろうか。お互いの熱い吐息が混じり合い、私たちの唇の距離が無くなった。
まるで、小鳥のような啄むキスを贈られ、ふわふわと浮遊感を伴う眩暈に襲われた。それは、決して不快なものではない。ずっとそこで揺蕩っていたいような、そんな目眩いに溺れていく。
「ん、ああ。ナイト様……」
私たちの間で、くちゅくちゅと淫らな音が生じる。幸せと、どこからともなく忍び寄って来る不安と、そして、この状況そのものに対する感情の高鳴りが私を襲った。
「サニー……サニー! 好きだ」
体が熱い。常に私を苛みつづける魔力の塊よりも、もっと大きな何かが生まれていく。
気が付けば、ほんのわずかな痛みを伴う切なさよりも深く恋が育ってしまっていた。
言葉なんかよりも、もっと奥底にあるあなたの心が、全て欲しいと強請る私に応えてくれる彼の大きな手が、体も心も、そして、服を乱した。
荒れ狂う波に浮かぶ小舟になったような気分だ。彼の声や瞳、優しく肌を撫でる大きな手が、私に彼の気持ちを運んで来てくれる。ただ、それだけで充分だった。
今は彼の事だけを考えさせてほしい。皆の事も、世界の事も、数日後の事も、何もかもを忘れさせてとキスを強請り、汗ばむ彼の肩に手を添えた。
大きくて分厚い舌が、私の口の中を蹂躙した。息が苦しくなっても、もっとこのまま私を翻弄して欲しくて私から吸い付く。
最初は指でいじめられていた胸の尖りが、ぬるついた口の中に入り舐られ転がされる。
「あ、あ……、ん。はぁ……ないとさまぁ、そこは……」
彼が私の胸を吸いながら、足の付け根に手を這わしていく。思わせぶりに、お腹を撫でて降ろされるその温もりが、何をしようとしているのか分かり反射的に閉じようとした。だけど、その足を開こうと、太ももを掴んだ手の指先がめり込み、ぐいっと大きく開かされる。
「ああ、サリー……。綺麗だ」
あろうことか、彼は私を見つめながら、足の付け根にその唇を落したのだった。
次回は 明日の21時になります。
それだけでもご褒美なのに、しがみついていいだなんて、許可まで出ちゃったらぎゅうぎゅう抱き着くしかないだろう。
恥ずかしいけど、こんなチャンス二度とない。思い切って逞しい体にしがみ付いた。
もう、こんな短時間のアレコレで、幸せすぎて夢どころか幻のよう。これは全て嘘で、影から『どっきり成功!』みたいなカード持ってスタッフが出てこないかなんて馬鹿な事を考えた。
まな板の恋、いや、まな板の鯉状態になってしまった私は、もう、どうにでも好きにしてくださいって感じだ。彼がそういうつもりじゃなくて、騎士として、真夜中にひとりの女性が森の中にいた事を純粋に心配してくれているだけなのはわかってる。
とりあえず、一緒に来た人がいる事は事実なので、その人とはぐれていたって説明したらとても気の毒そうな表情をされた。
とても優しいし、画面越しに見て来た通りの、ううん、もっと素敵な人なんだわ……
彼は、女の子慣れしていないみたいだ。私をソファに座らせた後、緊張でガチガチになっているのか少し可愛く見えてしまう。
きりっとした目元に、男らしい鼻筋に大きくて分厚い唇も素敵。
現在、恋人がいない事はずっと見て来たから知っている。彼を初めて見た時以前の事は知らないけれど、この調子だと完全に彼女が出来た事なんてひとりか、多くてふたりくらいかな、なんて勝手な事を思ってにやける口を引き締めた。
彼の事が気になってチラチラ視線を向けると、しっかり絡み合う。彼も私を見てくれているのかと思うと胸がドキドキして、くすぐったい様な、もどかしい様なこの気持ちを持て余す中学生か小学生の初恋みたい。
ずっと見つめ合いたいのに、なんだか照れくささが先だって、お互いにぱっと顔を少し背けてはまたチラって見ちゃうなんて、もぞもぞして変な感じだ。
不審者や困り果てて見ているような雰囲気ではない。初対面だし彼は騎士なんだから親切にしてくれているだけだって自分に言い聞かせる。
だけど、温かく柔らかなターコイズブルーの瞳を見つめていると、どことなく好意を向けられているような気がして勘違いしそうになる。
彼がお茶を淹れてくれるといい、お世話になりっぱなしも申し訳なく私が変わろうと思った。勢い余って目測を誤り、彼の体に、トンってぶつかってしまう。手と手が触れて、コップが落ちた。
すると、彼が怖いような表情をしたかと思うと、私にあっちに行くようにって素っ気なく突き放された。
何か、彼の気に障る事をして嫌われてしまったのだろうか、と悲しくなり頭が真っ白になった。ついさっきまでのほんわかした幸せ気分が消えて、目が潤みだす。鼻の奥がツーンって痛くなって泣いてしまいそうだ。
「……私、ここにいてはいけませんか?」
思わずそんな風に、彼を見上げながら言ってしまった。驚いて私の名を呼んでくれるけれど、サニー『様』だなんて、彼と私の距離がどんどん遠く冷たいものになってしまうかのようだ。
言うつもりのなかった言葉が溢れ出て、彼を困らせてしまうと思わなくもなかったけれど、一度溢れ出た気持ちを伝える言葉は止まる事がない。
とうとう彼を知っている事や、素敵な人だと思っていた事を打ち明けてしまった。
「サニー……会ったばかりで何を言っているのだと思われるかもしれない。だが、俺は……」
ぎゅうぎゅうと、池で抱き上げられた時とは比べものにならないほど力強く抱きしめられた。
少し苦しいくらいのその腕の力は、まるで私への思いを伝えてくれているかのようだ。もっと、もっと私をその胸の中にいさせて欲しい。逃がさないで欲しいと願った。
彼が何を言おうとしているのか、もしかして彼も私を……?などという高望みすぎる期待と、断られる不安が心の中でせめぎ合う。
会ったばかりで自信なんてあるはずもなく。不安のほうが勝つため、私は彼の言葉を遮った。
「ナイト様……好き……好きなんです。一度でいいから、私とデートしてくれませんか? それだけで、いいんです。ですから……」
とうとう、はっきり言ってしまった。会ったばかりなのに、こんな事を言えば絶対に彼が困るに決まっているのに。でも、本当に一度でいいから、彼と普通の恋人同士のようにたわいない一日を過ごしたかった。
せめて、好きな人との楽しい時間を過ごして、やがて来る終焉を迎えようと思い、必死に彼の胸にすがる。震える手を、彼の逞しい背中に回すと届かないほど大きな胸板に顔を埋めて涙を一生懸命堪えた。
まるで、世界一のバンジージャンプをするかのような恐怖が私を襲う。普段は何でもない風に快活に過ごせるのに、こういう肝心な時にはいつだって勇気がない。そんな小さな子供のような私の心に、大きな鐘を鳴らしたかのような衝撃的な言葉が届いた。
「サニー、あなたから言わせるなんてすまない。さっき、ひと目会った時から俺は……俺も、好きだ。どうか、一度だけなどと言わないでくれ……」
ぎゅうぎゅうお互いに抱きしめ合っているような恰好のまま、顔だけを恐る恐る彼のほうに向ける。すると、私を見下ろしていた彼の瞳が真正面にあり、その明るい緑みの青に吸い込まれそうな、そんな気がした。
「ナイト様、本当、ですか?」
「ああ。俺はもう、あなたがいない世界など考えられない。俺のほうこそ、あなたの愛を乞い願うただの男だ。一応騎士という身分はいただいているが、平民だし……いいのか? 本当に?」
信じられない思いで、聞き間違いかもしれないほどの返答に驚きながらも、歓喜がすぐに私の心も体も塗り替えてしまった。身分なんて、私もないようなものだ。そんなものに、どれほどの価値があるというのだろう。
私にとって、彼のその気持ちだけが史上最高の悦びを齎すというのに。
「嬉しい……大好き。ああ、夢のようです」
「サニー、俺も信じられない……まさか、あなたが俺なんかを……これが夢じゃないと信じさせてくれ……!」
彼の顔をじいっと見つめていると、今度は交差したまま逸らされる事無く、ターコイズブルーの瞳にうつる、泣きそうで嬉しそうな表情の私の顔が近づいてくる。
「サニー、好きだ」
こんな幸せな事があっていいのだろうか。お互いの熱い吐息が混じり合い、私たちの唇の距離が無くなった。
まるで、小鳥のような啄むキスを贈られ、ふわふわと浮遊感を伴う眩暈に襲われた。それは、決して不快なものではない。ずっとそこで揺蕩っていたいような、そんな目眩いに溺れていく。
「ん、ああ。ナイト様……」
私たちの間で、くちゅくちゅと淫らな音が生じる。幸せと、どこからともなく忍び寄って来る不安と、そして、この状況そのものに対する感情の高鳴りが私を襲った。
「サニー……サニー! 好きだ」
体が熱い。常に私を苛みつづける魔力の塊よりも、もっと大きな何かが生まれていく。
気が付けば、ほんのわずかな痛みを伴う切なさよりも深く恋が育ってしまっていた。
言葉なんかよりも、もっと奥底にあるあなたの心が、全て欲しいと強請る私に応えてくれる彼の大きな手が、体も心も、そして、服を乱した。
荒れ狂う波に浮かぶ小舟になったような気分だ。彼の声や瞳、優しく肌を撫でる大きな手が、私に彼の気持ちを運んで来てくれる。ただ、それだけで充分だった。
今は彼の事だけを考えさせてほしい。皆の事も、世界の事も、数日後の事も、何もかもを忘れさせてとキスを強請り、汗ばむ彼の肩に手を添えた。
大きくて分厚い舌が、私の口の中を蹂躙した。息が苦しくなっても、もっとこのまま私を翻弄して欲しくて私から吸い付く。
最初は指でいじめられていた胸の尖りが、ぬるついた口の中に入り舐られ転がされる。
「あ、あ……、ん。はぁ……ないとさまぁ、そこは……」
彼が私の胸を吸いながら、足の付け根に手を這わしていく。思わせぶりに、お腹を撫でて降ろされるその温もりが、何をしようとしているのか分かり反射的に閉じようとした。だけど、その足を開こうと、太ももを掴んだ手の指先がめり込み、ぐいっと大きく開かされる。
「ああ、サリー……。綺麗だ」
あろうことか、彼は私を見つめながら、足の付け根にその唇を落したのだった。
次回は 明日の21時になります。
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