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今日は、庭でバーべーキューをしている。わいわい楽しく、仲良くなった侍女たちと共に、準備をしながら話に華を咲かせていた。
シュメージュの人望ゆえか、彼女が信頼する侍女たちが離れに訪れ、少しずつ話をするようになった。まだ数人だけれども、誤解が解けた彼女たちと良い関係になって来たのである。
話が盛り上がり、とても楽しいひと時を過ごしていると、いつの間にか、最近、わたくしの悪い噂を完全に塗り替えるかのように流れている噂話になった。
「ええ? マシユムールが? 本当に?」
「そうなんですよ、奥様。私おかしくって。凄いハンサムで隙のない執事の彼があんな……。ああ、奥様にこのようなお話をお聞かせしてしまい申し訳ございません……ぷっ、クスクス」
「ヤダ、笑っちゃ悪いわよー。ふふ、ぷっ、ぷぷ。あ、奥様、大変失礼を……ぷふっ……!」
わたくしに喧嘩を吹っ掛けてきたとはいえ、執事長の彼に対して侍女たちは言いたい放題している。どうやら、厳しい彼は、少しのミスでネチネチ注意をするらしい。そんな仕事熱心すぎる彼は、皆から尊敬されつつも少々敬遠されているようだ。
「彼がそのような奇抜な恰好をしているとは……。まだ二度ほどしかお会いした事はありませんが、俄かには信じられません」
ウールスタは、彼女たちと一緒になって、マシユムールの恥ずかしい噂話にしれっと加わっている。本来なら、仕事中に私語、しかも他人を貶めるような話など、してはいけないと注意しなければならないのだが、その噂話の内容が非常に気になる。
(絶対、あの時の黒い布に関係ある話よね。ウールスタは今初めて聞いたとばかりに驚いている……、……フリを、しているようにも見えるんだけど……。はっ! うちのウールスタは無関係ったら無関係なのよ!)
興味は全くないように装い炭の火加減を覗きながら、彼女たちのその話に耳を傾けた。
今日も今日とて、わたくしは火おこしだけ係。
バーベキューソースは料理長が数種類美味しく作ったし、材料を切るのは侍女たちがしているから出番がない。手伝おうとすれば、皆に物凄く遠慮される。だから、優雅に座りながら魔法で火加減を調節しているというわけだ。
「私だって、実際見た友達から聞いていなかったら信じてないですよ。シュメージュさんに大層叱られて、その日は珍しくお仕事を休んだんですから。奥様やウールスタさんにも見て頂きたかったわー。なんでも、彼は趣味で奇抜なファッションをオーダーメイドで仕立てているんですって。長年、彼がそんな人だったなんて誰も知らなくて。ほら、彼っていつも生真面目すぎるくらいだから、本邸はもう大騒ぎなんですよ」
「でも、完璧主義なマシユムールさんのそんな一面を知って、一部ではますます人気になったのよねー」
「そうそう。おちゃめでかわいいって。ふふふ」
きゃあきゃあはしゃいでいる彼女たちは、美人ぞろいだ。明るくて会話も楽しく、とてもかわいい。
内容は、マシユムール本人が聞けば赤っ恥以外のなにものでもない。だけど、心底彼を嫌って馬鹿にしているというよりは、本当にはしゃいで楽しんでいるだけで、仄かにマシユムールへの好意が見て取れた。なんだかんだで、彼女たちにしてみれば、年上すぎるけれどカッコ良い彼は人気者なのだろう。
「チッ、やつの評判を地の底にしたかったのですが、まさか、逆に評価があがるなど。魔法でやつの時間をとめてズボンを剥ぎ取り、騎士のひとりが持っていたあの恥ずかしいズボンを履かせたのに……。今回は失敗のようですね。やはり、公衆の面前で、やつを魔法でフリーズさせて恥ずかしい恰好をさせるべきでした。今度は、ズボンを脱がせたまま、パンツ一枚に引きずりおろして……。いっそ、下半身全裸にするとか? ですが、それだと嫌なモノが目に入りますね……。そうだ、女性ものの下着と交換してもいいかもしれませんね」
(わー、わー! 聞こえてないったら、聞こえない! ウールスタがぶつぶつ不穏な独り言を言っているだなんて、そんな事あるわけがないんだから!)
「ウールスタさん、何か言った?」
「え? 何も言ってませんよ。寝ぼけた彼は、ついうっかり、ピンクのハートが可愛くプリントされたズボンを着ていたのですよね?」
「ウールスタさん、それは違うわよ。前から見たら、いつもの執事服なのに、後ろ半分の首からズボンの裾まで、最近一部の殿方に流行の、絵姿限定ツインテール眼鏡っ子アイドルの、とっても小さなほぼ裸同然のビキニ姿がプリントされていたんですってー」
「ええ、そうなのー? 私が聞いた話は、ショッキングピンクのハートだったのにー。でも、そう言えば、マシユムールさんっていい年なのに結婚していないし、恋人出来たなんて聞いた事がないわ。理想が絵姿のその人じゃあ、現実の女に興味ないはずよねー」
「ふむ。完全に失敗というわけではなさそうですね。では、次の作戦は、トーンカッソスが作ったアレを利用して……」
「ウールスタさん、良く聞こえないわ。なんですって?」
「いえ、仕事で部屋に籠っているトーンカッソスに、お肉が焼けたので持って行こうかと思っただけですよ」
「え、トーンカッソスさんですって? わ、私が持って行く! ね、ウールスタさん。いいでしょう?」
「ずるーい! 私もトーンカッソスさんの所に行きたい!」
トーンカッソスの名前が出た瞬間、マシユムールの存在が雲の遥か彼方に跳んでいった。トーンカッソスは、ここでもモテている。離れに来るまでの短い間に彼の姿を見た女性たちは、頬を染めてうっとりしていたらしい。
わたくしの悪い噂はともかくとして、トーンカッソスをひと目見てあわよくばお近づきになろうと、ここに来たがる侍女は多いようだ。
パンパン
手を叩く音が聞こえたと同時に、彼女たちの口が一瞬で閉じた。
「はい、あなたたち。はしたないですよ。それに、いい加減な事を奥様たちに伝えないの。さあ、今日は奥様のご提案で、魔の森からもうすぐお帰りになられる旦那様や騎士たちに、焼いたお肉や野菜を差し入れするのですから、口じゃなくて手を動かして」
「はーい、シュメージュさん。奥様、もう焼き始めてもよろしいでしょうか?」
「ええ、炭も真っ赤になったわ。ねぇ、あなたたち、トーンカッソスに差し入れをするよりも、彼をここまで連れて来てくれないかしら? 焼きたてのほうが美味しいもの」
「はい、奥様! 急いで呼んで来ますね!」
ほんの数分で、美人で胸が大きい彼女たちに左右の腕をぴったり掴まれたトーンカッソスが、鼻の下を伸ばしてやって来たのであった。
シュメージュの人望ゆえか、彼女が信頼する侍女たちが離れに訪れ、少しずつ話をするようになった。まだ数人だけれども、誤解が解けた彼女たちと良い関係になって来たのである。
話が盛り上がり、とても楽しいひと時を過ごしていると、いつの間にか、最近、わたくしの悪い噂を完全に塗り替えるかのように流れている噂話になった。
「ええ? マシユムールが? 本当に?」
「そうなんですよ、奥様。私おかしくって。凄いハンサムで隙のない執事の彼があんな……。ああ、奥様にこのようなお話をお聞かせしてしまい申し訳ございません……ぷっ、クスクス」
「ヤダ、笑っちゃ悪いわよー。ふふ、ぷっ、ぷぷ。あ、奥様、大変失礼を……ぷふっ……!」
わたくしに喧嘩を吹っ掛けてきたとはいえ、執事長の彼に対して侍女たちは言いたい放題している。どうやら、厳しい彼は、少しのミスでネチネチ注意をするらしい。そんな仕事熱心すぎる彼は、皆から尊敬されつつも少々敬遠されているようだ。
「彼がそのような奇抜な恰好をしているとは……。まだ二度ほどしかお会いした事はありませんが、俄かには信じられません」
ウールスタは、彼女たちと一緒になって、マシユムールの恥ずかしい噂話にしれっと加わっている。本来なら、仕事中に私語、しかも他人を貶めるような話など、してはいけないと注意しなければならないのだが、その噂話の内容が非常に気になる。
(絶対、あの時の黒い布に関係ある話よね。ウールスタは今初めて聞いたとばかりに驚いている……、……フリを、しているようにも見えるんだけど……。はっ! うちのウールスタは無関係ったら無関係なのよ!)
興味は全くないように装い炭の火加減を覗きながら、彼女たちのその話に耳を傾けた。
今日も今日とて、わたくしは火おこしだけ係。
バーベキューソースは料理長が数種類美味しく作ったし、材料を切るのは侍女たちがしているから出番がない。手伝おうとすれば、皆に物凄く遠慮される。だから、優雅に座りながら魔法で火加減を調節しているというわけだ。
「私だって、実際見た友達から聞いていなかったら信じてないですよ。シュメージュさんに大層叱られて、その日は珍しくお仕事を休んだんですから。奥様やウールスタさんにも見て頂きたかったわー。なんでも、彼は趣味で奇抜なファッションをオーダーメイドで仕立てているんですって。長年、彼がそんな人だったなんて誰も知らなくて。ほら、彼っていつも生真面目すぎるくらいだから、本邸はもう大騒ぎなんですよ」
「でも、完璧主義なマシユムールさんのそんな一面を知って、一部ではますます人気になったのよねー」
「そうそう。おちゃめでかわいいって。ふふふ」
きゃあきゃあはしゃいでいる彼女たちは、美人ぞろいだ。明るくて会話も楽しく、とてもかわいい。
内容は、マシユムール本人が聞けば赤っ恥以外のなにものでもない。だけど、心底彼を嫌って馬鹿にしているというよりは、本当にはしゃいで楽しんでいるだけで、仄かにマシユムールへの好意が見て取れた。なんだかんだで、彼女たちにしてみれば、年上すぎるけれどカッコ良い彼は人気者なのだろう。
「チッ、やつの評判を地の底にしたかったのですが、まさか、逆に評価があがるなど。魔法でやつの時間をとめてズボンを剥ぎ取り、騎士のひとりが持っていたあの恥ずかしいズボンを履かせたのに……。今回は失敗のようですね。やはり、公衆の面前で、やつを魔法でフリーズさせて恥ずかしい恰好をさせるべきでした。今度は、ズボンを脱がせたまま、パンツ一枚に引きずりおろして……。いっそ、下半身全裸にするとか? ですが、それだと嫌なモノが目に入りますね……。そうだ、女性ものの下着と交換してもいいかもしれませんね」
(わー、わー! 聞こえてないったら、聞こえない! ウールスタがぶつぶつ不穏な独り言を言っているだなんて、そんな事あるわけがないんだから!)
「ウールスタさん、何か言った?」
「え? 何も言ってませんよ。寝ぼけた彼は、ついうっかり、ピンクのハートが可愛くプリントされたズボンを着ていたのですよね?」
「ウールスタさん、それは違うわよ。前から見たら、いつもの執事服なのに、後ろ半分の首からズボンの裾まで、最近一部の殿方に流行の、絵姿限定ツインテール眼鏡っ子アイドルの、とっても小さなほぼ裸同然のビキニ姿がプリントされていたんですってー」
「ええ、そうなのー? 私が聞いた話は、ショッキングピンクのハートだったのにー。でも、そう言えば、マシユムールさんっていい年なのに結婚していないし、恋人出来たなんて聞いた事がないわ。理想が絵姿のその人じゃあ、現実の女に興味ないはずよねー」
「ふむ。完全に失敗というわけではなさそうですね。では、次の作戦は、トーンカッソスが作ったアレを利用して……」
「ウールスタさん、良く聞こえないわ。なんですって?」
「いえ、仕事で部屋に籠っているトーンカッソスに、お肉が焼けたので持って行こうかと思っただけですよ」
「え、トーンカッソスさんですって? わ、私が持って行く! ね、ウールスタさん。いいでしょう?」
「ずるーい! 私もトーンカッソスさんの所に行きたい!」
トーンカッソスの名前が出た瞬間、マシユムールの存在が雲の遥か彼方に跳んでいった。トーンカッソスは、ここでもモテている。離れに来るまでの短い間に彼の姿を見た女性たちは、頬を染めてうっとりしていたらしい。
わたくしの悪い噂はともかくとして、トーンカッソスをひと目見てあわよくばお近づきになろうと、ここに来たがる侍女は多いようだ。
パンパン
手を叩く音が聞こえたと同時に、彼女たちの口が一瞬で閉じた。
「はい、あなたたち。はしたないですよ。それに、いい加減な事を奥様たちに伝えないの。さあ、今日は奥様のご提案で、魔の森からもうすぐお帰りになられる旦那様や騎士たちに、焼いたお肉や野菜を差し入れするのですから、口じゃなくて手を動かして」
「はーい、シュメージュさん。奥様、もう焼き始めてもよろしいでしょうか?」
「ええ、炭も真っ赤になったわ。ねぇ、あなたたち、トーンカッソスに差し入れをするよりも、彼をここまで連れて来てくれないかしら? 焼きたてのほうが美味しいもの」
「はい、奥様! 急いで呼んで来ますね!」
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