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王女として産まれた誰よりも優しくて美しい私の相手には、勇者が似合うに決まってる
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今回と次回。ちょっとセイジョのあれこれを書きます。
そのあとの回で、ヒーローとヒロインが出会い恋愛要素満載になりますので、少々ストレス回になりますがお許しを。
「ちょっと、そんな風にしたら痛いでしょう? 今は人がいないから仕方がないけれど。城に戻ったら、王族を傷つけたあなたはクビになるかもね?」
「お、お許しを……」
私は、やっとたどり着いた宿で、侍女たちに全身を磨かれマッサージを受けている。ユウシャが好きな柑橘系のオイルを塗って、隅々まで肌を整えた。
このオイルは、一瓶で平民の騎士の2か月分の給料らしい。私は王女で聖女なんだから、このオイルを使う権利が当然ある。
床にまでこぼれ落ちるほど、沢山つけてもらうと肌が艶やかに滑らかになった。
不自由で貧乏で不便なこの旅はいつ終わるのだろう。イライラするストレスを、逆らえない彼女たちにぶつけてしまう事がちょっとだけある。でも、全部彼女たちに原因があるのだから仕方がない。
震えて額を床に擦りつける侍女は子爵家の次女だ。この仕事がなくなると困るだろう。
本気でクビにする気はない。だけど、からかうだけで、そんな風に許しを乞う彼女たちの姿を見るのは少し楽しい気持ちになる。だけど、私は優しいからすぐに許してあげるのだ。
上に立つ者の悲しい宿命というやつかしら。慈悲深く、寛大でいなくちゃいけないのよね。相手がどんなに無能で、いくらでも替えの利く存在であっても。
「あなたが常日頃頑張ってやってくれているのは、よーく知っているわ? もしもそんな事になったら、クビにならないように守ってあげる。だけど、度重なるとかばいきれないのよ。次から気をつけてね?」
「ああ、姫様、ありがとうございます……」
すると、彼女たちは涙を流しながら感謝する。とても嬉しそうに笑う彼女のような侍女やメイドとはとても仲が良い。
人から感謝されるって、なんて気分がいいの。
「あー、疲れた。ねぇ、ユウシャを呼んで来てくれる?」
「姫様、もう夜半ですので勇者様はもうお休みになられているやもしれませんし……姫様のように美しい乙女と、勇者様とはいえ男性とこのような時間に会う事は……」
「この私が呼んでいるんだから、彼だって嬉しいはずよ。彼は変な事はしないわ。変な風に勘ぐるなんて、とても醜くて酷い心の有り様なのよ? いいから連れてきて」
ユウシャは強くて優しいし素敵だ。周囲にいないかっこいい男。
きっと彼なら、平民だけれど、いずれ聖女王になる私の王配に相応しい。勇者と聖女の大冒険と大恋愛の末の結婚なんて、国中どころか、世界中が大絶賛するに決まっている。
だというのに、ユウシャには故郷にぶさいくな婚約者がいるらしい。その相手を大事にしているふりをしているのが悲しい。
まあ、そんな可哀想な婚約者のために、私への恋を必死に押さえ込んでしまうなんて、本当にけなげで優しい男だわ。ふふふ。
手紙は全て侍女に命じて取り上げている。内容は、彼が慈愛に満ち溢れていて、ぶさいくを気遣い、村の人々を安心させるように書かれていた。
だけど、心にもない『愛してる』とか、『すぐに帰って結婚しよう』だなんて……。いくらなんでもサービスしすぎよ。単なる社交辞令なのに、ぶさいくが本気にして待っていたら気の毒だわ。
ユウシャは私とイイ感じなのだ。どうすれば、ぶさいくが自分の立場と愛されていない事実に気が付いて身を引いてくれるだろう。
そうだわ、私たちの結婚の噂を広めよう。そうすれば、相手も諦めるだろうし、彼は私と結婚出来て幸せになれる。
王である父に、彼の私への切ない恋心と、私もそんな彼に好意を持っている事実、その旨を手紙に書き記した。
父は私に甘い。私が手紙に認めた、ユウシャとの許されざる身分を超えた恋の話を読んだ父が、徐々に疲れ果て求心力を失った国民感情を再び熱狂的に王家に取り戻すチャンスでもあるため、大々的に私たちの恋物語が広めた。
これでいいわ。ふふ、この旅が終わったら、私を愛している彼と結婚して世界中から祝福されるのよ。
※※※※
私には前世の記憶がある。
幼馴染の、中の上ほどの男とよく遊んでいた。だけど社会人になり、高スペックの男にプロポーズされて婚約しても、幼馴染と私の関係が変わる事はなかった。
ところが、幼馴染の男に恋人が出来て面白くなくなった。何事も恋人を優先するようになったのだ。腹立たしい。
あいつは、ずっと私の幼馴染で、私を優先するべきなのに……
そう思った私は、彼女がいない頃と同じように彼とテーマパークに行ったり、泊ったりを繰り返した。秘密にすると悪いから、彼女に写メつきで事情を説明しながら。
