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では、反撃開始いたしましょうか ※
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食事が終わり、殿方たちだけがお酒を飲み直すというので、わたくしは母と一緒に退室した。
「カティ……、本当に良かったわ……」
「お母さま……」
本当は、キリアンを好ましく思うまでは心底恐ろしくて怖かった。今でもその時間を思い出すと体が震える。
小さな少女のように、母に抱き着いて眠りについたのであった。
その夜キリアンは家に泊まったらしい。翌朝、寝坊したわたくしは遅れてダイニングルームに行くと、昨日とは違う麗しい装いの彼が所在なさげに座って食事をしていた。
「キリアン様、おはようございます」
「お、おはよう。その、色々よくしてくれてありがとう」
「ふふふ、こうして今朝もキリアン様にお会いできてうれしいですわ」
「お、おれ……、いや私も、デス。すっかりご厚意に甘えてしまって……」
「何を仰いますか! うちのお嬢様を救っていただいた我らがヒーローなのですからもっと歓待されてください!」
「そうですよ、キリアン様! お茶はいかがでしょうか?」
「肉のおかわりはいかがですか?」
使用人たちもこぞってキリアンに世話を焼きたがり、微笑ましく両親と兄が見守っていた。昨日も思っていたが、食事のマナーも少々荒いけれどもきちんとしている。
わたくし用のワンプレートほどの食事を口に運び終わると、待っていたかのように父が口を開いた。
「カティ……、呼び出しに使われたという封はサーシア殿の家のもので間違いなかった」
「まあ、もうお調べに?」
うむと、父が一つ頷く。昨夜、父と兄がキリアンからわたくしが口止めしていた以外の内容を全て聞き出し、夜のうちに調べられるものは調べたようだ。
「でな……、キリアン殿の家の事だが……。爵位を担保に借金というのは国家反逆行為とみなされるのだが。君の父上はご存じなかったのだろうか?」
「え……? そこまでの教育を受けてはおりませんでしたので、お恥ずかしながら存じませんでしたし、父からも聞いた事はありません」
「そうか。手放す場合、爵位は国に帰すべきものなのだ。許可なく譲渡してはいけない。覚えておきたまえ」
「は、はい。あの……、父は罪に問われるのでしょうか?」
「騙された可能性のほうが高いためなんとかなるだろう。いや、して見せる。そうなれば、爵位を取り戻せると思う。俺たちが力になるから安心してくれ!」
「え?」
「ふふふ、かわいい娘を助けていただいたのです。それでもお礼としては少ないくらいですわ。キリアンさん、どうぞ夫と息子を信じて厚意を受け取っていただけないかしら?」
父と兄の言葉を聞いて、キリアンはぽかんとした表情をした後、くしゃりと顔を崩した。涙を堪えようと歯を食いしばる彼を、わたくしたちは目を細めて微笑ましく見つめた。
「あ……、ありがとう、……ございます」
思春期に平民になって、とても苦労していたであろう彼の顔から、ぽたりと雫が落ちた気がした。
そうと決まれば、キリアンの家に伝令を出し当時の契約書などを預かった。こういった動きは貴族社会ではすぐに噂になりかねないため、キリアンの両親を密かに家に招いた。
「うちなんかのために……。平民である愚息が世話になり色々ご迷惑をおかけしているというのにこれ以上は……」
「どうぞ胸を張ってくださいまし。キリアン様はあの時、恐怖で震えるわたくしを颯爽と抱えて助けてくれたのです。とても逞しくて優しくて。素晴らしい殿方ですわ」
「まあ……、そう言っていただけると……」
「キリアン様のおかあ様にお会いできて嬉しいですわ。どうぞ、このまま養生なさって元気になってくださいませね」
「カトリーナさん……」
痩せて白を通り越して透き通るくらいの肌のお義母様の姿に胸が苦しくなる。どうか、一日も早く元気になって、わたくしとキリアンの子を抱っこしてくださいませ。
お義父様は、父と兄と一緒に執務室で当時の資料や証言などをかき集めてまとめている。やはり、巧妙に細工された書類には、法外な利息と、覚えのない借金まで加算されており、うちのような貴族でもこの返済計画書通りにしていれば破滅だっただろう。
うかつと言えばうかつだろうが、どちらかと言えば騎士であるお義父様は、長年の付き合いであるチョウビッチ子爵を信じてサインしたという。
※※※※
「カティ……」
「キリアン様っ!」
わたくしとキリアンの運命的な出会いと恋を察した使用人たちが、こうして二人の時間を作ってくれた。勿論、まだ婚約解消には至っていないため、節度ある男女の距離ではあるが。
「キリアン様、こちらにいらして?」
でも、わたくしはこの家の死角がどこにあるのか知っている。短時間なら完全に二人きりになれる場所にキリアンを連れて行った。
「カティ……、愛している」
「わたくしも……」
ぎゅっと熱い抱擁とキスを交わす。くちゅくちゅとはしたない音がして、腰にキリアンの硬いものが擦りつけられ、彼に望まれている時間に酔いしれた。
わたくしは、サーシアの仕打ちに心を痛め、卒業式や祝賀会に参加できなかったので病に臥せっている事になった。臥せっているため、寝間着のようにコルセットを着けない身軽なドレス姿だ。
胸元のリボンをしゅるりと緩められ、キリアンの手が簡単に入り込んだ。
くにくにと先端を苛められて声を殺す事に必死になっていると、彼がもう一つの尖りを吸いだした。
もぞもぞする快楽の芽を逃すため腰を引こうとするけれども、彼の腕にがっしり捕らわれてしまい目に涙が浮かぶ。
「ふわぁんっ!」
思わず漏れ出た声が思いの外大きく感じて慌てて口を押さえた。
スカートの中を、太ももから付け根に手がそろそろと擽りながら上がっていく。
「だ、ダメ……」
「カティ、濡れてる……」
下着越しにぐいっと指を当てられた。
コスコスと引っ掻くように粒を弄られてぷるぷる体が震えだす。
「カティ……、挿入りたい……」
「あ……、これ以上はいけませんわ……」
弱々しい拒絶の言葉は、キリアンのキスで溶けてなくなった。
くちゅりくちゅりと、下着をよけて密口に入り込んだ指先の動きと音が、わたくしを蕩けさす。
しゅっと、彼が下半身を寛げ、熱杭が下の口に当てられた。
「お嬢様~」
その時、わたくしの専属侍女が呼ぶ声がした。びくりと体を震わせ、慌てて乱れを直す。
「カティ……。ああ……」
熱が冷めやらぬキリアンの熱い吐息が耳にかかり、ぶるっと震えた。
「カティ、早く結婚したい……」
「全てが解決したら……。わたくしも待ち遠しい……」
「お嬢様? どちらにいらっしゃいますか?」
最後にキスを交わして、わたくしは侍女の所へ向かった。どうやら兄が探しているらしい。急いで兄の執務室に向かう。
折角の逢瀬を邪魔されたので兄を少々睨んでしまう。
「かわいいカティ、どうしたんだ?」
「なんでもございません。ご用件はなんでしょう?」
キリアンは、家族や使用人たちの公認で護衛として側にいてくれる。絶大な信頼と人気を彼は勝ち取っており、秘密の不埒な関係はなるべく知られないように気を付けないと。
「喜べ、お前とサーシアの婚約は解消となった。様々な不貞行為の証言がとれた上に、サーシア自身から、アイラ嬢と愛し合うようになり、結婚相手を変えたいと。コーンビアード侯爵は難色を示していたが、どうやら懐妊しているらしいな」
「向こうからというのが気に入りませんが、長引かせるのはわたくしも本意ではありませんし。それでいいですわ」
「慰謝料や契約違反などは有責が向こうだからな。搾り取ってやるさ」
「ふふふ、流石お兄様ですわ」
「良かったなー。お前、サーシアが嫌いだっただろう? 社交界ではキズモノ扱いにはなるだろうが、イイ男も出来たから問題ないだろ」
「う……、なぜそれを……」
「お兄様はなんでもお見通しだ。今後は醜聞ではなく、お前たちの劇的な物語が社交界には広がるだろうがな」
ニヤニヤわたくしとキリアンを含みのある視線で見たあと、彼の肩を叩いた。
「こんなんでも俺の大切な妹だ。万が一にも順序を間違えたり、泣かせたら承知しない」
「……命に変えましても」
「もうすぐ爵位が戻る。一途で真面目な人柄なのはキリアンの上司や仲間から聞いた。父上も君なら許すと思う。妹を頼んだぞ」
「必ず、幸せにします」
二人は、わたくしに聞こえない声で会話を終えると、とても仲が良さそうに笑い合った。
※爵位譲渡云々は、作者の設定です。ざまあの布石でもあるのでさらっとお読みください。
「カティ……、本当に良かったわ……」
「お母さま……」
本当は、キリアンを好ましく思うまでは心底恐ろしくて怖かった。今でもその時間を思い出すと体が震える。
小さな少女のように、母に抱き着いて眠りについたのであった。
その夜キリアンは家に泊まったらしい。翌朝、寝坊したわたくしは遅れてダイニングルームに行くと、昨日とは違う麗しい装いの彼が所在なさげに座って食事をしていた。
「キリアン様、おはようございます」
「お、おはよう。その、色々よくしてくれてありがとう」
「ふふふ、こうして今朝もキリアン様にお会いできてうれしいですわ」
「お、おれ……、いや私も、デス。すっかりご厚意に甘えてしまって……」
「何を仰いますか! うちのお嬢様を救っていただいた我らがヒーローなのですからもっと歓待されてください!」
「そうですよ、キリアン様! お茶はいかがでしょうか?」
「肉のおかわりはいかがですか?」
使用人たちもこぞってキリアンに世話を焼きたがり、微笑ましく両親と兄が見守っていた。昨日も思っていたが、食事のマナーも少々荒いけれどもきちんとしている。
わたくし用のワンプレートほどの食事を口に運び終わると、待っていたかのように父が口を開いた。
「カティ……、呼び出しに使われたという封はサーシア殿の家のもので間違いなかった」
「まあ、もうお調べに?」
うむと、父が一つ頷く。昨夜、父と兄がキリアンからわたくしが口止めしていた以外の内容を全て聞き出し、夜のうちに調べられるものは調べたようだ。
「でな……、キリアン殿の家の事だが……。爵位を担保に借金というのは国家反逆行為とみなされるのだが。君の父上はご存じなかったのだろうか?」
「え……? そこまでの教育を受けてはおりませんでしたので、お恥ずかしながら存じませんでしたし、父からも聞いた事はありません」
「そうか。手放す場合、爵位は国に帰すべきものなのだ。許可なく譲渡してはいけない。覚えておきたまえ」
「は、はい。あの……、父は罪に問われるのでしょうか?」
「騙された可能性のほうが高いためなんとかなるだろう。いや、して見せる。そうなれば、爵位を取り戻せると思う。俺たちが力になるから安心してくれ!」
「え?」
「ふふふ、かわいい娘を助けていただいたのです。それでもお礼としては少ないくらいですわ。キリアンさん、どうぞ夫と息子を信じて厚意を受け取っていただけないかしら?」
父と兄の言葉を聞いて、キリアンはぽかんとした表情をした後、くしゃりと顔を崩した。涙を堪えようと歯を食いしばる彼を、わたくしたちは目を細めて微笑ましく見つめた。
「あ……、ありがとう、……ございます」
思春期に平民になって、とても苦労していたであろう彼の顔から、ぽたりと雫が落ちた気がした。
そうと決まれば、キリアンの家に伝令を出し当時の契約書などを預かった。こういった動きは貴族社会ではすぐに噂になりかねないため、キリアンの両親を密かに家に招いた。
「うちなんかのために……。平民である愚息が世話になり色々ご迷惑をおかけしているというのにこれ以上は……」
「どうぞ胸を張ってくださいまし。キリアン様はあの時、恐怖で震えるわたくしを颯爽と抱えて助けてくれたのです。とても逞しくて優しくて。素晴らしい殿方ですわ」
「まあ……、そう言っていただけると……」
「キリアン様のおかあ様にお会いできて嬉しいですわ。どうぞ、このまま養生なさって元気になってくださいませね」
「カトリーナさん……」
痩せて白を通り越して透き通るくらいの肌のお義母様の姿に胸が苦しくなる。どうか、一日も早く元気になって、わたくしとキリアンの子を抱っこしてくださいませ。
お義父様は、父と兄と一緒に執務室で当時の資料や証言などをかき集めてまとめている。やはり、巧妙に細工された書類には、法外な利息と、覚えのない借金まで加算されており、うちのような貴族でもこの返済計画書通りにしていれば破滅だっただろう。
うかつと言えばうかつだろうが、どちらかと言えば騎士であるお義父様は、長年の付き合いであるチョウビッチ子爵を信じてサインしたという。
※※※※
「カティ……」
「キリアン様っ!」
わたくしとキリアンの運命的な出会いと恋を察した使用人たちが、こうして二人の時間を作ってくれた。勿論、まだ婚約解消には至っていないため、節度ある男女の距離ではあるが。
「キリアン様、こちらにいらして?」
でも、わたくしはこの家の死角がどこにあるのか知っている。短時間なら完全に二人きりになれる場所にキリアンを連れて行った。
「カティ……、愛している」
「わたくしも……」
ぎゅっと熱い抱擁とキスを交わす。くちゅくちゅとはしたない音がして、腰にキリアンの硬いものが擦りつけられ、彼に望まれている時間に酔いしれた。
わたくしは、サーシアの仕打ちに心を痛め、卒業式や祝賀会に参加できなかったので病に臥せっている事になった。臥せっているため、寝間着のようにコルセットを着けない身軽なドレス姿だ。
胸元のリボンをしゅるりと緩められ、キリアンの手が簡単に入り込んだ。
くにくにと先端を苛められて声を殺す事に必死になっていると、彼がもう一つの尖りを吸いだした。
もぞもぞする快楽の芽を逃すため腰を引こうとするけれども、彼の腕にがっしり捕らわれてしまい目に涙が浮かぶ。
「ふわぁんっ!」
思わず漏れ出た声が思いの外大きく感じて慌てて口を押さえた。
スカートの中を、太ももから付け根に手がそろそろと擽りながら上がっていく。
「だ、ダメ……」
「カティ、濡れてる……」
下着越しにぐいっと指を当てられた。
コスコスと引っ掻くように粒を弄られてぷるぷる体が震えだす。
「カティ……、挿入りたい……」
「あ……、これ以上はいけませんわ……」
弱々しい拒絶の言葉は、キリアンのキスで溶けてなくなった。
くちゅりくちゅりと、下着をよけて密口に入り込んだ指先の動きと音が、わたくしを蕩けさす。
しゅっと、彼が下半身を寛げ、熱杭が下の口に当てられた。
「お嬢様~」
その時、わたくしの専属侍女が呼ぶ声がした。びくりと体を震わせ、慌てて乱れを直す。
「カティ……。ああ……」
熱が冷めやらぬキリアンの熱い吐息が耳にかかり、ぶるっと震えた。
「カティ、早く結婚したい……」
「全てが解決したら……。わたくしも待ち遠しい……」
「お嬢様? どちらにいらっしゃいますか?」
最後にキスを交わして、わたくしは侍女の所へ向かった。どうやら兄が探しているらしい。急いで兄の執務室に向かう。
折角の逢瀬を邪魔されたので兄を少々睨んでしまう。
「かわいいカティ、どうしたんだ?」
「なんでもございません。ご用件はなんでしょう?」
キリアンは、家族や使用人たちの公認で護衛として側にいてくれる。絶大な信頼と人気を彼は勝ち取っており、秘密の不埒な関係はなるべく知られないように気を付けないと。
「喜べ、お前とサーシアの婚約は解消となった。様々な不貞行為の証言がとれた上に、サーシア自身から、アイラ嬢と愛し合うようになり、結婚相手を変えたいと。コーンビアード侯爵は難色を示していたが、どうやら懐妊しているらしいな」
「向こうからというのが気に入りませんが、長引かせるのはわたくしも本意ではありませんし。それでいいですわ」
「慰謝料や契約違反などは有責が向こうだからな。搾り取ってやるさ」
「ふふふ、流石お兄様ですわ」
「良かったなー。お前、サーシアが嫌いだっただろう? 社交界ではキズモノ扱いにはなるだろうが、イイ男も出来たから問題ないだろ」
「う……、なぜそれを……」
「お兄様はなんでもお見通しだ。今後は醜聞ではなく、お前たちの劇的な物語が社交界には広がるだろうがな」
ニヤニヤわたくしとキリアンを含みのある視線で見たあと、彼の肩を叩いた。
「こんなんでも俺の大切な妹だ。万が一にも順序を間違えたり、泣かせたら承知しない」
「……命に変えましても」
「もうすぐ爵位が戻る。一途で真面目な人柄なのはキリアンの上司や仲間から聞いた。父上も君なら許すと思う。妹を頼んだぞ」
「必ず、幸せにします」
二人は、わたくしに聞こえない声で会話を終えると、とても仲が良さそうに笑い合った。
※爵位譲渡云々は、作者の設定です。ざまあの布石でもあるのでさらっとお読みください。
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