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とんだ悪女に捕まっていたようだ。カトリーナ、やり直そう ※※
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俺は、カトリーナに面会を求めたが、門番がどうしても許さない。
たかが門番の分際で生意気な!
かっとなり、胸ぐらを掴もうとしたが、子供のようにあしらわれ、しりもちをつく。
バカな! 俺はこれでも未来の騎士団長だった。訓練でもどんな屈強な男相手でもこれまで一度も負けたことがないのに!
「騒がしいですわ」
愛しい俺の訪問を知ったカトリーナがやってきた。門が開かぬため、柵ごしに会話をして全てを話した。
「だ、だからな、私は騙されていただけなんだ。他ならぬ俺を愛するお前が一番知っているだろう? カティ、俺が間違っていた。俺を真実愛し支えてくれるのはお前だけなんだとやっと気づいたんだ! アイラは子を孕んでいなかったし、過去は水に流して俺とやり直そう!」
「わたくしの知人と名乗ると言うから来てみたものの……。どちら様でしょうか?」
「ああ、こんな格好をしているからわからないのか? 俺だ! サーシ」
「黙れ、無礼者! カトリーナ様、ここは私に任せてお行きください」
カトリーナの側にいた大きな男が殺気を込めて俺を睨みながら彼女を背に隠す。俺は、男のあまりの迫力に尻を地面につけたまま腰を抜かしガタガタ震えてしまった。
「でも……」
「おそらく、どこかで貴女を見て言い寄ってくる愚かで憐れな男たちの一人でしょう。目と耳が汚れます」
「お嬢様、キリアン様の仰る通りです。ここにいたら危ないです! さあ、行きましょう!」
「ま、待ってくれ! 俺は悪女に騙されていただけなんだっ! カティ! やり直そう!」
「黙れっ! 彼女の名を、ましてや今の立場を心得ぬ破落戸がカティなどと気軽に言うなどと……。万死に値する」
「ひ、ひぃいいぃっ!」
柵の間から、鞘付の剣先が瞬時に喉に当てられる。一瞬、そのまま貫かれたかと思い、股間が温かく濡れていった。
唖然としているうちに、屋敷の外に出た男に引きずられてカトリーナからどんどん離されていった。
「いいか? 二度はない。今後、彼女の半径1キロ以内に現れてみろ。その時は……」
低い男の声が体の芯に響く。がたがた体が震えて奥歯がカチカチと鳴った。俺は、言葉をなに一つ発する事もできずに、震えながら緩慢に何度も首を縦に振り続けた。
せめてもの情けだと、下着とトラウザースが投げてよこされる。無礼な態度ではあるが、反論する気持ちが一ミクロンもなかった。男が去って行ったあと、のろのろと汚れた下半身を着替える。ここにいつまでもいれば、男に殺される。一刻も早く、もつれる足でカトリーナの家から遠ざかって行った。
※※※※
「カティ? どうした?」
夜中にベッドの上で抱きかかえられていると、心ここにあらずといったわたくしにキリアンが訊ねた。
「……、コーンビアードのおじ様たちは善良な方たちだったのです……。サーシアだって、一時の気の迷いでしたでしょうし、わたくしを蔑ろにしたとはいえ、少々お気の毒だなって……」
「俺のカティは優しすぎる。たとえ、彼らが被害者の部分があろうとも、彼らの地位や立場なら彼女の実家を調べれば明るみになっただろう? それもせず妻として迎える事を決めたのは侯爵たちだ。俺の父上も、騙されて爵位をとられたが、貴族として無知は罪であると思う。貴族の判断でどれほどの平民たちの人生がかわるのか。確かにコーンビアード団長は誠実で実直だったが、だからこそ、騎士の長として役割を果たすべきだったと思う。幸い、家名は残るし、夫妻もあいつも贅沢しなければ生活に困らないのだから、カティはこれ以上あの人たちの事で心を痛めなくていい」
「キリアン様……」
やや汗ばんだたくましい胸に頬をつけてそっと身を寄せる。きゅっと抱き締めて頭を優しく撫でてくれた。
まだ正式に婚約はなされていない。お義父様が爵位と領地を取り戻してから、彼と正式に婚約して、大麻の栽培のためにめちゃくちゃになった領地を復興のお手伝いをする事になった。
「カティ……、サーシアの事を後悔してるのか?」
自信なさげに問いかけてくる彼の上腕の筋肉が強張りを見せた。
