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ランプの魔道具
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アクセサリー作成によって魔方陣に対する知識が高まった。これはいけるぞ。
そう思い、次はDIYならぬ魔道具作成に取りかかった。
創意工夫を凝らして自分だけのオリジナルアイテムを作り出す。なんと男心をくすぐることだろう。
魔法を造り出すのも面白いが、新な趣味として魔道具作成も良いのではなかろうか。
そう思いつつ、実家に帰ってからの月日は流れて行った。
社交シーズンが本格的に始まると両親はあちらこちらの社交会に出席したり、開催したりをしていた。
まだ子供である俺達は、社交会の全段階であるお茶会に行ったり、行かなかったりしていた。
そんな日々の間にも鍛練は日々続いており、また、魔道具作成も続けていた。
そんな日の昼下がり、外は少々曇り気味であったが、俺の心は快晴だった。
「フッフッフ、ついに完成したぞ」
あまりの完璧な出来につい声が出てしまった。それも仕方がないことだ。なんてったって、初めてオリジナルの魔道具を自らの手で作りあげたのだから。
魔道具に使われている魔方陣の構造を紐解くのに思ったよりも時間が掛かってしまった。購入した既存の魔道具を分解しては元に戻すという作業を繰り返し、独学で勉強した。
本当は工房に通って師匠を見つけて学びたかったのだが、貴族が工房で物作りをするのはご法度らしく、敢えなく断念した。
貴族が庶民と同じ事を、同じ場所ですることは難しいようだ。庶民のする仕事を貴族がするなんて考えられないらしい。
「何が完成したの~?って、これ?ただのランプじゃん」
そう。見た目はただの魔道具のランプだ。だが、性能が違うのだよ!
「これはね、明るさを調節できるランプなんだよ」
現在存在する魔道具はオンオフのスイッチしかない。そこで調節機能を持たせた魔道具を試しに作ってみたのだ。
「明るさの調節ですか?」
首を傾げる我がパーティーメンバー達。そこで早速、実演してみることにした。
「まずはこれから・・・豆電球~」
カチッ。光を効率良く拡散させるために取り付けた水晶がほんのりと光った。
「オレンジ色に光ましたわ。でも、暗すぎるのでは?」
「いいんですよ、これで。これは寝る前に点けておく用の光で、安心して気持ち良く眠れるように設計してあります」
オレンジ色の光は安心感を与える、とじいちゃんが言っていた。傷ついた心を癒し、明日もまた元気に活動できるようにとの願いを込めて、この色にした。
「まあ、そうでしたのね。素敵な考えですわ。早速、今晩試してみましょうね。楽しみですわ」
いつも俺の隣で安眠しているクリスティアナ様には効果が薄いかもしれないが、いつも三人娘に安眠を妨げられている俺にとっては効果があるかもしれない。
右腕にクリスティアナ様ががっちりと両足で抱え込むように引っ付いており、左腕にはエクスが顔を擦り付け、顔の隣にはフェオがへばり付いて寝ている。しかも、どいつもこいつも寝相が悪い。膝蹴りが入らない日はなかった。
「次はこっち?」
そうとは知らず、フェオが本体から横に棒状に突き出たスイッチをさらに動かすと、中央に設置してある水晶が、今度は白色の光を放った。ワット数で言うと、40Wくらいの光だ。ちなみにこのレベルの光が、現在使われているランプの魔道具の光と同じくらいだ。
「すごく明るくなった」
先ほどの豆電球に比べて一気に明るくなったのに驚いたエクスが目を丸くしながらこちらに目を向けた。初めて見たエクスの驚きの表情をほほえましく見ながら、今度はエクスにスイッチを動かしてもらった。
エクスがさらにスイッチを動かすと、水晶の光は更に強く輝いた。現在、100Wくらいの光の強さになっている。
「すごい!晴れの日みたいに明るくなった!」
「うっ、眩しいですわ」
「目が」
水晶を見つめていたエクスは光の直撃を受け、一瞬目が眩んだようだ。慌てて両手で目を覆って、フラフラと後ろに下がった。
「ごめんごめん!ちょっと明るくし過ぎたみたいだ。エクス、大丈夫か?」
慌ててエクスに駆け寄り、ぶつからないように、倒れないように腰を抱え込んだ。細く、しかし、しっかりとした感触が手のひらから伝わってきた。魔力の塊だからかだろうか、少し暖かい。
そのままフラフラとエクスはしがみついてきた。そして、今更ながらに気がついた。この子、履いてない。たまたま触れた柔らかくて、かつ、ほどよい弾力があるお尻に、手がそう言った。
「これだけ明るければ夜でも安心して過ごせそうですわ。でも、これだけの明るさを維持していたら、小さな魔石だとすぐに魔石を交換しなければいけなくなりそうですね。持ち運び用というよりかは、どこかに設置して使う方が良さそうですわね」
確かにクリスティアナ様の言う通りである。魔力の拡散を極力防ぐようにして魔力の浪費を抑えているが、それでも小さな魔石だと2、3日で魔石を交換しなければならない。設置型にすれば大きな魔石を使う事ができるので数ヶ月は持つだろう。
だが安心して欲しい。こんなこともあろうかと既に対策を取ってあるのだ。
先のアクセサリー作成での付与によって解読した刺繍の図案の中に、魔力回復力増加の魔方陣があったのだ。実際に魔力回復力増加の魔方陣を組み込んだ指輪を作り、その効果を試してみると、どうやら周囲の自然界に漂っている魔力をほんのちょっぴりだが、吸収できるみたいなのだ。
そして閃いた。これを魔道具の魔方陣に組み込めば魔石の魔力の消費を抑えて、長持ちさせる事ができるのではなかろうか?
この考えは正しかったようであり、魔法発動用の魔方陣の前に魔力回復力増加の魔方陣を組み込むことで魔石の寿命を伸ばす事ができた。
大量の魔力が必要な魔方陣には全く効果がないが、そうではない物には十分過ぎるほどの効果があった。
実際に俺の作ったランプでは、2、3カ月は魔石を交換する必要がなかった。
「と言う訳で、このランプは持ち運びできる大きさで長く使えるのですよ。クリスティアナ様もおひとついかがですか?今なら無料で作りますよ」
「お、おひとついただきますわ。・・・こんな国宝級の魔道具を簡単に作り出すなんて、普通じゃありえませんわ。これが世に出回ったらとんでもない騒ぎになるのでは!?シリウス様が普通ではないとは分かっているつもりでしたが、考えをもっと改める必要がありそうですわ・・・」
なにやらクリスティアナ様がぶつぶつと呟いているが、口から漏れていることに気がついているのであろうか。別に普通じゃなくてもいいじゃない。ただ、周りに迷惑を掛けないようには気をつけよう。
「ねぇねぇシリウス、次は何を作るの?」
「美味しいものがいい」
魔道具の面白さに気がついたフェオとエクスが目を輝かせて聞いてきた。次は何を作ろうかな。
そう思い、次はDIYならぬ魔道具作成に取りかかった。
創意工夫を凝らして自分だけのオリジナルアイテムを作り出す。なんと男心をくすぐることだろう。
魔法を造り出すのも面白いが、新な趣味として魔道具作成も良いのではなかろうか。
そう思いつつ、実家に帰ってからの月日は流れて行った。
社交シーズンが本格的に始まると両親はあちらこちらの社交会に出席したり、開催したりをしていた。
まだ子供である俺達は、社交会の全段階であるお茶会に行ったり、行かなかったりしていた。
そんな日々の間にも鍛練は日々続いており、また、魔道具作成も続けていた。
そんな日の昼下がり、外は少々曇り気味であったが、俺の心は快晴だった。
「フッフッフ、ついに完成したぞ」
あまりの完璧な出来につい声が出てしまった。それも仕方がないことだ。なんてったって、初めてオリジナルの魔道具を自らの手で作りあげたのだから。
魔道具に使われている魔方陣の構造を紐解くのに思ったよりも時間が掛かってしまった。購入した既存の魔道具を分解しては元に戻すという作業を繰り返し、独学で勉強した。
本当は工房に通って師匠を見つけて学びたかったのだが、貴族が工房で物作りをするのはご法度らしく、敢えなく断念した。
貴族が庶民と同じ事を、同じ場所ですることは難しいようだ。庶民のする仕事を貴族がするなんて考えられないらしい。
「何が完成したの~?って、これ?ただのランプじゃん」
そう。見た目はただの魔道具のランプだ。だが、性能が違うのだよ!