やましい所がない彼も、私が彼女にそういう説明をする事に快く頷いていた。隠すほうが浮気として疑われるのが嫌そうだった。
案の定、あの女はヤキモチを焼いた。実際には何もないのに、変に勘ぐったあの女との信頼関係が破綻して喧嘩を繰り返し、ふたりはすぐに別れるかなって思った。なのに、幼馴染は彼女に心底恋をしていたようだ。一向に別れないどころか、婚約してしまう。
『なあ、俺、あいつと結婚したいんだよ。だから、もうこんな風に泊まったりとかやめたいんだけど。このままじゃ、彼女にフラれちまう。』
『え? どうして? 私たちは幼馴染なんだよ。何もないのに、変に思うなんておかしいわ? てか、ヤキモチをかわいく焼いてくれるなんて、ラブラブって事じゃない』
『そ、そうかな……?』
『うんうん。そう思う。だからさ、マンネリ防止にもなるし、ちょっと彼女をヤキモチ焼かせておかない? ますますチトセの事好きになるわよ』
『そうかなー?』
『そうだよ! だからさ、ほら。仲良しの写メ撮って、また送ろうよ! そうしたら、彼女だってわかってくれるから!』
『女の子の事は、女の子の方がよく知ってるもんな……うん、わかった。セイラの言う通りにする』
私と大阪のテーマパークに2泊3日で来ていた彼と、何枚も写真を撮った。部屋は勿論一緒だ。だって、ホントになんにもないんだもの。
『もう、いい加減にしてください。こんな風に写真まで送りつけて、どういうつもりなんですか?』
『だから、チトセとはなんでもないっていう証拠よ? なあに? まだ変に疑ってるの? 心が狭い嫌な女だって思われちゃうわよ?』
『……だったら、セイラさんの婚約者さんに転送していいですか?』
『な! そんな事許さないわよ? 彼は関係ないじゃない!』
『どうしてですか? チトセとはなんでもないから、その証明のために私に送って来るんでしょう? だったら、あなたの婚約者にも同じようにしたらどうです? 勿論、大阪のテーマパーク2泊3日の旅でふたりが同じ部屋で過ごしたって知らせてるんですよね?』
『信じらんないっ! ばっかじゃないの! そんな事、あの人に言ったら許さないから!』
なのに、あの女は訳が分からない事を言って私を困らせた。
婚約者の彼にあんなの送るなんて馬鹿げてる。嫌がらせにも程があるじゃない。婚約破棄されたらどうしてくれるのよ。なんにも悪くない私に対して脅迫してくるなんて、性格の悪いブスにもほどがあるじゃない。
本気で私を怒らせてしまったあの女を懲らしめようと思った。
そのあとの回で、ヒーローとヒロインが出会い恋愛要素満載になりますので、少々ストレス回になりますがお許しを。
「ちょっと、そんな風にしたら痛いでしょう? 今は人がいないから仕方がないけれど。城に戻ったら、王族を傷つけたあなたはクビになるかもね?」
「お、お許しを……」
私は、やっとたどり着いた宿で、侍女たちに全身を磨かれマッサージを受けている。ユウシャが好きな柑橘系のオイルを塗って、隅々まで肌を整えた。
このオイルは、一瓶で平民の騎士の2か月分の給料らしい。私は王女で聖女なんだから、このオイルを使う権利が当然ある。
床にまでこぼれ落ちるほど、沢山つけてもらうと肌が艶やかに滑らかになった。
不自由で貧乏で不便なこの旅はいつ終わるのだろう。イライラするストレスを、逆らえない彼女たちにぶつけてしまう事がちょっとだけある。でも、全部彼女たちに原因があるのだから仕方がない。
震えて額を床に擦りつける侍女は子爵家の次女だ。この仕事がなくなると困るだろう。
本気でクビにする気はない。だけど、からかうだけで、そんな風に許しを乞う彼女たちの姿を見るのは少し楽しい気持ちになる。だけど、私は優しいからすぐに許してあげるのだ。
上に立つ者の悲しい宿命というやつかしら。慈悲深く、寛大でいなくちゃいけないのよね。相手がどんなに無能で、いくらでも替えの利く存在であっても。
「あなたが常日頃頑張ってやってくれているのは、よーく知っているわ? もしもそんな事になったら、クビにならないように守ってあげる。だけど、度重なるとかばいきれないのよ。次から気をつけてね?」
「ああ、姫様、ありがとうございます……」
すると、彼女たちは涙を流しながら感謝する。とても嬉しそうに笑う彼女のような侍女やメイドとはとても仲が良い。
人から感謝されるって、なんて気分がいいの。
「あー、疲れた。ねぇ、ユウシャを呼んで来てくれる?」
「姫様、もう夜半ですので勇者様はもうお休みになられているやもしれませんし……姫様のように美しい乙女と、勇者様とはいえ男性とこのような時間に会う事は……」
「この私が呼んでいるんだから、彼だって嬉しいはずよ。彼は変な事はしないわ。変な風に勘ぐるなんて、とても醜くて酷い心の有り様なのよ? いいから連れてきて」
