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浴衣と花火と盗み聞き

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「あ、私洗濯物寄せないと」

「手伝うよ」

 絵美は、驚いた顔をし、雅弘を見るが、当の雅弘はアニメを夢中に見ていて、ため息をついた。

「雅弘、ママね上のお部屋で洗濯物取り込んでくるからね」それだけを言い、絵美は銀二と距離を取りながら2階へと行った。

「やめて下さい···」

「大丈夫だって。少しだけ···」

 洗濯物を取り込み、畳む作業の時、銀二は絵美を壁に押し付けた。

「好きなんだ。我慢出来ない」

「見つかるから···知られたくない···」

 髪をセットした絵美は、今日は脱ぎやすいブラウスを着、そのボタンを外していった。

「だめ···だめよ···」

「鍵はかけてある。触るだけだから···」

「あっ···」

 ブラを器用に外すと、中から我慢しきれなくなった乳房が露わになり銀二はそれを大たんに揉みほぐしていく。

「やめて···お義父さ···んっ」

「ん? 絵美、感じた? じゃ、ここは?」

 耳元で囁くように静かにショーツの柔らかなカーブをなでる。

「足、開いて。嫌かどうか確かめるから」

「······。」

 尚も無言を決め込む絵美の足を開き、強引にショーツの中へ···。

「うっ···」

「ふふふ。ほら、悦んでる···」

 大方、隆との夜の営みを想像していたのか、絵美の中はトロトロに濡れていた。

「やめて···隆さんが···」

「大丈夫だろ? 4時までまだ30分以上ある」

 銀二は、せわしなく履いているズボンを下げると、絵美を壁に押し付け、ショーツを脱がした。

 ズチュッ···

「あぁっ···」

 少し入っただけで、この声···

 ズブッズブッと絵美の膣は、銀二のペ◯スを飲み込み、根元までガッチリと咬えこんだ。
 
「いつ入れても、出したくなるな」

「······。」

「絵美···声でイカして」

「うあっ···」

「この部屋鍵ついてないよ? いいの? こんなとこ見られたら···」

 銀二の脅しとも取れる問いに、絵美は唾を飲み込んだ。

「お願い···します」

 銀二は、絵美の尻を掴み、ゆっくりと腰を打ち続けた。

「いいねー、昼間からヤるのも。絵美、隣見てみ···」

 絵美が、右を向いた瞬間、左をサッと向いたのも、右側の壁には亡くなった妻が使っていた大きなドレッサーがあり、その鏡には大きな乳房を垂らした絵美が映っていたから。

「どう? 絵美。気持ちいいか?」

 蜜が、ぽたりぽたりと畳の上に落ち濡らす。

「気持ち···いい。早く···お願い」

 絵美からしたら、こんな場面を雅弘にも隆にも見られたくないのだろう。

「だったら、声出してイカせて···っ!」

「いいよ、その声···」

 絵美の滑らかな肌をなぞり、突き上げ、啼いてる姿は、男のその部分をより熱くした。

 打ち付ける度に揺れるなく響いた。

「あっ、あっ、あっ···」

「絵美···絵美···イキそうだ。出すからな」

 幸いにも、銀二と隆は血液型が同じで顔もどことなく似ている。仮に妊娠したとしても、別段問題はなかった。

 パンッパンッと静かな部屋に音が流れ、銀二は短く声を発し、絵美の背中に覆いかぶさった。

「はぁっ···」

「絵美、可愛いよ。凄く···」

 銀二は、そう言い絵美の乳房を捏ねるように揉む。


「おぉーっ! これは可愛いというか、色っぽい」

 夕方になり、絵美に浴衣を着せて貰いながら、男3人絵美の着付けが終わるのを待った。

「ほんとだよね、パパ!」

 雅弘が、隆に言うと隆はカクカクと首を動かしながら浴衣を着ていた絵美をボォーッと見ていた。

(こりゃ、近いうちに二人目か?!)

 4人下駄を鳴らしながら、花火大会の会場へ。


「おかしいな。最初は4人だった筈なのに!」

「そうですよね?」

 途中、途中顔見知りと挨拶がてら···が増えすぎて、十人近くになっていた。

「おい、いいのか? かみさんひとりで店番させて」

 小さな商店を営んでいる田中が、少し酒を飲んで他の奴らと騒いでいた。

「いいって! いいって! 今日は特別なの!」

「はじめちゃんち、いま娘一家がきてるから! 義理の両親まで連れて!」

「······。」

 親に付き合うのを反対された娘の稲穂ちゃんは、怒って家出同然に彼氏の家へ。で、出来ちゃったから、さぁ大変!

「会いたくなくて、逃げてきたのか」

「そーゆーことっ! ったく、あんな男認められるかってーの!」

 そりゃ、誰が聞いても親だったら許せるような相手ではないだろう。

 まだ19歳の稲穂ちゃん。通っていた大学も勝手に辞めたらしい。しかも、相手が37歳!しかも、×②!前々妻の元に小学生の子供が二人もいるは、その子らが20歳になるまで養育費を払い続けるような男。誰が、応援出来ようか?

「良かったな。うち、男で」

「うん···」

 田中には悪いが、こういうときだけ妙に子供が男で良かったと思った。

 で、懐かしの級友らと隆らと別れ、花火大会が終わっても喋り続け、帰った時にはコトの最中!

 コッソリ、部屋の前で聞き耳を立てて···。

「あうっ···」
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