セカイの果てのハテまでキミと共ニ誓ウ

葛城兎麻

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世界観・用語集

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※注意事項※
作品自体の重大なネタバレ防止の為、当ページは「重大なネタバレにならない程度」の世界観・用語集となります。
当ページに記載されたものが当作品の世界観・用語の全てではございません。当作品の展開と共にこちらも更新されていきます。予めご了承くださいませ。




 〝スフェルセ大陸〟
 メインの舞台である大陸。元号は「こよみ」。
中央の国だけ四季が順番に巡り、他は東が秋、北が冬、南が夏、西が春の季節しか訪れない。原因は(重要なネタバレ)。第二次スフェルセ戦争の期間から四季が乱れたとされている。魔物の他、エルフやヴァンパイアといった希少個体も少なからず存在。人々は魔物や特殊個体なども自軍に引き入れている。歴史上現段階で四度も戦争が行われている比較的に戦争の多い大陸。

 ・第一次スフェルセ戦争
スフェルセ大陸における最初の戦争。まだ国という概念がなかった頃の〝王〟を決める戦い。

・第二次スフェルセ戦争
まだ国が一つに纏まっていた際に起きた、一人の国民と一人の王から始まったとされる反乱。その戦争は第一次と比べ物にならないくらい長期とされた。この後に現在にあたる東、西、南、北、中央と方角毎の国に分かれた。
 
・第三次中央戦争
国が分裂したのはいいものの、その時の中央の国王が南国の国王と意見が割れて戦争を仕掛けてきたもの。後に南軍が降伏し、中央軍の勝利となる。

 ・第四次中央大規模戦争
中央軍と西軍との戦争。ここで中央軍が逃げ遅れた西国の貴族の殆どを殺した事から跡取りがほぼ居なくなったとされる。


  〝中央セントラル
 スフェルセ大陸唯一全ての四季が巡ってくる国。
首都はリゼルト。絶対王政制の富国強兵の国。
何故か横暴で残虐なやり方をし、他の国や一部の同国民にも嫌われている。
国家経営に関してはしっかりとした取り決めがされている。
軍事国家の為王族、貴族、軍人に次いで技術開発や武器職人に携わる者に与えられる金銭も相当なものだが、それ以外は至って普通、若しくは、首都から離れれば離れる程に貧富の差が激しい街や村が際立って目立つ。
街や村はよく中央軍の拠点として中央軍が数週間滞在する事がある。
 他の四国に交渉して様々な国の衣食を自国に取り入れている。
ワイバーン部隊での空中偵察や、内通者を送りこんで各国の情報を握っている。

・中央四将
 中央軍に置ける特に強い将軍を指す単語。
一人ひとりが数千の兵に匹敵すると噂されており非常に強い戦闘能力を誇る。正に最高戦力。
二年前の中央四将は、レフィシア・リゼルト・シェレイ、キアー・ルファニア、アルフィルネ、紅。
レフィシアが中央を裏切った為、現在の残り一人の中央四将については不明。


 〝ノース
 極寒の冬の国。首都はセアン。
最北端セアンにたどり着くためには、雪道雪山を超えていかなければならない。
寒さ故に魔物は比較的に穴を掘ってその穴の中で暮らしている。突然変異で雪に慣れた魔物はその寒さの中平然と走り回っている。
 北国では降り積もった雪を除雪している。適度に深い鋼で覆われた穴場に投入し、炎魔法で溶かして水にして、そこから穴に通じている管を通って、浄水場に行く。色々な工程ののちに家庭の水となっており、水には恵まれている。
気候の影響で食料は腐りにくい。
ただし、野菜の育ちは輸入便り。
中央とは比べ物にはならないが、東西南北の四つの国の中では一番強い軍事力を誇る。中でも総大将ロヴィエドの指揮能力が脅威である。

