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ウールスタが満面の笑顔で、籠の上にあるハギレをペイっと放り投げた。少し重そうなそれを、彼女が魔法で丁度よい大きさに切り刻んでいく。
「ふふふ……。ああ、裾の折り返しの部分が、ぶ厚すぎますね。でも、輪の形がふたつ出来たわ。これは汚れた釜の掃除に使いましょう。中身の本体ごと出来ないのがアレですが、まあ、それはまた今度。トーンカッソスにも、多少は残しておかなきゃいけないし。ふふふふふふ、あははは! ウインドカッター!」
宙に浮いた、男性用のズボンに似ている黒いハギレが、どんどん小さくなっていく。とても楽しそうにしている今のウールスタを、見てはいけない。決して。
(開けるなと言われたドアは開けちゃダメ、絶対。好奇心に駆られたら最後、どんな不幸が待ち受けているのか。だから見てないったら、見てない! 聞いてないったら、聞いてないからあ!)
渡された籠の中のエリンギに意識を集中する。どれもほどよい柔らかさと弾力があり、とてもみずみずしい。傘の部分も白っぽい茶色で、頭の部分がシャキっと立っている。とれたて新鮮なそれからは、仄かに食欲を誘う香りまで漂っていた。
一本ずつ両手に持って、傘の部分をくっつけると、仲の良いエリンギのご夫婦みたいに寄り添っているように見えて、どことなく微笑ましい。
それにしても、いくら頭から追い出そう追い出そうとしても、マシユムールの事が気になる……。気になって仕方がない。
(ま、まあ? うちのウールスタとは無関係でしょうけど? なんとなく、なーんとなく、ほんの少しだけ気になるくらい、なんだけどね?)
マシウムールが、下半身丸出しで本邸に帰っていく様子しか想像できない。勿論、おしり付近はモザイクがかけられている。
(お父様やお兄様と同じように、太ももや脛は毛が濃いのかしら? はっ、わたくしったら、なんてはしたない事を……)
思わず、破廉恥な想像をしてしまい、かあっと顔が熱を持つ。ピザ釜の温度を確認するふりをして、顔の赤みを誤魔化そうとしていると、ウールスタが話しかけてきた。
「お嬢様、釜に熱がしっかり伝わる前に、ピザ生地をお作り致しますね。今回はどのような生地になさいますか?」
「え? 生地ですって? ど、どのようなって、そんな……。ああ、ピザ生地ね、ピザの生地よね。服じゃないわね、ほほほ。コホン、薄くてパリっとしたものよりも、トーンカッソスが片手でしっかり持てるモチっとした厚めの生地にしましょう」
「かしこまりました。では、生地は私が捏ねて発酵させ成型しますね。お嬢様は、釜の温度の管理と、材料の下ごしらえをお願いいたします」
「わたくし、いつも切ったり焼いたりする担当だから、たまには、生地を作ってみたいんだけど……」
「え”……………………。お嬢様が生地を、でございますか……。なんという事でしょう……。ああ、うう、そのようなつぶらな瞳でお願いされては……。……で、では、一緒にしましょうか」
「ええ、任せて! えーと、薄力粉は……、これねっ!」
いつも料理をする時に、皆がわたくしを蚊帳の外に置きたがる。確かに、少々料理は苦手かもしれない。だからと言って、いつもちぎったり切ったりするだけではつまらないではないか。
トーンカッソスが作ってくれた、亜空間に物を新鮮に収容する事ができるアイテムボックスから、薄力粉の袋を取り出す。ボウルにドバーっと勢いよく入れると、白い粉が舞った。
(あら? おかしいわね。皆が作る時にこんなにも粉が飛び散らないのに……。そうだ、強力粉を先に入れるんだったかしら? だからこんなにも粉が散ってしまったのね)
わたくしは、小麦粉の白がボウルの外に直径60センチは広がったが気にせず、今度は強力粉の袋を傾けた。なぜかわからないけれど、強力粉まで部屋の中を踊る。
「あら? まあ、こういう事もあるかしら? どっちにしても、すぐに混ぜ合わせるから問題なんてないわね。えーと、次は……っと。そうそう、お湯ね!」
ピザ釜を熱する際に、やかんに水をいれて沸騰させていた。ぐつぐつ煮えたそれを、ボウルの中にジャーッと投入する。すると、ボウルの中の生地と熱湯が喧嘩をし始めた。
「あ、あら? ウールスタ、おかしいわ。どうして、こうなったのかしら?」
「お嬢様、ダイナミックな料理の手法は見ていて気持ちが良いのですが、ここから先は私にお任せを。生地が出来ましたら、お嬢様手ずから用意してくださったトッピングを、お嬢様のセンスでのせて頂けるほうがトーンカッソスも喜びます」
「そ、そう? じゃあ、続きはお願いね」
「お嬢様が手掛けてくださったコレは、小さく丸めて油で揚げてみましょうか」
「ええ、美味しいおやつになりそうね。中にチーズを入れましょう。砂糖を加えて、ドーナツみたいにしてもいいかも?」
ウールスタはわたくしから小麦粉と強力粉などを受け取ると、細かく計量し始めた。彼女がすると、小麦粉は舞わない。美しい踊りを見ているような手際の良さに、ほうっと感心してしまう。
時間をかけてゆっくり捏ね、発酵を済ませた生地は、とても艶があってふんわりしている。
「じゃあ、これを丸く伸ばすわね?」
「ああ、お嬢様。大変ありがたい申し出なのですが、それは私が! 私が、丸く伸ばしていきますから、お嬢様は手ずから切ってくださった、芸術作品のように素晴らしいエリンギなどを並べてください」
「そ、そう? わたくし、手の上に生地をのせてクルクル回して伸ばすあれをやってみたいんだけど……」
「いけません。あれはとても危険な技でして、そうとうな熟練が必要なのです。慣れておいででないお嬢様は一度するだけで、最低でも3日は手首の腱鞘炎を引き起こしてしまう恐ろしい手法なのですよ」
「そ、そうなの? 書籍にそんな事は書かれていないから知らなかったわ……。ピザって奥が深いのねぇ」
ウールスタが、片手にピザ生地をのせて、器用に両手でくるくる回しながら宙を飛ばす。瞬く間に綺麗な円になるそれを渡された。
たっぷりのトマトソースを塗り、各種スパイスを振りかける。さきほど切ったエリンギなどを並べてモッツアレラチーズとバジルで彩る。
「ねぇ、ウールスタ。シュメージュが来たらお裾分けしない?」
「いい考えですね。シュメージュさんは、お子さんが独立なさってからご主人と二人暮らしらしいんです。小さなお孫さんもおられるようですので、甘いピザも作ってみてはいかがでしょうか」
「あら、もう家族構成を聞くくらい打ち解けたの?」
「午前中、噂の内容を知るためにも本邸に行き、使用人や庭師、料理人と少し話をしただけですよ。騎士たちの話は生憎時間が足らず、それは明日にでも。シュメージュさんとは、私も仲良くしたいと思っています」
「ふふ、ここにも良い人がいて良かったわ。それにしても、相変わらず仕事が早いわねぇ。で、噂はどうだった?」
ピザ生地が5つ出来たので、ウールスタと材料を並べる。その合間に聞いた、辺境でのわたくしの噂の内容に対して、苦笑しかできなかったのである。
「ふふふ……。ああ、裾の折り返しの部分が、ぶ厚すぎますね。でも、輪の形がふたつ出来たわ。これは汚れた釜の掃除に使いましょう。中身の本体ごと出来ないのがアレですが、まあ、それはまた今度。トーンカッソスにも、多少は残しておかなきゃいけないし。ふふふふふふ、あははは! ウインドカッター!」
宙に浮いた、男性用のズボンに似ている黒いハギレが、どんどん小さくなっていく。とても楽しそうにしている今のウールスタを、見てはいけない。決して。
(開けるなと言われたドアは開けちゃダメ、絶対。好奇心に駆られたら最後、どんな不幸が待ち受けているのか。だから見てないったら、見てない! 聞いてないったら、聞いてないからあ!)
渡された籠の中のエリンギに意識を集中する。どれもほどよい柔らかさと弾力があり、とてもみずみずしい。傘の部分も白っぽい茶色で、頭の部分がシャキっと立っている。とれたて新鮮なそれからは、仄かに食欲を誘う香りまで漂っていた。
一本ずつ両手に持って、傘の部分をくっつけると、仲の良いエリンギのご夫婦みたいに寄り添っているように見えて、どことなく微笑ましい。
それにしても、いくら頭から追い出そう追い出そうとしても、マシユムールの事が気になる……。気になって仕方がない。
(ま、まあ? うちのウールスタとは無関係でしょうけど? なんとなく、なーんとなく、ほんの少しだけ気になるくらい、なんだけどね?)
