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俺達、結婚します
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俺は春から高等部へと進学する。
そしてこの十五歳の高等部一年生というのは、俺の妹が朝から晩までやっていた乙女ゲームのプレイ期間でもある。
ゲームの舞台は、王立学園の高等部一年生の一年間。
詳しい内容は覚えていないが、この期間にヒロインと攻略対象が出会い、愛を育んで一年生の終わりに告白してゴールインするという流れだ。
高等部の三年間ではなく、一年間だけの物語であるところだけは評価したいと思う。これが三年間だったら、俺は途中でゲームを投げ出していたことだろう。一年だから頑張れる、一年だから頑張れる。
「どうされたのですか?シリウス様。そんなに真剣な顔をして。何か心配事でもあるのですか?」
「え~?シリウスが心配事?そんなわけないじゃん。きっと今日のクリピーの下着の色が何色かを真剣に考え込んでいるのよ」
ちょっとフェオ、さすがにそれはないんじゃないか?俺をなんだと思っているんだい?ちなみに今日のクリスティアナ様の下着の色は春らしい薄いイエローである。春の花のようで大変可愛らしい。あ、エクスはブルーラインなのね。見せなくても大丈夫ですよー。「ほら、春になったら私達は十五歳になるでしょう?」
「ええ、そうですわね?」
それがどうしたのかと首をちょこんと傾げるクリスティアナ様。俺が言わんとしていることがまだ分からないようだ。
「まだ十五歳なの?それじゃまだまだあたしには敵わないわね!」
偉そうにフェオが、日々のマッサージによって以前よりもボリューム感が増した胸を、エヘン、と張った。そりゃあ、悠久のときを生きる妖精にとってはいつまでもお子様でしょうよ!
「マスターは十五歳になるのが嫌なの?」
エクスが何でなん?とクリスティアナ様と瓜二つの姿勢で首を傾げた。エクスもクリスティアナ様の教育のお陰で、今では立派なクリスティアナ様とそっくりな所作を身につけている。エクスも成長したなぁ。乙女としての恥じらいについては残念な箇所がまだまだあるけどね。
「そうじゃないよ。十五歳になったらすぐにやりたいことがあるんだ」
「やりたいこと?」
三人娘がそろって首を傾げた。見事にシンクロしているのが何よりも三人の仲が良い証拠だった。
よし、やるか。
「クリスティアナ様、いや、ティアナ、結婚しよう」
「ふえっ!?」
ティアナが奇妙な声を上げた。
いや、確か約束したよね?結婚できる年齢に達したらすぐに結婚しようって。
「どどどどうなさいましたの?いきなりどうなさいましたのシリウス様?」
動揺を隠せないティアナを可愛いなぁと思って見ていると、フェオとエクスがこちらに突撃してきた。
「ちょっとシリウス!」
「ムー!」
ムームー言っているエクスの頬をツンツンし、俺はフェオの両手を手に(指に?)とった。
「フェオ、結婚しよう」
「は、はい!末永くお願いしましゅ」
そう言うと、真っ赤になったフェオが墜落しかけたので、慌てて両手で抱き留めた。照れると飛行能力が失われる癖は直しておいた方がよさそうだな。
だらしない感じになってしまったフェオをティアナに預けると、俺は最後にエクスに向き合った。
「エクス、結婚しよう」
「うん。する。マスターの奥さんになる」
「ありがとう。それじゃ、俺のことはマスターじゃなくてシリウスと呼ぶように」
「し、しりうす?これでいい?」
恥ずかしそうにボソボソと、聞こえるか聞こえないかの微妙な音量で言ったエクス。フェオと同じく全身真っ赤になっている。もちろん魔力でできている服も真っ赤っかである。
よし、あとはティアナの言質を取るだけだな。
「ティアナは俺と結婚するのが嫌かな?」
「そんなこと、一度も考えたことありませんわ」
そう言ってティアナは俺に優しく口づけをしてくれた。
うんうん、これでよし。これで後顧の憂いは無くなった。後はやることをやるだけだな。
俺はティアナとエクスを両脇に抱え、フェオを頭の上に乗せてベッドに向かった。
【ちょっとお待ちなさい】
おっと、ピーちゃんからのちょっと待ったコールだ!
【そういうことは、ご両親の許可を取ってからにするべきなのでは?】
ピーちゃんに正論でぶっ叩かれた。
うん。間違いないね。俺はそのままの状態で両親の部屋へと向かった。
途中でティアナがこのような運び方はあんまりじゃないかと言ってきたが、大丈夫だ、問題ないと言って、そのまま押し通した。
「ダメだ」
「何でですか!俺達はもう立派な大人ですよ!」
俺の叫び声に天は割れ、大地は大いに揺れた。遠くでは雷鳴が轟き、幾重にも光の柱が地上に降り注いでいる。
俺が初めて見せる怒りに両親は震え上がった。両親だけではない。ティアナの膝の上でクロとピーちゃんも震え上がっている。
……デストロイヤーピーちゃんにそのような態度を取られるのは大変遺憾である。これだけは声に出して言いたい。
「まぁまぁ、シリウス。パパとママの意見も一応聞いてあげようよ」
フェオはそう言ったが、俺と同じく怒りのあまり、体がプルプルと小刻みに震えている。俺が怒りの声を上げていなければ代わりに声を上げていたことだろう。声にだすことは無かったが、ティアナとエクスも同じ意見のようで、とても冷たい笑顔を両親に向けていた。ティアナもエクスも全く同じ顔をしている。怖い。
「落ち着いて、シリウス。別に結婚するのがダメだということではないのよ。今の年齢で結婚するのは問題があるって言いたいのよ」
「何故ですか。十五歳になったら結婚していいと国の法律で定められていますよ」
「そ、それはそうなんだけどね。あれは主に平民の人たちについてのことであって、貴族は早くても十八歳から結婚するのが通例なのよ」
「そんなこと、知ったことではないですね。今すぐ結婚できないのなら、家を出ます。そうすれば俺達は平民になるんで、すぐに結婚することができるのでしょう?家を出て、他国でのんびりと過ごしますよ。今の俺なら、森でも何でも切り開いて、家でも畑でも作ることができますからね」
「い、いや、それはちょっと……」
両親はタジタジだが、これはいい考えかも知れないと、本気で思いだした。高等部に行かなければ、ゲームに参加しなくて良くなるし、破滅することも魔王になることもない。俺には三人がそばにいてくれればそれで十分だ。
一歩も引かぬ構えを見せたところで、両親が折れることになった。
ひとまずは国王陛下と王妃様に話しに行こうと言うことになり、俺達は王城へと向かった。
「いいじゃない。結婚しなさい」
王妃様はあっけらかんと言った。さすがはティアナのお母さん。話が早くて助かる。
「いや、しかしだな」
「黙らっしゃい」
反論しようとした国王陛下を王妃様がピシャリと抑えた。さすが王妃様。そこが痺れる憧れる!いいぞ、もっとやれ!
「シリウスちゃんの顔を見なさい。シリウスちゃんだけじゃないわ。クリスティアナもフェオちゃんも、エクスちゃんも。あれは本気の顔よ。結婚を認めなければ本当にこの国から出ていくわ。それがどれだけこの国の損失になるか、よく考えなさい」
現実志向のお義母はこの国の未来のことを第一に考えているようである。それはとても素晴らしいことなのだが、いい加減にちゃん付けするのはやめていただきたい。
ここまできて、ようやく俺の両親も観念したようである。ついに腹を決めたかのように言った。
「分かった。おまえ達の結婚を認めよう。ただし、正式に結婚式を挙げるのは、高等部を卒業してからだ。卒業してすぐに式を挙げられるように準備しておくから、それまではおとなしくしておくように」
確かに結婚式はケジメとしてしっかりと挙げておきたい。このあたりで手を打つとしよう。
「仕方がありませんね。ですが、今すぐ婚姻届を出させてもらいますよ」
「わ、分かった。認めよう」
こうして俺達は、お互いの両親が見守る中、婚姻届を作成し、正式に届け出を提出した。これで晴れて、戸籍の上では夫婦である。これでティアナはクリスティアナ・ガーネットに、フェオはフェオ・ガーネットに、エクスはエクス・ガーネットに、正式になったのであった。
「さて、あとは子作りだけだね。クリピーから一番最初なんだから、ササッとやっちゃってよね」
「ふぇっ!?」
「ああ、ティアナ、例の本をエクスにもちゃんと見せておいてね」
