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わたくしだけのストーカーは、今日も今日とて執着、いえ、甘えん坊です ※※ 【完結】
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「カティ……、お、王子と結婚するのか……?」
涙がようやく収まりを見せた頃、唇を離したキリアンが訊ねた。
「キリアン様、聞いて……? 殿下は、あ……」
「……誰にも渡さない……。カティは俺だけの女だ……! たとえ王子とて、俺からカティを取り上げるなんて許さない!」
目立つ行動に気を付ける事を忘れるほど愚かでもない彼に、タイミングを見計らって強引に会場から連れ出された。
王子に取られてしまうと焦り不安になったらしいキリアンに、馬車の中に入った瞬間襲われた。
「あ、あんっ! キリアン様、こんな所で……ああ、」
「ああ、カティ、カティ……。今すぐ中を俺の子種でいっぱいにしてドロドロにして……」
御者に気付かれているに違いないほどの甲高い声が出てしまう。馬車をも揺らす激しい腰の突き上げに、わたくしはキリアンの膝の上で踊り続けさせられた。
不安と激情を思い切りぶつけた事で少し落ち着いたのか、中に熱棒を差し入れたまま優しくキスを贈られる。
「カティ……、俺の、俺だけのカティ……。今すぐ子を作ろう。そして、誰もいない場所で二人きり、いや、子供たちと幸せに暮らそう。なぁ、そうしよう? 俺は、名誉な事だとは思うけれど、あんな化粧と香水だらけの所にもういたくない。それに、男たちがイヤラシイ目でカティを見るのも嫌だ。だから、お願いだ……」
震える声と体。ぼんやりとする思考の渦の中から、彼に縋り付いた手でそっと撫でる。
「あぁ……、わたくしはどこにも行きませんわ……。キリアン様こそ、他の女性を見ないでくださいまし」
何度目だろうか。お互いの嫉妬を醜くぶつけ合う。自重で深く彼を飲み込みながら、わたくしは彼に食らいつくようにキスを返して腰を振った。
馬車の中で、そして、帰宅してから、キリアンはぐったりするわたくしを抱きかかえて一直線に寝室に向かった後、バタンとドアを閉めた。
わたくしたちの帰りに備えていた侍女たちが目を丸くしている中移動したため、我が家の公然の秘密だったわたくしたちの関係を彼女たちは察したのか寝室に近寄る事もなかった。
ベッドの上に放り出されるように降ろされる。そのままドレスを破らんばかりにはぎとられて一糸まとわぬ姿にされた。
彼が、前を少し寛げて猛り狂った自身を取り出すと、服も脱がぬままいきなり中を穿たれる。
どこに溜まっていたのかわからないほど沢山の白濁がわたくしの子宮を埋め尽した。薄い下腹が、彼の熱の形と、溜まった彼の愛でふくらみ、空が白み始めた頃、やっと淫靡な音とお互いの吐息、そして嬌声が鎮まり、ベッドの軋むリズムが緩慢になり、ぴたりと止まった。
中からちゅぽんと、とてつもない色気を晒しながら彼が出て行った後、だらだらと白濁が追うようにあふれ出している。わたくしの足を広げて、すでに全裸になった彼は、そっとそこに顔を近づけながら指で広げた。
「ああ……、出て来る……。なんて厭らしくて淫らなんだ……」
「あ、ああ……」
出て来た自分の体液を体の中に戻すように指を入れられる。ぞわりと何度も達した粘膜が快感を拾い出して声があがった。
「戻しても戻しても出て来るな」
そう言うと、粒に吸い付かれた。腰が上がり力を込めてしまったため、ごぷっと彼の子種が沢山出てしまう。
「俺の子種を出そうとするなんて、悪い子だ」
足が折りたたまれて、大きく開いた付け根を見せつけるかのように、ゆっくりと、栓をするように彼の杭が入ってくる。
鬱そうとした彼が笑みを浮かべる口元を、ぼんやりと視界にいれる。ぽつぽつと、わたくしの中にもほの暗い灯がともる。
奥に彼の切っ先がキスをする。それ以上動かずに、上から抱え込まれた。
「カティ……、カティ……。王子の所に行かないでくれ……」
「行きませんわ……。わたくしはキリアン様と一緒に……」
どうやら、キリアンは、わたくしが直ぐに断らなかった事で不安になったらしい。
疲れ果てたはずの体は、熱が引かない。もっと、彼を感じたくて、彼の不安を取り除きたくて、わたくしの心が何処にあるのかを伝えて納得してもらった。