マシウムールが、下半身丸出しで本邸に帰っていく様子しか想像できない。勿論、おしり付近はモザイクがかけられている。
(お父様やお兄様と同じように、太ももや脛は毛が濃いのかしら? はっ、わたくしったら、なんてはしたない事を……)
思わず、破廉恥な想像をしてしまい、かあっと顔が熱を持つ。ピザ釜の温度を確認するふりをして、顔の赤みを誤魔化そうとしていると、ウールスタが話しかけてきた。
「お嬢様、釜に熱がしっかり伝わる前に、ピザ生地をお作り致しますね。今回はどのような生地になさいますか?」
「え? 生地ですって? ど、どのようなって、そんな……。ああ、ピザ生地ね、ピザの生地よね。服じゃないわね、ほほほ。コホン、薄くてパリっとしたものよりも、トーンカッソスが片手でしっかり持てるモチっとした厚めの生地にしましょう」
「かしこまりました。では、生地は私が捏ねて発酵させ成型しますね。お嬢様は、釜の温度の管理と、材料の下ごしらえをお願いいたします」
「わたくし、いつも切ったり焼いたりする担当だから、たまには、生地を作ってみたいんだけど……」
「え”……………………。お嬢様が生地を、でございますか……。なんという事でしょう……。ああ、うう、そのようなつぶらな瞳でお願いされては……。……で、では、一緒にしましょうか」
「ええ、任せて! えーと、薄力粉は……、これねっ!」
いつも料理をする時に、皆がわたくしを蚊帳の外に置きたがる。確かに、少々料理は苦手かもしれない。だからと言って、いつもちぎったり切ったりするだけではつまらないではないか。
トーンカッソスが作ってくれた、亜空間に物を新鮮に収容する事ができるアイテムボックスから、薄力粉の袋を取り出す。ボウルにドバーっと勢いよく入れると、白い粉が舞った。
(あら? おかしいわね。皆が作る時にこんなにも粉が飛び散らないのに……。そうだ、強力粉を先に入れるんだったかしら? だからこんなにも粉が散ってしまったのね)
わたくしは、小麦粉の白がボウルの外に直径60センチは広がったが気にせず、今度は強力粉の袋を傾けた。なぜかわからないけれど、強力粉まで部屋の中を踊る。
「あら? まあ、こういう事もあるかしら? どっちにしても、すぐに混ぜ合わせるから問題なんてないわね。えーと、次は……っと。そうそう、お湯ね!」
ピザ釜を熱する際に、やかんに水をいれて沸騰させていた。ぐつぐつ煮えたそれを、ボウルの中にジャーッと投入する。すると、ボウルの中の生地と熱湯が喧嘩をし始めた。
「あ、あら? ウールスタ、おかしいわ。どうして、こうなったのかしら?」
「お嬢様、ダイナミックな料理の手法は見ていて気持ちが良いのですが、ここから先は私にお任せを。生地が出来ましたら、お嬢様手ずから用意してくださったトッピングを、お嬢様のセンスでのせて頂けるほうがトーンカッソスも喜びます」
「そ、そう? じゃあ、続きはお願いね」
「お嬢様が手掛けてくださったコレは、小さく丸めて油で揚げてみましょうか」
「ええ、美味しいおやつになりそうね。中にチーズを入れましょう。砂糖を加えて、ドーナツみたいにしてもいいかも?」
ウールスタはわたくしから小麦粉と強力粉などを受け取ると、細かく計量し始めた。彼女がすると、小麦粉は舞わない。美しい踊りを見ているような手際の良さに、ほうっと感心してしまう。
時間をかけてゆっくり捏ね、発酵を済ませた生地は、とても艶があってふんわりしている。
「じゃあ、これを丸く伸ばすわね?」
「ああ、お嬢様。大変ありがたい申し出なのですが、それは私が! 私が、丸く伸ばしていきますから、お嬢様は手ずから切ってくださった、芸術作品のように素晴らしいエリンギなどを並べてください」
「そ、そう? わたくし、手の上に生地をのせてクルクル回して伸ばすあれをやってみたいんだけど……」
「いけません。あれはとても危険な技でして、そうとうな熟練が必要なのです。慣れておいででないお嬢様は一度するだけで、最低でも3日は手首の腱鞘炎を引き起こしてしまう恐ろしい手法なのですよ」
「そ、そうなの? 書籍にそんな事は書かれていないから知らなかったわ……。ピザって奥が深いのねぇ」
ウールスタが、片手にピザ生地をのせて、器用に両手でくるくる回しながら宙を飛ばす。瞬く間に綺麗な円になるそれを渡された。
たっぷりのトマトソースを塗り、各種スパイスを振りかける。さきほど切ったエリンギなどを並べてモッツアレラチーズとバジルで彩る。
「ねぇ、ウールスタ。シュメージュが来たらお裾分けしない?」
「いい考えですね。シュメージュさんは、お子さんが独立なさってからご主人と二人暮らしらしいんです。小さなお孫さんもおられるようですので、甘いピザも作ってみてはいかがでしょうか」
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「ふふ、ここにも良い人がいて良かったわ。それにしても、相変わらず仕事が早いわねぇ。で、噂はどうだった?」
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