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11 首筋の赤い印 R18
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俺は、今日も机に山積みになっている書類を見て、長い溜息を吐いた。
その中には、今回の海洋調査の撤廃を求める嘆願書もある。しかし、調査は各国が協力して行っている、未来の世界のための重大任務なのだ。誰かがいかなければならない。
俺は貴族と結婚したことで、俺の身の安全が、かなり保障された。そして、エルのつながりのおかげで、平民の仲間が結婚しやすくなる。貴族と結婚できれば、平民だけが危険な任務に行かされるなんて、出自で将来や生命が脅かされる偏った現状から、たいていは逃れられるのだから。
そう思ったからこそ、たまたま友人になったフロアの妹に近づいた。
ただ、誤算が生じた。
エルは、その辺の、俺が知るような傲慢な貴族女性ではなかった。平民の俺達と同じように笑い、そして他人のことを自分のことのように嘆き悲しむことのできる優しい人だった。そんなエルのことを、打算だけで利用して結婚しようとした、俺の罪悪感が増した。
かわいい人をだまして、時々胸が痛んだが、エルだって、すぐに他にも夫を迎えればそれでいいだろうと割り切っていた。
でも、優しくて快活で、結婚してからもどんどん美しくなる彼女をいつしか愛した。心から、求婚して生涯大切にするつもりだった。
ただ、いざ結婚してみると、しがない一般の平民である俺は、彼女の家のすさまじい財力と権力に圧倒された。自分の力だけでは到底かなうはずがない。
頑張ろうと思っても、どうせ無駄なあがきだと、彼女の家を考えるたびに俺のちっぽけなプライドにヒビがはいった。
だが、それでいい。その家の力を、ほんの少し利用できればいいと思っていたから。そして、俺なりに彼女を支えてやりたいとも思う。
「ねぇ、何を考えているの?」
「……なにも」
「ふふふ、嘘ね。右の唇の下がピクピクしている。全然治らないわねぇ、嘘をつくときの、ク・セ」
「うるさいな」
俺は、膝の上で甘えて笑っている彼女の唇を塞いだ。長いキスは、エルとの上品なものとはちがい、互いを吸い付くし貪るかのように激しい。
俺の執務室は、部隊長専用の個室だ。ここに入れるのは、側近のみ。しかも、俺の許可がなければ絶対に入り込めないように電子セキュリティが働いている。
トーチは、今は騎士というよりも俺の秘書のような地位にいる。女性だから、前線には行かせられないし、荒くれ者の騎士たちの食指にかからせるわけにもいかないから、大抵の女性騎士は直属の上司の庇護下にはいる。
「ん……はぁん」
心得たように、俺の僅かな動きで体をくねらせる。胸元のボタンを開け、スカートをたくしあげてやると、下着をつけていない秘所があらわになった。
「ん、いきなりね」
「あまり時間がないからな」
方に手を当てて、トーチが腰をゆする。最近、仕事が忙しくてかまってやれなかったからか、腰の動きがいつもよりも大きく速い。
俺の杭をぎゅうぎゅう締め付けるもんだから、気持ちいいを通り越して痛いくらいだ。
エルと肌を合わせなくなってから付き合ってきたからか、互いのポイントは知り尽くしている。俺が痛いことを知っていいて力を込めているのだろう。
「最近ほったらかしすぎた仕返しか?」
「ふふふ、なんのことー? あん、ただ、ここのところ、私以外の女をまた抱き始めたのかなって、ちょっとやきもちくらいはやいたかも?」
「あれ以来、抱いてねぇよ」
「ほんとかしら?」
ぐいっと腰を突き立てる。すると、トーチの体が浮いた。
「ちょ、深い……んんっ!」
減らず口を叩く美女が、俺によって乱れに乱れた姿は、俺の自尊心を刺激する。トーチには、エルに抱くような劣等感など起こらない。
エルに関係をリークすると脅しているが、その時は俺達の関係は終わりだから、一生そんなことはありえないだろう。
さっさと済ませて、仕事を始める。トーチは、事後の香りを匂わせたかのように頬を上気させて、乱れが髪と服を直している。