ユウシャは強くて優しいし素敵だ。周囲にいないかっこいい男。
きっと彼なら、平民だけれど、いずれ聖女王になる私の王配に相応しい。勇者と聖女の大冒険と大恋愛の末の結婚なんて、国中どころか、世界中が大絶賛するに決まっている。
だというのに、ユウシャには故郷にぶさいくな婚約者がいるらしい。その相手を大事にしているふりをしているのが悲しい。
まあ、そんな可哀想な婚約者のために、私への恋を必死に押さえ込んでしまうなんて、本当にけなげで優しい男だわ。ふふふ。
手紙は全て侍女に命じて取り上げている。内容は、彼が慈愛に満ち溢れていて、ぶさいくを気遣い、村の人々を安心させるように書かれていた。
だけど、心にもない『愛してる』とか、『すぐに帰って結婚しよう』だなんて……。いくらなんでもサービスしすぎよ。単なる社交辞令なのに、ぶさいくが本気にして待っていたら気の毒だわ。
ユウシャは私とイイ感じなのだ。どうすれば、ぶさいくが自分の立場と愛されていない事実に気が付いて身を引いてくれるだろう。
そうだわ、私たちの結婚の噂を広めよう。そうすれば、相手も諦めるだろうし、彼は私と結婚出来て幸せになれる。
王である父に、彼の私への切ない恋心と、私もそんな彼に好意を持っている事実、その旨を手紙に書き記した。
父は私に甘い。私が手紙に認めた、ユウシャとの許されざる身分を超えた恋の話を読んだ父が、徐々に疲れ果て求心力を失った国民感情を再び熱狂的に王家に取り戻すチャンスでもあるため、大々的に私たちの恋物語が広めた。
これでいいわ。ふふ、この旅が終わったら、私を愛している彼と結婚して世界中から祝福されるのよ。
※※※※
私には前世の記憶がある。
幼馴染の、中の上ほどの男とよく遊んでいた。だけど社会人になり、高スペックの男にプロポーズされて婚約しても、幼馴染と私の関係が変わる事はなかった。
ところが、幼馴染の男に恋人が出来て面白くなくなった。何事も恋人を優先するようになったのだ。腹立たしい。
あいつは、ずっと私の幼馴染で、私を優先するべきなのに……
そう思った私は、彼女がいない頃と同じように彼とテーマパークに行ったり、泊ったりを繰り返した。秘密にすると悪いから、彼女に写メつきで事情を説明しながら。
やましい所がない彼も、私が彼女にそういう説明をする事に快く頷いていた。隠すほうが浮気として疑われるのが嫌そうだった。
案の定、あの女はヤキモチを焼いた。実際には何もないのに、変に勘ぐったあの女との信頼関係が破綻して喧嘩を繰り返し、ふたりはすぐに別れるかなって思った。なのに、幼馴染は彼女に心底恋をしていたようだ。一向に別れないどころか、婚約してしまう。
『なあ、俺、あいつと結婚したいんだよ。だから、もうこんな風に泊まったりとかやめたいんだけど。このままじゃ、彼女にフラれちまう。』
『え? どうして? 私たちは幼馴染なんだよ。何もないのに、変に思うなんておかしいわ? てか、ヤキモチをかわいく焼いてくれるなんて、ラブラブって事じゃない』
『そ、そうかな……?』
『うんうん。そう思う。だからさ、マンネリ防止にもなるし、ちょっと彼女をヤキモチ焼かせておかない? ますますチトセの事好きになるわよ』
『そうかなー?』
『そうだよ! だからさ、ほら。仲良しの写メ撮って、また送ろうよ! そうしたら、彼女だってわかってくれるから!』
『女の子の事は、女の子の方がよく知ってるもんな……うん、わかった。セイラの言う通りにする』
私と大阪のテーマパークに2泊3日で来ていた彼と、何枚も写真を撮った。部屋は勿論一緒だ。だって、ホントになんにもないんだもの。
『もう、いい加減にしてください。こんな風に写真まで送りつけて、どういうつもりなんですか?』
『だから、チトセとはなんでもないっていう証拠よ? なあに? まだ変に疑ってるの? 心が狭い嫌な女だって思われちゃうわよ?』
『……だったら、セイラさんの婚約者さんに転送していいですか?』
『な! そんな事許さないわよ? 彼は関係ないじゃない!』
『どうしてですか? チトセとはなんでもないから、その証明のために私に送って来るんでしょう? だったら、あなたの婚約者にも同じようにしたらどうです? 勿論、大阪のテーマパーク2泊3日の旅でふたりが同じ部屋で過ごしたって知らせてるんですよね?』
『信じらんないっ! ばっかじゃないの! そんな事、あの人に言ったら許さないから!』
なのに、あの女は訳が分からない事を言って私を困らせた。
婚約者の彼にあんなの送るなんて馬鹿げてる。嫌がらせにも程があるじゃない。婚約破棄されたらどうしてくれるのよ。なんにも悪くない私に対して脅迫してくるなんて、性格の悪いブスにもほどがあるじゃない。
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