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ハロウィンSS 『純白の王子様×エッチなメイド』
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※※※
「着心地はいかがですか?」
「ん、……まぁ、悪くはないけど、……落ち着かない」
「この辺が?」
「あっ……そ、そうだよっ」
せっかくの眼福は早々に切り上げる羽目になった。
ひょいっと抱き上げられて、キングサイズのベッドに押し倒した俺の太ももをいやらしく撫でる和彦が、目元を細めている。
これはもはや、こういう流れを見越してこのイベントに飛び付いたとした考えられない。
和彦がハロウィンに興味持ってた事なんて無かったんだから。
世間知らずの和彦め……また誰かから入れ知恵されたのか?
……と、勘繰るのは容易いけれど俺も盛大に乗っかった手前、あんまり大きな口は叩けない。
「素敵です、七海さん。……下着もいやらしい」
「これは全部和彦が用意したんだろ!」
「えぇ、もちろんそうなんですが……こんなに似合うとは」
フリッフリな薄いシャツ越しに乳首を摘まれて、ビクッと体が反応する。
下着スレスレの長さしかないスカートの隙間から、王子様らしからぬ手付きでさわさわと布越しに性器を揉まれると、もっと羞恥心が増した。
「七海さん、華奢ですもんね。働き始めてからはいつもスーツ姿ですが、ゾクッとするくらい色気があります。七海さんは小悪魔ちゃんなので、いつ誰を悩殺するか分かりません。僕は毎日、気が休まらない」
「…………っっ」
それ、ほとんど毎日言ってるじゃん、和彦。
何に対しての嫉妬なのかよく分からない。
ただ、とにかく俺を早く和彦付きの秘書にしたい一心なのは分かる。でも新入社員の身の上では会社の方針には従わざるを得ない。
どうしても俺は、コネで入ったと思われたくないんだ。
あの一件に俺が貢献したとはとても思えないし、思う気もない。
就職難の昨今、こんな大手企業に勤める事が出来てるだけで幸せなこと。
しかも俺には魂の契約をしたハイスペックな恋人まで居る。
何本か頭のネジが外れちゃってて、俺が履いてる小さい女性用の下着を躊躇いなく脱がす和彦が妖しく笑っていようが、愛おしく見えてしょうがない。
「あ、っ……待て、和彦の、……舐めたい」
「いいんですか? ご奉仕してくれるんですか?」
「うっ……! だ、だって俺、……メイドさん、なんだろ」
「エッチなメイドさんですね。……興奮します」
王子様衣装はベルトまで凝ってる。
俺は和彦しか知らないから、口でご奉仕したくても満足させられてるのかいつも不安だ。
すでに反り立った和彦の性器は、色も形も大きさも俺のとは比べものにならない。
跪いて性器を両手で握り、亀頭を何回かペロペロと舐めてみる。 もうカウパー液が溢れてきた。
ちょっとだけ味のするそれは、舐め取ると少しヌルッとする。
それを優しく絞り取るように唇で吸うと、手のひらの中でピクピクッと反応する性器がかわいかった。
「はぁ、……気持ちいいです。王子様って最高ですね」
嬉しそうに俺のメイドカチューシャごと頭を撫でる手のひらは、俺の「下手クソでごめん」という不安を一蹴してくれる。
実は日々、この繰り返し。
「上手ですよ」「気持ちいいです」と言ってくれる、優しい和彦の言葉を信用してないわけではないんだけど、何せ経験値が歴然だから毎日不安は復活するんだ。
「んんっ……!?」
夢中で舐めて咥えてのご奉仕をしていると、何やら妙なものが視界の端に見えた。
チラ、と視線でその正体を追うと、なんと和彦は最新のスマホを俺に向けていた。
「あぁ、これですか? せっかくなので撮影を」
「ん、っ!? んーっ、んーっ!」
「あとでハメ撮り、というやつもしてみましょう。いつものように手首を縛って、……今日は口も塞いでいいですか?」
いやいや、よくないよ!
撮られていた事にも、衝撃のプレイ発言にも驚いた俺は思わずご奉仕をやめてしまった。
「そ、そんなの駄目に決まって……っ」
「『小悪魔メイド、ドS王子様に弄ばれてイきまくる~ハロウィン編~』」
「……いい!! 何その素敵タイトル! 中身気になる! その漫画、電子で読めるっ? あ、小説かなっ?」
「中身は僕たちで作るんです」
「なっ!? 一度ならず二度までも……! 騙したな、和彦!」
「素敵タイトル、と言ってしまった七海さんの負けです」
「あぁぁっ、ちょっ、……いきなりそん、な……っっ」
フリフリのメイド服を着て、ぺたんとベッドに座って唖然とした俺の反応は間違っていないはずだ。
俺の趣味を利用して、魅力的なタイトル付きのプレイをしようとしてる和彦は……確かにドS王子様だけれども。
「着心地はいかがですか?」
「ん、……まぁ、悪くはないけど、……落ち着かない」
「この辺が?」
「あっ……そ、そうだよっ」
せっかくの眼福は早々に切り上げる羽目になった。
ひょいっと抱き上げられて、キングサイズのベッドに押し倒した俺の太ももをいやらしく撫でる和彦が、目元を細めている。
これはもはや、こういう流れを見越してこのイベントに飛び付いたとした考えられない。
和彦がハロウィンに興味持ってた事なんて無かったんだから。
世間知らずの和彦め……また誰かから入れ知恵されたのか?
……と、勘繰るのは容易いけれど俺も盛大に乗っかった手前、あんまり大きな口は叩けない。
「素敵です、七海さん。……下着もいやらしい」
「これは全部和彦が用意したんだろ!」
「えぇ、もちろんそうなんですが……こんなに似合うとは」
フリッフリな薄いシャツ越しに乳首を摘まれて、ビクッと体が反応する。
下着スレスレの長さしかないスカートの隙間から、王子様らしからぬ手付きでさわさわと布越しに性器を揉まれると、もっと羞恥心が増した。
「七海さん、華奢ですもんね。働き始めてからはいつもスーツ姿ですが、ゾクッとするくらい色気があります。七海さんは小悪魔ちゃんなので、いつ誰を悩殺するか分かりません。僕は毎日、気が休まらない」
「…………っっ」
それ、ほとんど毎日言ってるじゃん、和彦。
何に対しての嫉妬なのかよく分からない。
ただ、とにかく俺を早く和彦付きの秘書にしたい一心なのは分かる。でも新入社員の身の上では会社の方針には従わざるを得ない。
どうしても俺は、コネで入ったと思われたくないんだ。
あの一件に俺が貢献したとはとても思えないし、思う気もない。
就職難の昨今、こんな大手企業に勤める事が出来てるだけで幸せなこと。
しかも俺には魂の契約をしたハイスペックな恋人まで居る。
何本か頭のネジが外れちゃってて、俺が履いてる小さい女性用の下着を躊躇いなく脱がす和彦が妖しく笑っていようが、愛おしく見えてしょうがない。
「あ、っ……待て、和彦の、……舐めたい」
「いいんですか? ご奉仕してくれるんですか?」
「うっ……! だ、だって俺、……メイドさん、なんだろ」
「エッチなメイドさんですね。……興奮します」
王子様衣装はベルトまで凝ってる。
俺は和彦しか知らないから、口でご奉仕したくても満足させられてるのかいつも不安だ。
すでに反り立った和彦の性器は、色も形も大きさも俺のとは比べものにならない。
跪いて性器を両手で握り、亀頭を何回かペロペロと舐めてみる。 もうカウパー液が溢れてきた。
ちょっとだけ味のするそれは、舐め取ると少しヌルッとする。
それを優しく絞り取るように唇で吸うと、手のひらの中でピクピクッと反応する性器がかわいかった。
「はぁ、……気持ちいいです。王子様って最高ですね」
嬉しそうに俺のメイドカチューシャごと頭を撫でる手のひらは、俺の「下手クソでごめん」という不安を一蹴してくれる。
実は日々、この繰り返し。
「上手ですよ」「気持ちいいです」と言ってくれる、優しい和彦の言葉を信用してないわけではないんだけど、何せ経験値が歴然だから毎日不安は復活するんだ。
「んんっ……!?」
夢中で舐めて咥えてのご奉仕をしていると、何やら妙なものが視界の端に見えた。
チラ、と視線でその正体を追うと、なんと和彦は最新のスマホを俺に向けていた。
「あぁ、これですか? せっかくなので撮影を」
「ん、っ!? んーっ、んーっ!」
「あとでハメ撮り、というやつもしてみましょう。いつものように手首を縛って、……今日は口も塞いでいいですか?」
いやいや、よくないよ!
撮られていた事にも、衝撃のプレイ発言にも驚いた俺は思わずご奉仕をやめてしまった。
「そ、そんなの駄目に決まって……っ」
「『小悪魔メイド、ドS王子様に弄ばれてイきまくる~ハロウィン編~』」
「……いい!! 何その素敵タイトル! 中身気になる! その漫画、電子で読めるっ? あ、小説かなっ?」
「中身は僕たちで作るんです」
「なっ!? 一度ならず二度までも……! 騙したな、和彦!」
「素敵タイトル、と言ってしまった七海さんの負けです」
「あぁぁっ、ちょっ、……いきなりそん、な……っっ」
フリフリのメイド服を着て、ぺたんとベッドに座って唖然とした俺の反応は間違っていないはずだ。
俺の趣味を利用して、魅力的なタイトル付きのプレイをしようとしてる和彦は……確かにドS王子様だけれども。
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