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切願の辺境伯
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すやすや眠るキャロルは、今にも目を覚まして、僕に「おはようございます」と微笑んでくれるかのようだ。
「キャロル……、キャロル……。僕は、まだ君に何もしてあげれていない。伝えたい事があるんだ……。僕が不甲斐ないばかりに、君にばかり辛い思いをさせてしまう。頼む、目を覚まして……」
幸い、フレースヴェルグを封印してから辺境は落ち着きを見せている。トーンカッソスも、あと数日すれば完全に回復するらしい。
バヨータージユ公爵にもキャロルの状態を伝えているから、そろそろ彼らもここに到着する予定だ。
僕の収める辺境で、愛する家族をこんな目に遭わせたのだ。僕を信頼して彼女を預けてくれたというのに、守り切れなかった僕は、彼らにあわせる顔がない。
この状態の彼女を見れば、公爵たちも悲しむ。出来れば、彼らが到着する前に意識を取り戻させ、笑顔を見せてあげたい。
僕は、辺境の仕事を伯父上に託して、日中もほとんどキャロルの側にいる。皆に教えて貰いながら介護をしていた。寝たきりの彼女の体は、動かしてあげないと、いざ意識が戻った時に動けなくなるという。
食事は、魔法で栄養を摂取する事の他に、少しでも口から何かを入れたほうがいいらしいので、完全に脱力した体を起こして、僕が少しずつスプーンでスープを食べさせている。
僕がやるよりも、こういう事に手慣れたシュメージュやウールスタに任せたほうがいいかもしれない。ハラハラ彼女たちが見守る中、注意深くスプーンを運んでも、何度も口からスープを零してしまった。
幸い、飲み込む反射はしっかりあるようで、誤嚥する事なくスープやどろりとした流動食を食べてくれている。
「キャロル、今日はね、珍しい海産物が手に入ったんだ。エビやイカ、貝を、一度香ばしく焼いてからスープにしてあるんだ。海産物のエキスがたっぷり入っているよ。美味しいかい?」
こくり、こくりと彼女の細い咽が上下する。「美味しいです」と元気に返事をして、嬉しそうに口元が笑みを浮かべている気がした。
本来であれば、彼女が来た初日から、僕と彼女はここで夜を一緒に過ごす予定だった。といっても、僕はこの姿だから、この寝室に足を踏み入れるつもりはなかったが。
「キャロル、ここはね、僕の妻だけが入る事のできる部屋なんだ。若い女の子が好みそうな壁紙や調度品でそろえているんだが、気に入ってくれるかい? もしも気に入らない物があったら遠慮なく言って欲しい。一緒に模様替えをするもいいね」
白い小さな手は、僕の手にすっぽり収まる。大きなベッドの1/3ほどの彼女の体を、クッションで食後暫く座位を取らせ、手足の運動を終えて横たえる。
シーツに沈むことなくぽとんと置かれた彼女の細い指先に、ヒトとは違う唇を当てる。キシっとしたやけに弾力のある繊維が密集した唇に、彼女の柔らかい肌を感じた。
「キャロル……」
体の不調は、もう医療班が24時間張り付いていなくても大丈夫だから、夜の時間は僕と彼女のふたりっきり。
彼女が目を覚まさない事もあり、僕は頭巾を脱いでいる。彼女が意識がないために全く嫌がらない事を言い訳に、その白い指先を、僕の頬や顔のあちこちを触れさせてみた。
本当は、彼女の意志で触って欲しい。でも、絶対に触って欲しくなかった場所でもある。
「キャロル、これが僕の顔だよ。わかるかい? 気持ち、悪いだろう?」
ポタポタと、人ではない僕の目から透明の涙が零れる。人肌ではない僕の顔の表面の皮に、涙が雫の形状を保ったまま流れ落ちた。彼女と出会ってから、僕の涙腺は緩みっぱなしだ。
「気持ち悪くなんてないですわ」と、微笑みつつ慰めるように、彼女の指先が、その涙に触れ拭ってくれるような気がした。
魔の森の奥で出会った女性はチャツィーネと名乗ったらしい。瘴気の毒の治療は終えたにも拘らず、相変わらずわけのわからない事を口走り、ヤーリ王子のところに連れて行けと繰り返しているようだ。
「いやぁっ! 私に触んないでよ、このエリンギのバケモノ!」
その女性が、僕に放った言葉の刃が、なおも心に突き立ちぐりぐりと傷口を広げている。あれこそ、僕を見た女性の反応なのだ。
普通の女性は、頭巾越しでも歪で大きな頭部だから、恐れおののく。だというのに、彼女は全く気にもとめず、僕の名を呼んでくれる。だから、どうしても僕のあさましい心は、彼女なら受け入れてくれるんじゃないかと自分勝手に幻想と期待を抱くのだ。
「キャロル、僕のこの顔を見たら、君も、彼女のように震えて僕を拒否するのかい……?」
自分で言ってて、彼女が拒否をした想像をするだけで心が千切れそうなほどの痛みを覚える。きっと、彼女は「確かにとても珍しいお顔立ちですけれど、それがどうしたのです?」と、きょとんと返してくれると思うのは、僕が期待し過ぎているだけだろうか。
「……キャロル、好きだ。どうか、僕から逃げないで……」
僕は、誰もいない事を確かめ、そっと彼女の隣に体を横たえた。もしも、キャロルが逃げようとしても、絶対に逃したくない。たとえ、天に召されようとしていたとしても、なんとしても僕の所に繋ぎ止めに行く。
何度目かの夜の帳が、僕と彼女を覆う。白い肌の彼女がぼんやり暗闇に浮かび、とても美しい神秘的な何かを彷彿とさせた。
こうして、ふたり並んで寝るのは、片手で数えても尚余る。肉体はともかく、こうして体を寄せ合い語り掛ける事で、もしかしたら深い眠りの中にいる彼女の目覚める切っ掛けになるかもしれないという助言があった。
異世界転生者を名乗る初代王妃は、魂の存在を強く説いていた。我々人間の肉体と魂は不完全であり、世界のどこかに、それを完全な形にする事の出来るパートナーがいるという。
「僕にとって、君だけがそのパートナーなんだ。だから、君を失えば、僕は不完全なまま、この世界に取り残されてしまう。君にとっても、僕がそうであればいいな」
僕は、体を少し熾して、彼女の柔らかな頬を撫でた。くすぐったそうに首を竦め、笑い声をあげてくれないかと祈りながら何度も何度も撫でるが、彼女からの反応はない。
「君が僕に伝える言葉が、たとえ、罵声でもいい。どうか、目を開けて僕を見てくれないかい?」
そう言うと、僕は彼女の頬と閉じた瞼にキスをして、眠る彼女をそっと抱きしめたのだった。
「キャロル……、キャロル……。僕は、まだ君に何もしてあげれていない。伝えたい事があるんだ……。僕が不甲斐ないばかりに、君にばかり辛い思いをさせてしまう。頼む、目を覚まして……」
幸い、フレースヴェルグを封印してから辺境は落ち着きを見せている。トーンカッソスも、あと数日すれば完全に回復するらしい。
バヨータージユ公爵にもキャロルの状態を伝えているから、そろそろ彼らもここに到着する予定だ。
僕の収める辺境で、愛する家族をこんな目に遭わせたのだ。僕を信頼して彼女を預けてくれたというのに、守り切れなかった僕は、彼らにあわせる顔がない。
この状態の彼女を見れば、公爵たちも悲しむ。出来れば、彼らが到着する前に意識を取り戻させ、笑顔を見せてあげたい。
僕は、辺境の仕事を伯父上に託して、日中もほとんどキャロルの側にいる。皆に教えて貰いながら介護をしていた。寝たきりの彼女の体は、動かしてあげないと、いざ意識が戻った時に動けなくなるという。
食事は、魔法で栄養を摂取する事の他に、少しでも口から何かを入れたほうがいいらしいので、完全に脱力した体を起こして、僕が少しずつスプーンでスープを食べさせている。
僕がやるよりも、こういう事に手慣れたシュメージュやウールスタに任せたほうがいいかもしれない。ハラハラ彼女たちが見守る中、注意深くスプーンを運んでも、何度も口からスープを零してしまった。
幸い、飲み込む反射はしっかりあるようで、誤嚥する事なくスープやどろりとした流動食を食べてくれている。
「キャロル、今日はね、珍しい海産物が手に入ったんだ。エビやイカ、貝を、一度香ばしく焼いてからスープにしてあるんだ。海産物のエキスがたっぷり入っているよ。美味しいかい?」
こくり、こくりと彼女の細い咽が上下する。「美味しいです」と元気に返事をして、嬉しそうに口元が笑みを浮かべている気がした。
本来であれば、彼女が来た初日から、僕と彼女はここで夜を一緒に過ごす予定だった。といっても、僕はこの姿だから、この寝室に足を踏み入れるつもりはなかったが。
「キャロル、ここはね、僕の妻だけが入る事のできる部屋なんだ。若い女の子が好みそうな壁紙や調度品でそろえているんだが、気に入ってくれるかい? もしも気に入らない物があったら遠慮なく言って欲しい。一緒に模様替えをするもいいね」
白い小さな手は、僕の手にすっぽり収まる。大きなベッドの1/3ほどの彼女の体を、クッションで食後暫く座位を取らせ、手足の運動を終えて横たえる。
シーツに沈むことなくぽとんと置かれた彼女の細い指先に、ヒトとは違う唇を当てる。キシっとしたやけに弾力のある繊維が密集した唇に、彼女の柔らかい肌を感じた。
「キャロル……」
体の不調は、もう医療班が24時間張り付いていなくても大丈夫だから、夜の時間は僕と彼女のふたりっきり。
彼女が目を覚まさない事もあり、僕は頭巾を脱いでいる。彼女が意識がないために全く嫌がらない事を言い訳に、その白い指先を、僕の頬や顔のあちこちを触れさせてみた。
本当は、彼女の意志で触って欲しい。でも、絶対に触って欲しくなかった場所でもある。
「キャロル、これが僕の顔だよ。わかるかい? 気持ち、悪いだろう?」
ポタポタと、人ではない僕の目から透明の涙が零れる。人肌ではない僕の顔の表面の皮に、涙が雫の形状を保ったまま流れ落ちた。彼女と出会ってから、僕の涙腺は緩みっぱなしだ。
「気持ち悪くなんてないですわ」と、微笑みつつ慰めるように、彼女の指先が、その涙に触れ拭ってくれるような気がした。
魔の森の奥で出会った女性はチャツィーネと名乗ったらしい。瘴気の毒の治療は終えたにも拘らず、相変わらずわけのわからない事を口走り、ヤーリ王子のところに連れて行けと繰り返しているようだ。
「いやぁっ! 私に触んないでよ、このエリンギのバケモノ!」
その女性が、僕に放った言葉の刃が、なおも心に突き立ちぐりぐりと傷口を広げている。あれこそ、僕を見た女性の反応なのだ。
普通の女性は、頭巾越しでも歪で大きな頭部だから、恐れおののく。だというのに、彼女は全く気にもとめず、僕の名を呼んでくれる。だから、どうしても僕のあさましい心は、彼女なら受け入れてくれるんじゃないかと自分勝手に幻想と期待を抱くのだ。
「キャロル、僕のこの顔を見たら、君も、彼女のように震えて僕を拒否するのかい……?」
自分で言ってて、彼女が拒否をした想像をするだけで心が千切れそうなほどの痛みを覚える。きっと、彼女は「確かにとても珍しいお顔立ちですけれど、それがどうしたのです?」と、きょとんと返してくれると思うのは、僕が期待し過ぎているだけだろうか。
「……キャロル、好きだ。どうか、僕から逃げないで……」
僕は、誰もいない事を確かめ、そっと彼女の隣に体を横たえた。もしも、キャロルが逃げようとしても、絶対に逃したくない。たとえ、天に召されようとしていたとしても、なんとしても僕の所に繋ぎ止めに行く。
何度目かの夜の帳が、僕と彼女を覆う。白い肌の彼女がぼんやり暗闇に浮かび、とても美しい神秘的な何かを彷彿とさせた。
こうして、ふたり並んで寝るのは、片手で数えても尚余る。肉体はともかく、こうして体を寄せ合い語り掛ける事で、もしかしたら深い眠りの中にいる彼女の目覚める切っ掛けになるかもしれないという助言があった。
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僕は、体を少し熾して、彼女の柔らかな頬を撫でた。くすぐったそうに首を竦め、笑い声をあげてくれないかと祈りながら何度も何度も撫でるが、彼女からの反応はない。
「君が僕に伝える言葉が、たとえ、罵声でもいい。どうか、目を開けて僕を見てくれないかい?」
そう言うと、僕は彼女の頬と閉じた瞼にキスをして、眠る彼女をそっと抱きしめたのだった。
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