35 / 137
第二章
残念美人
しおりを挟む
指輪を渡した後の夕食は何だか焦れったい空気の中で進んでいった。お互いにお互いがいつもよりも気にしている。その形容しがたい空気を変えようとダナイは口を開いた。
「リリア、エルフとドワーフが付き合うのは大丈夫なのか? ほら、俺は五十代とは言え、こんな身なりだし、リリアとは釣り合わないような気がするんだよ」
「そんなこと気にする必要はないわよ。あ、今、分かったわ。ダナイはそのことをずっと気にしてたのね。私が周りからどう見られるだろうかって」
ダナイはバツが悪そうに頭を掻いた。自分の見た目がビア樽体型の髭オヤジであることは誰よりも自覚しているつもりだ。前世の感覚で言えば、こんなオッサンと付き合うようなうら若き乙女など、物語の中の話だけだろう。
「まあ、そんなところだな」
リリアは嬉しいような、慈しむような、優しい瞳をダナイに向けた。
「バカな人。私は愛する人と一緒にいられるだけで十分よ。周りがどんな風に思っていようが、関係ないわ」
ダナイはまたしても頭を掻いた。今度は照れ隠しである。リリアのことを愛してると言ったが、逆に愛してると言われることが、こんなに嬉しくて、恥ずかしいことだとは思わなかった。
「そんなもんか?」
「そんなもんよ。それよりも、ダナイに指輪をつけて欲しいわ」
リリアは左手と一緒にダナイからもらった銀の指輪を差し出した。この世界には薬指に結婚指輪をはめるという習慣はなかったが、あえて薬指につけた。
まるで測ったかのようにスッポリとリリアの薬指に指輪が納まった。それをウットリと見ていたリリアがはたと気がついたかのように顔を上げた。
「ダナイ、この指輪、普通じゃあないわよね?」
「お、さすがはリリア。気がついたか?」
「ええ、ええ、もちろんよ。あなたが普通の代物を作るとは思ってないわ。それで、この指輪には一体どんな効果があるのかしら?」
リリアは半目で睨んだ。ダナイにもらったタクトが普通じゃなかったことを思い出したのだろう。その目は完全に猜疑心に満ちていた。
「その指輪にはな、守りの力が付与してある」
「守りの力?」
「ああ、そうだ。何でも危機的な状況になったときに身を守ってくれるらしいぞ」
そんなアクセサリーは聞いたことがなかったのか、しきりに頭を捻っていた。しかし、答えは出なかったようである。その代わりに別の疑問が湧き上がったようだ。
「これもお婆様が……?」
ダナイは自分のことについてリリアに話すことにした。これから二人はもっと親密になっていくことだろう。そんな彼女に隠し事をして裏切るような行為はしたくなかった。
「実はな、リリア……」
ダナイから全てのことを聞いたリリアは、驚きを隠すことができなかった。口元を手で覆うと、改めてダナイに問いただした。
「そんなことが……! その「来るべき戦い」がいつなのかは女神様は言わなかったのね?」
「ああ、そうだ。だから俺はそれなりに猶予があると思って引き受けたんだ」
リリアはそれを聞いて考え込んでいたが、頭を振って考えるのをやめたようだ。グイとワインを飲むと、ダナイに向き合った。その目には決意が滲んでいた。
「このことを知っているのは?」
「俺とリリアだけだ」
「その方がいいわ。広まったら大騒ぎになるでしょうからね」
そう言うと、またワインをグイッと飲み干した。酔いが回ってきたのか、先ほどよりも赤く色づいたリリア。その表情はどこか嬉しそうでもあった。
ダナイはリリアの目をジッと見つめた。それは自分の話が簡単に信じられないことを誰よりも自覚していたからであった。
「リリアは俺の話を信じるのか?」
「信じるに決まっているじゃない」
リリアは自信を持って言った。ダナイにはその言葉が何よりも嬉しかった。
「でなきゃ、きれい好きなドワーフなんているわけないじゃない!」
ドン! とワインのボトルをテーブルに置いたリリア。その声は確信に満ちあふれていた。その様子に思わずダナイが叫ぶ。
「台無しだよ!」
二人は笑い合いながらその後もお酒を飲んだ。そしてリリアの理性が残っているうちに飲むのをやめておけば良かったと後悔した。
「リリア、飲み過ぎだ」
「まだ飲んでないよ~?」
駄目だこれは。早く何とかしないと。リリアを抱えてリリアの部屋へと運び込もうとしたがそれが行けなかった。
「おいリリア、俺の髪を離せ! 髭を触るのをやめろ!」
「へっちゃら~、へっちゃら~。怖くないよ~?」
