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「なんで私まで!」
時間にして数分ほどだろうか。何を言われたか理解するにしては、時間がかかりすぎる。牢屋に入れられるなどごめんだし、もう放っておいて家に帰ろうかと思った時、ヤーリよりも早くチャツィーネが声をあげた。
この子はマナー知らずのアホの子に見えて、実は頭の回転の速い、仕事のデキる子なのかもしれない。ある意味、ヤーリたちよりも、余程わたくしの役に立っている。まじまじ感心して彼女を見ていると、顔を真っ赤にして地団太を踏み始めた。
前言撤回。馬鹿となんとかは使いようだとはいえ、いくらなんでも幼稚すぎる。子供でも今どきしなさそうな言動の数々を思い出して、心の中の面接の書類に、NOと大きく赤い文字で×印をつけた。といっても、彼女はうちに就職の面接をしに来ているわけではないし、オファーをする気は全くないけれど。
彼女が足を動かしているだけで、大きくふるふる揺れ動く柔らかそうな胸元が羨ましいわけではない。ええ。決して羨ましくなどは、ない。
「あら? 散々わたくしの夫(予定)の大切な方をあのように言っておいて、ただで済むとでも? たとえ王家であっても、日夜、国に貢献されていらっしゃるわたくしの愛しい夫(知らないけれど)の事を悪しざまに言うだなんて」
あまりにも馬鹿馬鹿しすぎて、話をしながら考え事をしていたけれど、彼らの思考が伝染したのかもしれない。彼女を評価するなど、わたくしもおかしくなったみたいだ。
背筋をピンッと張り、まだ見ぬ夫が、いかに素晴らしい人物なのかを語る。呪われている身でありながら、凶悪な魔物が出現する辺境で、戦い続けて国の平和を守っている素晴らしい方なのだ。
因みに、会った事はない。顔も、肖像画でも見た記憶すらない。わたくしが社交デビューした時には、彼は辺境でずっと過ごしていた。王都に来ていたのは10年以上前までである。だから、彼の事を知るのは、一世代上の人たちだけだし、現在の彼がどういう人物なのかを詳細に知っているのは、彼とやり取りをしている陛下や父くらいだ。
陛下や王太子殿下、なかなか人を誉めない父ですら、彼の立派な行動には頭が上がらないと舌を巻いている。それなのに、ヤーリ王子が彼を侮辱する言動をした事を知れば、厳粛なパーティ会場でのわたくしとの婚約破棄騒動に加えて、今後彼らに処される罰が大きく膨らむ事になるだろう。
「どういう事よ! そいつは、いなかに引っ込んでいるだけの異形なんでしょ! 呪われた恐ろしいバケモノじゃない!」
「あら? チャツィーネ様は、彼に関する過去の出来事をご存じないのですね。貴族であれば誰もが知っているというのに」
「ほら、またぁ! そんな風に意地悪を言うなんて酷いわ! ヤーくぅん、聞いたでしょ? いっつもあんな風に私を平民だってバカにするんですよぉ?」
「馬鹿になどしておりませんわ。ただ、事実を述べたまでです。王族である聡明な殿下であれば、どういう事なのかお分かりですわよね?」
「ああ……。チャツィーネ、少し落ち着くんだ」
「なんで? 悪いのはキャロラインちゃんなのに!」
すでに、周囲のわたくしの家の派閥だけでなく、中立を貫く人々や、対抗派閥の表情が疑念を抱き始め、王子へ厳しい目が向けられた。わたくしの事はともかくとして、辺境伯が異形に変貌した経緯を知る者たちは、娘を辺境に嫁がせたくはないが、かの方を侮辱した事は許しがたいのだろう。
その視線に気づいたのか、王子たちの勢いが無くなった。わけがわからず、未だにぷんぷん怒っているチャツィーネを除いて。
そろそろ潮時のようだ。所在なげに立ちすくむ彼らに向かって、わたくしは厳しい家庭教師に骨の髄まで叩きこまれたカーテシーをする。
「わたくしキャロライン・バヨータージユは、ヤーリ殿下の命に従いキトグラムン・マーシルム辺境伯爵の元に嫁ぎ、かの方の後継者を産むことを誓います」
わたくしは、ヤーリがわたくしにかけた従属の契約印に、誓約の魔法を重ねがけした。
実は、ヤーリの魔法は、それを達成せねば本人にも何らかの形で返って来る、いわば諸刃の剣なのだ。
命を懸けて命じるものであるからこそ、王家の血筋にのみ使用でき、その強制力は絶大。とはいえ、ヤーリの一方的なそれだけなら、大した返しがないだろう。せいぜい、虫歯あちこちかかり苛まれるとか、トイレと友達になれるほど腹痛で苦しむとか、数か月体中の体毛が抜けるといったところか。
被契約者であるわたくしが、それを是と誓約した事で、わたくしがかの方の後継者を産まねば彼も死ぬほどの強固なものとして従属の契約が増幅したのである。つまり、わたくしだけでなく、彼の命すら縛ったというわけだ。
これによって、わたくしが道中に不幸な事故に見舞われるなどといった事態は免れた。
ヤーリは自分への呪いの返しが嫌だからそこまで考えていなさそうだが、チャツィーネは、後先考えずに側近たちを利用して追手を向けてくるかもしれない。
追手が来たところで、皮肉にも、王家のその契約印がわたくしを王子の命令に従わせようと守るだろうし、なくても蹴散らせるが、後々の処理が面倒くさい。
これ以上、ここにとどまってもする事がない。わたくしは、王子に呪いをかけられた罪人として、会場を後にしたのであった。
時間にして数分ほどだろうか。何を言われたか理解するにしては、時間がかかりすぎる。牢屋に入れられるなどごめんだし、もう放っておいて家に帰ろうかと思った時、ヤーリよりも早くチャツィーネが声をあげた。
この子はマナー知らずのアホの子に見えて、実は頭の回転の速い、仕事のデキる子なのかもしれない。ある意味、ヤーリたちよりも、余程わたくしの役に立っている。まじまじ感心して彼女を見ていると、顔を真っ赤にして地団太を踏み始めた。
前言撤回。馬鹿となんとかは使いようだとはいえ、いくらなんでも幼稚すぎる。子供でも今どきしなさそうな言動の数々を思い出して、心の中の面接の書類に、NOと大きく赤い文字で×印をつけた。といっても、彼女はうちに就職の面接をしに来ているわけではないし、オファーをする気は全くないけれど。
彼女が足を動かしているだけで、大きくふるふる揺れ動く柔らかそうな胸元が羨ましいわけではない。ええ。決して羨ましくなどは、ない。
「あら? 散々わたくしの夫(予定)の大切な方をあのように言っておいて、ただで済むとでも? たとえ王家であっても、日夜、国に貢献されていらっしゃるわたくしの愛しい夫(知らないけれど)の事を悪しざまに言うだなんて」
あまりにも馬鹿馬鹿しすぎて、話をしながら考え事をしていたけれど、彼らの思考が伝染したのかもしれない。彼女を評価するなど、わたくしもおかしくなったみたいだ。
背筋をピンッと張り、まだ見ぬ夫が、いかに素晴らしい人物なのかを語る。呪われている身でありながら、凶悪な魔物が出現する辺境で、戦い続けて国の平和を守っている素晴らしい方なのだ。
因みに、会った事はない。顔も、肖像画でも見た記憶すらない。わたくしが社交デビューした時には、彼は辺境でずっと過ごしていた。王都に来ていたのは10年以上前までである。だから、彼の事を知るのは、一世代上の人たちだけだし、現在の彼がどういう人物なのかを詳細に知っているのは、彼とやり取りをしている陛下や父くらいだ。
陛下や王太子殿下、なかなか人を誉めない父ですら、彼の立派な行動には頭が上がらないと舌を巻いている。それなのに、ヤーリ王子が彼を侮辱する言動をした事を知れば、厳粛なパーティ会場でのわたくしとの婚約破棄騒動に加えて、今後彼らに処される罰が大きく膨らむ事になるだろう。
「どういう事よ! そいつは、いなかに引っ込んでいるだけの異形なんでしょ! 呪われた恐ろしいバケモノじゃない!」
「あら? チャツィーネ様は、彼に関する過去の出来事をご存じないのですね。貴族であれば誰もが知っているというのに」
「ほら、またぁ! そんな風に意地悪を言うなんて酷いわ! ヤーくぅん、聞いたでしょ? いっつもあんな風に私を平民だってバカにするんですよぉ?」
「馬鹿になどしておりませんわ。ただ、事実を述べたまでです。王族である聡明な殿下であれば、どういう事なのかお分かりですわよね?」
「ああ……。チャツィーネ、少し落ち着くんだ」
「なんで? 悪いのはキャロラインちゃんなのに!」
すでに、周囲のわたくしの家の派閥だけでなく、中立を貫く人々や、対抗派閥の表情が疑念を抱き始め、王子へ厳しい目が向けられた。わたくしの事はともかくとして、辺境伯が異形に変貌した経緯を知る者たちは、娘を辺境に嫁がせたくはないが、かの方を侮辱した事は許しがたいのだろう。
その視線に気づいたのか、王子たちの勢いが無くなった。わけがわからず、未だにぷんぷん怒っているチャツィーネを除いて。
そろそろ潮時のようだ。所在なげに立ちすくむ彼らに向かって、わたくしは厳しい家庭教師に骨の髄まで叩きこまれたカーテシーをする。
「わたくしキャロライン・バヨータージユは、ヤーリ殿下の命に従いキトグラムン・マーシルム辺境伯爵の元に嫁ぎ、かの方の後継者を産むことを誓います」
わたくしは、ヤーリがわたくしにかけた従属の契約印に、誓約の魔法を重ねがけした。
実は、ヤーリの魔法は、それを達成せねば本人にも何らかの形で返って来る、いわば諸刃の剣なのだ。
命を懸けて命じるものであるからこそ、王家の血筋にのみ使用でき、その強制力は絶大。とはいえ、ヤーリの一方的なそれだけなら、大した返しがないだろう。せいぜい、虫歯あちこちかかり苛まれるとか、トイレと友達になれるほど腹痛で苦しむとか、数か月体中の体毛が抜けるといったところか。
被契約者であるわたくしが、それを是と誓約した事で、わたくしがかの方の後継者を産まねば彼も死ぬほどの強固なものとして従属の契約が増幅したのである。つまり、わたくしだけでなく、彼の命すら縛ったというわけだ。
これによって、わたくしが道中に不幸な事故に見舞われるなどといった事態は免れた。
ヤーリは自分への呪いの返しが嫌だからそこまで考えていなさそうだが、チャツィーネは、後先考えずに側近たちを利用して追手を向けてくるかもしれない。
追手が来たところで、皮肉にも、王家のその契約印がわたくしを王子の命令に従わせようと守るだろうし、なくても蹴散らせるが、後々の処理が面倒くさい。
これ以上、ここにとどまってもする事がない。わたくしは、王子に呪いをかけられた罪人として、会場を後にしたのであった。
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