上 下
28 / 99

魔族襲来③

しおりを挟む
「クリスティアナ様、訓練所の隠し部屋に安置してある聖剣を見に行きませんか?」
「シリウス様は本当に聖剣が好きですわね。分かりましたわ。内緒で連れて行って差し上げますわ」
 あえて魔族に聞こえるような声で話した。
 魔族は妖精と一緒にいる俺達を警戒している。だとすれば、俺達の会話にも聞き耳を立てているはずだ。もし罠だと思っても、自分が優位だと疑わない魔族は容易に乗ってくるだろう。
 振り返らず、歩調も変えず、俺達は訓練所に向かった。野鳥の会がハッキリと魔族がついて来ていることを示していた。
「どうやら、引っ掛かったようです」
 二人にだけ聞こえるような声で囁いた。その言葉にクリスティアナ様の顔に緊張の色が見えた。一緒に行く、とは言ったものの、やはり恐ろしいのだろう。俺はクリスティアナ様の柔らかい手をそっと握った。そして、大丈夫、とばかりに軽く頷くと、少し安心したのか彼女も頷き返した。
 まあ、クリスティアナ様は気付いていないかも知れないが、すでに俺とフェオは臨戦体制であり、何かあれば直ぐに迎撃できるような状態だ。フェオに至っては、まだ?まだなの?とソワソワしている。いつからそんなに戦闘民族になってしまったんだ、フェオ。ストレスが溜まっているのかな?後で発散させてあげよう。
 城の廊下を渡り、中庭を通ると訓練棟とそれに関連する施設が見えてきた。普段通りに見えるが、見る人が見れば異常な光景に見えることだろう。何せ、そこにいる人達が全て騎士や高位の魔導師なのだ。制服姿ではなく、よく見る普段使いの服を着ているという違いはあるものの、誰もが隙のない動きをしていた。
 これは魔族に警戒されるんじゃないかと心配したが、特に気にする様子もなく、同じ歩調でついて来ている。
 恐らく魔族は人間に対して何の興味も示さないのだろう。だから細やかな変化に気が付かない。それが自分の首を絞めているということにも気付かずに。
 物々しい気配の中、目標地点の訓練所にたどり着いた。あとはすぐに逃げ出せないように奥深くまで誘い込むだけだ。
 俺たちは人目を避けるように聖剣の隠し場所に行く様子を醸し出しながら奥へと進んでゆく。それを知ってか知らずかは分からないが、魔族も付かず離れずついてきた。この辺りでいいかな?クリスティアナ様とフェオに合図を送り、一斉に振り返った。
「引っ掛かったな、魔族め!あんたの悪行もこれまでよ!」
 フェオがビシッと指差し、啖呵を切った。俺はこの魔族が悪行を行ったのかは知らないが、魔族とはそういうものなのだろう。やけに自信有り気に指差すフェオを見ているとそんな気がしてきた。
「な、何をいきなり仰るのですか!」
 さすがの魔族も妖精を相手には分が悪いと思ったのか、一歩下がり距離を取った。俺達との距離が空いた所に魔法が左右から飛んできた。
「貴様が偽者であることは確認済みだ!正体を現せ!」
 周囲に待機していた魔導師達から声が上がり、さらに追撃の魔法がふり注いだ。その間に俺はクリスティアナ様を安全な場所にいち早く避難させた。
「ティアナ、ここから絶対に動くなよ」
 そう言ってクリスティアナ様の周辺に極めて強固なバリアを展開した。その語気の強さに素直にコクコクと首を縦に振った。取り敢えずはこれでヨシ。
 攻撃魔法が放たれた方を振り返ると、そこには先ほどとはうってかわって、人間の形をしていない黒いマントを羽織った霞のような物が存在していた。
 これが魔族か。妖精のような可愛い形の存在ではないらしい。
「クソッ、なんで俺の正体がバレたんだ!?」
 驚愕する魔族。周囲への配慮が足らないからだよ、と言ってやりたかったが、
「フェオちゃんアイの前に、隠し事はできないのよ!」
 と、またしてもビシッと魔族を指差しながら、満足気な表情でフェオが言った。
 魔族の表情は伺い知れなかったが、動揺しているような印象を受けた。しかし、動揺しながらも、まだ余裕はあるようだ。何せ、先ほどの魔法はほとんど効いてないようであり、あの霞のような存在に物理攻撃が効くとは思えない。その証拠に、騎士達は魔族との距離を取り、様子を伺っていた。
「まさか妖精が人間に従っているとはな。そんなに人間が大事なら、今回はこのまま大人しく引き下がってもよいが?」
 言葉ではそう言っているが、要は見逃してくれ、ということだろう。それとも時間を稼いで、逃げ出す隙を伺っているのかな?
「ねえ、コイツ、何か悪いことしたの?」
 フェオが唐突に魔導師達に聞いた。さっきフェオが言った悪行には、特に根拠はなかったらしい。どうやら、ただ言ってみたかっただけのようだ。
「この者は、遥か昔にこの国に現れ、己の強さを示すためだけに国土を焼いた魔族と、瓜二つでございます。同一の魔族で間違いはないでしょう」
 魔導師達の中でも、ひときわ立派な髭と、精巧な刺繍の施され、艶やかな色を放つローブを纏った一番偉いと思われる人物が言った。しかし、恐怖のためか、声が上擦っていた。
 やはり魔族とはそういった存在らしい。ここで逃がしたら、別の国で悪さをすることだろう。やるなら今しかない。
 魔法が効かなかったことで魔導師達は動揺し、足がすくんでいるようだ。どうやら俺達がやるしかないようだ。
 一歩前に出た俺を見て、フェオも続いて前に出た。
「あたしのダーリンはあんたを許さないってさ」
「その通り」
 魔族と繋がっている魔法の鎖をさらに強固にすべく魔力を込めた。不可視だった鎖が、込められた魔力によって七色の輝きを放ちながらその姿を現した。その鎖はガッチリと魔族を捕獲していた。
 周囲からはざわめきの声が聞こえ、魔族は驚愕の声を上げた。
「なんだこれは!いつの間にこんなものを!?」
「始めからよ、は・じ・め・か・ら。気がつかなかったの?」
 勝ち誇ったように、馬鹿にしたようにフェオが言っているが、魔法を使っているのは俺だ。何故フェオが魔族を煽るのか、それが分からない。
「どうなっている!?なぜ魔術が発動しない!」
「フッフッフ、それはこの場所に聖域結界が張ってあるからよ!」
 自信満々に胸を張って言うフェオ。だが、残念ながら間違いだ。聖域結界は魔法を遮断するだけで、封じ込める効果はない。もし魔法封じの効果があるのだったら、魔導師達も魔法が使えないはずである。
「な、なんですと!?」
「せ、聖域結界!そんなものがここに!?」
 黙っていた秘密が次々と露見していく。これ以上はいけない。フェオの口も塞ぐべきか。
 魔族の魔法を封じ込めているのは、もちろん、俺の魔法だ。その名もオダマリ。・・・また二人に変な魔法名と言われそうだが、出来てしまったものはしょうがない。恨むなら発想の貧困なこの頭を恨むんだな。この俺のように。
 魔族の表情は見て取れないが、動揺していることは分かった。
「おや?フェオがやらないのかい?」
 てっきり、やる気満々のフェオが格好よく退治するのかと思っていたのだが、動く気配がない。
「う~ん、魔族の魔力を枯らすのは結構大変なんだよね~。シリウスがエクスでズバッとやった方が早いと思うんだよね。あと、楽だし」
 最後の部分が本音だろう。しょうがない、やるか。俺のエクスカリバーも血に飢えている(ストレスが溜まっている)みたいだからな。魔族に血があるのかは知らないが。
 周囲が、エクスとは?ズバット?とザワついているが、気にせず左手の腕輪に手を掛けながらさらに前に出た。
 行くぞ、エクスカリバー。魔族を消滅させる。イエス、マスター、と返事が返ってきた。
 腕輪の形態から、剣の柄の形態になったエクスカリバーを手に取った。
 そして、エクスカリバーは例の美しい白い刀身を作り出す、と思っていたのだが、実際に出来上がったのは、黄金の文字はそのままに、刀身は明らかに何かしらの物質ではなく、黄金に光輝く魔力の塊のような、ナニカ、だった。白い刀身どこいった。
「な、なんだそれは!?」
 魔族が本日最高を叩き出す驚愕の声を上げた。何なんでしょうね?こっちが聞きたい。え?俺色に染まったからこうなった?ああ、だから聖剣探知機に引っ掛からなかったのね。
 一人で納得していると、周囲からは美しいだの、神々しいだの、これが聖剣か、などと会話が飛び交っていた。
 取り敢えず、これ以上騒ぎになる前に終わらせようと聖剣を構えた。そして、一撃で魔族を消滅させる為にさらに魔力を込めた。その瞬間、聖剣から眩い光が放たれ、俺を包んだ。一瞬の光が収まると、俺は黄金の鎧を身に纏っていた。ワーオ、自分には念のためバリアを張っているので大抵の攻撃は平気だろうと思っていたが、さらに防御力がアップされるとは思ってもみなかった。どうしてこうなった・・・え?カッコイイデス?左様ですか。
「ま、待ってくれ、頼む!」
 迸る溢れんばかりの魔力を纏った俺を見て、魔族が見栄も威厳もかなぐり捨てて命乞いをしてきた。しかしながらもう遅い。このような大変目立つ姿になったからには、やらないことにはいかないのだ。
「問答無用!先人の仇、取らせてもらうぞ!」
 そう言って唐竹割に魔族を真っ二つに切り裂いた。切った感触は全くなく、素振りと同じ感触だった。だが、切り裂かれた魔族は切れた先からバラバラになり、周囲へと霧散して行った。
 その直後、ワッと大歓声が湧き上がった。拍手と共に安堵の声と俺を称える声が至るところから上がっていた。
「シリウス様、お怪我は有りませんか!?魔力切れで気分が悪くなどなっておりませんか!?」
 すぐにクリスティアナ様が飛びついてきた。俺のことを信頼しているとはいえ、やはり心配だったのだろう。
「大丈夫、問題ありません」
 安心させるように、力強く頷いた。
「さっすがシリウスだよね。まさか黄金の鎧まで出すとは思わなかったよ」
 フェオも興奮気味だ。両手をバタバタとさせて話かけてきた。
 だが、周囲に溢れ出た俺と魔族の魔力を目敏く見つけたエクスカリバーが、せっせと吸収している。・・・お腹が空いているのかな?毎日、俺の魔力を吸っていたと思うんだけど。
 え?進化しそう?進化してもいいかって?BBBBBBBB!
 必死のビーボタン連打もむなしく、エクスカリバーは進化を始めた。魔力の刀身と黄金の柄がグニャリと歪む。俺の身に纏っていた黄金の鎧も吸収し、眩い光の塊になった。
 その光になんだなんだと周りがざわめく。最終的に人が一人入れるほどの光の繭になったそれは、すぐに羽化を始めた。
 繭が割れ、中から黄金の髪に黄金の瞳、謎の金の文字の刺繍の入った真っ白の服を身に纏った、精霊か、はたまた古のエルフか、といった美貌を兼ね備えた少女が現れた。
 年齢は俺と同じくらいといったところだろうか。カラーリングか完全に聖剣エクスカリバーと同じであり、他の人にもすぐに何者なのかの判断がついた。
「もしかしなくてもエクスだよね?」
「イエス、マスターにこの身を捧げる為に進化しました。この体はマスターのものです」
「は?」
「ええっ!」
「シリウスのスケコマシ!」
 エクスは進化したばかりのせいなのか、無表情で爆弾発言をした。一人は困惑の表情、一人は驚きの表情、一人は怒りの表情で言った。
 何でだよ、冤罪だ、冤罪!俺はそんなこと頼んでないぞ!Bボタンは押したからね?キャンセルボタンじゃないの!?
 あまりの状況変化についていけずに石化していると、左腕にエクスが両手を絡ませて抱きついてきた。
「ちょっとエクス!新入りの癖に、何やってるの!そこはあたしの場所よっ!」
 すかさずフェオが飛んできて抗議の声を上げた。
 尚、エクスの胸は聖剣状態の時と同じように、大変、フラットだった。
「痛っ!」
「マスター、今何か不謹慎なこと考えた」
 半眼をしたエクスに思いきり手をつねられた。おや?表情が変わったぞ?表情豊かになる日もそれほど先ではないのかな?それにしても、どうしてこう、うちの女性陣は鋭いかね?
「王女殿下、お怪我は有りませんか?シリウス様も妖精様も聖剣様・・・も、ご無事ですか?」
 騎士団長がエクスの扱いをどうすべきかと困惑した表情で尋ねてきた。
 クリスティアナ様はグルリと俺達を見回し、全員の無事を確認すると、
「何ともありませんわ。それよりも、負傷者と被害の確認を」
「ハ!負傷者も被害もありません。魔族が襲来してきたのにこの被害、奇跡としか言いようがございません」
 周囲の騎士や魔導師達も肩を叩き合い、お互いの健闘を称えあっていた。
 これにて一件落着だな。
しおりを挟む
感想 42