「リーマ、ちょっといいか?」
「ちょっとまってくれ。すぐ開ける」
ノックと同時に、フロアの声がした。エルの兄に、今部屋に入られてはまずい。別の部屋に、まだ身支度が終わらないトーチを放り込むようにつれていった。
自分の姿を鏡で確認して、フロアを出迎える。
俺の姿を見て、フロアが少し驚いたように目を見開き俺を責めているように見えた。まさか、バレたのかと思ったが、後ろめたさからくる見間違いだったかもしれない。
「は? カナキリが?」
「ああ、正式に我が家にエルの夫になりたいという求婚書を送ってきた。お前が以前勧めたとも書いてあって、どういうことか聞いてこいと言われてな」
「俺が勧めた?」
部屋に入るなり、フロアからカナキリがエルに求婚したいと言っていたと詰め寄られた。先日、どこぞの貴族の夫人のパーティで、ふたりが接触したことは聞いている。だが、求婚となると首をひねるばかり。
「カナキリは、エルのような女性ではなく、もっと色っぽい年上の美女が好みだと言っていたがな。あと、俺が勧めたってなんのことやら。冗談で言ったかもしれんが覚えてない。だが、ふたり目の夫のことは、エルの意向にまかせる」
「そうか。相手が冗談を真に受けていたのか。好みも全く違うようだし、社交辞令的な求婚かもしれんな。騎士ふたりが夫とか、聞いたことがないし」
フロアは頷いて、部屋を出ていこうとした。が、ふと立ち止まり、首をちょんちょん人差し指で軽く叩いた。
「ところで。執務室にひとりとはいえ、だらしなさすぎだ。襟元くらいきちんとしておけ。妹と仲が良いのは結構だが、あまりそういうのは見せるな」
そう言い残して、フロアは部屋を出ていった。なんのことだと鏡を見ると、そこには赤い印がついていた。
フロアが指した場所は、さっきトーチに吸い付かれた場所だった。あれほどキスマークはつけるなと言っておいたのに、まさかよりにもよってフロアに見られるとは。
だが、フロアはこれをつけた相手をエルだと勘違いしている。それもそうだろう。まさか、俺が別の女としか肌を重ねていないとは夢にも思っていないだろうから。
隣室に隠したトーチに軽く注意したものの、こういうスリルも悪くないななんて、この時の俺は、信じられないほど気軽に考えていた。
その中には、今回の海洋調査の撤廃を求める嘆願書もある。しかし、調査は各国が協力して行っている、未来の世界のための重大任務なのだ。誰かがいかなければならない。
俺は貴族と結婚したことで、俺の身の安全が、かなり保障された。そして、エルのつながりのおかげで、平民の仲間が結婚しやすくなる。貴族と結婚できれば、平民だけが危険な任務に行かされるなんて、出自で将来や生命が脅かされる偏った現状から、たいていは逃れられるのだから。
そう思ったからこそ、たまたま友人になったフロアの妹に近づいた。
ただ、誤算が生じた。
エルは、その辺の、俺が知るような傲慢な貴族女性ではなかった。平民の俺達と同じように笑い、そして他人のことを自分のことのように嘆き悲しむことのできる優しい人だった。そんなエルのことを、打算だけで利用して結婚しようとした、俺の罪悪感が増した。
かわいい人をだまして、時々胸が痛んだが、エルだって、すぐに他にも夫を迎えればそれでいいだろうと割り切っていた。
でも、優しくて快活で、結婚してからもどんどん美しくなる彼女をいつしか愛した。心から、求婚して生涯大切にするつもりだった。
ただ、いざ結婚してみると、しがない一般の平民である俺は、彼女の家のすさまじい財力と権力に圧倒された。自分の力だけでは到底かなうはずがない。
頑張ろうと思っても、どうせ無駄なあがきだと、彼女の家を考えるたびに俺のちっぽけなプライドにヒビがはいった。
だが、それでいい。その家の力を、ほんの少し利用できればいいと思っていたから。そして、俺なりに彼女を支えてやりたいとも思う。
「ねぇ、何を考えているの?」
「……なにも」
「ふふふ、嘘ね。右の唇の下がピクピクしている。全然治らないわねぇ、嘘をつくときの、ク・セ」
「うるさいな」
俺は、膝の上で甘えて笑っている彼女の唇を塞いだ。長いキスは、エルとの上品なものとはちがい、互いを吸い付くし貪るかのように激しい。
