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共闘の侍女と執事
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お嬢様は大丈夫だろうか……。敵はあまりにも巨大すぎる。今すぐ引き返して、お嬢様の元に行くべきではないか。その考えがずっと頭をぐるぐる回っていた。
魔の森には、歴代の辺境の騎士たちが築いた、ショートワープの転移陣がそこかしこに隠されているらしい。それを使って、あっという間に魔の森の奥に行くことができるのも、私のスピードに平然とついてくるマシユムールの能力によるものだ。
彼は、騎士たちと違い、魔の森に来た事はないと言った。だというのに、どうしてこうも正確にポイントにたどり着けるのかというと、現地で魔物を討伐している騎士たちですら半分以上覚えていない地点を、すべて記憶しているというのだから舌を巻く。
万死に値する、お嬢様への侮辱行為をした彼は、辺境伯の側にいるという希望がなければ、恐らくは屈強の騎士を束ねるほどの実力の持ち主である事は認めざるを得ない。
「……マッシュルームのくせに……。なまいき……」
「ウールスタさん、何か仰いましたか」
「何も。マシユムールさん、一歩下がってください。氷の槍!」
「一歩下がる前に、詠唱するとはね……。下手をすれば魔物と一緒に氷の槍で貫かれていますよ」
「嫌ですわ。マシユムールさんなら、大丈夫だと信じて撃つに決まっているじゃないですか。一瞬を逃せば、魔物が避けますから、姿が見えれば瞬時に攻撃を加える必要がありますし」
「……。今の事だけでなく、王都に行く前の出来事の事も少々確認しておきたい事がありますが、そういう事にしておきましょう」
ぎくり……!
バレないように、慎重に慎重を重ねて、こいつに色んな悪戯をした。計画も行動も完璧にやり遂げたというのに、なぜか私がした事に気付かれている気がする。
「確認しておきたいこと、とは?」
「そうですね。有り得ない服装にいつの間にか変わった事や、不運が続いた事について、でしょうか」
「まぁ、そういえば、皆さんが仰っていましたけれど。その節は、大変だったようですね」
「これでも、私は常に自身に防御魔法を施しています。それを潜り抜け、様々な事象を引き起こすには、私と同等以上の魔法の使い手の存在が必要なのですよ。……まあ、この話は後程、無事に砦に戻ってから致しましょうか。そろそろ目的地です」
確かに、マシユムールの体は防御魔法の膜で覆われている。その膜の結び目を、丁寧に広げてピンポイントで鳥の糞を体に落としたり、足元に草で作った罠を仕掛けて転ばせたりしたが、気づかれたところで、証拠は一切ない。砦に戻って糾弾されても、白を切りとおすまでの事。
正直な話、この男の手など借りたくなかった。嫌なやつとこうして肩を並べている現状に、フレースヴェルグと戦っているお嬢様のためと言い聞かせながら、時々襲い掛かる魔物を始末しつつ先を急ぎ、やっと到着したのである。
「ここが……」
「なるほど、フレースヴェルグを封印していた巨大な一枚岩が砕け、奈落の底が口を開けていますね……」
この暗闇よりも黒い空間には、今は住民はいない。だというのに、数百年そこにあったがために溜められた瘴気が、私たちを引きずり込もうと手ぐすね引いて待っているかのように漏れ出ている。それにあてられた周囲の草木は、もうその生命力を失い、枯草一つ残っていなかった。剥き出しの地面が、有り得ない薄気味悪い色に変化しており、万が一にも肌に触れるだけで瘴気の毒に侵されるであろう。
「やつの残りかすですら、これほどの脅威になるなんて……。封印のアイテムは……、あれですね、落ちている剣を早くお嬢様にお届けしないと……!」
私が、砕けた岩の間に転がっている、年代物の鈍い光を持つ、いかにも封印していたように見える剣を見つけて近づいた。剣を拾おうと指を伸ばすと、マシユムールが私の肩を掴んでそれを止める。
「いえ、ウールスタさん、それは封印のアイテムではありません。いつ何時、フレースヴェルグの封印を解いて、世界を破滅させようとするならず者が現れるかもしれませんので、剣はダミーとして岩に突き立てられていただけです。それに触れれば、奈落に堕ち未来永劫囚われるように罠が仕掛けられていますので、絶対に触らないようにしてください。本物は、こちらです」
あと一瞬、マシユムールが私を止めなければ、私は二度とお嬢様にお会いする事が出来なくなっていただろう。空恐ろしい事実に、すぅっと高ぶっていた心が少し冷える。
マシユムールが手に取ったのは、瘴気のせいで荒地になり果てた中にたった一つだけ残っていた、小さな枝だった。折られている単なる枝なのに光を纏う瑞々しい葉がついている。
「これは、世界樹の枝です。主様の祖先である、初代マーシムル伯爵が、まだ名ばかりの男爵だった頃、魔物に蹂躙されていた世界を旅して、禁忌の地でこれを授かり、この地に戻ってきたとされています。辺境の遺跡の事を聞いた事はありますか?」
「ええ。魔の森の奥深くにある古代遺跡の事は、王都でも有名な話ですから」
「古代遺跡自体には、あまり意味はないのです。様々な仕掛けやアーチファクトが収められていますが、ただの建造物にすぎません。ですが、中心部に、この世界樹の双子のような枝があるのです。そちらのほうがもっと大きな枝なのですが、それが、この魔の森の魔物を弱体化させるためマーシムルの祖先の血筋である主様の持つ強大な魔力を使い、主様やこの辺境を守っているのです」
「そうなのですね。ですが、そのような重大な機密事項を、私などに教えてもよろしいのですか?」
「……奥様と共に、ここで暮らすあなたは、もう身内のようなものですから。それに、あなたは、この事を安易に他人には漏らさないかと」
再会してから、お嬢様を奥様と呼ぶマシユムールを見上げた。なるほど、高速で移動したから髪や服装が乱れていても、お嬢様が誉めていたように見た目だけは良い。出会いのあの事がなければ、辺境伯のために日夜努力を惜しまない彼は、尊敬に値したかもしれない。
(ま、このおっさんを尊敬するだなんて、そんな事は一生ないでしょうけど)
「それほどお会いしたわけではないのですが、信じて頂いて何よりです」
「さて、ここに来るまで15分ほど要しました。急いで戻りましょう」
「この地点の事は、すでに解析しました。帰る場所は分かっています。トーンカッソスから貰った転移のスクロールもありますから、私とあなたくらい、転移させる事ができます」
私は、スクロールを取り出し、マシユムールに手を差し出した。すると、おっさんのがさついた手が、私の手を掴む。
(うわぁ……。ひっじょーーーーーに、とーってもイヤ。払いのけたい。全身鳥肌状態よ……。だけどお嬢様のため、これは、お嬢様のためなのよ!)
ぎゅっと握られたその手を、ぎゅうぎゅう掴んだ。痛みのあまり、おっさんの顔が歪む。いい気味だ。
そんな事を思っていたからバチが当たったのだろうか。
スクロールを使って、座標と時間軸を調整し、お嬢様の所に戻った瞬間。
トーンカッソスが血だまりの中に倒れ、満身創痍で傷だらけになっているお嬢様が叫んでいる姿が目に入ったのであった。
魔の森には、歴代の辺境の騎士たちが築いた、ショートワープの転移陣がそこかしこに隠されているらしい。それを使って、あっという間に魔の森の奥に行くことができるのも、私のスピードに平然とついてくるマシユムールの能力によるものだ。
彼は、騎士たちと違い、魔の森に来た事はないと言った。だというのに、どうしてこうも正確にポイントにたどり着けるのかというと、現地で魔物を討伐している騎士たちですら半分以上覚えていない地点を、すべて記憶しているというのだから舌を巻く。
万死に値する、お嬢様への侮辱行為をした彼は、辺境伯の側にいるという希望がなければ、恐らくは屈強の騎士を束ねるほどの実力の持ち主である事は認めざるを得ない。
「……マッシュルームのくせに……。なまいき……」
「ウールスタさん、何か仰いましたか」
「何も。マシユムールさん、一歩下がってください。氷の槍!」
「一歩下がる前に、詠唱するとはね……。下手をすれば魔物と一緒に氷の槍で貫かれていますよ」
「嫌ですわ。マシユムールさんなら、大丈夫だと信じて撃つに決まっているじゃないですか。一瞬を逃せば、魔物が避けますから、姿が見えれば瞬時に攻撃を加える必要がありますし」
「……。今の事だけでなく、王都に行く前の出来事の事も少々確認しておきたい事がありますが、そういう事にしておきましょう」
ぎくり……!
バレないように、慎重に慎重を重ねて、こいつに色んな悪戯をした。計画も行動も完璧にやり遂げたというのに、なぜか私がした事に気付かれている気がする。
「確認しておきたいこと、とは?」
「そうですね。有り得ない服装にいつの間にか変わった事や、不運が続いた事について、でしょうか」
「まぁ、そういえば、皆さんが仰っていましたけれど。その節は、大変だったようですね」
「これでも、私は常に自身に防御魔法を施しています。それを潜り抜け、様々な事象を引き起こすには、私と同等以上の魔法の使い手の存在が必要なのですよ。……まあ、この話は後程、無事に砦に戻ってから致しましょうか。そろそろ目的地です」
確かに、マシユムールの体は防御魔法の膜で覆われている。その膜の結び目を、丁寧に広げてピンポイントで鳥の糞を体に落としたり、足元に草で作った罠を仕掛けて転ばせたりしたが、気づかれたところで、証拠は一切ない。砦に戻って糾弾されても、白を切りとおすまでの事。
正直な話、この男の手など借りたくなかった。嫌なやつとこうして肩を並べている現状に、フレースヴェルグと戦っているお嬢様のためと言い聞かせながら、時々襲い掛かる魔物を始末しつつ先を急ぎ、やっと到着したのである。
「ここが……」
「なるほど、フレースヴェルグを封印していた巨大な一枚岩が砕け、奈落の底が口を開けていますね……」
この暗闇よりも黒い空間には、今は住民はいない。だというのに、数百年そこにあったがために溜められた瘴気が、私たちを引きずり込もうと手ぐすね引いて待っているかのように漏れ出ている。それにあてられた周囲の草木は、もうその生命力を失い、枯草一つ残っていなかった。剥き出しの地面が、有り得ない薄気味悪い色に変化しており、万が一にも肌に触れるだけで瘴気の毒に侵されるであろう。
「やつの残りかすですら、これほどの脅威になるなんて……。封印のアイテムは……、あれですね、落ちている剣を早くお嬢様にお届けしないと……!」
私が、砕けた岩の間に転がっている、年代物の鈍い光を持つ、いかにも封印していたように見える剣を見つけて近づいた。剣を拾おうと指を伸ばすと、マシユムールが私の肩を掴んでそれを止める。
「いえ、ウールスタさん、それは封印のアイテムではありません。いつ何時、フレースヴェルグの封印を解いて、世界を破滅させようとするならず者が現れるかもしれませんので、剣はダミーとして岩に突き立てられていただけです。それに触れれば、奈落に堕ち未来永劫囚われるように罠が仕掛けられていますので、絶対に触らないようにしてください。本物は、こちらです」
あと一瞬、マシユムールが私を止めなければ、私は二度とお嬢様にお会いする事が出来なくなっていただろう。空恐ろしい事実に、すぅっと高ぶっていた心が少し冷える。
マシユムールが手に取ったのは、瘴気のせいで荒地になり果てた中にたった一つだけ残っていた、小さな枝だった。折られている単なる枝なのに光を纏う瑞々しい葉がついている。
「これは、世界樹の枝です。主様の祖先である、初代マーシムル伯爵が、まだ名ばかりの男爵だった頃、魔物に蹂躙されていた世界を旅して、禁忌の地でこれを授かり、この地に戻ってきたとされています。辺境の遺跡の事を聞いた事はありますか?」
「ええ。魔の森の奥深くにある古代遺跡の事は、王都でも有名な話ですから」
「古代遺跡自体には、あまり意味はないのです。様々な仕掛けやアーチファクトが収められていますが、ただの建造物にすぎません。ですが、中心部に、この世界樹の双子のような枝があるのです。そちらのほうがもっと大きな枝なのですが、それが、この魔の森の魔物を弱体化させるためマーシムルの祖先の血筋である主様の持つ強大な魔力を使い、主様やこの辺境を守っているのです」
「そうなのですね。ですが、そのような重大な機密事項を、私などに教えてもよろしいのですか?」
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「さて、ここに来るまで15分ほど要しました。急いで戻りましょう」
「この地点の事は、すでに解析しました。帰る場所は分かっています。トーンカッソスから貰った転移のスクロールもありますから、私とあなたくらい、転移させる事ができます」
私は、スクロールを取り出し、マシユムールに手を差し出した。すると、おっさんのがさついた手が、私の手を掴む。
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ぎゅっと握られたその手を、ぎゅうぎゅう掴んだ。痛みのあまり、おっさんの顔が歪む。いい気味だ。
そんな事を思っていたからバチが当たったのだろうか。
スクロールを使って、座標と時間軸を調整し、お嬢様の所に戻った瞬間。
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