116 / 137
第五章
世界樹の野望
しおりを挟む
困惑した状態で始まったお茶会は思った以上に好評だったようである。世界樹の幼女は俺たちが持ってきたお菓子や飲み物に夢中になっていた。見ている限りはどう見てもただの幼女だ。着ているワンピースからチラチラと生足が見えているが、もちろん穿いているよな?
「世界樹ちゃんはどうしてここにいるの?」
「子供が欲しいからなの」
リリアの質問にさも当たり前とでも言わんかのごとく返した。リリアはそれに対してどう答えたら良いのか分からないらしく、眉を寄せている。口元は引きつっていた。
「世界樹ちゃんはどうやったら子供ができるか知っているの?」
「うん。雄しべと雌しべをくっつけると子供ができるの」
返ってきた答えに困惑の表情を浮かべるマリア。この世界で植物の交配についての研究が進んでいるのかどうかは分からない。しかし、植物としての生殖方法と隠語としての両方の意味を持つこの回答に、世界樹が見た目以上に大人であることを確信した。
マリアはまだ、「雄しべ? 雌しべ?」とつぶやいている。隣のアベルに尋ねたようだが、世界樹ちゃんが言った意味を理解したのか顔を真っ赤にしてノーコメントを貫いていた。思春期か。
「何で子供が欲しいんだ?」
「私たちの子供をたくさん増やしたいからなのよ、ダーリン」
それもそうかと納得しかけたが、ダーリンって……。一体どこからそんな言葉を覚えてくるんだ? だが子供を増やしたいか。もしかすると、世界樹は絶滅寸前なのかも知れないな。それで人型になって子供を、ってそんなことあるのかよ。
「世界樹は種とか挿し木とかで増やしたりはできないのか?」
「種を植えても多分芽は出ないの。運良く芽が出たとしても、すぐに枯れてしまうか食べられるだけなの。今までがずっとそうだったから。だからね、ダーリンが言うような挿し木で増やそうと思ったの」
挿し木、ってそう言うことなのか!? まさか人族との間にできる子供が、挿し木になるわけじゃないよな? 世にも奇妙な想像に震えながらリリアを見ると、青い顔をしたリリアと目が合った。どうやら同じ結論に至ったらしい。ということは。
「世界樹ちゃんは世界樹が人の形になったものなのかな?」
「そうなの。この姿でないと、子供が作れないでしょ?」
クリンと可愛らしく、「お前は何を言っているんだ」と言わんばかりに首をかしげているが、その言葉をそっくりそのままのしをつけて返したかった。お前は何を言っているんだ。
つまり、この子は世界樹が人化したものであり、二人の間には子供を作ることができ、かつ、その子供はもれなく世界樹ということになる。ファンタジー、ここに極まり、だな。そんな増やし方ってありなの? それを挿し木って言うの? 言うんだろうなぁ。世界樹本人がそう言っているもんな。
「それじゃ、この世界樹はどうなっているんだ?」
俺はポンポンと床をたたいた。これも世界樹だよね、多分。まさか、もう死んでるとか?
「この子も世界樹だけど、私も世界樹なの。株分けしたの」
「なるほど。それならその株分けで増えたら良いんじゃないかな?」
株分けで増えることができるなら、わざわざ子作りなどする必要はないのではなかろうか。それならばもっと簡単に仲間を増やせるはずである。そっちの方がお手軽なのではなかろうか。
「……もしかして、私のこと、嫌い?」
ジワリと涙を浮かべる世界樹ちゃん。これはまずい。狭い路地の行き止まりに追い詰められたような感じだ。もう後がない。これが崖っぷち。助けて、リリアちゃん!