・四大雪山せつざん
首都セアンと取り囲むゼファー雪山、ベルセット雪山、ジール雪山、スフタ雪山を指す。

 ・レイゼル
中央と北の境界線付近に存在する北国の街。警備はベルスノウル以上。

・拠点ベルスノウル
セアンからゼファー雪山を越えた先にある、北国がよく使用している拠点地の街。レイゼルともそこまで距離がない為、補給地点などが主な役目。


 〝サウス
 灼熱の夏の国。首都はサレシオ。
観光地としても有名だが入場には検査を行なっている。
海が広がり首都では泳ぐ者もいる。
中央に威圧感を出されながらも呑気にイベントを開催しているのは、国王が比較的自由人という噂。



 〝イースト
 紅葉の秋の国。首都はリーロン。
国の外れに魔導士の里ルーベルグが存在する。
作物が豊富なこの国は西南北の国にも作物を提供している。また、中央とは国境付近で作物提供のやりとりを行なっている。
国王はまだ幼いが国民からの信用が根強い。
軍事力は他の国と比べた場合、ほぼ皆無に等しい。

・魔導士の里ルーベルグ
魔力、魔力に関する事ならどの国家よりも優れている隠れ里。しかし二年前に中央軍からの侵略を受ける。
  

 〝西ウエスト
 桜の春の国。首都はシルルグ。
予言魔法を産みの親、桜花姫を中心に一部が予言魔法を使用できる。
しかし予言を知っても基本大きく動く事はない。


 〝スカイル〟
 管理の国、天空の世界と呼ばれている。希少個体種エンジェルが住む別世界のようなもの。大陸自体には住んでおらず、場所はおおよそスフェルセ大陸の真上に位置。エンジェル特有の能力を使用し国は空中に浮かんでいる。
この大陸全土の召喚獣なる魔物は全てスカイルの住民が管理しており世話なども受け持っている。
 管理者であり、監視者であり、傍観者である。他の大陸や国に干渉する事は基本許されていないが、〝天空の巫女〟に選ばれたものだけが地上に降り立つ事を許される。




 種族について


 〝人間〟
この世界において一番多く存在する種族。
基本どんな人間にも微弱ながら魔力は存在する。
無い人間など存在しない。


 〝エンジェル〟
 スカイルに住む希少個体種。通常は白き鳥のような翼を持っているが、特に個体値の高いエンジェルの翼は白い光の粒を凝縮させた六枚の翼であり、出し入れが可能。
    エルフのように耳が尖っているので翼さえなければエルフと間違えられ、耳も隠せば人間にしか見えない容姿をしている。
 どの個体も非常に高い魔力を持つが通常のエンジェルは固有能力である天ノ術しか使用できない。
唯一、天空の巫女が地上世界における魔法も使用できると言われている。


 〝ヴァンパイア〟 
 希少個体種。エンジェルに次いで古き歴史を持つ個体。
闇を好み太陽の光に非常に弱い。血であれば人間から魔物から同じヴァンパイアまで何でも吸い尽くすが、通常の人間同様の食事も必要。高い能力を持ったヴァンパイアほど人間に近い容姿と知能と持ち、尋常でない戦闘能力と魔力を持つ。
 恐れられることが多い為、時が経つにつれ、様々なものに変身する固有能力を持つようになりはじめた。


 〝ハーフ〟
 二種類以上の種族、または魔物との間に産まれた子を記す。通常他種族との間に子供が産まれる事はない。あっても混ざり合った血が拒絶反応を起こし病気を患うか、そのまま死亡するケースであり健康体での誕生は数千万分の一に等しい。無事健康体で産まれた場合、それぞれの種族の特徴が強く現れる。


 〝魔物〟
 誰にも従わずに自由に育ち生きている魔物は、穏便な魔物から攻撃的な魔物まで様々存在する。
 基本的に魔物には微量な魔力を持っている。ただし、言葉を発せないので魔法に必要な詠唱が出来ない。
ただし稀に魔法に似た魔力を使う特殊能力をもったもの、人間のように知能が高く言語を発し魔法を扱えるもの、人間に好意を寄せたりする魔物も存在する。
 またそんな魔物を捕獲し、戦闘用に躾けた魔物も存在する。



 戦闘について


 〝属性〟
 炎、水、風、地、雷、氷、光、闇が存在。
人によって得意なもの不得意なものももちろんある。


 〝魔力〟
 魔力の有無や大きさは産まれつきが殆どだが大きさについては訓練などで伸ばす事も可能。また、魔力の時点では属性はつかない。魔力に属性が現れるのは魔法を使った際のみ。なので……(この先ネタバレにつき伏せる)


 〝魔法〟
 この世界の魔法は魔力の有無、魔力の大きさだけではなく、魔法の原理と意味合い(事物・事象が依拠する基本法則)を理解しないと使用ができない。
また、魔法の階級が上がれば上がるほどに難しい。

 主なやり方としては、

魔力を練る(コントロール)→イメージ(理解→想像→組み合わせ)&詠唱(イメージの補佐)→魔力を放出&魔力の具現化(魔法)

 イメージの部分を補佐する為に詠唱が存在する。
詠唱破棄とはイメージの部分を一瞬で済ませられる為、詠唱が必要ないという意味。ただし、その一瞬で済ませたイメージにブレが生じた場合は威力が下がったり不発する。


 治癒魔法は人間の身体の構造・構築といった医療の関係も理解しなければいけない。(治癒魔法の原理と意味合いにそれが必要)

 魔力を練る(コントロール)→イメージ(理解→想像→組み合わせ)&詠唱(イメージの補佐)→魔力を放出&魔力の具現化(魔法)

を常に続けなければならないので、魔力量も多く必要となるり、かなりの精神力が必要となる。
魔法の知識と医療の知識の両方が必要な上にこのような理由から使用できる人間も限られている。


 複合魔法は二種類以上の魔法を同時に組み合わせる事。イメージの段階で相当難しいとされる為使える人間は少ない。



 〝召喚術〟
 主に理論を中心に使用される魔法とは違い、想像やイメージ、使用者が強く反映されるものである。
最初の契約に必要な魔法で描いた魔法陣を描かなければならないのが難点。これは他者に書いてもらっても問題ない。
魔法陣に手をかざして、〝契約の楔〟という言霊を唱えれば召喚獣を管理している天空の世界〝スカイル〟から召喚獣が呼び寄せられる。
そこから互いの了承を得て、契約完了。以降、詠唱を唱えればスカイルから呼び出せる。
 召喚獣の多くは契約をしようとする者の性格や思い、記憶、素質などを重視するらしい。
それらは〝契約の楔〟から大体を知る事ができる。
更に強い召喚獣と契約したいならば魔法陣に属性魔法を使用する。
召喚獣や属性魔法が使える召喚獣などは個体が少ないとされている。
何より彼らは他の召喚獣よりも人を選ぶ傾向にある。


 〝天ノ術〟
 スカイルに住むエンジェルだけが使える全十種の術。素質や知識の有無は関係なく、また、魔力を必要としない「エンジェルの固有能力」。


〝この世界における銃〟
基本的に二種類に分けられる。
  ・実弾銃
 よくあるタイプで魔力の低い者や魔弾銃の元となる銃が高くて買えない者などは主にこちらを使用。
  ・魔弾銃
 元の銃の製作コストが非常に高価だが、自らの魔力を弾丸として発射する為実弾銃と違って「弾の補充が必要無く」「弾の補充コストも無い」。


 〝あの魔法〟
 作中において才能の有無を問わず、魔法を使用する為に必要な基礎的なものも、詠唱もなしに強力な魔法を使用できる。
 しかしその魔法を使用する前に、〝失うもの〟を決めなければ使用できず、この魔法を放った後は決めたものを必ず失い二度と戻る事はない。(この先ネタバレにつき伏せる)
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