完全に残念なリリアになっていた。そして、タコのようにへばりつくリリアを引き剥がすのにかなりの労力を強いられたのであった。その過程でリリアの胸はダナイに押しつけられ、完全な不可抗力でそれを触ってしまったこともあったが「あれはヤバい」とダナイは明け方まで一人で悶々としていた。
注文されていた槍の納品も無事に終わり、しばらく休暇をもらっていた。そして今は、その間にかまってあげることができなかったリリアと共にグリーンウッドの森で適当に魔物を狩っていた。
「順調順調。魔石もたくさん回収できたな。これで新しい魔道具を試せるぞ」
「ダナイはほんとに物を作るのが好きね」
「もちろんさ。物作りは俺の生きがいだからな」
「ふーん」
リリアが不満の声を上げたのをダナイは聞き逃さなかった。
「まぁ、今は他にも生きがいができたけどな」
照れながらリリアに言うと、その意味を察知したのか、リリアもほんのりと赤くなっていた。
「魔物狩りに行けなくて、随分とストレスを溜めたんじゃないのか?」
「そうね。でも一人で行ってダナイに心配をかけるよりはマシよ」
その言葉に、ダナイは考え込んだ。自分が制作の仕事をすると、その間リリアはすることがなくなってしまう。どうしたものか。良い案は浮かばなかった。
「本当に済まなかった」
落ち込むダナイの髪をモフモフと撫でた。気持ちよさそうな様子のリリアを見て、これで許してもらえるのなら易い物だと好きなだけモフらせていた。
「ギルドに顔を出していない間に何か新しい問題が起きてないよな?」
「私が集めた情報では、ドラゴンを討伐して以降、徐々にブラックベアの目撃情報は減っているわ。でもまだ元の場所に戻っていないのもいるみたいね」
つまり、まだ森の中は危険だと言うことだった。リリアを一人で森に行かせなかったダナイの判断は間違ってはいなかったと言えるだろう。
少し気が楽になったダナイだったが、ブラックベアが未だに徘徊していることが気になった。もし、何かの拍子に森の外縁部にまで出てきたら? 街の人達に被害が出ないことを願うばかりであった。
「リリア、エルフとドワーフが付き合うのは大丈夫なのか? ほら、俺は五十代とは言え、こんな身なりだし、リリアとは釣り合わないような気がするんだよ」
「そんなこと気にする必要はないわよ。あ、今、分かったわ。ダナイはそのことをずっと気にしてたのね。私が周りからどう見られるだろうかって」
ダナイはバツが悪そうに頭を掻いた。自分の見た目がビア樽体型の髭オヤジであることは誰よりも自覚しているつもりだ。前世の感覚で言えば、こんなオッサンと付き合うようなうら若き乙女など、物語の中の話だけだろう。
「まあ、そんなところだな」
リリアは嬉しいような、慈しむような、優しい瞳をダナイに向けた。
「バカな人。私は愛する人と一緒にいられるだけで十分よ。周りがどんな風に思っていようが、関係ないわ」
ダナイはまたしても頭を掻いた。今度は照れ隠しである。リリアのことを愛してると言ったが、逆に愛してると言われることが、こんなに嬉しくて、恥ずかしいことだとは思わなかった。
「そんなもんか?」
「そんなもんよ。それよりも、ダナイに指輪をつけて欲しいわ」
リリアは左手と一緒にダナイからもらった銀の指輪を差し出した。この世界には薬指に結婚指輪をはめるという習慣はなかったが、あえて薬指につけた。
まるで測ったかのようにスッポリとリリアの薬指に指輪が納まった。それをウットリと見ていたリリアがはたと気がついたかのように顔を上げた。
「ダナイ、この指輪、普通じゃあないわよね?」
「お、さすがはリリア。気がついたか?」
「ええ、ええ、もちろんよ。あなたが普通の代物を作るとは思ってないわ。それで、この指輪には一体どんな効果があるのかしら?」
リリアは半目で睨んだ。ダナイにもらったタクトが普通じゃなかったことを思い出したのだろう。その目は完全に猜疑心に満ちていた。
「その指輪にはな、守りの力が付与してある」
「守りの力?」
「ああ、そうだ。何でも危機的な状況になったときに身を守ってくれるらしいぞ」
そんなアクセサリーは聞いたことがなかったのか、しきりに頭を捻っていた。しかし、答えは出なかったようである。その代わりに別の疑問が湧き上がったようだ。
「これもお婆様が……?」
ダナイは自分のことについてリリアに話すことにした。これから二人はもっと親密になっていくことだろう。そんな彼女に隠し事をして裏切るような行為はしたくなかった。
「実はな、リリア……」
ダナイから全てのことを聞いたリリアは、驚きを隠すことができなかった。口元を手で覆うと、改めてダナイに問いただした。
「そんなことが……! その「来るべき戦い」がいつなのかは女神様は言わなかったのね?」
「ああ、そうだ。だから俺はそれなりに猶予があると思って引き受けたんだ」
リリアはそれを聞いて考え込んでいたが、頭を振って考えるのをやめたようだ。グイとワインを飲むと、ダナイに向き合った。その目には決意が滲んでいた。
「このことを知っているのは?」
「俺とリリアだけだ」
「その方がいいわ。広まったら大騒ぎになるでしょうからね」
そう言うと、またワインをグイッと飲み干した。酔いが回ってきたのか、先ほどよりも赤く色づいたリリア。その表情はどこか嬉しそうでもあった。
ダナイはリリアの目をジッと見つめた。それは自分の話が簡単に信じられないことを誰よりも自覚していたからであった。
「リリアは俺の話を信じるのか?」
「信じるに決まっているじゃない」
リリアは自信を持って言った。ダナイにはその言葉が何よりも嬉しかった。
「でなきゃ、きれい好きなドワーフなんているわけないじゃない!」
ドン! とワインのボトルをテーブルに置いたリリア。その声は確信に満ちあふれていた。その様子に思わずダナイが叫ぶ。
「台無しだよ!」
二人は笑い合いながらその後もお酒を飲んだ。そしてリリアの理性が残っているうちに飲むのをやめておけば良かったと後悔した。
「リリア、飲み過ぎだ」
「まだ飲んでないよ~?」
駄目だこれは。早く何とかしないと。リリアを抱えてリリアの部屋へと運び込もうとしたがそれが行けなかった。
「おいリリア、俺の髪を離せ! 髭を触るのをやめろ!」
「へっちゃら~、へっちゃら~。怖くないよ~?」
完全に残念なリリアになっていた。そして、タコのようにへばりつくリリアを引き剥がすのにかなりの労力を強いられたのであった。その過程でリリアの胸はダナイに押しつけられ、完全な不可抗力でそれを触ってしまったこともあったが「あれはヤバい」とダナイは明け方まで一人で悶々としていた。
注文されていた槍の納品も無事に終わり、しばらく休暇をもらっていた。そして今は、その間にかまってあげることができなかったリリアと共にグリーンウッドの森で適当に魔物を狩っていた。
「順調順調。魔石もたくさん回収できたな。これで新しい魔道具を試せるぞ」
「ダナイはほんとに物を作るのが好きね」
「もちろんさ。物作りは俺の生きがいだからな」
「ふーん」
リリアが不満の声を上げたのをダナイは聞き逃さなかった。
「まぁ、今は他にも生きがいができたけどな」
照れながらリリアに言うと、その意味を察知したのか、リリアもほんのりと赤くなっていた。
「魔物狩りに行けなくて、随分とストレスを溜めたんじゃないのか?」
「そうね。でも一人で行ってダナイに心配をかけるよりはマシよ」
その言葉に、ダナイは考え込んだ。自分が制作の仕事をすると、その間リリアはすることがなくなってしまう。どうしたものか。良い案は浮かばなかった。
「本当に済まなかった」
落ち込むダナイの髪をモフモフと撫でた。気持ちよさそうな様子のリリアを見て、これで許してもらえるのなら易い物だと好きなだけモフらせていた。
「ギルドに顔を出していない間に何か新しい問題が起きてないよな?」
「私が集めた情報では、ドラゴンを討伐して以降、徐々にブラックベアの目撃情報は減っているわ。でもまだ元の場所に戻っていないのもいるみたいね」
つまり、まだ森の中は危険だと言うことだった。リリアを一人で森に行かせなかったダナイの判断は間違ってはいなかったと言えるだろう。
少し気が楽になったダナイだったが、ブラックベアが未だに徘徊していることが気になった。もし、何かの拍子に森の外縁部にまで出てきたら? 街の人達に被害が出ないことを願うばかりであった。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生チートは家族のために ユニークスキル『複合』で、快適な異世界生活を送りたい!
りーさん
ファンタジー
ある日、異世界に転生したルイ。
前世では、両親が共働きの鍵っ子だったため、寂しい思いをしていたが、今世は優しい家族に囲まれた。
そんな家族と異世界でも楽しく過ごすために、ユニークスキルをいろいろと便利に使っていたら、様々なトラブルに巻き込まれていく。
「家族といたいからほっといてよ!」
※スキルを本格的に使い出すのは二章からです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる