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気弱で素敵な絶倫ハムチュターンに、今日も沢山溺愛されています R18
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ダンと離宮でイチャイチャ誰にもほとんど邪魔されずに蜜月というのを過ごした。番を得た獣人は、種族によっては数か月こもるらしい。
初めての日から2日後に、ダンがチラチラそわそわ私を意味深に見つめて来るものの何も言えずにいるのは、よっぽど最初の少量の出血すらショックだったかららしい。
──そう言えば、検診の採血の時に男の子だけが倒れてるのを見たなあ……
女の子は血を毎月みるからそこそこ慣れて強くなるらしい。しかも、ダンにとっては私は☆世界一貴重な至宝☆らしいから余計だったのだろう。
『ダン、もう大丈夫そうよ?』
『いや、もう少し、深い傷が完治するまで俺は待つから。その分、お風呂でイチャイチャしてくれているしそれだけで俺は満足だよ』
満足度5段階中4くらいなのかな?
でも、ダンのを愛しく思って一生懸命不器用だけど手と口でしていたら、私のお腹の奥がむずむずしちゃってしょうがないのだ。勿論、その最中に、彼が胸とか耳とかを悪戯して私の体の熱をあげるせいでもあるけれども。
結局、本当はシたいくせに、なかなか私の中に入ってこようとしないから、二回目は私が押し倒した。
ファーストキスもだったけれど、ダンはこういう時臆病になる。
でも、それは私に嫌われたらという思いもあるだろうけれど、彼の自信のなさからくる優しさでもあるのかなと思えるようになった。
そりゃ、時にはハムチュターン族の男たるもの雄々しく激しく女性を求めるものだという、思わず胸がキュンってなる強引さもいいなって思う。
日に焼けた逞しいダンが『エミリア、もう待てない。覚悟はいいか?』なんて言いながら押し倒してくれるようなシチュエーションもいいなあなんて、乙女チックにうっとりもしてしまう。
でも、それって逆に言えば相手の事を気遣えない自分勝手なエゴでもあるんじゃないかななんて。
私のハムチュターンはダンなのだ。気弱でネガティブだったり、直ぐに逃げたり、時にハムチュターンにわざと変化して私の心を乱して来るような、真っ先にぎゃふんってされそうな悪党の手下の使いっ走りみたいな狡さも、ダンなら許しちゃう自分がいた。
最初のとっかかりさえあったら、ダンはグイグイくる。逞しいしなやかな力を秘めた体で翻弄され、愛されて、私たちは何度もつながった。
彼は、一回の時間が短いと思う。普通がどんなものかはわからないけれど、秒はないんじゃないかな?
でも、回復がとても速くて、一晩に何回するのー? って、私が泣きごとを言いたくなるくらいだった。何度か、もうやめてっておねだりしたけれど、女のやめてはもっと気持ちよくしてっていう、何の漫画か映像なんだとツッコミたくなるテンプレがこの世界にもあったのかというくらい聞いてくれなくて困った。
しかも、回数を重ねるごとに、一回にかかる時間が伸びて行く。おかげで、途中で中でイく事ができた。
ダンって本当に経験が無かったんだと思う。それは、本気で思う。でも、まさかの絶倫具合に私はほんの少しだけダンに会いに来たのを後悔してしまった。
夜の暗闇が白み始める頃、疲れを知らない彼に、体中の力が入らないからかっくんかっくんって体を揺さぶられて、いつの間にか視界が暗転した。
──腹上死ってこうやって起こるのね……
なんて、疲労困憊で死への恐怖や不安すらないほど自分が無くなったと思う。
『ダン……、愛してるぅ……』
あとでダンに聞いたんだけど無意識で最後に弱弱しく私はこう言った後、スヤスヤ幸せそうに眠ったらしい。
眠りと意識消失との違いってなんだっけ?
お昼過ぎにやっと目を覚ましてから、そんな風に首を傾げる。ダンが余りにも可愛く笑うものだから、やっぱりそういうのがとっても些細な出来事に感じてしまって、私は彼にキスをするのだ。
なんだかんだで、ホレたもん負け。人が人を好きになる理由なんて、はっきりわかってない人だっていると思う。特に、私が好きなのはあのダンだ。前世で知り合っていたならフっていたと思う。
素直で、可愛くて、カッコよくて。ほら、彼が私をうっとり見つめて愛を伝えたら、もう彼の良い所しか思いつかない。
2週間が経過する頃、ハムチュターン族の蜜月が終わったようだ。いつになく、ダンが頼りがいのある青年に見えて、久しぶりに彼の家族に会う事になった。
初日に夕食を頂いた広間にダンにお姫様抱っこをされて連れていかれる。うっとり彼の首に、前よりもはるかに甘えるように腕を絡ませてしなだれかかった。
ダンも、そんな風に自分に夢中になった様子の私に満足して自信に満ち溢れているみたいに輝いて見えた。
相当重症っぽい。だけど、私はそれでいい。だって、彼の側は世界一安心できる幸せな場所だから。
※※※※
誰の目から見ても、私たち二人の仲が深く愛し合う番そのものに見えたみたい。ダンの家族は、ダンに良くやったと褒めちぎり、ダンはそれを受けて堂々たる姿で私との婚姻を宣言した。
この国では、一応書類上の婚姻関係証明書みたいなものもあるけれど、こうして蜜月を無事に済ませてお披露目する事のほうがより大事らしい。
私はかっこいいダンだけしか視界にうつらず、心も全てが彼一色になっていた。
「エミリア、ほら、前を向いてごらん」
太陽の熱い輝きを秘めた力強い瞳が、私だけを愛してどんな事からも守るからって物語っている。そんな彼の視線の動きについていった先に、数年ぶりに会う家族がいた。
「君のご家族を母が招待したんだ」
大きな長方形のテーブルに、お互いの親族が一列に並んで座っている。今日の主役は私たち二人だ。ダンがゆっくりと奥にある私たちのための椅子の前に立つ。
「お父様、お兄様たち……」
公爵家に連れ戻され、そこから数年間なんとなくで過ごした王子との灰色時代に色をくれた人たちを呼ぶ。父は、一体どういう事なのかと聞きたいのだろう。だけど、私が幸せそうにしているのを見て、事情を聴き、今まで黙っていた事を叱るよりも、今の私を喜んで祝福しているようだった。
兄たちは、ダンに鋭い視線を投げかけていた。妹をいきなり種族の違う自分の番としてこの国でなしくずしに婚姻した事に対して少し怒っているみたい。でも、私が兄たちを見て微笑みかけると、今度は大事な妹を泣かせたら承知しないといった剣呑な視線をダンにグサグサ刺した。
「ヘリヤ、ミンミ、サイニ……おかあさんたち……」
あんな風に別れてからどれ程時が経ったのだろう。懐かしい、私を小さな頃いっぱい愛して育ててくれたお母さんたちが涙ぐんでそこにいた。
実は、この場には母親がいない。父達が、私が誰をどう思っているのか、そして、誰に祝福して欲しいのかを理解して、本来ならこの場にいる事すらできない平民の彼女たちを連れて貴賓席に座らせてくれていたのだ。
女王たちも、全てを打ち明けているダンから事情を聞いたのか、きちんとお母さんたちを歓待してくれていた。
私は、こんな幸せがあっていいのかと思うと同時にぼろぼろ涙をこぼした。ダンが、顔を寄せて、そっと涙を抑えてくれる。
「エミリア、行っておいで」
「うう……、うん。うん……グスッ」
私は、ゆっくり転ばないようにダンに支えられて立ち上がる。ゆっくり、家族に近づいて、先ずは父から抱き着いた。色々、心配していたとか、愛しているだとか、これから幸せになれとか言われるけれど、私は泣きじゃくるばかりで何も言えなかった。
兄たちももらい泣きして、私のほうに近づくと同じように祝福の言葉をくれる。
そして、気を使い居心地の悪そうな、でも、誰よりも私のダンとの結婚を喜んでくれるお母さんたちの元に向かった。
ああ、早く行きたいのに、足が言う事を聞いてくれない。
最後の最後で、躓いてしまう。すると、いつの間にか私の近くにいたダンが体をがっしり支えて立ち上がらせてくれた。
「おかぁ、さ、……おがぁさぁん……、会いたがったぁ……!」
公爵令嬢である私が、あの屋敷を出て行き、関係が無くなった平民の彼女たちに大っぴらに会いにいけるわけがなかった。あの国にいる限り、家の敵対勢力などがお母さんたちを私の弱点として利用するかもしれないからだ。
時々、育った家を出てから幸せにしている様子をこっそり覗きに行くことはあっても、一言も言葉を交わしていない。
ずっと、会いたかった。抱きしめて欲しかった。今年、心細い時に、側にいて欲しいと思っていたお母さんたちに涙を流して抱き着いた。
「エミリアお嬢様……」
「お美しくなられて……」
「お嬢様、おめでとうございます」
この世界では身分の壁が物凄く高くて厚い。もっと砕けた口調が良いと思いつつも、そんな使用人のような言葉遣いのまま、だけど、彼女たちが心から私を愛して、そして、喜んでくれているのが分かる。
お母さん達の胸で大泣きしていると、いつの間にか部屋に集まっている人たち全員がもらい泣きを始めていた。
感情の高ぶりが治まると、かなり恥ずかしくなった。だけど、そんな私にキスをして愛しくてたまらないといった表情でダンが肩を抱いてくれるから、嬉しくて幸せで。
こうして、私たちははれて番であり、夫婦であると認められたのであった。
初めての日から2日後に、ダンがチラチラそわそわ私を意味深に見つめて来るものの何も言えずにいるのは、よっぽど最初の少量の出血すらショックだったかららしい。
──そう言えば、検診の採血の時に男の子だけが倒れてるのを見たなあ……
女の子は血を毎月みるからそこそこ慣れて強くなるらしい。しかも、ダンにとっては私は☆世界一貴重な至宝☆らしいから余計だったのだろう。
『ダン、もう大丈夫そうよ?』
『いや、もう少し、深い傷が完治するまで俺は待つから。その分、お風呂でイチャイチャしてくれているしそれだけで俺は満足だよ』
満足度5段階中4くらいなのかな?
でも、ダンのを愛しく思って一生懸命不器用だけど手と口でしていたら、私のお腹の奥がむずむずしちゃってしょうがないのだ。勿論、その最中に、彼が胸とか耳とかを悪戯して私の体の熱をあげるせいでもあるけれども。
結局、本当はシたいくせに、なかなか私の中に入ってこようとしないから、二回目は私が押し倒した。
ファーストキスもだったけれど、ダンはこういう時臆病になる。
でも、それは私に嫌われたらという思いもあるだろうけれど、彼の自信のなさからくる優しさでもあるのかなと思えるようになった。
そりゃ、時にはハムチュターン族の男たるもの雄々しく激しく女性を求めるものだという、思わず胸がキュンってなる強引さもいいなって思う。
日に焼けた逞しいダンが『エミリア、もう待てない。覚悟はいいか?』なんて言いながら押し倒してくれるようなシチュエーションもいいなあなんて、乙女チックにうっとりもしてしまう。
でも、それって逆に言えば相手の事を気遣えない自分勝手なエゴでもあるんじゃないかななんて。
私のハムチュターンはダンなのだ。気弱でネガティブだったり、直ぐに逃げたり、時にハムチュターンにわざと変化して私の心を乱して来るような、真っ先にぎゃふんってされそうな悪党の手下の使いっ走りみたいな狡さも、ダンなら許しちゃう自分がいた。
最初のとっかかりさえあったら、ダンはグイグイくる。逞しいしなやかな力を秘めた体で翻弄され、愛されて、私たちは何度もつながった。
彼は、一回の時間が短いと思う。普通がどんなものかはわからないけれど、秒はないんじゃないかな?
でも、回復がとても速くて、一晩に何回するのー? って、私が泣きごとを言いたくなるくらいだった。何度か、もうやめてっておねだりしたけれど、女のやめてはもっと気持ちよくしてっていう、何の漫画か映像なんだとツッコミたくなるテンプレがこの世界にもあったのかというくらい聞いてくれなくて困った。
しかも、回数を重ねるごとに、一回にかかる時間が伸びて行く。おかげで、途中で中でイく事ができた。
ダンって本当に経験が無かったんだと思う。それは、本気で思う。でも、まさかの絶倫具合に私はほんの少しだけダンに会いに来たのを後悔してしまった。
夜の暗闇が白み始める頃、疲れを知らない彼に、体中の力が入らないからかっくんかっくんって体を揺さぶられて、いつの間にか視界が暗転した。
──腹上死ってこうやって起こるのね……
なんて、疲労困憊で死への恐怖や不安すらないほど自分が無くなったと思う。
『ダン……、愛してるぅ……』
あとでダンに聞いたんだけど無意識で最後に弱弱しく私はこう言った後、スヤスヤ幸せそうに眠ったらしい。
眠りと意識消失との違いってなんだっけ?
お昼過ぎにやっと目を覚ましてから、そんな風に首を傾げる。ダンが余りにも可愛く笑うものだから、やっぱりそういうのがとっても些細な出来事に感じてしまって、私は彼にキスをするのだ。
なんだかんだで、ホレたもん負け。人が人を好きになる理由なんて、はっきりわかってない人だっていると思う。特に、私が好きなのはあのダンだ。前世で知り合っていたならフっていたと思う。
素直で、可愛くて、カッコよくて。ほら、彼が私をうっとり見つめて愛を伝えたら、もう彼の良い所しか思いつかない。
2週間が経過する頃、ハムチュターン族の蜜月が終わったようだ。いつになく、ダンが頼りがいのある青年に見えて、久しぶりに彼の家族に会う事になった。
初日に夕食を頂いた広間にダンにお姫様抱っこをされて連れていかれる。うっとり彼の首に、前よりもはるかに甘えるように腕を絡ませてしなだれかかった。
ダンも、そんな風に自分に夢中になった様子の私に満足して自信に満ち溢れているみたいに輝いて見えた。
相当重症っぽい。だけど、私はそれでいい。だって、彼の側は世界一安心できる幸せな場所だから。
※※※※
誰の目から見ても、私たち二人の仲が深く愛し合う番そのものに見えたみたい。ダンの家族は、ダンに良くやったと褒めちぎり、ダンはそれを受けて堂々たる姿で私との婚姻を宣言した。
この国では、一応書類上の婚姻関係証明書みたいなものもあるけれど、こうして蜜月を無事に済ませてお披露目する事のほうがより大事らしい。
私はかっこいいダンだけしか視界にうつらず、心も全てが彼一色になっていた。
「エミリア、ほら、前を向いてごらん」
太陽の熱い輝きを秘めた力強い瞳が、私だけを愛してどんな事からも守るからって物語っている。そんな彼の視線の動きについていった先に、数年ぶりに会う家族がいた。
「君のご家族を母が招待したんだ」
大きな長方形のテーブルに、お互いの親族が一列に並んで座っている。今日の主役は私たち二人だ。ダンがゆっくりと奥にある私たちのための椅子の前に立つ。
「お父様、お兄様たち……」
公爵家に連れ戻され、そこから数年間なんとなくで過ごした王子との灰色時代に色をくれた人たちを呼ぶ。父は、一体どういう事なのかと聞きたいのだろう。だけど、私が幸せそうにしているのを見て、事情を聴き、今まで黙っていた事を叱るよりも、今の私を喜んで祝福しているようだった。
兄たちは、ダンに鋭い視線を投げかけていた。妹をいきなり種族の違う自分の番としてこの国でなしくずしに婚姻した事に対して少し怒っているみたい。でも、私が兄たちを見て微笑みかけると、今度は大事な妹を泣かせたら承知しないといった剣呑な視線をダンにグサグサ刺した。
「ヘリヤ、ミンミ、サイニ……おかあさんたち……」
あんな風に別れてからどれ程時が経ったのだろう。懐かしい、私を小さな頃いっぱい愛して育ててくれたお母さんたちが涙ぐんでそこにいた。
実は、この場には母親がいない。父達が、私が誰をどう思っているのか、そして、誰に祝福して欲しいのかを理解して、本来ならこの場にいる事すらできない平民の彼女たちを連れて貴賓席に座らせてくれていたのだ。
女王たちも、全てを打ち明けているダンから事情を聞いたのか、きちんとお母さんたちを歓待してくれていた。
私は、こんな幸せがあっていいのかと思うと同時にぼろぼろ涙をこぼした。ダンが、顔を寄せて、そっと涙を抑えてくれる。
「エミリア、行っておいで」
「うう……、うん。うん……グスッ」
私は、ゆっくり転ばないようにダンに支えられて立ち上がる。ゆっくり、家族に近づいて、先ずは父から抱き着いた。色々、心配していたとか、愛しているだとか、これから幸せになれとか言われるけれど、私は泣きじゃくるばかりで何も言えなかった。
兄たちももらい泣きして、私のほうに近づくと同じように祝福の言葉をくれる。
そして、気を使い居心地の悪そうな、でも、誰よりも私のダンとの結婚を喜んでくれるお母さんたちの元に向かった。
ああ、早く行きたいのに、足が言う事を聞いてくれない。
最後の最後で、躓いてしまう。すると、いつの間にか私の近くにいたダンが体をがっしり支えて立ち上がらせてくれた。
「おかぁ、さ、……おがぁさぁん……、会いたがったぁ……!」
公爵令嬢である私が、あの屋敷を出て行き、関係が無くなった平民の彼女たちに大っぴらに会いにいけるわけがなかった。あの国にいる限り、家の敵対勢力などがお母さんたちを私の弱点として利用するかもしれないからだ。
時々、育った家を出てから幸せにしている様子をこっそり覗きに行くことはあっても、一言も言葉を交わしていない。
ずっと、会いたかった。抱きしめて欲しかった。今年、心細い時に、側にいて欲しいと思っていたお母さんたちに涙を流して抱き着いた。
「エミリアお嬢様……」
「お美しくなられて……」
「お嬢様、おめでとうございます」
この世界では身分の壁が物凄く高くて厚い。もっと砕けた口調が良いと思いつつも、そんな使用人のような言葉遣いのまま、だけど、彼女たちが心から私を愛して、そして、喜んでくれているのが分かる。
お母さん達の胸で大泣きしていると、いつの間にか部屋に集まっている人たち全員がもらい泣きを始めていた。
感情の高ぶりが治まると、かなり恥ずかしくなった。だけど、そんな私にキスをして愛しくてたまらないといった表情でダンが肩を抱いてくれるから、嬉しくて幸せで。
こうして、私たちははれて番であり、夫婦であると認められたのであった。
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