2 / 3
名無しのごんべいさん
しおりを挟む
それから「名無しのごんべいさん」(勝手につけた名前)という謎の人物からの手紙は、毎日のようにどっかしらの場所に挟まっているか置いてあるか…
「先生、はい。日誌終わったよ!」
「はい。お疲れ様です…」
「じゃあね~先生」
「さようなら」
1人の生徒が日直当番の日誌を書き終え柊 楓に渡すと
急いで荷物をまとめて教室から出ていった。
ひと段落した柊 楓は、生徒が書いた日誌を開ける。急いで書いたのか所々字の間違えがあった
「ふふ…なるほど…」
柊 楓は、日誌の内容と文字の面白い間違えに笑みがこぼれる
「柊先生…」
名前を呼ばれ呼ばれた方に視線を送るとそこには、体育教師の金剛 理人がいた。
「金剛先生…」
「なにか面白いものでも見てたんですか?」
金剛 理人は、そう言いながら柊 楓の元へと寄っていく。
「まぁ…ちょっと日誌を…」
「そうなんですか…」
金剛 理人は、柊 楓の顔の隣に自分の顔を寄せて日誌を覗き込む
「ちょっと見てみたい」
「勝手に覗かないでください。」
「ケチ…」
金剛 理人は、そう言いながら柊 楓の肩に自分の顎を乗っける
「くすぐったいです…」
「そうなんだ」
金剛 理人は、ニヤリと笑うと
「耳とか弱いんですか?」
柊 楓の耳元で囁く
「ちょっと…近いのでやめて欲しいですが」
「ごめんねww」
金剛 理人は、笑いながら離れ教室の出入口へと向かっていく。
「あとそろそろ職員室戻らないとだめですよ。」
「はい…」
柊 楓は、1人になった教室でひとつため息を漏らす。
金剛 理人とはこの学校で知り合った。歳は金剛 理人の方がひとつ上という事もあってとても親しく接して来るのだが、柊 楓は、少し苦手意識を持ってしまう。
そして1人で最後の窓閉めや机を直していると…
キーンコーンカーンコーン
予鈴が柊 楓のいる教室に鳴り響く
いつもなら生徒がいるからか今日は、やけに響いて聞こえる
「職員室に戻らないと…」
柊 楓は、最後に教卓の中を確認した、手を入れていると何も入って居ないはずの教卓の下からひとつの封筒が出てきた。
いつもの「名無しのごんべいさん」からだった。
「今日も…」
柊 楓は、密かにその手紙を読むのが楽しみになっていた。
柊 楓は、手紙をプリントの一番下に入れて職員室にある自分の鞄に入れ家に持ち帰って読むの柊 楓の日課になっていた…
この手紙は、柊 楓と「名無しのごんべいさん」との秘密だ…
家帰った柊 楓は、手紙を広げ読む
『拝啓私の愛しの人柊 楓さん
今日も貴方の事を思ってこの手紙を綴ります。そして今日も私の愛おしい人に愛の手紙を送れることを幸せに思い貴方に読まれることが1番の幸せなのです…
私の想いが貴方に届いていることを願います…(略)』
「…。」
柊 楓は、手紙を読むと必ず頬が緩んでしまう。傍から見ればこんな手紙が毎日知らない間に入っていれば不気味がられるのが普通だが、柊 楓は、この手紙が仕事を終えた後に読むと不思議に心が癒されるのであった。
~そして翌日~
いつも通り1限目の授業が国語だった柊 楓は、教卓の下に荷物を入れようと手を入れた時身に覚えのある感触が…
それはいつもの封筒だがなにか違和感が…
柊 楓は、すぐに自分のファイルに閉じた
「先生、はい。日誌終わったよ!」
「はい。お疲れ様です…」
「じゃあね~先生」
「さようなら」
1人の生徒が日直当番の日誌を書き終え柊 楓に渡すと
急いで荷物をまとめて教室から出ていった。
ひと段落した柊 楓は、生徒が書いた日誌を開ける。急いで書いたのか所々字の間違えがあった
「ふふ…なるほど…」
柊 楓は、日誌の内容と文字の面白い間違えに笑みがこぼれる
「柊先生…」
名前を呼ばれ呼ばれた方に視線を送るとそこには、体育教師の金剛 理人がいた。
「金剛先生…」
「なにか面白いものでも見てたんですか?」
金剛 理人は、そう言いながら柊 楓の元へと寄っていく。
「まぁ…ちょっと日誌を…」
「そうなんですか…」
金剛 理人は、柊 楓の顔の隣に自分の顔を寄せて日誌を覗き込む
「ちょっと見てみたい」
「勝手に覗かないでください。」
「ケチ…」
金剛 理人は、そう言いながら柊 楓の肩に自分の顎を乗っける
「くすぐったいです…」
「そうなんだ」
金剛 理人は、ニヤリと笑うと
「耳とか弱いんですか?」
柊 楓の耳元で囁く
「ちょっと…近いのでやめて欲しいですが」
「ごめんねww」
金剛 理人は、笑いながら離れ教室の出入口へと向かっていく。
「あとそろそろ職員室戻らないとだめですよ。」
「はい…」
柊 楓は、1人になった教室でひとつため息を漏らす。
金剛 理人とはこの学校で知り合った。歳は金剛 理人の方がひとつ上という事もあってとても親しく接して来るのだが、柊 楓は、少し苦手意識を持ってしまう。
そして1人で最後の窓閉めや机を直していると…
キーンコーンカーンコーン
予鈴が柊 楓のいる教室に鳴り響く
いつもなら生徒がいるからか今日は、やけに響いて聞こえる
「職員室に戻らないと…」
柊 楓は、最後に教卓の中を確認した、手を入れていると何も入って居ないはずの教卓の下からひとつの封筒が出てきた。
いつもの「名無しのごんべいさん」からだった。
「今日も…」
柊 楓は、密かにその手紙を読むのが楽しみになっていた。
柊 楓は、手紙をプリントの一番下に入れて職員室にある自分の鞄に入れ家に持ち帰って読むの柊 楓の日課になっていた…
この手紙は、柊 楓と「名無しのごんべいさん」との秘密だ…
家帰った柊 楓は、手紙を広げ読む
『拝啓私の愛しの人柊 楓さん
今日も貴方の事を思ってこの手紙を綴ります。そして今日も私の愛おしい人に愛の手紙を送れることを幸せに思い貴方に読まれることが1番の幸せなのです…
私の想いが貴方に届いていることを願います…(略)』
「…。」
柊 楓は、手紙を読むと必ず頬が緩んでしまう。傍から見ればこんな手紙が毎日知らない間に入っていれば不気味がられるのが普通だが、柊 楓は、この手紙が仕事を終えた後に読むと不思議に心が癒されるのであった。
~そして翌日~
いつも通り1限目の授業が国語だった柊 楓は、教卓の下に荷物を入れようと手を入れた時身に覚えのある感触が…
それはいつもの封筒だがなにか違和感が…
柊 楓は、すぐに自分のファイルに閉じた
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
公開凌辱される話まとめ
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
・性奴隷を飼う街
元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。
・玩具でアナルを焦らされる話
猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
BLエロ短編集
ねおもの
BL
ただただエロBLを書きます。R18です。
快楽責めや甘々系などがメインでグロ系はありません。
登場人物はみんな学生~20代の予定です。
もし良ければお気に入り登録お願いします。
基本的に1話~2話完結型の短編集です。
リクエストや感想もお待ちしています!
男の子たちの変態的な日常
M
BL
主人公の男の子が変態的な目に遭ったり、凌辱されたり、攻められたりするお話です。とにかくHな話が読みたい方向け。
※この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。
クソザコ乳首アクメの一日
掌
BL
チクニー好きでむっつりなヤンキー系ツン男子くんが、家電を買いに訪れた駅ビルでマッサージ店員や子供や家電相手にとことんクソザコ乳首をクソザコアクメさせられる話。最後のページのみ挿入・ちんぽハメあり。無様エロ枠ですが周りの皆さんは至って和やかで特に尊厳破壊などはありません。フィクションとしてお楽しみください。
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
旦那様、お仕置き、監禁
夜ト
BL
愛玩ペット販売店はなんと、孤児院だった。
まだ幼い子供が快感に耐えながら、ご主人様に・・・・。
色々な話あり、一話完結ぽく見てください
18禁です、18歳より下はみないでね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる