105 / 117
第三章
31話 3つ目
しおりを挟む
リンとギルゥさんにおやすみのキスをしてから部屋を後にする。
今までつけていた首輪を回収しようとしたら、二人揃ってすごいしょんぼりした顔されてしまったのでそのままあげることにした。
どうせ使い道もないからまた保管しておくか処分しちゃうだけだったから別にいいんだけど……。
そこまで大事にされるとちょっと申し訳なくなる。
またなにかプレゼントしようと心に誓って、自分の部屋に戻った。
部屋に帰るとユーキくんがベッドに座って待っていた。
「あ、おかえりなさい、先生」
僕に気づいたユーキくんが駆け寄って抱きついてきたので、そのまま抱き上げる。
「ただいま。
今日はユーキくんなんだ?」
昨日、シャルがノゾミちゃんと交代したみたいだったから今日はシャルかと思ってたのに。
「はい、シャルはリンの後がいいと言うのでボクの番になりました」
リンの後?
添い寝の順番自体はあってないようなものなので、今までもその日の気分や体調でいくらでも変わっていたんだけど……誰かの後指定とかっていうのは珍しいな。
最近、リンとシャルは仲良く二人だけで話していることが多いし、なにか打ち合わせしているのかもしれない。
とりあえずユーキくんの番になったのはわかったけど……。
「あれ、それじゃノゾミちゃんは?」
部屋の中にはユーキくん一人でノゾミちゃんがいない。
トイレか何かに行っているんだろうか?
「えっと、それなんですが、ノゾミがこっちで寝る時は一人が良いって言い出しまして……」
「えっ!?そうなの?」
「はい。
ということで、これからはノゾミの日を作ってボクとは別々になりました。
今日はノゾミはアリスと一緒に寝てます」
ああ、そう言えばノゾミちゃん、今日は寝る時アリスちゃんの部屋に入って行ってたな。
ノゾミちゃんは気分次第でいろんな子の部屋で寝ているからあんまり気にしていなかったけど、そう言うことだったのか。
これもノゾミちゃんが我慢していた『我がまま』のひとつなんだろうか?
僕としては全然構わないけど……。
思わずちょっとだけ困った感じでユーキくんを見てしまった。
アリスちゃん、『三人で一緒』にかこつけてユーキくんと一緒に寝てたところあるから、口実消えてしょんぼりしないといいなぁ。
ちょっと不思議そうに僕の顔を見ていたユーキくんが、なにかに気づいた様子でちょっと恥ずかしそうに口を開く。
「あ、あの……その代わりと言うか……ノゾミがこっちに来ている時は、アリスと一緒に寝ることになりました……」
「えっ!?そ、そうなのっ!?」
ま、また驚かされてしまった。
え?それ大丈夫なの?
って一瞬思った後、心配するような年じゃないと思い直した。
まだまだ男女一緒に寝てもなんの問題ない年だし、そもそもユーキくんなら色々安心だ。
「あの…………許可してくださいますか?」
「うん、もちろんだよ」
そんなことを考えてたからユーキくんの言葉を聞いてすぐに頷いたけど、そもそも僕に許可を求めることなんだろうか、これ。
うちの子同士仲良くしてくれることは微笑ましい限りだし、好きにするといい。
さて、そうなると今日はユーキくんと二人っきりということで……いい機会かもしれない。
いつも通り服を畳んでいるユーキくんを見ながら覚悟を決める。
覚悟を…………むぅ。
覚悟を決めきれないまま布団に横になって、寝る準備が整ってしまった。
「どうしました?先生?」
いい加減、ユーキくんも僕の不審な様子に気づいてしまっている。
僕の横に寝転んで不思議そうに見つめてきているユーキくんの耳に赤い耳飾りが光ってる。
注文した時は『前にユーキくんが欲しそうにしてたから』ってだけだったんだけど、今これを贈るのはちょっと違う意味が出てきそうな気もする……。
渡そうか、然るべき時までしまっておこうか悩んだけど……。
元々モノがモノだし、違う意味で捉えられたらそれはそれでいいやと思うことにした。
「あの……ユーキくんにこれあげる」
体を起こしてベッドの上に座り直すと、それだけ言って、枕元に置いてあったゲシャールさんに作ってもらったプレゼントの入った箱をユーキくんに渡す。
「え?えっ!?
い、良いんですかっ!?」
思い切って渡したけど、嬉しそうに笑うユーキくんの顔を見ていられないくらい恥ずかしい……。
「う、うん、気に入ってくれるといいんだけど……」
「あ、ありがとうございますっ!
…………うわぁ♪」
同じく座り直したユーキくんが開けた箱の中には、細い革が三重に巻かれたアクセサリーが入っている。
本体はただの黒い革で、精緻な彫り込みのしてある銀の留め具がワンポイントになっているだけのシンプルなものだ。
「本当にありがとうございますっ!大事にしますっ!」
満面の笑顔でそういったユーキくんが嬉しそうにアクセサリーを箱から取り出す。
「腕輪ですか?
うわぁ、内側フワフワしてる」
ゲシャールさんこっちの裏側もふわふわの毛皮で加工してくれていて、これならいくら付けてても痛くはならないだろう。
軽く深呼吸してからアクセサリーを付けた手首を嬉しそうに眺めているユーキくんの手を取って、アクセサリーを外す。
「…………先生?」
不思議そうにしているユーキくんの前で、アクセサリーの留め具を外して三重になっていた革を伸ばす。
そして、一本の長い革紐になったアクセサリーをユーキくんの首に巻いて留め具で留めた。
よく見ると細かい鎖模様の入っている銀の留め具が、パチンと静かな部屋に響くくらい良い音を立ててとまる。
紐のように細い革だけど、ひと目で自然なものでないと分かるくらい黒いので存在感がすごい。
一瞬異様な雰囲気に思えるほどの存在感だけど、鈍く輝く銀の留め具のおかげでかろうじてアクセサリーの体裁を整えている気がする。
だけど、本当にそれは『かろうじて』で誰が見ても『コレ』の本当の意味は分かってしまうだろう。
本当にゲシャールさんは素晴らしいものを作る。
「こ、こんなふうにも使える……というかこっちが本当の姿です……」
出来上がったものが素晴らしすぎて、恥ずかしくて直視できない。
ちょうど添い寝のタイミングだったのも良くなかった。
ユーキくんの真っ白い身体に髪と目と……首の3か所だけ真っ黒なアクセントが入っている。
む、むぅ……。
目に悪い。
「……ごしゅじんさまぁ♡」
ユーキくんが感極まったと言った様子で抱きついてきた。
そのままムニムニと体を押し付けてくる。
「ユ、ユーキくん、落ち着こ?
そんなに喜んでくれたのは僕も嬉しいけど、少し落ち着こ?」
色々抑えきれなくなってしまった様子のユーキくんが抱きついたままチュッチュッと首筋にキスをしてきてくすぐったい。
「ユーキぃ♡ユーキですぅ♡」
完全に熱に浮かされた様子で、そんなことまで言われてしまった。
「え、えっと……ユーキ」
「わんっ♡」
……それは流石にマズイんじゃないかなぁ?
「わんっ♡わふっ♡くぅんっ♡♡ちゅっ♡くぅんっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
完全に犬になってしまったユーキを落ち着くまで撫で続けた。
しばらく撫でていたら落ち着いたみたいだけど、ベッドに寝転がった今もユーキはギュウっときつく抱きついたままだ。
「あの……ご主人さま?」
良かった、人間語を思い出してくれたみたいだ。
「ん?なに?」
「あの…………」
ユーキは恥ずかしそうに目線を彷徨わせた後、覚悟を決めた様子の潤んだ目で僕を見つめる。
「ボクならなにをしても大丈夫ですよ?」
…………。
一瞬意識が飛んだ。
ユ、ユーキならあらゆることを分かった上で言っているんだと思うけど、当然ながらそういうわけにはいかない。
とりあえず、ユーキが寝てくれるまで身体を撫で回して誤魔化した。
今までつけていた首輪を回収しようとしたら、二人揃ってすごいしょんぼりした顔されてしまったのでそのままあげることにした。
どうせ使い道もないからまた保管しておくか処分しちゃうだけだったから別にいいんだけど……。
そこまで大事にされるとちょっと申し訳なくなる。
またなにかプレゼントしようと心に誓って、自分の部屋に戻った。
部屋に帰るとユーキくんがベッドに座って待っていた。
「あ、おかえりなさい、先生」
僕に気づいたユーキくんが駆け寄って抱きついてきたので、そのまま抱き上げる。
「ただいま。
今日はユーキくんなんだ?」
昨日、シャルがノゾミちゃんと交代したみたいだったから今日はシャルかと思ってたのに。
「はい、シャルはリンの後がいいと言うのでボクの番になりました」
リンの後?
添い寝の順番自体はあってないようなものなので、今までもその日の気分や体調でいくらでも変わっていたんだけど……誰かの後指定とかっていうのは珍しいな。
最近、リンとシャルは仲良く二人だけで話していることが多いし、なにか打ち合わせしているのかもしれない。
とりあえずユーキくんの番になったのはわかったけど……。
「あれ、それじゃノゾミちゃんは?」
部屋の中にはユーキくん一人でノゾミちゃんがいない。
トイレか何かに行っているんだろうか?
「えっと、それなんですが、ノゾミがこっちで寝る時は一人が良いって言い出しまして……」
「えっ!?そうなの?」
「はい。
ということで、これからはノゾミの日を作ってボクとは別々になりました。
今日はノゾミはアリスと一緒に寝てます」
ああ、そう言えばノゾミちゃん、今日は寝る時アリスちゃんの部屋に入って行ってたな。
ノゾミちゃんは気分次第でいろんな子の部屋で寝ているからあんまり気にしていなかったけど、そう言うことだったのか。
これもノゾミちゃんが我慢していた『我がまま』のひとつなんだろうか?
僕としては全然構わないけど……。
思わずちょっとだけ困った感じでユーキくんを見てしまった。
アリスちゃん、『三人で一緒』にかこつけてユーキくんと一緒に寝てたところあるから、口実消えてしょんぼりしないといいなぁ。
ちょっと不思議そうに僕の顔を見ていたユーキくんが、なにかに気づいた様子でちょっと恥ずかしそうに口を開く。
「あ、あの……その代わりと言うか……ノゾミがこっちに来ている時は、アリスと一緒に寝ることになりました……」
「えっ!?そ、そうなのっ!?」
ま、また驚かされてしまった。
え?それ大丈夫なの?
って一瞬思った後、心配するような年じゃないと思い直した。
まだまだ男女一緒に寝てもなんの問題ない年だし、そもそもユーキくんなら色々安心だ。
「あの…………許可してくださいますか?」
「うん、もちろんだよ」
そんなことを考えてたからユーキくんの言葉を聞いてすぐに頷いたけど、そもそも僕に許可を求めることなんだろうか、これ。
うちの子同士仲良くしてくれることは微笑ましい限りだし、好きにするといい。
さて、そうなると今日はユーキくんと二人っきりということで……いい機会かもしれない。
いつも通り服を畳んでいるユーキくんを見ながら覚悟を決める。
覚悟を…………むぅ。
覚悟を決めきれないまま布団に横になって、寝る準備が整ってしまった。
「どうしました?先生?」
いい加減、ユーキくんも僕の不審な様子に気づいてしまっている。
僕の横に寝転んで不思議そうに見つめてきているユーキくんの耳に赤い耳飾りが光ってる。
注文した時は『前にユーキくんが欲しそうにしてたから』ってだけだったんだけど、今これを贈るのはちょっと違う意味が出てきそうな気もする……。
渡そうか、然るべき時までしまっておこうか悩んだけど……。
元々モノがモノだし、違う意味で捉えられたらそれはそれでいいやと思うことにした。
「あの……ユーキくんにこれあげる」
体を起こしてベッドの上に座り直すと、それだけ言って、枕元に置いてあったゲシャールさんに作ってもらったプレゼントの入った箱をユーキくんに渡す。
「え?えっ!?
い、良いんですかっ!?」
思い切って渡したけど、嬉しそうに笑うユーキくんの顔を見ていられないくらい恥ずかしい……。
「う、うん、気に入ってくれるといいんだけど……」
「あ、ありがとうございますっ!
…………うわぁ♪」
同じく座り直したユーキくんが開けた箱の中には、細い革が三重に巻かれたアクセサリーが入っている。
本体はただの黒い革で、精緻な彫り込みのしてある銀の留め具がワンポイントになっているだけのシンプルなものだ。
「本当にありがとうございますっ!大事にしますっ!」
満面の笑顔でそういったユーキくんが嬉しそうにアクセサリーを箱から取り出す。
「腕輪ですか?
うわぁ、内側フワフワしてる」
ゲシャールさんこっちの裏側もふわふわの毛皮で加工してくれていて、これならいくら付けてても痛くはならないだろう。
軽く深呼吸してからアクセサリーを付けた手首を嬉しそうに眺めているユーキくんの手を取って、アクセサリーを外す。
「…………先生?」
不思議そうにしているユーキくんの前で、アクセサリーの留め具を外して三重になっていた革を伸ばす。
そして、一本の長い革紐になったアクセサリーをユーキくんの首に巻いて留め具で留めた。
よく見ると細かい鎖模様の入っている銀の留め具が、パチンと静かな部屋に響くくらい良い音を立ててとまる。
紐のように細い革だけど、ひと目で自然なものでないと分かるくらい黒いので存在感がすごい。
一瞬異様な雰囲気に思えるほどの存在感だけど、鈍く輝く銀の留め具のおかげでかろうじてアクセサリーの体裁を整えている気がする。
だけど、本当にそれは『かろうじて』で誰が見ても『コレ』の本当の意味は分かってしまうだろう。
本当にゲシャールさんは素晴らしいものを作る。
「こ、こんなふうにも使える……というかこっちが本当の姿です……」
出来上がったものが素晴らしすぎて、恥ずかしくて直視できない。
ちょうど添い寝のタイミングだったのも良くなかった。
ユーキくんの真っ白い身体に髪と目と……首の3か所だけ真っ黒なアクセントが入っている。
む、むぅ……。
目に悪い。
「……ごしゅじんさまぁ♡」
ユーキくんが感極まったと言った様子で抱きついてきた。
そのままムニムニと体を押し付けてくる。
「ユ、ユーキくん、落ち着こ?
そんなに喜んでくれたのは僕も嬉しいけど、少し落ち着こ?」
色々抑えきれなくなってしまった様子のユーキくんが抱きついたままチュッチュッと首筋にキスをしてきてくすぐったい。
「ユーキぃ♡ユーキですぅ♡」
完全に熱に浮かされた様子で、そんなことまで言われてしまった。
「え、えっと……ユーキ」
「わんっ♡」
……それは流石にマズイんじゃないかなぁ?
「わんっ♡わふっ♡くぅんっ♡♡ちゅっ♡くぅんっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡」
完全に犬になってしまったユーキを落ち着くまで撫で続けた。
しばらく撫でていたら落ち着いたみたいだけど、ベッドに寝転がった今もユーキはギュウっときつく抱きついたままだ。
「あの……ご主人さま?」
良かった、人間語を思い出してくれたみたいだ。
「ん?なに?」
「あの…………」
ユーキは恥ずかしそうに目線を彷徨わせた後、覚悟を決めた様子の潤んだ目で僕を見つめる。
「ボクならなにをしても大丈夫ですよ?」
…………。
一瞬意識が飛んだ。
ユ、ユーキならあらゆることを分かった上で言っているんだと思うけど、当然ながらそういうわけにはいかない。
とりあえず、ユーキが寝てくれるまで身体を撫で回して誤魔化した。
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる