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わたくしは、のどに絡みついたかのように刻み付けられた契約印にそっと手を伸ばす。触感など、特に何がどうというわけではないけれど、気持ち悪くて今すぐ消去したくなった。
王族であるヤーリ王子が施したこれには、どのような魔法防御壁も役に立たない。油断したとはいえ、彼がこれを唱えた瞬間、わたくしに勝ち目はなかった。よく動く口を、魔法で縫い付けてやれば良かったと心底思う。
バジャーナリー国の直系の王族は、一生に一度だけ他者を縛るための契約印を使用する事ができる。
だからこそ、それは慎重に使用すべきものだ。他国に対しても有利な条件に従わせる事ができるため、会議で慎重に、言葉ひとつひとつ決られようやく使用許可が下りるほどのものを、このような事で突発的にするなんてと、何度目かのため息を吐く。
ヤーリは王の後継者ではない。だから、我が公爵家に婿入りする予定だった。契約印をいざという時のために使わせるだけの、スペアとして評価されていただけだ。
教育はきちんと彼に施されていたのだが、本人がそれらから逃げていたから、このような目も当てられない状態になったのだが。
我が公爵家は、いわば厄介者の彼を押し付けられたのだ。
わたくしには兄がいる。本来なら兄が後継者になるはずだった。けれども、王子を一生監視し、必要な時にそれを使用させるためだけにわたくしたちは利用されたのである。
忠誠心厚い我が家は、王家からいいように扱われ続けている。今回、ヤーリ王子とわたくしが結婚をしたとして、実質は兄が後継者として忙しい仕事をして公爵家を取り仕切る。兄は、ずっとヤーリ王子の影で馬車馬のように働かされるだけになるはずだった。
けれど、他ならぬ王子が馬鹿な事をしでかしてくれたおかげで、兄はその呪縛から解放されたのだ。
婚約破棄は不名誉ではあるし、今後大騒動になるだろう。けれども、わたくしにとっても飾り物の公爵夫妻として生涯を過ごさねばならない事から、やっと逃れられた喜びの方が大きい。
父や兄も、今日の騒動を聞いたら、笑いが止まらなくなるだろう。有責は王子なのだから、慰謝料というプレゼントまである。
これで、彼が、自己研鑽をしつつ有能な王子に成長したのならまだよかった。残念ながら、ヤーリは甘やかされて育ったにしても勝手をし過ぎている。
特に女癖は群を抜いて悪い。侍女へのセクハラは勿論の事、周囲の侍女やメイドたち、果ては散歩中にたまたま見かけた下女にすら手あたり次第なのだから。
子種を四方八方まき散らすわけにはいかないため、わたくしと結婚するまでは避妊魔法が施されている。チャツィーネは、それらの事を知っているのかどうか少々気にはなる。
ヤーリは衆目にも拘らず、彼女の胸を肘でツンツンしたり、腰と見せかけつつおしりをがっつり揉んでいる。バレていないと思ったら大間違いだ。
背後の側近たちは、彼女のむっちりしたお尻や、豊満な胸をチラチラみて咽を上下させている。よく見れば、彼らの足の付け根のズボンを押し上げている何かがあって…………嫌な物を見てしまった。
肩を丸出しにして、豊満な胸の谷間どころか、先端の場所だけでなく形すらうっすら見えるほど薄い生地は肌を隠していない。ぴったりした形は、細い腰に肉感的なカーブを描いていて、わたくしから見ても色っぽい装いだ。
そっと、自分の胸を見降ろしてしまう。彼女と違って、ふんわりしたスカートの裾までしっかり見える。
(18才になるというのに幼さの残るこの体……って、わたくしの事はいいのよ!)
わたくしは、ともすれば、ずどーんと地の底まで気落ちしそうになる想像を断ち切った。今はそれどころではないと気を取り直す。
「王家の血脈を宿すヤーリ・トゥ・バジャーナリーが、キャロライン・バヨータージユに命じる。キトグラムン・マーシルムの妻となり後継者を残せっ!」
ヤーリは、確かにこう言った。
流石に、良い噂のない人の元に行くとなると少々勇気がいる。しかも、子を作らなければ、わたくしに待っているのは呪われた死のみ。
どうしたものか逡巡するが、こうなったら覆す事は不可能。冤罪に関して、きっちり周囲に理解しておいて貰わなければ名誉に関わる。王子たちの言い分は全て事実無根だと訴えねばならないだろう。
折角、ヤーリのほうから婚約解消を申し出てくれたのだ。本人は破棄と言っていた気がするが、どちらにせよ、そうは簡単に破棄できるわけがない。しかも、この騒動だ。
帰って来た王たちの、怒り狂った顔が目に浮かんでほくそ笑むのを辛うじて耐えた。
事情を知らない人々の、わたくしへの糾弾と非難する彼らの視線を、「悲劇のヒロインだったなんて気の毒に」といった印象操作くらいはしようと決意した。幸い、わたくしの見た目は純情可憐な可愛らしい印象を与える。今こそ、これを最大限に使わねばなるまい。
「お二人が相思相愛なのはわかりました……。殿下、婚約はなかった事に同意しますし、この契約印が施された今それに従いましょう。ただ、殿下が仰られた話は、何か行き違いがあるようです。完全な事実無根ですので、父達が帰ってから王には直々にきちんと報告させていただきとうございます……」
本音を言えば、とても面倒くさい。
わたくしは、目に力を込めて涙をいっぱいためる。こっそり魔法で小さな水を一筋だけ頬に作った。そして、扇をぱちんと閉じて力なく落とし、胸のあたりで両手を合わせるた。
声を震わせて、涙ながらにこう言い始めたわたくしに、周囲の同情の視線が集まったのである。
王族であるヤーリ王子が施したこれには、どのような魔法防御壁も役に立たない。油断したとはいえ、彼がこれを唱えた瞬間、わたくしに勝ち目はなかった。よく動く口を、魔法で縫い付けてやれば良かったと心底思う。
バジャーナリー国の直系の王族は、一生に一度だけ他者を縛るための契約印を使用する事ができる。
だからこそ、それは慎重に使用すべきものだ。他国に対しても有利な条件に従わせる事ができるため、会議で慎重に、言葉ひとつひとつ決られようやく使用許可が下りるほどのものを、このような事で突発的にするなんてと、何度目かのため息を吐く。
ヤーリは王の後継者ではない。だから、我が公爵家に婿入りする予定だった。契約印をいざという時のために使わせるだけの、スペアとして評価されていただけだ。
教育はきちんと彼に施されていたのだが、本人がそれらから逃げていたから、このような目も当てられない状態になったのだが。
我が公爵家は、いわば厄介者の彼を押し付けられたのだ。
わたくしには兄がいる。本来なら兄が後継者になるはずだった。けれども、王子を一生監視し、必要な時にそれを使用させるためだけにわたくしたちは利用されたのである。
忠誠心厚い我が家は、王家からいいように扱われ続けている。今回、ヤーリ王子とわたくしが結婚をしたとして、実質は兄が後継者として忙しい仕事をして公爵家を取り仕切る。兄は、ずっとヤーリ王子の影で馬車馬のように働かされるだけになるはずだった。
けれど、他ならぬ王子が馬鹿な事をしでかしてくれたおかげで、兄はその呪縛から解放されたのだ。
婚約破棄は不名誉ではあるし、今後大騒動になるだろう。けれども、わたくしにとっても飾り物の公爵夫妻として生涯を過ごさねばならない事から、やっと逃れられた喜びの方が大きい。
父や兄も、今日の騒動を聞いたら、笑いが止まらなくなるだろう。有責は王子なのだから、慰謝料というプレゼントまである。
これで、彼が、自己研鑽をしつつ有能な王子に成長したのならまだよかった。残念ながら、ヤーリは甘やかされて育ったにしても勝手をし過ぎている。
特に女癖は群を抜いて悪い。侍女へのセクハラは勿論の事、周囲の侍女やメイドたち、果ては散歩中にたまたま見かけた下女にすら手あたり次第なのだから。
子種を四方八方まき散らすわけにはいかないため、わたくしと結婚するまでは避妊魔法が施されている。チャツィーネは、それらの事を知っているのかどうか少々気にはなる。
ヤーリは衆目にも拘らず、彼女の胸を肘でツンツンしたり、腰と見せかけつつおしりをがっつり揉んでいる。バレていないと思ったら大間違いだ。
背後の側近たちは、彼女のむっちりしたお尻や、豊満な胸をチラチラみて咽を上下させている。よく見れば、彼らの足の付け根のズボンを押し上げている何かがあって…………嫌な物を見てしまった。
肩を丸出しにして、豊満な胸の谷間どころか、先端の場所だけでなく形すらうっすら見えるほど薄い生地は肌を隠していない。ぴったりした形は、細い腰に肉感的なカーブを描いていて、わたくしから見ても色っぽい装いだ。
そっと、自分の胸を見降ろしてしまう。彼女と違って、ふんわりしたスカートの裾までしっかり見える。
(18才になるというのに幼さの残るこの体……って、わたくしの事はいいのよ!)
わたくしは、ともすれば、ずどーんと地の底まで気落ちしそうになる想像を断ち切った。今はそれどころではないと気を取り直す。
「王家の血脈を宿すヤーリ・トゥ・バジャーナリーが、キャロライン・バヨータージユに命じる。キトグラムン・マーシルムの妻となり後継者を残せっ!」
ヤーリは、確かにこう言った。
流石に、良い噂のない人の元に行くとなると少々勇気がいる。しかも、子を作らなければ、わたくしに待っているのは呪われた死のみ。
どうしたものか逡巡するが、こうなったら覆す事は不可能。冤罪に関して、きっちり周囲に理解しておいて貰わなければ名誉に関わる。王子たちの言い分は全て事実無根だと訴えねばならないだろう。
折角、ヤーリのほうから婚約解消を申し出てくれたのだ。本人は破棄と言っていた気がするが、どちらにせよ、そうは簡単に破棄できるわけがない。しかも、この騒動だ。
帰って来た王たちの、怒り狂った顔が目に浮かんでほくそ笑むのを辛うじて耐えた。
事情を知らない人々の、わたくしへの糾弾と非難する彼らの視線を、「悲劇のヒロインだったなんて気の毒に」といった印象操作くらいはしようと決意した。幸い、わたくしの見た目は純情可憐な可愛らしい印象を与える。今こそ、これを最大限に使わねばなるまい。
「お二人が相思相愛なのはわかりました……。殿下、婚約はなかった事に同意しますし、この契約印が施された今それに従いましょう。ただ、殿下が仰られた話は、何か行き違いがあるようです。完全な事実無根ですので、父達が帰ってから王には直々にきちんと報告させていただきとうございます……」
本音を言えば、とても面倒くさい。
わたくしは、目に力を込めて涙をいっぱいためる。こっそり魔法で小さな水を一筋だけ頬に作った。そして、扇をぱちんと閉じて力なく落とし、胸のあたりで両手を合わせるた。
声を震わせて、涙ながらにこう言い始めたわたくしに、周囲の同情の視線が集まったのである。
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