最後はゆっくり愛し合った。いつもなら体の汚れを拭き取ってから休むというのに、ドロドロでベトついたまま、ぎゅうぎゅう抱きしめられて二人で眠りについたのであった。
※※※※
殿下の言葉は、幸いにしてキリアン以外には聞かれなかったらしい。あれから彼を幾度かパーティで見かける事はあったけれども、拍子抜けするほど何もなかった。
それでも、殿下を警戒したキリアンがぴとりとわたくしの側を離れなくなった事から、キリアンとわたくしの純愛は更に信ぴょう性が増し、熱を帯びて社交界どころか国中に広まり、婚約前だというのに祝福された。
わたくしたちの様子は、助けた騎士とその令嬢というなんともベタな熱愛として劇や本になった。
絵本にまでなるという前代未聞のこの騒ぎは、おそらく王家の意図も組まれていたから起こったのだろう。
暗い事件は、民たちに大きな傷痕を残していたが、それを上回る、ロマンチックな二人の恋愛物語が、明るい希望を彼らに灯す。
事件のため引き伸ばされている、愛し合う二人を早く結婚させてあげてほしいという大きな声が、国王を動かし、異例の速さで、お義父様の爵位や権利が戻った。
また、いつもの打算と茶番劇かとため息をこっそり吐き出しつつ、結果は望むところだ。
「大きな試練を乗り越えた二人の真実の愛を、王家を代表してここに祝福しよう。おめでとう」
王太子殿下夫妻もこのめでたい茶番劇に付き合い、観衆の中わたくしたちに早い祝賀をくださり会場中がまるで結婚式騒ぎになった。
これも予め計画立てられていたと思うと、少々うんざりもする。王太子妃さまに限っては、本心で祝福してくださっているようだった。
「おめでとうございます!」
「二人を祝した両陛下、殿下に幸あれ!」
貴族たちの中には、この茶番劇を面白くないと感じる一派もいた。内心はともかく、王家の威光もあるため、彼らも笑顔で拍手を贈っている。
祝福ムードのまま、その日のパーティーは成功のうちに終わった。
やっとキリアンも安心したのか、トイレまでストークしようとするのを止める必要がなくなってほっとする。いや、それはもはやストーカーではなく、痴漢だろう。流石にドアの前で立ってはいないようで安心した。
とはいえ、彼は仕事や勉強などに行き離れた後、なかなか帰ってこないなと思った時には、いつの間にか後ろや壁や木の陰にいるのだ。こっそりわたくしを見つめているつもりだろうが、分かっても欲しいのか体のどこかを必ず見えるように佇んでいる。
キリアンは、正直なところ面倒くさい男である。だけれども、そんな彼にストークされて喜んでいる自分もいて、今日もにっこり笑って彼を手招きするのだ。
キリアンも正式に子爵となり、広くなった領地には我が家から、英雄キリアンの元で働きたいと志願した執事たちのうち、選抜された優秀な人材が派遣された。このまま生涯キリアンの手足となるであろう。
お義父様の領地と爵位の後継は、わたくしとキリアンの第二子になる事が決まっている。まだ兆しもないのに気が早いがこういう事は予め決めておかないと混乱を招き、全てのしわ寄せが罪のない領民に及ぶものだ。
お義母様も、ほとんど寝たきりだった事が信じられないくらい快復し、わたくしは勿論の事、一心に介護をしていたお義父様もいたく喜ばれた。
苦難を乗り越えて愛し合うお二人の姿に屋敷中が、あんなカップルになりたいとうっとり見つめるほど素敵なご夫婦だ。
ご両親が屋敷を去り領地に戻られたあと、正式に彼の婚約者となったわたくしもお義父様の領地の復興に尽力し、徐々に回復が見えて来た。
※※※※
そして、小春日和の今日、わたくしは永遠の愛を誓う。
わたくしの親友たちが涙を流しながら拍手を贈ってくれている。愛する夫と、素晴らしい親友たち。わたくしを愛してくれている全ての人々に感謝をしながら、騎士の正装をしたとんでもなく素敵な彼の手に、そっと手を乗せた。
誓いの言葉とキスのあと、愛しい人が重いドレスをものともせず軽々と抱えて、招待客の間を歩いて行く。
どこまでも高く澄んだ青い空はとてもきれいで、秋の太陽が燦々と降り注いでいる。まるで、世界中から祝福されているかのような気持ちになり、空高くブーケを投げた──────。
【R18】悪役令嬢は、婚約者を狙う幼馴染みの少女をストーカーする男に凌辱されるらしい──完