「これはね、明るさを調節できるランプなんだよ」
現在存在する魔道具はオンオフのスイッチしかない。そこで調節機能を持たせた魔道具を試しに作ってみたのだ。
「明るさの調節ですか?」
首を傾げる我がパーティーメンバー達。そこで早速、実演してみることにした。
「まずはこれから・・・豆電球~」
カチッ。光を効率良く拡散させるために取り付けた水晶がほんのりと光った。
「オレンジ色に光ましたわ。でも、暗すぎるのでは?」
「いいんですよ、これで。これは寝る前に点けておく用の光で、安心して気持ち良く眠れるように設計してあります」
オレンジ色の光は安心感を与える、とじいちゃんが言っていた。傷ついた心を癒し、明日もまた元気に活動できるようにとの願いを込めて、この色にした。
「まあ、そうでしたのね。素敵な考えですわ。早速、今晩試してみましょうね。楽しみですわ」
いつも俺の隣で安眠しているクリスティアナ様には効果が薄いかもしれないが、いつも三人娘に安眠を妨げられている俺にとっては効果があるかもしれない。
右腕にクリスティアナ様ががっちりと両足で抱え込むように引っ付いており、左腕にはエクスが顔を擦り付け、顔の隣にはフェオがへばり付いて寝ている。しかも、どいつもこいつも寝相が悪い。膝蹴りが入らない日はなかった。
「次はこっち?」
そうとは知らず、フェオが本体から横に棒状に突き出たスイッチをさらに動かすと、中央に設置してある水晶が、今度は白色の光を放った。ワット数で言うと、40Wくらいの光だ。ちなみにこのレベルの光が、現在使われているランプの魔道具の光と同じくらいだ。
「すごく明るくなった」
先ほどの豆電球に比べて一気に明るくなったのに驚いたエクスが目を丸くしながらこちらに目を向けた。初めて見たエクスの驚きの表情をほほえましく見ながら、今度はエクスにスイッチを動かしてもらった。
エクスがさらにスイッチを動かすと、水晶の光は更に強く輝いた。現在、100Wくらいの光の強さになっている。
「すごい!晴れの日みたいに明るくなった!」
「うっ、眩しいですわ」
「目が」
水晶を見つめていたエクスは光の直撃を受け、一瞬目が眩んだようだ。慌てて両手で目を覆って、フラフラと後ろに下がった。
「ごめんごめん!ちょっと明るくし過ぎたみたいだ。エクス、大丈夫か?」
慌ててエクスに駆け寄り、ぶつからないように、倒れないように腰を抱え込んだ。細く、しかし、しっかりとした感触が手のひらから伝わってきた。魔力の塊だからかだろうか、少し暖かい。
そのままフラフラとエクスはしがみついてきた。そして、今更ながらに気がついた。この子、履いてない。たまたま触れた柔らかくて、かつ、ほどよい弾力があるお尻に、手がそう言った。
「これだけ明るければ夜でも安心して過ごせそうですわ。でも、これだけの明るさを維持していたら、小さな魔石だとすぐに魔石を交換しなければいけなくなりそうですね。持ち運び用というよりかは、どこかに設置して使う方が良さそうですわね」
確かにクリスティアナ様の言う通りである。魔力の拡散を極力防ぐようにして魔力の浪費を抑えているが、それでも小さな魔石だと2、3日で魔石を交換しなければならない。設置型にすれば大きな魔石を使う事ができるので数ヶ月は持つだろう。
だが安心して欲しい。こんなこともあろうかと既に対策を取ってあるのだ。
先のアクセサリー作成での付与によって解読した刺繍の図案の中に、魔力回復力増加の魔方陣があったのだ。実際に魔力回復力増加の魔方陣を組み込んだ指輪を作り、その効果を試してみると、どうやら周囲の自然界に漂っている魔力をほんのちょっぴりだが、吸収できるみたいなのだ。
そして閃いた。これを魔道具の魔方陣に組み込めば魔石の魔力の消費を抑えて、長持ちさせる事ができるのではなかろうか?
この考えは正しかったようであり、魔法発動用の魔方陣の前に魔力回復力増加の魔方陣を組み込むことで魔石の寿命を伸ばす事ができた。
大量の魔力が必要な魔方陣には全く効果がないが、そうではない物には十分過ぎるほどの効果があった。
実際に俺の作ったランプでは、2、3カ月は魔石を交換する必要がなかった。
「と言う訳で、このランプは持ち運びできる大きさで長く使えるのですよ。クリスティアナ様もおひとついかがですか?今なら無料で作りますよ」
「お、おひとついただきますわ。・・・こんな国宝級の魔道具を簡単に作り出すなんて、普通じゃありえませんわ。これが世に出回ったらとんでもない騒ぎになるのでは!?シリウス様が普通ではないとは分かっているつもりでしたが、考えをもっと改める必要がありそうですわ・・・」
なにやらクリスティアナ様がぶつぶつと呟いているが、口から漏れていることに気がついているのであろうか。別に普通じゃなくてもいいじゃない。ただ、周りに迷惑を掛けないようには気をつけよう。
「ねぇねぇシリウス、次は何を作るの?」
「美味しいものがいい」
魔道具の面白さに気がついたフェオとエクスが目を輝かせて聞いてきた。次は何を作ろうかな。
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