あなたにおすすめの小説

チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!! そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。 亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転移の……説明なし!

サイカ
ファンタジー
 神木冬華(かみきとうか)28才OL。動物大好き、ネコ大好き。 仕事帰りいつもの道を歩いているといつの間にか周りが真っ暗闇。 しばらくすると突然視界が開け辺りを見渡すとそこはお城の屋根の上!? 無慈悲にも頭からまっ逆さまに落ちていく。 落ちていく途中で王子っぽいイケメンと目が合ったけれど落ちていく。そして………… 聞いたことのない国の名前に見たこともない草花。そして魔獣化してしまう動物達。 ここは異世界かな? 異世界だと思うけれど……どうやってここにきたのかわからない。 召喚されたわけでもないみたいだし、神様にも会っていない。元の世界で私がどうなっているのかもわからない。 私も異世界モノは好きでいろいろ読んできたから多少の知識はあると思い目立たないように慎重に行動していたつもりなのに……王族やら騎士団長やら関わらない方がよさそうな人達とばかりそうとは知らずに知り合ってしまう。 ピンチになったら大剣の勇者が現れ…………ない! 教会に行って祈ると神様と話せたり…………しない! 森で一緒になった相棒の三毛猫さんと共に、何の説明もなく異世界での生活を始めることになったお話。 ※小説家になろうでも投稿しています。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~

にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。 「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。 主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

処理中です...