迅雷上等♡─無欠版─

須藤慎弥

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⑮勝負

─迅─※

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 吸い付くってより締め上げられてる中指が痛てぇ。

 少しも隙間が無えから、せっかく捉えた前立腺を押しまくれなくなった。

 何か出てる、とかそそる事言いやがるんで、雷の「とめて」はシカトしてもっとチン○を扱いてやる。

 そうすると体全体が力んだ。入れた中指がガチでちぎれるかと思った。


「うぅッッ! やぁだぁ……ッ、漏らしたくねぇよぉぉッ! ふぇ……ッ♡」
「もう漏れてんだろ?」
「違ッ……これはおしっこじゃねぇ! はぅッ♡ 違うんだぁ……ッッ」


 さっきから雷は「違う」を連呼してるが、シャワー出しっぱだからよく分かんねぇんだよな。

 前立腺見つけて擦った瞬間、扱いてたチン○がビクビクして固くなったし多分カウパーなんだろうが。

 初っ端からソコで感じる野郎は居ねぇらしいから、雷もそれが気持ちいいのかどうか分かんねぇらしい。

 半ベソかいて俺の指咥え込んでる様は、雷が何を発射しようが興奮しかしねぇだろ。

 気持ちいいって感覚を覚えてほしいだけ。

 指でナカを刺激されて出すんだったら、無駄な抵抗はやめて射精でも放尿でも素直に漏らしゃいいんだ。


「俺はどっちでもいんだけどな。我慢はよくねぇって言ってるだけじゃん?」
「ふぅ……ッ、ふぇッ……うぅッ! シコシコすんの、やめ……ッ! ンあ……ッ♡」
「俺しか見てねぇから。大丈夫だ、雷にゃん」
「迅が見てんのがッ、ダメなんだよぉッ!」
「なんでだよ」
「な……ッ、なんでって……! ひぁッ♡ も、もぉぉ……ッ! やめろって、言って……ひぃン……ッ♡」


 キツすぎるナカから指を引き抜いて、ボディーソープを足した。そしてまたじわじわ入れると、雷は大袈裟なくらい啼いた。

 指一本でこんな喘ぐとかアリ?

 確かにチン○は扱いてるが、これはどう見ても抜き差ししてる指で感じてんじゃね?

 しかも、俺が見てるからヤダ、って。そんな事言って拒否ってるつもりかもしんねぇけど、ンなの俺にとっちゃ殺し文句もいいとこだ。


「いいから出せって」
「やーだぁぁ……ッッ!」
「分かんねぇヤツだな。我慢したって後々ツラくなんのお前だぞ?」
「えッ!? そ、そうなのかッ!? ツラいのヤダ!!」
「だろ? 我慢すればするだけ、勢いが違う。出してる時の解放感もな。それを味わいてぇんなら我慢すりゃいいよ」
「ヒィィッ!? またそんな……ッ、俺に究極の選択、与えやがってぇぇ……ッ!」
「てか力むのやめてくんねぇ? マジで指動かせねぇんだけど」
「あッ♡ ンぁあ……ッ♡」


 チン○扱いてっからいけねぇのか、滑り利用してちょっと指動かしてっから力むのか。

 もう一回、少し強引に抜いてみる。扱くのもやめた。


「雷にゃん、こっち向け」
「はぅ……はぅ……、ふぇ……?」


 弱々しく壁についた小さい手を取って、猫みてぇにフゥフゥ言ってる唇を舐めてやる。

 ケツ震わして俺を誘いやがるくせに、反抗的でうるせぇ口は健在。それに煽られる俺も相当だが、欲望には逆らえない。

 華奢な体を支えんのは、左腕一本で事足りる。

 もたれかかってきた可愛い体を抱き締めて、薄く開いた唇に舌をねじ込んだ。


「ンッ♡ んむッ♡ 迅……ッ……はげし……ッ! ンンッ♡」
「もっと舌動かせ」
「ひぅ……ッ、ンなの、できねぇ……! ンッ♡ ンッ♡」
「短え舌だな」
「……ッ!? う、うるせぇ……! チューの、ンッ♡ 合間に、ンむッ♡ 悪口、言うなッ!」
「可愛いってこと」
「ふぇッ!? にゃ、ッ♡」
「たまに何言ってんのか分かんねぇし、よく舌噛んで口内炎出来てんじゃん? あれめちゃめちゃ可愛い」
「ひぃぃッ♡ 迅……ッ♡ そのイケボ、卑怯だ……ッ! ンあ……ッ♡」


 話す時の声も、悪態吐いてる憎たらしい声も、喘ぎ声も、吐息まで可愛いって何なんだ。

 必死で俺の舌を追い掛けてくんのが、たとえ無意識だとしてもどうしようもなく可愛い。

 煽られた俺のチン○が痛えくらい勃起してんの、コイツは気付いてんだろうな。腰に押し当てたら、生意気にも少し逃げやがる。

 口だけ達者で体はひよってんのも、クソ可愛い。


「はぁ……バカでド天然でド素直でド単純で、勝手に誤解してこんなド田舎まではるばる来やがって。マジでお騒がせ野郎だよな、雷にゃんは」
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……ッ」
「なんでこんなトラブルメーカー好きになっちまうかなー、俺」
「す、すき……ッ?」
「何を今さら驚いてんだ。前からそう言ってんだろ。……て事で、遠慮なくどうぞ」
「何が〝て事で〟だよ! いくら言われても漏らすのは絶対……ッ、やぁぁ……ッッ♡」


 グチャグチャ言ってねぇで早く出せっつの。

 壁に手を付かせて、こっそり濡らしてた中指を穴に突き入れた。と同時に、雷が顎を仰け反らせて喘ぐ。


「指一本はすんなり入るようになったな。そのまま力抜いてろ。いいとこ擦りまくってやる」


 まだあやふやな前立腺の位置を確認するように、入念にナカを擦っていく。もちろんチン○を扱くのも忘れない。

 相変わらずギチギチと締め上げてくる。

 中指突っ込まれて泣きそうな顔で振り向いた雷は、この俺がシコらずにイっちまいそうなほど可愛かった。


「ひッ!? やッ……やめ……ッ♡ やめろ……ッッ! ビリビリ、やだってばぁ……あぁッ♡」


 キスでトロ顔解禁しちまったせいで、そのツラには覇気がまっく無え。 もっと犯せってツラに見えたんだが、それは都合のいい俺の解釈。

 一際高く啼いて、中指の感覚が無くなりそうなくらい締め上げられたその時、雷のケツから背中までがビクビクッと震えた。

 漏らした? 漏らしてんの?

 嬉々として前を覗くも、流れる湯に紛れて排水口に流れてったのは白い液体だった。


「……なんだ。精子かよ」
「はぁ、はぁ……ッ、おま、お前……なんでガッカリしてんの!?」


 ……別に。ガッカリなんてしてねぇけど。

 いや、……嘘。

 雷にゃんの放尿発射、もう一回見たかった。





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