「例の本?」
エクスが首を傾げた。例の本とは、いつぞやに発掘されたエロ本である。ティアナがまだ所有しているはずである。
「待ちなさい」
さすがにここで王妃様からの待ったがかかった。許されなかったか……。
そしてこの十五歳の高等部一年生というのは、俺の妹が朝から晩までやっていた乙女ゲームのプレイ期間でもある。
ゲームの舞台は、王立学園の高等部一年生の一年間。
詳しい内容は覚えていないが、この期間にヒロインと攻略対象が出会い、愛を育んで一年生の終わりに告白してゴールインするという流れだ。
高等部の三年間ではなく、一年間だけの物語であるところだけは評価したいと思う。これが三年間だったら、俺は途中でゲームを投げ出していたことだろう。一年だから頑張れる、一年だから頑張れる。
「どうされたのですか?シリウス様。そんなに真剣な顔をして。何か心配事でもあるのですか?」
「え~?シリウスが心配事?そんなわけないじゃん。きっと今日のクリピーの下着の色が何色かを真剣に考え込んでいるのよ」
ちょっとフェオ、さすがにそれはないんじゃないか?俺をなんだと思っているんだい?ちなみに今日のクリスティアナ様の下着の色は春らしい薄いイエローである。春の花のようで大変可愛らしい。あ、エクスはブルーラインなのね。見せなくても大丈夫ですよー。「ほら、春になったら私達は十五歳になるでしょう?」
「ええ、そうですわね?」
それがどうしたのかと首をちょこんと傾げるクリスティアナ様。俺が言わんとしていることがまだ分からないようだ。
「まだ十五歳なの?それじゃまだまだあたしには敵わないわね!」
偉そうにフェオが、日々のマッサージによって以前よりもボリューム感が増した胸を、エヘン、と張った。そりゃあ、悠久のときを生きる妖精にとってはいつまでもお子様でしょうよ!
「マスターは十五歳になるのが嫌なの?」
エクスが何でなん?とクリスティアナ様と瓜二つの姿勢で首を傾げた。エクスもクリスティアナ様の教育のお陰で、今では立派なクリスティアナ様とそっくりな所作を身につけている。エクスも成長したなぁ。乙女としての恥じらいについては残念な箇所がまだまだあるけどね。
「そうじゃないよ。十五歳になったらすぐにやりたいことがあるんだ」
「やりたいこと?」
三人娘がそろって首を傾げた。見事にシンクロしているのが何よりも三人の仲が良い証拠だった。
よし、やるか。
「クリスティアナ様、いや、ティアナ、結婚しよう」
「ふえっ!?」
ティアナが奇妙な声を上げた。
いや、確か約束したよね?結婚できる年齢に達したらすぐに結婚しようって。
「どどどどうなさいましたの?いきなりどうなさいましたのシリウス様?」
動揺を隠せないティアナを可愛いなぁと思って見ていると、フェオとエクスがこちらに突撃してきた。
「ちょっとシリウス!」
「ムー!」
ムームー言っているエクスの頬をツンツンし、俺はフェオの両手を手に(指に?)とった。
「フェオ、結婚しよう」
「は、はい!末永くお願いしましゅ」
そう言うと、真っ赤になったフェオが墜落しかけたので、慌てて両手で抱き留めた。照れると飛行能力が失われる癖は直しておいた方がよさそうだな。
だらしない感じになってしまったフェオをティアナに預けると、俺は最後にエクスに向き合った。
「エクス、結婚しよう」
「うん。する。マスターの奥さんになる」
「ありがとう。それじゃ、俺のことはマスターじゃなくてシリウスと呼ぶように」
「し、しりうす?これでいい?」
恥ずかしそうにボソボソと、聞こえるか聞こえないかの微妙な音量で言ったエクス。フェオと同じく全身真っ赤になっている。もちろん魔力でできている服も真っ赤っかである。
よし、あとはティアナの言質を取るだけだな。
「ティアナは俺と結婚するのが嫌かな?」
「そんなこと、一度も考えたことありませんわ」
そう言ってティアナは俺に優しく口づけをしてくれた。
うんうん、これでよし。これで後顧の憂いは無くなった。後はやることをやるだけだな。
俺はティアナとエクスを両脇に抱え、フェオを頭の上に乗せてベッドに向かった。
【ちょっとお待ちなさい】
おっと、ピーちゃんからのちょっと待ったコールだ!
【そういうことは、ご両親の許可を取ってからにするべきなのでは?】
ピーちゃんに正論でぶっ叩かれた。
うん。間違いないね。俺はそのままの状態で両親の部屋へと向かった。
途中でティアナがこのような運び方はあんまりじゃないかと言ってきたが、大丈夫だ、問題ないと言って、そのまま押し通した。
「ダメだ」
「何でですか!俺達はもう立派な大人ですよ!」
俺の叫び声に天は割れ、大地は大いに揺れた。遠くでは雷鳴が轟き、幾重にも光の柱が地上に降り注いでいる。
俺が初めて見せる怒りに両親は震え上がった。両親だけではない。ティアナの膝の上でクロとピーちゃんも震え上がっている。
……デストロイヤーピーちゃんにそのような態度を取られるのは大変遺憾である。これだけは声に出して言いたい。
「まぁまぁ、シリウス。パパとママの意見も一応聞いてあげようよ」
フェオはそう言ったが、俺と同じく怒りのあまり、体がプルプルと小刻みに震えている。俺が怒りの声を上げていなければ代わりに声を上げていたことだろう。声にだすことは無かったが、ティアナとエクスも同じ意見のようで、とても冷たい笑顔を両親に向けていた。ティアナもエクスも全く同じ顔をしている。怖い。
「落ち着いて、シリウス。別に結婚するのがダメだということではないのよ。今の年齢で結婚するのは問題があるって言いたいのよ」
「何故ですか。十五歳になったら結婚していいと国の法律で定められていますよ」
「そ、それはそうなんだけどね。あれは主に平民の人たちについてのことであって、貴族は早くても十八歳から結婚するのが通例なのよ」
「そんなこと、知ったことではないですね。今すぐ結婚できないのなら、家を出ます。そうすれば俺達は平民になるんで、すぐに結婚することができるのでしょう?家を出て、他国でのんびりと過ごしますよ。今の俺なら、森でも何でも切り開いて、家でも畑でも作ることができますからね」
「い、いや、それはちょっと……」
両親はタジタジだが、これはいい考えかも知れないと、本気で思いだした。高等部に行かなければ、ゲームに参加しなくて良くなるし、破滅することも魔王になることもない。俺には三人がそばにいてくれればそれで十分だ。
一歩も引かぬ構えを見せたところで、両親が折れることになった。
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「いいじゃない。結婚しなさい」
王妃様はあっけらかんと言った。さすがはティアナのお母さん。話が早くて助かる。
「いや、しかしだな」
「黙らっしゃい」
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「シリウスちゃんの顔を見なさい。シリウスちゃんだけじゃないわ。クリスティアナもフェオちゃんも、エクスちゃんも。あれは本気の顔よ。結婚を認めなければ本当にこの国から出ていくわ。それがどれだけこの国の損失になるか、よく考えなさい」
現実志向のお義母はこの国の未来のことを第一に考えているようである。それはとても素晴らしいことなのだが、いい加減にちゃん付けするのはやめていただきたい。
ここまできて、ようやく俺の両親も観念したようである。ついに腹を決めたかのように言った。
「分かった。おまえ達の結婚を認めよう。ただし、正式に結婚式を挙げるのは、高等部を卒業してからだ。卒業してすぐに式を挙げられるように準備しておくから、それまではおとなしくしておくように」
確かに結婚式はケジメとしてしっかりと挙げておきたい。このあたりで手を打つとしよう。
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「わ、分かった。認めよう」
こうして俺達は、お互いの両親が見守る中、婚姻届を作成し、正式に届け出を提出した。これで晴れて、戸籍の上では夫婦である。これでティアナはクリスティアナ・ガーネットに、フェオはフェオ・ガーネットに、エクスはエクス・ガーネットに、正式になったのであった。
「さて、あとは子作りだけだね。クリピーから一番最初なんだから、ササッとやっちゃってよね」
「ふぇっ!?」
「ああ、ティアナ、例の本をエクスにもちゃんと見せておいてね」
「例の本?」
エクスが首を傾げた。例の本とは、いつぞやに発掘されたエロ本である。ティアナがまだ所有しているはずである。
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