51 / 64
50話 白井さんと約束
しおりを挟む
白井さんが寝ちゃってから1時間位が経った。
まだ時間は大丈夫だけど、いい加減いつ起こすか程度は考えておいたほうが良いかもしれない。
寝顔は可愛いし、起こしたら機嫌悪くならないか怖いしで起こしづらい。
ボーっとしながらそんなことを考えて、ふと視線を感じた気がして白井さんの顔を見たら……。
白井さんと目があった。
「……え、えっと、おはよう」
「…………おはよ」
や、やっぱり寝起きは機嫌悪い?
ちょっとブスッとしている気がするけど、やっぱり寝起きは機嫌悪い感じ?
「…………なぁ、これ、ミャーコにもやってんの?」
へ?『これ』?
機嫌の悪そうな白井さんの様子に慌てていたら、よく分かんないことを聞かれた。
おっぱい舐めたことだろうか?
「…………頭撫でるやつ」
んー?………………ああ。
「あ、ごめん、無意識だったから……どうだろ?」
言われてみれば白井さんが目を覚ますまでずっと頭撫でてた気がする。
なんていうか撫でやすいサイズだったからって感じなんだけど……都さんの場合はどうだったかな?
「えっと……たぶん、してない……かな?」
都さんが寝ちゃった時は、色々後始末をしなければいけない場合が多いから頭撫でている余裕はなかった気がする。
「ふーん……」
な、なんだろう?
機嫌は悪そうなんだけど、裸で僕の前に寝っ転がったままだし……。
よく分かんない。
「…………とりあえずアキが寝転がってる時は頭撫でろ」
「え?」
「早くっ!」
「は、はいっ!」
さらに機嫌が悪くなりそうだったので、慌てて頭を撫で始める。
「…………ふん」
……機嫌が良くなったわけではないけど、一応急降下するのは止まったみたいだ。
そのまま白井さんは不機嫌そうに黙り込んでしまったので、ただ黙って頭を撫で続けていた。
「……なぁ」
どれくらいそうしていたか、そろそろ帰らなきゃかなぁと思い出した頃に白井さんが口を開いた。
「これで終わりか?」
えっと……?
白井さんの話はたまによく考えないと何の話をしているのか分かんない時がある。
えーと…………たぶん、エッチなことの話かな?
「一応まだ続きはあるけど……」
むしろまだまだ序盤と言ったほうが近いかもしれない。
それは都さんとのことを動画に撮ってた白井さんも分かっていると思うんだけど……。
「そっか。
…………それじゃ、また明日な」
また明日、エッチなことをしろということだ。
「…………うん」
不思議と『またやるのっ!?』って気持ちは全く湧いてこなかった。
白井さんと二人で『ヤリ部屋』の後始末をして、こっそりと女子寮を出る。
「えっと、本当に任せちゃっていいの?」
「ああ、面倒だけど女子寮の備品を持ち出すわけにはいかねーしな」
シーツの後始末をどちらがするかでちょっと揉めたけど、たしかにその通りだ。
ここは白井さんに甘えよう。
「えっと、それじゃあ……」
お別れの挨拶をしようとして、なんて言っていいのか少し迷う。
今までは出来ることならもう二度と会いたくない相手だったけど……。
「…………ま、また明日……」
今はなんとなくそう言いたかった。
「…………おう……」
不機嫌そうにだけど返事を返してくれた白井さんに小さく手を降って、女子寮を後にした。
なんか、不思議なことになっちゃったなぁ……。
なんやかんや、いつもより少し早目の時間に帰ってこれた。
……帰ってきてしまった。
今日は都さんとは会わなかったわけだけど、遥くんの判定はどうなるんだろうか……。
ドキドキしながらドアを開ける。
「た、ただいまー」
恐る恐る、帰宅の挨拶をしながら中に入る。
「あれ?今日は早かったね?
