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可愛い
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初めて聞いた少年の声に狼は、驚き少年の声は、とても弱々しいが綺麗な声をしていた。
「あぁ…」
狼は、もう一度少年の方に目をやる
今まで俯いて見えなかった顔がハッキリ見ることが出来た。
さっきまで銀髪の髪が目立っていたが今は、上目遣いで見られている紫の瞳がとても印象的だった。
「…」
狼は、あまりにも綺麗な顔の少年に見とれてしまう。
「っ…」
少年は、急いで目を逸らした。そしてまた俯く
「あっ…ご、ごめん…見すぎたか?」
狼は、とっさに謝る
少年は、左右に首を降ったが狼をさっきみたいに見上げなかった。
狼は、もう一度見上げる顔を見たかったがそれは叶わなかった。
狼は、少年に背を向ける後ろから狼に渡された服が擦れる音がする。
「も、もう着たか?」
「…」
返事は無かったが着てるような気配がないと判断した狼は、振り向いた。
「っ…」
狼は、固まる服は大きいとわかっていたが思った以上ぶかっとしている、が狼が目に付いたのはそこじゃない。
ぶかっと着ている服は少年の華奢な身体を一層ひきたて
服のせいでさっき以上に少し触れただけで壊れてしまいそうな身体に狼は、未知の生き物と遭遇したような感覚になる。
「…可愛いな…」
「っ…」
狼は、無意識に言葉を吐いた
少年は、突然の言葉にびっくりする。狼は、自分の言った言葉を理解すると頬を赤らめて、少年から目を逸らした。
「す、すまん…」
そう言って少年に目をやる
「…」
少年は、無言だったが初めて表情を読むことができた。
「……」
少年の表情に狼も無言になる
少年の表情は、俯いていたが髪から見える首筋、耳の白い肌が赤くなっていた。
狼は、知った少年は無口だが照れるとこれまでに鮮やかなピンクに首や耳がなることを
そして、狼は思った
あの白い綺麗な肌に鮮やかな照れたピンクの表情を見てみたいと
狼は、ゆっくり少年に手を伸ばす。
怖がらせないように、壊さないように細心の注意を払って
狼の伸ばした手は少年の髪に触れた
少年は、ビクッと肩を震わせた
狼は、怖がる反応に少し躊躇ったがもう一度あの綺麗な顔それも照れた顔を、見たい気持ちに逆らえなかった
少年の顔を優しく持ち上げる
「っ…」
狼は、息を飲んだ
少年の顔は、白く綺麗な紫の瞳をしている唯一違うのは、白い肌にピンクのチークを塗られたように染まり
恥ずかしさからか、怖さからか紫の瞳には少し涙を溜めていた。
狼は、そんな少年の全てに愛おしさを感じた。
「きれい…可愛い…」
「…っ……///」
少年は、また一層顔をピンクに染まっていくそして目にも涙が浮かんでこぼれ落ちそうになっていた。
「あぁ…」
狼は、もう一度少年の方に目をやる
今まで俯いて見えなかった顔がハッキリ見ることが出来た。
さっきまで銀髪の髪が目立っていたが今は、上目遣いで見られている紫の瞳がとても印象的だった。
「…」
狼は、あまりにも綺麗な顔の少年に見とれてしまう。
「っ…」
少年は、急いで目を逸らした。そしてまた俯く
「あっ…ご、ごめん…見すぎたか?」
狼は、とっさに謝る
少年は、左右に首を降ったが狼をさっきみたいに見上げなかった。
狼は、もう一度見上げる顔を見たかったがそれは叶わなかった。
狼は、少年に背を向ける後ろから狼に渡された服が擦れる音がする。
「も、もう着たか?」
「…」
返事は無かったが着てるような気配がないと判断した狼は、振り向いた。
「っ…」
狼は、固まる服は大きいとわかっていたが思った以上ぶかっとしている、が狼が目に付いたのはそこじゃない。
ぶかっと着ている服は少年の華奢な身体を一層ひきたて
服のせいでさっき以上に少し触れただけで壊れてしまいそうな身体に狼は、未知の生き物と遭遇したような感覚になる。
「…可愛いな…」
「っ…」
狼は、無意識に言葉を吐いた
少年は、突然の言葉にびっくりする。狼は、自分の言った言葉を理解すると頬を赤らめて、少年から目を逸らした。
「す、すまん…」
そう言って少年に目をやる
「…」
少年は、無言だったが初めて表情を読むことができた。
「……」
少年の表情に狼も無言になる
少年の表情は、俯いていたが髪から見える首筋、耳の白い肌が赤くなっていた。
狼は、知った少年は無口だが照れるとこれまでに鮮やかなピンクに首や耳がなることを
そして、狼は思った
あの白い綺麗な肌に鮮やかな照れたピンクの表情を見てみたいと
狼は、ゆっくり少年に手を伸ばす。
怖がらせないように、壊さないように細心の注意を払って
狼の伸ばした手は少年の髪に触れた
少年は、ビクッと肩を震わせた
狼は、怖がる反応に少し躊躇ったがもう一度あの綺麗な顔それも照れた顔を、見たい気持ちに逆らえなかった
少年の顔を優しく持ち上げる
「っ…」
狼は、息を飲んだ
少年の顔は、白く綺麗な紫の瞳をしている唯一違うのは、白い肌にピンクのチークを塗られたように染まり
恥ずかしさからか、怖さからか紫の瞳には少し涙を溜めていた。
狼は、そんな少年の全てに愛おしさを感じた。
「きれい…可愛い…」
「…っ……///」
少年は、また一層顔をピンクに染まっていくそして目にも涙が浮かんでこぼれ落ちそうになっていた。
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