「わたくしも離れたかったので誤解を解こうとしませんでしたから。ただ、おじ様たちのために、せめて彼らの結婚前に行動を起こしたかったとは思います」
「……。本来なら、貴族結婚は一年後だろう? 妊娠していなかったとはいえ、何度も言うが調査もせずに鵜呑みにして期間を短くしたのは彼らだ。この数か月、お義父さんたちはこれ以上はないスピードで証拠を集めたのだからこのタイミングになったのは仕方がない。俺はこれで良かったと思う。それにあのまま後日になればなるほど、誰よりも彼らの領民が気の毒だ。きっとアイラの実家が良からぬ事に利用したに違いないのだから」
「キリアン様。ええ、わたくしたちは、権利を沢山の領民たちから預かっています。自己を研鑽し還元しなければ民が苦しみ、やがて自分に返ってますもの」
「それを理解していないあいつでは、いずれ領地が廃れただろ? だから、あいつはあいつの丈にあった人生を送ればいいと思う。餓えて死ぬような状況になるとは、普通では考えられないから。これでダメになるなら、あいつの資質がそうだっただけだと思う」
わたくしは、キリアンが真面目にそう言ってくれているのを聞いて、ツキンと少々罪悪感が擡げる。
実は、挙式当日に踏み込む事に決めたのは兄なのだ。わたくしをコケにしたサーシアやアイラ、それを許した侯爵夫妻に泡を吹かせるために。常に足元を掬われかねない貴族社会なのだ。
でも、こんな風に純粋に考える愛しい人の言葉を聞くと、眩しすぎて胸が少々痛み居心地が悪い。彼の素直な性格は強烈にわたくしたちのような貴族を吸い寄せる魅力があると思う。
「ところで……。ベッドの上で他の男の事を考えるなんて、いけない子だ」
「え? きゃぁっ!」
いきなり体勢を変えられた。
「カティ、俺だけで埋めつくしたい」
「あんっ!」
先ほど欲望を吐き出したばかりだというのに、彼の高ぶりは大きく反り返っていた。表面は乾いてきていたとはいえ、まだまだ蜜で潤う中に、切っ先が入り込む。幾度も受け入れ、何度も肌を重ねたわたくしの体は瞬時に高みにのぼる。
わたくしの反応を見ながら知り尽くした快楽の芽を、これでもかというほど激しく責め立てられた。
深い絶頂を迎えた時、プシュッとはしたない液体が彼の股間を濡らす。これは、汚水ではないと知らなかった時、粗相をしてしまったと泣いたものだ。もちろん、キリアンも狼狽えてしまっていたが、なんだか、わたくしの粗相を見て、頬を染めとても嬉しそうにはしていた。
「あ、ああああ!」
「カティ、カティ……! もう……」
「奥に、奥に沢山下さいませぇ!」
わたくしの懇願に応えるように、ガツガツと体を揺さぶられ、叩きつけられる股間が痛くなるほどパンッと腰を押し付けられた。ぐりっと奥の奥に入り込むような彼の動きが止まり、ぶるっと震えた。
「あぁ……」
とても気持ちよさそうな、幸せそうに目を瞑り熱いほとばしりを受けると、わたくしはその姿と、奥の刺激でピクピク達する。
「……っ、……、う……」
数度、腰を押し付けられて、吐き出した子種を奥に送り込もうとしているみたいにぐりぐりされると、奥と心が堪らなく切なくなる。
「……あ、はぁん……」
「カティ……」
愛していると、覆いかぶされて彼の逞しい胸と腕にすっぽり囲われる。中の彼の熱情は、やや硬度がなくなりずるりと出て行ってしまう時は悲しい。
こぷっと、彼の子種とわたくしの体液が外に出る感触がする。翻弄され、揺さぶられたわたくしは、彼に守られているような、沢山の愛を受けた後のこの幸せな時間が好きだ。
彼がうちに身を寄せていた当初はともかく、今は、両親はなんとなく察しているだろうが止めない。兄から避妊薬を渡された時は居たたまれなかったが、ありがたくちょうだいした。
キリアンは、兄の指導の下、領地経営や貴族としての教育を受け始めている。
わたくしの恥にならないようにかなり厳しいらしいが、ついていっているようで、砂が水を吸うように吸収するため兄も嬉しそうだ。
その代わり、わたくしと離れる時間が増えて彼も不安なのだろう。
「愛しています……。ずっとそばにいてくださいませ……」
勿論だ。何があっても離れないという、わたくし専用のストーカーの声を子守歌にして、幸せな夢の中に旅立つのであった。
たかが門番の分際で生意気な!
かっとなり、胸ぐらを掴もうとしたが、子供のようにあしらわれ、しりもちをつく。
バカな! 俺はこれでも未来の騎士団長だった。訓練でもどんな屈強な男相手でもこれまで一度も負けたことがないのに!
「騒がしいですわ」
愛しい俺の訪問を知ったカトリーナがやってきた。門が開かぬため、柵ごしに会話をして全てを話した。
「だ、だからな、私は騙されていただけなんだ。他ならぬ俺を愛するお前が一番知っているだろう? カティ、俺が間違っていた。俺を真実愛し支えてくれるのはお前だけなんだとやっと気づいたんだ! アイラは子を孕んでいなかったし、過去は水に流して俺とやり直そう!」
「わたくしの知人と名乗ると言うから来てみたものの……。どちら様でしょうか?」
「ああ、こんな格好をしているからわからないのか? 俺だ! サーシ」
「黙れ、無礼者! カトリーナ様、ここは私に任せてお行きください」
カトリーナの側にいた大きな男が殺気を込めて俺を睨みながら彼女を背に隠す。俺は、男のあまりの迫力に尻を地面につけたまま腰を抜かしガタガタ震えてしまった。
「でも……」
「おそらく、どこかで貴女を見て言い寄ってくる愚かで憐れな男たちの一人でしょう。目と耳が汚れます」
「お嬢様、キリアン様の仰る通りです。ここにいたら危ないです! さあ、行きましょう!」
「ま、待ってくれ! 俺は悪女に騙されていただけなんだっ! カティ! やり直そう!」
「黙れっ! 彼女の名を、ましてや今の立場を心得ぬ破落戸がカティなどと気軽に言うなどと……。万死に値する」
「ひ、ひぃいいぃっ!」
柵の間から、鞘付の剣先が瞬時に喉に当てられる。一瞬、そのまま貫かれたかと思い、股間が温かく濡れていった。
唖然としているうちに、屋敷の外に出た男に引きずられてカトリーナからどんどん離されていった。
「いいか? 二度はない。今後、彼女の半径1キロ以内に現れてみろ。その時は……」
低い男の声が体の芯に響く。がたがた体が震えて奥歯がカチカチと鳴った。俺は、言葉をなに一つ発する事もできずに、震えながら緩慢に何度も首を縦に振り続けた。
せめてもの情けだと、下着とトラウザースが投げてよこされる。無礼な態度ではあるが、反論する気持ちが一ミクロンもなかった。男が去って行ったあと、のろのろと汚れた下半身を着替える。ここにいつまでもいれば、男に殺される。一刻も早く、もつれる足でカトリーナの家から遠ざかって行った。
※※※※
「カティ? どうした?」
夜中にベッドの上で抱きかかえられていると、心ここにあらずといったわたくしにキリアンが訊ねた。
「……、コーンビアードのおじ様たちは善良な方たちだったのです……。サーシアだって、一時の気の迷いでしたでしょうし、わたくしを蔑ろにしたとはいえ、少々お気の毒だなって……」
「俺のカティは優しすぎる。たとえ、彼らが被害者の部分があろうとも、彼らの地位や立場なら彼女の実家を調べれば明るみになっただろう? それもせず妻として迎える事を決めたのは侯爵たちだ。俺の父上も、騙されて爵位をとられたが、貴族として無知は罪であると思う。貴族の判断でどれほどの平民たちの人生がかわるのか。確かにコーンビアード団長は誠実で実直だったが、だからこそ、騎士の長として役割を果たすべきだったと思う。幸い、家名は残るし、夫妻もあいつも贅沢しなければ生活に困らないのだから、カティはこれ以上あの人たちの事で心を痛めなくていい」
「キリアン様……」
やや汗ばんだたくましい胸に頬をつけてそっと身を寄せる。きゅっと抱き締めて頭を優しく撫でてくれた。
まだ正式に婚約はなされていない。お義父様が爵位と領地を取り戻してから、彼と正式に婚約して、大麻の栽培のためにめちゃくちゃになった領地を復興のお手伝いをする事になった。
「カティ……、サーシアの事を後悔してるのか?」
自信なさげに問いかけてくる彼の上腕の筋肉が強張りを見せた。
「わたくしも離れたかったので誤解を解こうとしませんでしたから。ただ、おじ様たちのために、せめて彼らの結婚前に行動を起こしたかったとは思います」
「……。本来なら、貴族結婚は一年後だろう? 妊娠していなかったとはいえ、何度も言うが調査もせずに鵜呑みにして期間を短くしたのは彼らだ。この数か月、お義父さんたちはこれ以上はないスピードで証拠を集めたのだからこのタイミングになったのは仕方がない。俺はこれで良かったと思う。それにあのまま後日になればなるほど、誰よりも彼らの領民が気の毒だ。きっとアイラの実家が良からぬ事に利用したに違いないのだから」
「キリアン様。ええ、わたくしたちは、権利を沢山の領民たちから預かっています。自己を研鑽し還元しなければ民が苦しみ、やがて自分に返ってますもの」
「それを理解していないあいつでは、いずれ領地が廃れただろ? だから、あいつはあいつの丈にあった人生を送ればいいと思う。餓えて死ぬような状況になるとは、普通では考えられないから。これでダメになるなら、あいつの資質がそうだっただけだと思う」
わたくしは、キリアンが真面目にそう言ってくれているのを聞いて、ツキンと少々罪悪感が擡げる。
実は、挙式当日に踏み込む事に決めたのは兄なのだ。わたくしをコケにしたサーシアやアイラ、それを許した侯爵夫妻に泡を吹かせるために。常に足元を掬われかねない貴族社会なのだ。
でも、こんな風に純粋に考える愛しい人の言葉を聞くと、眩しすぎて胸が少々痛み居心地が悪い。彼の素直な性格は強烈にわたくしたちのような貴族を吸い寄せる魅力があると思う。
「ところで……。ベッドの上で他の男の事を考えるなんて、いけない子だ」
「え? きゃぁっ!」
いきなり体勢を変えられた。
「カティ、俺だけで埋めつくしたい」
「あんっ!」
先ほど欲望を吐き出したばかりだというのに、彼の高ぶりは大きく反り返っていた。表面は乾いてきていたとはいえ、まだまだ蜜で潤う中に、切っ先が入り込む。幾度も受け入れ、何度も肌を重ねたわたくしの体は瞬時に高みにのぼる。
わたくしの反応を見ながら知り尽くした快楽の芽を、これでもかというほど激しく責め立てられた。
深い絶頂を迎えた時、プシュッとはしたない液体が彼の股間を濡らす。これは、汚水ではないと知らなかった時、粗相をしてしまったと泣いたものだ。もちろん、キリアンも狼狽えてしまっていたが、なんだか、わたくしの粗相を見て、頬を染めとても嬉しそうにはしていた。
「あ、ああああ!」
「カティ、カティ……! もう……」
「奥に、奥に沢山下さいませぇ!」
わたくしの懇願に応えるように、ガツガツと体を揺さぶられ、叩きつけられる股間が痛くなるほどパンッと腰を押し付けられた。ぐりっと奥の奥に入り込むような彼の動きが止まり、ぶるっと震えた。
「あぁ……」
とても気持ちよさそうな、幸せそうに目を瞑り熱いほとばしりを受けると、わたくしはその姿と、奥の刺激でピクピク達する。
「……っ、……、う……」
数度、腰を押し付けられて、吐き出した子種を奥に送り込もうとしているみたいにぐりぐりされると、奥と心が堪らなく切なくなる。
「……あ、はぁん……」
「カティ……」
愛していると、覆いかぶされて彼の逞しい胸と腕にすっぽり囲われる。中の彼の熱情は、やや硬度がなくなりずるりと出て行ってしまう時は悲しい。
こぷっと、彼の子種とわたくしの体液が外に出る感触がする。翻弄され、揺さぶられたわたくしは、彼に守られているような、沢山の愛を受けた後のこの幸せな時間が好きだ。
彼がうちに身を寄せていた当初はともかく、今は、両親はなんとなく察しているだろうが止めない。兄から避妊薬を渡された時は居たたまれなかったが、ありがたくちょうだいした。
キリアンは、兄の指導の下、領地経営や貴族としての教育を受け始めている。
わたくしの恥にならないようにかなり厳しいらしいが、ついていっているようで、砂が水を吸うように吸収するため兄も嬉しそうだ。
その代わり、わたくしと離れる時間が増えて彼も不安なのだろう。
「愛しています……。ずっとそばにいてくださいませ……」
勿論だ。何があっても離れないという、わたくし専用のストーカーの声を子守歌にして、幸せな夢の中に旅立つのであった。
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