………………?」
ちょっと驚いた、でも嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた遥くんだったけど、一瞬鼻がヒクッと動いたあと表情が消えた。
「………………」
そして無表情のまま、少し前までみたいに僕の全身をクンクンと嗅ぎはじめた。
「…………違う女の匂いがする」
思わずビクっと大きく震えてしまった。
今日はあのあとシャワーも浴びてきたのになんで分かるんだろう……。
今日あったことだけはバレるわけにはいかなかったのに……。
「とりあえず、話はシャワー浴びた後にしようか」
「…………はい」
どうやってごまかそう……。
結局何一つとして誤魔化せなかった。
都さんの動画の件があるので完全黙秘を貫いていたのに……。
「白井さん……だね?」ビクッ!
「ということは…………もしかして、なんか脅された?」ビクッ!
「……うーん、今更ゆーたくん自身のことで脅されたからってこうはならないだろうし……都さんのなんかで脅されたのかな?」ビビクッ!!
と、名探偵ばりの推理で追い詰められて全部吐かされてしまった……。
「ふーん……なるほどねぇ……」
一通りの話を聞いた遥くんが腕組をして考え出す。
「あの……僕はどうすればいいんでしょうか……」
このまま白井さんに従っているしか無いのかなぁ?
「好きにすればいいんじゃない?」
け、結構真剣に悩んでるのに一言で切り捨てられた……。
ちょっと凹みかけるけど……冷たいとはちょっと様子が違う?
むしろ優しい?
「大丈夫、聞いた感じだとゆーたくんの好きなようにして問題ないと思うよ」
「好きなようにって言われても……」
一番『好きなように』なのは動画を取り返すことなんだけど……。
「んー、じゃあ、ちょっと考え方変えてみようか。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
そりゃもちろん……と思うんだけど、なぜか答えられない。
「それじゃもうちょっと別のところから考えようか。
一宮さんとキスできる?」
「え、やだ」
一宮さんはたしかに美人だけど、イジメっ子とキスするとかありえない。
「それじゃ、白井さんは?」
「…………」
白井さんは…………。
「一宮さんとエッチなことするとしたらイヤ?」
「ヤダ」
さっきの質問に結論を出す前に次の質問に移られちゃったけど、これも考えるまでもない。
「それじゃ、最初の質問。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
「…………ヤじゃない……」
驚いた。
僕、白井さんとエッチするの全然イヤじゃない。
「ね?ならゆーたくんの好きにすればいいんじゃないかな?」
「いや、でも、都さんの動画があるし……」
そう、事は僕がイヤだとかイヤじゃないだとかって話じゃなくなっている。
「でも、白井さん、ゆーたくんがエッチなことしてくれれば誰にも見せたりしないって言ってるんでしょ?」
「…………うん」
あれ?
もしかして、僕がイヤかイヤじゃないかってだけの話し?
「で、でも、そんな動画を白井さんが持っている事自体が問題でねっ!?」
そう、気が変わったりとかするかもしれないしっ!
「まあそれはそのとおりだけどね。
今の感じだと、ゆーたくんが好きにやってれば大丈夫だと思うけどなー」
そんな簡単な問題なのかなぁ?
でも、僕なんかの考えより遥くんの考えのほうが正しいだろうしなぁ……。
「でも、くれぐれもゆーたくんが自分の好きに従わなきゃダメだからね?」
「…………えっと?」
また遥くんの話が難しくなってきた。
「まあ、とにかくゆーたくんは好きなように、自分の思ったまま、感情に従ってやってればいいと思うよ。
細かい調整は僕の方でやるから」
「む、むぅ……」
「大丈夫、最悪でも僕だけは絶対に残るから」
出来たらみんなで仲良く過ごしたいなぁ……。
…………今、頭に浮かべた『みんな』の中に白井さんがいて自分で驚いた。
「さあ、とりあえず今のゆーたくんのやりたいことは?」
「…………色々頭使ったから遥くんとイチャイチャしたい」
僕の言葉を聞いた遥くんは、嬉しそうに笑って僕を招き入れるように腕を広げた。
「ほら、おいで」
なんかちょっとだけ、犬かなんかになった気分。
まだ時間は大丈夫だけど、いい加減いつ起こすか程度は考えておいたほうが良いかもしれない。
寝顔は可愛いし、起こしたら機嫌悪くならないか怖いしで起こしづらい。
ボーっとしながらそんなことを考えて、ふと視線を感じた気がして白井さんの顔を見たら……。
白井さんと目があった。
「……え、えっと、おはよう」
「…………おはよ」
や、やっぱり寝起きは機嫌悪い?
ちょっとブスッとしている気がするけど、やっぱり寝起きは機嫌悪い感じ?
「…………なぁ、これ、ミャーコにもやってんの?」
へ?『これ』?
機嫌の悪そうな白井さんの様子に慌てていたら、よく分かんないことを聞かれた。
おっぱい舐めたことだろうか?
「…………頭撫でるやつ」
んー?………………ああ。
「あ、ごめん、無意識だったから……どうだろ?」
言われてみれば白井さんが目を覚ますまでずっと頭撫でてた気がする。
なんていうか撫でやすいサイズだったからって感じなんだけど……都さんの場合はどうだったかな?
「えっと……たぶん、してない……かな?」
都さんが寝ちゃった時は、色々後始末をしなければいけない場合が多いから頭撫でている余裕はなかった気がする。
「ふーん……」
な、なんだろう?
機嫌は悪そうなんだけど、裸で僕の前に寝っ転がったままだし……。
よく分かんない。
「…………とりあえずアキが寝転がってる時は頭撫でろ」
「え?」
「早くっ!」
「は、はいっ!」
さらに機嫌が悪くなりそうだったので、慌てて頭を撫で始める。
「…………ふん」
……機嫌が良くなったわけではないけど、一応急降下するのは止まったみたいだ。
そのまま白井さんは不機嫌そうに黙り込んでしまったので、ただ黙って頭を撫で続けていた。
「……なぁ」
どれくらいそうしていたか、そろそろ帰らなきゃかなぁと思い出した頃に白井さんが口を開いた。
「これで終わりか?」
えっと……?
白井さんの話はたまによく考えないと何の話をしているのか分かんない時がある。
えーと…………たぶん、エッチなことの話かな?
「一応まだ続きはあるけど……」
むしろまだまだ序盤と言ったほうが近いかもしれない。
それは都さんとのことを動画に撮ってた白井さんも分かっていると思うんだけど……。
「そっか。
…………それじゃ、また明日な」
また明日、エッチなことをしろということだ。
「…………うん」
不思議と『またやるのっ!?』って気持ちは全く湧いてこなかった。
白井さんと二人で『ヤリ部屋』の後始末をして、こっそりと女子寮を出る。
「えっと、本当に任せちゃっていいの?」
「ああ、面倒だけど女子寮の備品を持ち出すわけにはいかねーしな」
シーツの後始末をどちらがするかでちょっと揉めたけど、たしかにその通りだ。
ここは白井さんに甘えよう。
「えっと、それじゃあ……」
お別れの挨拶をしようとして、なんて言っていいのか少し迷う。
今までは出来ることならもう二度と会いたくない相手だったけど……。
「…………ま、また明日……」
今はなんとなくそう言いたかった。
「…………おう……」
不機嫌そうにだけど返事を返してくれた白井さんに小さく手を降って、女子寮を後にした。
なんか、不思議なことになっちゃったなぁ……。
なんやかんや、いつもより少し早目の時間に帰ってこれた。
……帰ってきてしまった。
今日は都さんとは会わなかったわけだけど、遥くんの判定はどうなるんだろうか……。
ドキドキしながらドアを開ける。
「た、ただいまー」
恐る恐る、帰宅の挨拶をしながら中に入る。
「あれ?今日は早かったね?
………………?」
ちょっと驚いた、でも嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた遥くんだったけど、一瞬鼻がヒクッと動いたあと表情が消えた。
「………………」
そして無表情のまま、少し前までみたいに僕の全身をクンクンと嗅ぎはじめた。
「…………違う女の匂いがする」
思わずビクっと大きく震えてしまった。
今日はあのあとシャワーも浴びてきたのになんで分かるんだろう……。
今日あったことだけはバレるわけにはいかなかったのに……。
「とりあえず、話はシャワー浴びた後にしようか」
「…………はい」
どうやってごまかそう……。
結局何一つとして誤魔化せなかった。
都さんの動画の件があるので完全黙秘を貫いていたのに……。
「白井さん……だね?」ビクッ!
「ということは…………もしかして、なんか脅された?」ビクッ!
「……うーん、今更ゆーたくん自身のことで脅されたからってこうはならないだろうし……都さんのなんかで脅されたのかな?」ビビクッ!!
と、名探偵ばりの推理で追い詰められて全部吐かされてしまった……。
「ふーん……なるほどねぇ……」
一通りの話を聞いた遥くんが腕組をして考え出す。
「あの……僕はどうすればいいんでしょうか……」
このまま白井さんに従っているしか無いのかなぁ?
「好きにすればいいんじゃない?」
け、結構真剣に悩んでるのに一言で切り捨てられた……。
ちょっと凹みかけるけど……冷たいとはちょっと様子が違う?
むしろ優しい?
「大丈夫、聞いた感じだとゆーたくんの好きなようにして問題ないと思うよ」
「好きなようにって言われても……」
一番『好きなように』なのは動画を取り返すことなんだけど……。
「んー、じゃあ、ちょっと考え方変えてみようか。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
そりゃもちろん……と思うんだけど、なぜか答えられない。
「それじゃもうちょっと別のところから考えようか。
一宮さんとキスできる?」
「え、やだ」
一宮さんはたしかに美人だけど、イジメっ子とキスするとかありえない。
「それじゃ、白井さんは?」
「…………」
白井さんは…………。
「一宮さんとエッチなことするとしたらイヤ?」
「ヤダ」
さっきの質問に結論を出す前に次の質問に移られちゃったけど、これも考えるまでもない。
「それじゃ、最初の質問。
白井さんとエッチなことするの、イヤ?」
「…………ヤじゃない……」
驚いた。
僕、白井さんとエッチするの全然イヤじゃない。
「ね?ならゆーたくんの好きにすればいいんじゃないかな?」
「いや、でも、都さんの動画があるし……」
そう、事は僕がイヤだとかイヤじゃないだとかって話じゃなくなっている。
「でも、白井さん、ゆーたくんがエッチなことしてくれれば誰にも見せたりしないって言ってるんでしょ?」
「…………うん」
あれ?
もしかして、僕がイヤかイヤじゃないかってだけの話し?
「で、でも、そんな動画を白井さんが持っている事自体が問題でねっ!?」
そう、気が変わったりとかするかもしれないしっ!
「まあそれはそのとおりだけどね。
今の感じだと、ゆーたくんが好きにやってれば大丈夫だと思うけどなー」
そんな簡単な問題なのかなぁ?
でも、僕なんかの考えより遥くんの考えのほうが正しいだろうしなぁ……。
「でも、くれぐれもゆーたくんが自分の好きに従わなきゃダメだからね?」
「…………えっと?」
また遥くんの話が難しくなってきた。
「まあ、とにかくゆーたくんは好きなように、自分の思ったまま、感情に従ってやってればいいと思うよ。
細かい調整は僕の方でやるから」
「む、むぅ……」
「大丈夫、最悪でも僕だけは絶対に残るから」
出来たらみんなで仲良く過ごしたいなぁ……。
…………今、頭に浮かべた『みんな』の中に白井さんがいて自分で驚いた。
「さあ、とりあえず今のゆーたくんのやりたいことは?」
「…………色々頭使ったから遥くんとイチャイチャしたい」
僕の言葉を聞いた遥くんは、嬉しそうに笑って僕を招き入れるように腕を広げた。
「ほら、おいで」
なんかちょっとだけ、犬かなんかになった気分。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる