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リセットされた夫 ※
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「エル、まだ少し記憶は追いついてないんだけど」
顔を真っ赤にして、握りこぶしをつくりながら愛しい妻に夜のベッドで正座をして向かい合う夫。ディは、かねてから思っていた事をエルに伝えるためには、魔物に相対するよりも大きな勇気が必要のようだ。
「ディ? 改まってなぁに?」
エルは、真剣に何かを伝えたそうにしているディに応えるべく、ヘッドボードに背を預けていたが、姿勢をディと同じように正座にして背筋を伸ばした。
「記憶では、俺はまだエルと結婚していない。だけど、実際はもうとっくに夫婦なんだよな?」
「ええ、そうよ」
「俺さ、エルには言ってなかったけど。もうこの頃の年齢には、エルとさ……」
ごにょごにょ口の中で何かを言っているため、良く聞こえなかったエルは、ディの話をよく聞こうと耳をすませる。
「だから、さ。俺、エルが、俺のを手や口でしてくれるのも嬉しいんだけど、ずっと前から、エルと夜を一緒に過ごしたかったんだ」
ディは、こんなにも汚れた考えも持っている普通の男でしかない事を、エルに知られて幻滅されるのが怖かった。格好つけてエルにとって理想の素敵な騎士でいたかった。
だが、やはり、他の男が10代半ばで恋愛や結婚して幸せそうにしているのが羨ましくて妬ましたかったのである。
唯一の番で、愛しい妻を貪欲に求めたいと思春期以降焦がれていた。なのに、魔物の討伐やエルが聖女になった事で、遅くなった結婚をどれほど渇望していただろう。いっそ既成事実を作ろうかと悩んでいた事もある。
まだ記憶が幼い頃、自分を治療した時にエルは雄の象徴を見るのも触るのも初めてだと言っていたから、そんなはずはないのに、22歳まで彼女との仲が清いままだったという事実すら信じられなかった。
忘れているとはいえ、大人の頃の自分が、今の自分と考えが変わるなんて事があるだろうか?
なら、理性などとっくに脆い糸のように容易く切れていたはずだ。
ひょっとしたらエルとすでに体を重ねていたのかもしれないという馬鹿な思いで、胸をかきむしりそうになるほどの焦燥と嫉妬を覚えるほどに、今のディはエルを求めていた。
エルの顔をまともに見る事が出来ない。目を閉じて一気に言い終ると、体の中が心臓だけになったみたいにドキドキ嫌な鼓動が続く気がした。
すると、いつもよりも芳しい香りと、柔らかな温もりに包まれた。エルがディの俯いた頭をそっと抱き寄せて、彼の頭のてっぺんにキスをしたのである。
「ディ、わたくしの素敵な旦那様。わたくしも貴方と過ごしたいです」
あまりにもあっさりとエルがそう言うので、夢か幻か、それとも純真な彼女がわかっていないのか。ディの頭の中でぐるぐる入口付近をおかしな思考が彷徨う。
「エル、俺が言っているのは、ただ単に一緒に寝るだけじゃないんだけど」
「ええ、わかってるわ。わたくし、きちんとわかってる。わたくしも、ディと初めての夜を過ごしたいの」
「エル……!」
「あ、ディ……」
ディの心は歓喜で包まれる。ようやく、愛し愛される番とのめくるめく瞬間が訪れるのだ。ディは、自分頭を抱いているエルの腰に、がしっと腕を回すと、そのまま彼女をベッドに押し倒した。
「エル、エル……愛してる」
「ディ、わたくしも、ん……」
激しい、行きつく間もない深い口づけは、ふたりを翻弄した。もう何も考えられない。たがいに貪欲に貪るように肌を求めて絡み合う。
エルは、愛する人の大きな手で官能を高められて体中を桃色に染めた。むわっとむせ返るような彼女の淫らな芳香が、ディを更に激しく突き動かす。
白く柔らかい足の付け根には、とっくに準備が出来たと言わんばかりの彼を求めて誘う花の蜜が溢れていた。
「ディ、綺麗だ。ああ、もう我慢なんて出来ない」
彼女の足を大きく広げて、その間に腰をつける。固く閉じた花のつぼみは、怒張しら大きな切っ先の侵入をなかなか許さなかった。
先端の張り出したえらが、彼女の粒に何度もひっかかり擦れて、まるでわざと焦らして弄んでいるかのように思えた。
「あ、ああ……! ディ、わたくし、もう……」
お腹の奥の隙間を早く埋めて欲しい。愛する人の、たがいの滑り気を帯びた雄々しいものに手を添えた。ディは、淫らな妻のそんな行動に、欲望がずくりと更に大きく膨らむ。
「エル、ああ熱い……」
「ああ……!」
エルは、すでに何度も愛した大きな彼の象徴が中に入って来るのを感じて、痛みや圧迫感よりも嬉しさと幸せの海の底に引きずり込まれた。必死に彼の汗ばむ肌に縋り付いて、もっともっとと中がそれを求める。エルが彼を感じれば感じるほど、ディの感覚が研ぎ澄まされた猛りを、熱と柔らかくも締め付けて来るとてつもない快楽が包み込んだ。
無理にこじ開けられるようにゆっくり入って来る高ぶりが、やがて彼女の奥に到達すると、ディの体がぶるりと震えた。
「う……」
肉ひだが、彼のを強制的に吐き出させようとしているかのように、ぐにぐにと根元から先端まで不規則に蠢く別の生き物のようだ。その意志に逆らいたくとも、手や口とは比べものにならないほど責め立てられるがまま奥に彼のほとばしりを吐き出した。
エルは、自らの中でびくんと脈打っている彼の猛りを感じた。
じわーっと何かが足らなかったものを埋めてくれる。もっともっと切ない場所を満たして欲しくて、気持ち良さそうに息を吐きだす彼の腰に足を絡ませて引き寄せた。
「ディ、もっと……」
自分の意識とは裏腹に、はしたない言葉がエルの口から放たれたと同時に、熱を吐き出したばかりの興奮冷めやらぬ場所が膨張した。
「ああ、エル……エル……」
「ああっ! あ!」
先ほど、ディを知ったばかりの中は更に熱が上がっている。腰の動きと共に擦られる彼の最大限に高ぶったそれに中がひっぱられる事で、ぴりっとした痛みを感じた。
だが、自分に覆いかぶさる彼の、彼自身すらも知らない全てを一欠けらすら残さないように求めて淫らに体をくねらせる。
がつがつ腰を叩きつけられ、肌が高く音を作る。ディに力強く、体も頭の中も揺らされる事で、彼が自分を求めてくれていると実感できた。
何度エルの中で果てても、限界を知らない彼の情熱は、やがて彼女の心の隙間すら埋め尽くしたようだ。まだ半分ほど勃ちあがっているそれが、ずるりと中から出された。
エルと自ら放った白い欲液が、切っ先を追いかけてくる。それを視界にいれたディの淫棒が、またびきっと膨れて固くなった。しかし、愛しい妻が目を閉じて夢の中に旅立つ姿に、再び彼女の中に入りたい気持ちを抑えて、愛する夫に、手を伸ばす事すら出来なくなった彼女にキスをして抱え込んだ。
「エル、おやすみ。無茶してごめん」
「いいの、ディ。わたくし嬉しいの。おやすみなさい……」
辛うじて開く瞼の隙間から見えた夫の顔にあった傷が、エルには見えなかった。まるで、結婚式を挙げてすぐに初夜をしているみたいに思える。
遠回りさせられた長い日々が、心だけでなく身も結ばれた今、ようやく報われた気がした。
翌朝目を覚ますと、ディの髪の色は紺色のままだったが、左半分に出来ていた何をしても治らなかった傷がほとんどわからないくらいになっていた。
「ディ……」
「エル、どうした?」
まだ自分の顔を見ていないためにそれを知らないディに、ほとんど元の状態に戻った事を知らせる。すると、ディもまた、失った記憶を全て取り戻している事を告白した。
リセットされた時から、エルがくれた幸せな記憶も残っている。
ふたりは、これも今となっては貴重で大切な経験と思い出になったと涙を流して喜び合った。
その後も、ディの興奮が冷めやらぬので寝室から出しては貰えなかったが、エルもまた彼とずっと繋がっていたいと彼を誘う。
数日後、ディとエルは結婚式を行った場所で胸を張って王の前に立つ。
ディが快復した事は、あっという間に国中に広がり、濃紺の髪の黒の騎士と聖女の帰還だと、改めて祝福のお祭り騒ぎに国中が沸いたのであった。
R18 リセットされた夫──完
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。またのご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
顔を真っ赤にして、握りこぶしをつくりながら愛しい妻に夜のベッドで正座をして向かい合う夫。ディは、かねてから思っていた事をエルに伝えるためには、魔物に相対するよりも大きな勇気が必要のようだ。
「ディ? 改まってなぁに?」
エルは、真剣に何かを伝えたそうにしているディに応えるべく、ヘッドボードに背を預けていたが、姿勢をディと同じように正座にして背筋を伸ばした。
「記憶では、俺はまだエルと結婚していない。だけど、実際はもうとっくに夫婦なんだよな?」
「ええ、そうよ」
「俺さ、エルには言ってなかったけど。もうこの頃の年齢には、エルとさ……」
ごにょごにょ口の中で何かを言っているため、良く聞こえなかったエルは、ディの話をよく聞こうと耳をすませる。
「だから、さ。俺、エルが、俺のを手や口でしてくれるのも嬉しいんだけど、ずっと前から、エルと夜を一緒に過ごしたかったんだ」
ディは、こんなにも汚れた考えも持っている普通の男でしかない事を、エルに知られて幻滅されるのが怖かった。格好つけてエルにとって理想の素敵な騎士でいたかった。
だが、やはり、他の男が10代半ばで恋愛や結婚して幸せそうにしているのが羨ましくて妬ましたかったのである。
唯一の番で、愛しい妻を貪欲に求めたいと思春期以降焦がれていた。なのに、魔物の討伐やエルが聖女になった事で、遅くなった結婚をどれほど渇望していただろう。いっそ既成事実を作ろうかと悩んでいた事もある。
まだ記憶が幼い頃、自分を治療した時にエルは雄の象徴を見るのも触るのも初めてだと言っていたから、そんなはずはないのに、22歳まで彼女との仲が清いままだったという事実すら信じられなかった。
忘れているとはいえ、大人の頃の自分が、今の自分と考えが変わるなんて事があるだろうか?
なら、理性などとっくに脆い糸のように容易く切れていたはずだ。
ひょっとしたらエルとすでに体を重ねていたのかもしれないという馬鹿な思いで、胸をかきむしりそうになるほどの焦燥と嫉妬を覚えるほどに、今のディはエルを求めていた。
エルの顔をまともに見る事が出来ない。目を閉じて一気に言い終ると、体の中が心臓だけになったみたいにドキドキ嫌な鼓動が続く気がした。
すると、いつもよりも芳しい香りと、柔らかな温もりに包まれた。エルがディの俯いた頭をそっと抱き寄せて、彼の頭のてっぺんにキスをしたのである。
「ディ、わたくしの素敵な旦那様。わたくしも貴方と過ごしたいです」
あまりにもあっさりとエルがそう言うので、夢か幻か、それとも純真な彼女がわかっていないのか。ディの頭の中でぐるぐる入口付近をおかしな思考が彷徨う。
「エル、俺が言っているのは、ただ単に一緒に寝るだけじゃないんだけど」
「ええ、わかってるわ。わたくし、きちんとわかってる。わたくしも、ディと初めての夜を過ごしたいの」
「エル……!」
「あ、ディ……」
ディの心は歓喜で包まれる。ようやく、愛し愛される番とのめくるめく瞬間が訪れるのだ。ディは、自分頭を抱いているエルの腰に、がしっと腕を回すと、そのまま彼女をベッドに押し倒した。
「エル、エル……愛してる」
「ディ、わたくしも、ん……」
激しい、行きつく間もない深い口づけは、ふたりを翻弄した。もう何も考えられない。たがいに貪欲に貪るように肌を求めて絡み合う。
エルは、愛する人の大きな手で官能を高められて体中を桃色に染めた。むわっとむせ返るような彼女の淫らな芳香が、ディを更に激しく突き動かす。
白く柔らかい足の付け根には、とっくに準備が出来たと言わんばかりの彼を求めて誘う花の蜜が溢れていた。
「ディ、綺麗だ。ああ、もう我慢なんて出来ない」
彼女の足を大きく広げて、その間に腰をつける。固く閉じた花のつぼみは、怒張しら大きな切っ先の侵入をなかなか許さなかった。
先端の張り出したえらが、彼女の粒に何度もひっかかり擦れて、まるでわざと焦らして弄んでいるかのように思えた。
「あ、ああ……! ディ、わたくし、もう……」
お腹の奥の隙間を早く埋めて欲しい。愛する人の、たがいの滑り気を帯びた雄々しいものに手を添えた。ディは、淫らな妻のそんな行動に、欲望がずくりと更に大きく膨らむ。
「エル、ああ熱い……」
「ああ……!」
エルは、すでに何度も愛した大きな彼の象徴が中に入って来るのを感じて、痛みや圧迫感よりも嬉しさと幸せの海の底に引きずり込まれた。必死に彼の汗ばむ肌に縋り付いて、もっともっとと中がそれを求める。エルが彼を感じれば感じるほど、ディの感覚が研ぎ澄まされた猛りを、熱と柔らかくも締め付けて来るとてつもない快楽が包み込んだ。
無理にこじ開けられるようにゆっくり入って来る高ぶりが、やがて彼女の奥に到達すると、ディの体がぶるりと震えた。
「う……」
肉ひだが、彼のを強制的に吐き出させようとしているかのように、ぐにぐにと根元から先端まで不規則に蠢く別の生き物のようだ。その意志に逆らいたくとも、手や口とは比べものにならないほど責め立てられるがまま奥に彼のほとばしりを吐き出した。
エルは、自らの中でびくんと脈打っている彼の猛りを感じた。
じわーっと何かが足らなかったものを埋めてくれる。もっともっと切ない場所を満たして欲しくて、気持ち良さそうに息を吐きだす彼の腰に足を絡ませて引き寄せた。
「ディ、もっと……」
自分の意識とは裏腹に、はしたない言葉がエルの口から放たれたと同時に、熱を吐き出したばかりの興奮冷めやらぬ場所が膨張した。
「ああ、エル……エル……」
「ああっ! あ!」
先ほど、ディを知ったばかりの中は更に熱が上がっている。腰の動きと共に擦られる彼の最大限に高ぶったそれに中がひっぱられる事で、ぴりっとした痛みを感じた。
だが、自分に覆いかぶさる彼の、彼自身すらも知らない全てを一欠けらすら残さないように求めて淫らに体をくねらせる。
がつがつ腰を叩きつけられ、肌が高く音を作る。ディに力強く、体も頭の中も揺らされる事で、彼が自分を求めてくれていると実感できた。
何度エルの中で果てても、限界を知らない彼の情熱は、やがて彼女の心の隙間すら埋め尽くしたようだ。まだ半分ほど勃ちあがっているそれが、ずるりと中から出された。
エルと自ら放った白い欲液が、切っ先を追いかけてくる。それを視界にいれたディの淫棒が、またびきっと膨れて固くなった。しかし、愛しい妻が目を閉じて夢の中に旅立つ姿に、再び彼女の中に入りたい気持ちを抑えて、愛する夫に、手を伸ばす事すら出来なくなった彼女にキスをして抱え込んだ。
「エル、おやすみ。無茶してごめん」
「いいの、ディ。わたくし嬉しいの。おやすみなさい……」
辛うじて開く瞼の隙間から見えた夫の顔にあった傷が、エルには見えなかった。まるで、結婚式を挙げてすぐに初夜をしているみたいに思える。
遠回りさせられた長い日々が、心だけでなく身も結ばれた今、ようやく報われた気がした。
翌朝目を覚ますと、ディの髪の色は紺色のままだったが、左半分に出来ていた何をしても治らなかった傷がほとんどわからないくらいになっていた。
「ディ……」
「エル、どうした?」
まだ自分の顔を見ていないためにそれを知らないディに、ほとんど元の状態に戻った事を知らせる。すると、ディもまた、失った記憶を全て取り戻している事を告白した。
リセットされた時から、エルがくれた幸せな記憶も残っている。
ふたりは、これも今となっては貴重で大切な経験と思い出になったと涙を流して喜び合った。
その後も、ディの興奮が冷めやらぬので寝室から出しては貰えなかったが、エルもまた彼とずっと繋がっていたいと彼を誘う。
数日後、ディとエルは結婚式を行った場所で胸を張って王の前に立つ。
ディが快復した事は、あっという間に国中に広がり、濃紺の髪の黒の騎士と聖女の帰還だと、改めて祝福のお祭り騒ぎに国中が沸いたのであった。
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