近況にあとがきや裏話などを上げますね。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
涙がようやく収まりを見せた頃、唇を離したキリアンが訊ねた。
「キリアン様、聞いて……? 殿下は、あ……」
「……誰にも渡さない……。カティは俺だけの女だ……! たとえ王子とて、俺からカティを取り上げるなんて許さない!」
目立つ行動に気を付ける事を忘れるほど愚かでもない彼に、タイミングを見計らって強引に会場から連れ出された。
王子に取られてしまうと焦り不安になったらしいキリアンに、馬車の中に入った瞬間襲われた。
「あ、あんっ! キリアン様、こんな所で……ああ、」
「ああ、カティ、カティ……。今すぐ中を俺の子種でいっぱいにしてドロドロにして……」
御者に気付かれているに違いないほどの甲高い声が出てしまう。馬車をも揺らす激しい腰の突き上げに、わたくしはキリアンの膝の上で踊り続けさせられた。
不安と激情を思い切りぶつけた事で少し落ち着いたのか、中に熱棒を差し入れたまま優しくキスを贈られる。
「カティ……、俺の、俺だけのカティ……。今すぐ子を作ろう。そして、誰もいない場所で二人きり、いや、子供たちと幸せに暮らそう。なぁ、そうしよう? 俺は、名誉な事だとは思うけれど、あんな化粧と香水だらけの所にもういたくない。それに、男たちがイヤラシイ目でカティを見るのも嫌だ。だから、お願いだ……」
震える声と体。ぼんやりとする思考の渦の中から、彼に縋り付いた手でそっと撫でる。
「あぁ……、わたくしはどこにも行きませんわ……。キリアン様こそ、他の女性を見ないでくださいまし」
何度目だろうか。お互いの嫉妬を醜くぶつけ合う。自重で深く彼を飲み込みながら、わたくしは彼に食らいつくようにキスを返して腰を振った。
馬車の中で、そして、帰宅してから、キリアンはぐったりするわたくしを抱きかかえて一直線に寝室に向かった後、バタンとドアを閉めた。
わたくしたちの帰りに備えていた侍女たちが目を丸くしている中移動したため、我が家の公然の秘密だったわたくしたちの関係を彼女たちは察したのか寝室に近寄る事もなかった。
ベッドの上に放り出されるように降ろされる。そのままドレスを破らんばかりにはぎとられて一糸まとわぬ姿にされた。
彼が、前を少し寛げて猛り狂った自身を取り出すと、服も脱がぬままいきなり中を穿たれる。
どこに溜まっていたのかわからないほど沢山の白濁がわたくしの子宮を埋め尽した。薄い下腹が、彼の熱の形と、溜まった彼の愛でふくらみ、空が白み始めた頃、やっと淫靡な音とお互いの吐息、そして嬌声が鎮まり、ベッドの軋むリズムが緩慢になり、ぴたりと止まった。
中からちゅぽんと、とてつもない色気を晒しながら彼が出て行った後、だらだらと白濁が追うようにあふれ出している。わたくしの足を広げて、すでに全裸になった彼は、そっとそこに顔を近づけながら指で広げた。
「ああ……、出て来る……。なんて厭らしくて淫らなんだ……」
「あ、ああ……」
出て来た自分の体液を体の中に戻すように指を入れられる。ぞわりと何度も達した粘膜が快感を拾い出して声があがった。
「戻しても戻しても出て来るな」
そう言うと、粒に吸い付かれた。腰が上がり力を込めてしまったため、ごぷっと彼の子種が沢山出てしまう。
「俺の子種を出そうとするなんて、悪い子だ」
足が折りたたまれて、大きく開いた付け根を見せつけるかのように、ゆっくりと、栓をするように彼の杭が入ってくる。
鬱そうとした彼が笑みを浮かべる口元を、ぼんやりと視界にいれる。ぽつぽつと、わたくしの中にもほの暗い灯がともる。
奥に彼の切っ先がキスをする。それ以上動かずに、上から抱え込まれた。
「カティ……、カティ……。王子の所に行かないでくれ……」
「行きませんわ……。わたくしはキリアン様と一緒に……」
どうやら、キリアンは、わたくしが直ぐに断らなかった事で不安になったらしい。
疲れ果てたはずの体は、熱が引かない。もっと、彼を感じたくて、彼の不安を取り除きたくて、わたくしの心が何処にあるのかを伝えて納得してもらった。
最後はゆっくり愛し合った。いつもなら体の汚れを拭き取ってから休むというのに、ドロドロでベトついたまま、ぎゅうぎゅう抱きしめられて二人で眠りについたのであった。
※※※※
殿下の言葉は、幸いにしてキリアン以外には聞かれなかったらしい。あれから彼を幾度かパーティで見かける事はあったけれども、拍子抜けするほど何もなかった。
それでも、殿下を警戒したキリアンがぴとりとわたくしの側を離れなくなった事から、キリアンとわたくしの純愛は更に信ぴょう性が増し、熱を帯びて社交界どころか国中に広まり、婚約前だというのに祝福された。
わたくしたちの様子は、助けた騎士とその令嬢というなんともベタな熱愛として劇や本になった。
絵本にまでなるという前代未聞のこの騒ぎは、おそらく王家の意図も組まれていたから起こったのだろう。
暗い事件は、民たちに大きな傷痕を残していたが、それを上回る、ロマンチックな二人の恋愛物語が、明るい希望を彼らに灯す。
事件のため引き伸ばされている、愛し合う二人を早く結婚させてあげてほしいという大きな声が、国王を動かし、異例の速さで、お義父様の爵位や権利が戻った。
また、いつもの打算と茶番劇かとため息をこっそり吐き出しつつ、結果は望むところだ。
「大きな試練を乗り越えた二人の真実の愛を、王家を代表してここに祝福しよう。おめでとう」
王太子殿下夫妻もこのめでたい茶番劇に付き合い、観衆の中わたくしたちに早い祝賀をくださり会場中がまるで結婚式騒ぎになった。
これも予め計画立てられていたと思うと、少々うんざりもする。王太子妃さまに限っては、本心で祝福してくださっているようだった。
「おめでとうございます!」
「二人を祝した両陛下、殿下に幸あれ!」
貴族たちの中には、この茶番劇を面白くないと感じる一派もいた。内心はともかく、王家の威光もあるため、彼らも笑顔で拍手を贈っている。
祝福ムードのまま、その日のパーティーは成功のうちに終わった。
やっとキリアンも安心したのか、トイレまでストークしようとするのを止める必要がなくなってほっとする。いや、それはもはやストーカーではなく、痴漢だろう。流石にドアの前で立ってはいないようで安心した。
とはいえ、彼は仕事や勉強などに行き離れた後、なかなか帰ってこないなと思った時には、いつの間にか後ろや壁や木の陰にいるのだ。こっそりわたくしを見つめているつもりだろうが、分かっても欲しいのか体のどこかを必ず見えるように佇んでいる。
キリアンは、正直なところ面倒くさい男である。だけれども、そんな彼にストークされて喜んでいる自分もいて、今日もにっこり笑って彼を手招きするのだ。
キリアンも正式に子爵となり、広くなった領地には我が家から、英雄キリアンの元で働きたいと志願した執事たちのうち、選抜された優秀な人材が派遣された。このまま生涯キリアンの手足となるであろう。
お義父様の領地と爵位の後継は、わたくしとキリアンの第二子になる事が決まっている。まだ兆しもないのに気が早いがこういう事は予め決めておかないと混乱を招き、全てのしわ寄せが罪のない領民に及ぶものだ。
お義母様も、ほとんど寝たきりだった事が信じられないくらい快復し、わたくしは勿論の事、一心に介護をしていたお義父様もいたく喜ばれた。
苦難を乗り越えて愛し合うお二人の姿に屋敷中が、あんなカップルになりたいとうっとり見つめるほど素敵なご夫婦だ。
ご両親が屋敷を去り領地に戻られたあと、正式に彼の婚約者となったわたくしもお義父様の領地の復興に尽力し、徐々に回復が見えて来た。
※※※※
そして、小春日和の今日、わたくしは永遠の愛を誓う。
わたくしの親友たちが涙を流しながら拍手を贈ってくれている。愛する夫と、素晴らしい親友たち。わたくしを愛してくれている全ての人々に感謝をしながら、騎士の正装をしたとんでもなく素敵な彼の手に、そっと手を乗せた。
誓いの言葉とキスのあと、愛しい人が重いドレスをものともせず軽々と抱えて、招待客の間を歩いて行く。
どこまでも高く澄んだ青い空はとてもきれいで、秋の太陽が燦々と降り注いでいる。まるで、世界中から祝福されているかのような気持ちになり、空高くブーケを投げた──────。
【R18】悪役令嬢は、婚約者を狙う幼馴染みの少女をストーカーする男に凌辱されるらしい──完
近況にあとがきや裏話などを上げますね。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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