俺の執務室は、部隊長専用の個室だ。ここに入れるのは、側近のみ。しかも、俺の許可がなければ絶対に入り込めないように電子セキュリティが働いている。
トーチは、今は騎士というよりも俺の秘書のような地位にいる。女性だから、前線には行かせられないし、荒くれ者の騎士たちの食指にかからせるわけにもいかないから、大抵の女性騎士は直属の上司の庇護下にはいる。
「ん……はぁん」
心得たように、俺の僅かな動きで体をくねらせる。胸元のボタンを開け、スカートをたくしあげてやると、下着をつけていない秘所があらわになった。
「ん、いきなりね」
「あまり時間がないからな」
方に手を当てて、トーチが腰をゆする。最近、仕事が忙しくてかまってやれなかったからか、腰の動きがいつもよりも大きく速い。
俺の杭をぎゅうぎゅう締め付けるもんだから、気持ちいいを通り越して痛いくらいだ。
エルと肌を合わせなくなってから付き合ってきたからか、互いのポイントは知り尽くしている。俺が痛いことを知っていいて力を込めているのだろう。
「最近ほったらかしすぎた仕返しか?」
「ふふふ、なんのことー? あん、ただ、ここのところ、私以外の女をまた抱き始めたのかなって、ちょっとやきもちくらいはやいたかも?」
「あれ以来、抱いてねぇよ」
「ほんとかしら?」
ぐいっと腰を突き立てる。すると、トーチの体が浮いた。
「ちょ、深い……んんっ!」
減らず口を叩く美女が、俺によって乱れに乱れた姿は、俺の自尊心を刺激する。トーチには、エルに抱くような劣等感など起こらない。
エルに関係をリークすると脅しているが、その時は俺達の関係は終わりだから、一生そんなことはありえないだろう。
さっさと済ませて、仕事を始める。トーチは、事後の香りを匂わせたかのように頬を上気させて、乱れが髪と服を直している。
「リーマ、ちょっといいか?」
「ちょっとまってくれ。すぐ開ける」
ノックと同時に、フロアの声がした。エルの兄に、今部屋に入られてはまずい。別の部屋に、まだ身支度が終わらないトーチを放り込むようにつれていった。
自分の姿を鏡で確認して、フロアを出迎える。
俺の姿を見て、フロアが少し驚いたように目を見開き俺を責めているように見えた。まさか、バレたのかと思ったが、後ろめたさからくる見間違いだったかもしれない。
「は? カナキリが?」
「ああ、正式に我が家にエルの夫になりたいという求婚書を送ってきた。お前が以前勧めたとも書いてあって、どういうことか聞いてこいと言われてな」
「俺が勧めた?」
部屋に入るなり、フロアからカナキリがエルに求婚したいと言っていたと詰め寄られた。先日、どこぞの貴族の夫人のパーティで、ふたりが接触したことは聞いている。だが、求婚となると首をひねるばかり。
「カナキリは、エルのような女性ではなく、もっと色っぽい年上の美女が好みだと言っていたがな。あと、俺が勧めたってなんのことやら。冗談で言ったかもしれんが覚えてない。だが、ふたり目の夫のことは、エルの意向にまかせる」
「そうか。相手が冗談を真に受けていたのか。好みも全く違うようだし、社交辞令的な求婚かもしれんな。騎士ふたりが夫とか、聞いたことがないし」
フロアは頷いて、部屋を出ていこうとした。が、ふと立ち止まり、首をちょんちょん人差し指で軽く叩いた。
「ところで。執務室にひとりとはいえ、だらしなさすぎだ。襟元くらいきちんとしておけ。妹と仲が良いのは結構だが、あまりそういうのは見せるな」
そう言い残して、フロアは部屋を出ていった。なんのことだと鏡を見ると、そこには赤い印がついていた。
フロアが指した場所は、さっきトーチに吸い付かれた場所だった。あれほどキスマークはつけるなと言っておいたのに、まさかよりにもよってフロアに見られるとは。
だが、フロアはこれをつけた相手をエルだと勘違いしている。それもそうだろう。まさか、俺が別の女としか肌を重ねていないとは夢にも思っていないだろうから。
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