俺は助けを求めるかのようにリリアを見た。今の俺の顔は、段ボールに入れられて橋の下に捨てられた子犬のようになっているはずである。
リリアはハァと一つため息をついた。え、何その反応。思ってたのと違う……。
「あのね、世界樹ちゃん。ダナイはあなたのことが嫌いなわけじゃないのよ。ただね、どうしてダナイと結婚したいのかを知りたいだけなのよ。何か深い意味があるの?」
世界樹ちゃんはうつむいて押し黙った。う、何かかわいそうなことになってしまった。アベルとマリアも心配そうな表情で見つめている。
「このままじゃ、世界樹がこの世界からいなくなっちゃうの。これからもこの世界にあり続けるためには、多様性が必要なの」
おいおい、やけに現実的な種の保存に基づいた答えだな。世界樹に知能があるのもビックリだが、そこまで考えていることについてはもっとビックリだ。
なるほど、それならば別の種族と交わりたいのもうなずける。でも、何でいきなり動物なんだ? まずは植物同士でも良かったのではなかろうか。
「ダナイ、どういう意味だか分かる?」
「え? ああ、そうだな、血が濃くなり過ぎた、ってことだよ。エンシェント・エルフが滅びかけているのと一緒だな。ときには別の種類の血が混じらないことには、いつかは絶滅するってことだよ。つまり、今世界樹は絶滅寸前ということだ」
「そうなの! さすがはダーリンなの!」
うれしそうにパチパチと手をたたいた。納得したのか、リリアが真剣な表情でうなずいた。
「理由は分かったわ。でも何でダナイなの? 他の人じゃダメなの?」
確かにそうだよな。この場には俺の他にアベルもいる。別にアベルを選んでも不思議ではない。だが世界樹ちゃんは最初から俺をターゲットにしているようである。もしかして、俺が異世界からの転生者であることを知っている? もしかして、神様と何かつながりがあるのか?
「他の人じゃダメなの。精力が強いからダーリンがいいの」
「……」
それほど広くない室内に重苦しい沈黙が流れた。なるほど、そうきたか。確かに異種交配ともなれば、子供ができる確率は低いだろう。その可能性を高めるためにはかなりの精力が必要となることは想像に難くない。それで俺と言うわけか。でも何でそのことを知ってるんだ? まさか……。
「ねえ、世界樹ちゃん。どうしてそのことを知ってるの?」
好奇心を抑えきれなかったのか、マリアが尋ねた。慌ててアベルが口を押さえたが、後の祭りである。ムグっと声がくぐもったが、すでに声は発せられていた。
「見たの。ダーリンとリリアが外で……」
「ストーップ!」
俺は急いで世界樹ちゃんの口を塞いだ。こいつ、見ていたな。ここが世界樹のテリトリーであることをすっかりと忘れていた。手の中でモゴモゴと口を動かしていたが、俺が手を離さないことに諦めた言うのをやめたようである。
「二人とも、外で何をやっているのよ」
さすがのマリアもあきれていた。想像したのか、アベルは顔を真っ赤にしてモゴモゴと口元を動かしていた。まさかの思わぬところでの暴露。こんなことになるなんて思いもしなかった。
「ダーリンとの子供が欲しいの」
どうやらマジのようである。自分の種の存続がかかっているのだ。必死になるのもしょうがないのかも知れない。これを逃したら、いつこの場所に人が来るかは分からない。必死なのだろう。だがしかし、俺にはリリアがいるしなぁ。それに幼女だし。手を出したらおまわりさんに連れていかれるだろう。
「ダナイ、受け入れてあげたら?」
俺の腕に絡みつくと、リリアが優しく言ってきた。驚いてリリアの方を見た。
「別に私は構わないわよ。一人の夫に複数の女性がいるだなんて普通だし。それに強い男ならなおさらそうね。みんな強い子孫を残したいのよ」
ね? と世界樹ちゃんにリリアが問いかけると、大きくうなずいた。そうなのか。だが体格差だけは譲れないな。
「分かった。受け入れよう。だが、もう少し大きくなるまで子作りはお預けだぞ」
「何で!? 今からでもいいのに」
世界樹ちゃんはワンピースをたくし上げた。穿いてなかった。
その後世界樹ちゃんは鬼のような顔のリリアに怒られていた。あまりの恐ろしさにポロポロと涙をこぼしていたが、これはチャンスだと思って瓶に涙を集めておいた。
おそらくこれが「世界樹の涙」なのだろう。どのくらいいるのか分からないので、すきを見つけては集めておこうと思う。
「世界樹ちゃんはどうしてここにいるの?」
「子供が欲しいからなの」
リリアの質問にさも当たり前とでも言わんかのごとく返した。リリアはそれに対してどう答えたら良いのか分からないらしく、眉を寄せている。口元は引きつっていた。
「世界樹ちゃんはどうやったら子供ができるか知っているの?」
「うん。雄しべと雌しべをくっつけると子供ができるの」
返ってきた答えに困惑の表情を浮かべるマリア。この世界で植物の交配についての研究が進んでいるのかどうかは分からない。しかし、植物としての生殖方法と隠語としての両方の意味を持つこの回答に、世界樹が見た目以上に大人であることを確信した。
マリアはまだ、「雄しべ? 雌しべ?」とつぶやいている。隣のアベルに尋ねたようだが、世界樹ちゃんが言った意味を理解したのか顔を真っ赤にしてノーコメントを貫いていた。思春期か。
「何で子供が欲しいんだ?」
「私たちの子供をたくさん増やしたいからなのよ、ダーリン」
それもそうかと納得しかけたが、ダーリンって……。一体どこからそんな言葉を覚えてくるんだ? だが子供を増やしたいか。もしかすると、世界樹は絶滅寸前なのかも知れないな。それで人型になって子供を、ってそんなことあるのかよ。
「世界樹は種とか挿し木とかで増やしたりはできないのか?」
「種を植えても多分芽は出ないの。運良く芽が出たとしても、すぐに枯れてしまうか食べられるだけなの。今までがずっとそうだったから。だからね、ダーリンが言うような挿し木で増やそうと思ったの」
挿し木、ってそう言うことなのか!? まさか人族との間にできる子供が、挿し木になるわけじゃないよな? 世にも奇妙な想像に震えながらリリアを見ると、青い顔をしたリリアと目が合った。どうやら同じ結論に至ったらしい。ということは。
「世界樹ちゃんは世界樹が人の形になったものなのかな?」
「そうなの。この姿でないと、子供が作れないでしょ?」
クリンと可愛らしく、「お前は何を言っているんだ」と言わんばかりに首をかしげているが、その言葉をそっくりそのままのしをつけて返したかった。お前は何を言っているんだ。
つまり、この子は世界樹が人化したものであり、二人の間には子供を作ることができ、かつ、その子供はもれなく世界樹ということになる。ファンタジー、ここに極まり、だな。そんな増やし方ってありなの? それを挿し木って言うの? 言うんだろうなぁ。世界樹本人がそう言っているもんな。
「それじゃ、この世界樹はどうなっているんだ?」
俺はポンポンと床をたたいた。これも世界樹だよね、多分。まさか、もう死んでるとか?
「この子も世界樹だけど、私も世界樹なの。株分けしたの」
「なるほど。それならその株分けで増えたら良いんじゃないかな?」
株分けで増えることができるなら、わざわざ子作りなどする必要はないのではなかろうか。それならばもっと簡単に仲間を増やせるはずである。そっちの方がお手軽なのではなかろうか。
「……もしかして、私のこと、嫌い?」
ジワリと涙を浮かべる世界樹ちゃん。これはまずい。狭い路地の行き止まりに追い詰められたような感じだ。もう後がない。これが崖っぷち。助けて、リリアちゃん!
俺は助けを求めるかのようにリリアを見た。今の俺の顔は、段ボールに入れられて橋の下に捨てられた子犬のようになっているはずである。
リリアはハァと一つため息をついた。え、何その反応。思ってたのと違う……。
「あのね、世界樹ちゃん。ダナイはあなたのことが嫌いなわけじゃないのよ。ただね、どうしてダナイと結婚したいのかを知りたいだけなのよ。何か深い意味があるの?」
世界樹ちゃんはうつむいて押し黙った。う、何かかわいそうなことになってしまった。アベルとマリアも心配そうな表情で見つめている。
「このままじゃ、世界樹がこの世界からいなくなっちゃうの。これからもこの世界にあり続けるためには、多様性が必要なの」
おいおい、やけに現実的な種の保存に基づいた答えだな。世界樹に知能があるのもビックリだが、そこまで考えていることについてはもっとビックリだ。
なるほど、それならば別の種族と交わりたいのもうなずける。でも、何でいきなり動物なんだ? まずは植物同士でも良かったのではなかろうか。
「ダナイ、どういう意味だか分かる?」
「え? ああ、そうだな、血が濃くなり過ぎた、ってことだよ。エンシェント・エルフが滅びかけているのと一緒だな。ときには別の種類の血が混じらないことには、いつかは絶滅するってことだよ。つまり、今世界樹は絶滅寸前ということだ」
「そうなの! さすがはダーリンなの!」
うれしそうにパチパチと手をたたいた。納得したのか、リリアが真剣な表情でうなずいた。
「理由は分かったわ。でも何でダナイなの? 他の人じゃダメなの?」
確かにそうだよな。この場には俺の他にアベルもいる。別にアベルを選んでも不思議ではない。だが世界樹ちゃんは最初から俺をターゲットにしているようである。もしかして、俺が異世界からの転生者であることを知っている? もしかして、神様と何かつながりがあるのか?
「他の人じゃダメなの。精力が強いからダーリンがいいの」
「……」
それほど広くない室内に重苦しい沈黙が流れた。なるほど、そうきたか。確かに異種交配ともなれば、子供ができる確率は低いだろう。その可能性を高めるためにはかなりの精力が必要となることは想像に難くない。それで俺と言うわけか。でも何でそのことを知ってるんだ? まさか……。
「ねえ、世界樹ちゃん。どうしてそのことを知ってるの?」
好奇心を抑えきれなかったのか、マリアが尋ねた。慌ててアベルが口を押さえたが、後の祭りである。ムグっと声がくぐもったが、すでに声は発せられていた。
「見たの。ダーリンとリリアが外で……」
「ストーップ!」
俺は急いで世界樹ちゃんの口を塞いだ。こいつ、見ていたな。ここが世界樹のテリトリーであることをすっかりと忘れていた。手の中でモゴモゴと口を動かしていたが、俺が手を離さないことに諦めた言うのをやめたようである。
「二人とも、外で何をやっているのよ」
さすがのマリアもあきれていた。想像したのか、アベルは顔を真っ赤にしてモゴモゴと口元を動かしていた。まさかの思わぬところでの暴露。こんなことになるなんて思いもしなかった。
「ダーリンとの子供が欲しいの」
どうやらマジのようである。自分の種の存続がかかっているのだ。必死になるのもしょうがないのかも知れない。これを逃したら、いつこの場所に人が来るかは分からない。必死なのだろう。だがしかし、俺にはリリアがいるしなぁ。それに幼女だし。手を出したらおまわりさんに連れていかれるだろう。
「ダナイ、受け入れてあげたら?」
俺の腕に絡みつくと、リリアが優しく言ってきた。驚いてリリアの方を見た。
「別に私は構わないわよ。一人の夫に複数の女性がいるだなんて普通だし。それに強い男ならなおさらそうね。みんな強い子孫を残したいのよ」
ね? と世界樹ちゃんにリリアが問いかけると、大きくうなずいた。そうなのか。だが体格差だけは譲れないな。
「分かった。受け入れよう。だが、もう少し大きくなるまで子作りはお預けだぞ」
「何で!? 今からでもいいのに」
世界樹ちゃんはワンピースをたくし上げた。穿いてなかった。
その後世界樹ちゃんは鬼のような顔のリリアに怒られていた。あまりの恐ろしさにポロポロと涙をこぼしていたが、これはチャンスだと思って瓶に涙を集めておいた。
おそらくこれが「世界樹の涙」なのだろう。どのくらいいるのか分からないので、すきを見つけては集めておこうと思う。
0
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

魔喰のゴブリン~最弱から始まる復讐譚~
岡本剛也
ファンタジー
駆け出しの冒険者であるシルヴァ・ベルハイスは、ダンジョン都市フェルミでダンジョン攻略を生業としていた。
順風満帆とはいかないものの、着実に力をつけてシルバーランク昇格。
そしてついに一つの壁とも言われる十階層の突破を成し遂げた。
仲間との絆も深まり、ここから冒険者としての明るい未来が待っていると確信した矢先——とある依頼が舞い込んできた。
その依頼とは勇者パーティの荷物持ちの依頼。
勇者の戦闘を近くで見られることができ、高い報酬ということもあって引き受けたのだが、この一回の依頼がシルヴァを地獄の底に叩き落されることとなった。
ダンジョン内で勇者達からゴミのような扱いを受け、信頼していた仲間にからも見放され……ダンジョンの奥地に放置されたシルヴァは、匂いに釣られてやってきた魔物に襲われた。
魔物に食われながら、シルヴァが心の底から願ったのは勇者への復讐。
そんな願いが叶ったのか、それとも叶わなかったのか。
事実のほどは神のみぞ知るが、シルヴァは記憶を持ったままとある魔物に転生した。
その魔物とは、最弱と名高いゴブリン。
追い打ちをかけるような最悪な状況に常人なら心が折れてもおかしくない中、シルヴァは折れることなく勇者への復讐を掲げた。
これは最弱のゴブリンに転生したシルヴァが、最強である勇者への復讐を果たす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる