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第三章
8話 祭り
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「王、オカエリデスっ!」
孤児院に帰ると、満面の笑顔をしたリンに飛びつくような抱擁で出迎えられた。
「リ、リンッ!?」
今までになかった出迎えにちょっと面食らってしまった。
「あ、あの……まだみんな見てるから……」
人前であることを忘れてしまっているかの如きリンの様子に、慌てて耳打ちする。
「……ゴメンデス。
王、ハナレル ハジメテ サビシ デス……」
我に返って僕から離れながら恥ずかしそうに言うリンの言葉を聞いて、少し耳を疑ってしまった。
だけどよく考えてみればリンの言う通りだ。
『今までになかった出迎え』もなにも、リンを正式に孤児院に迎え入れて以来、リンと半日近く離れたの初めてだった。
なんやかんや『監視』という名目もあって、ずっと一緒にいたからなぁ。
図らずも本日はリン初めてのお留守番となっていた。
ギルゥさんがいてくれたから良かったものの、もうちょっとちゃんと考えなきゃダメだったな。
「お留守番お疲れさまでした。
ちゃんといい子にしてた?」
「…………アタシ、コドモ チガウ デス」
むくれてそっぽ向いちゃったけど素直に頭撫でられてるし、態度とは裏腹に頭撫でられて嬉しいみたいだ。
「ギルゥさんもお留守番ありがとうございました」
ひとしきりリンの頭を撫で終わってから、ギルゥさんの首輪についた鎖を外す。
ギルゥさんとは言葉は通じていないはずだけど、僕の言葉を受けるように一礼すると首を差し出してくれる。
…………やっぱり、ちょっと赤く跡になっちゃってるな。
動物用の首輪は毛羽立っているし、鎖の重さもあって血こそ出ていないけど薄皮は擦り切れてしまっている。
「リン、ちょっとこっちに」
不思議そうな顔をしてトコトコ近寄ってくるリンの首をみる。
「……王、クスグル デス」
くすぐったそうにしているリンの首にもギルゥさんほどじゃないけど、赤く跡がついてしまっている。
やっぱり新しい首輪注文して正解だった。
……いや、新しいと言っても結局は動物用だ。
つけ心地のいいものをという注文はいれたけど、恥ずかしがらずにゲシャールさんにはっきり人間用だと伝えるべきだったかもしれない。
明日、受け取る時にきちんと説明してもう一個注文し直すことにしよう。
「王……?
…………エトエト……エト……ミンナ ミルデス……」
リンの恥ずかしそうな声で我に返った。
ついリンの首筋を撫でながら物思いにふけってしまった……。
くすぐったい部分をサワサワ撫でられ続けたリンの顔が真っ赤になっている……。
「先生、イチャイチャするのは部屋でやってね」
「えっ!?いや、アリスちゃんこれは違くてねっ!!」
必死の言い訳をする僕を子供たちは『やれやれ』という目で見てた……。
結局、誤解を解くことは出来ずになぜか後でみんなも撫でることを約束させられた。
便乗するかのように言ってこなくても、言ってくれればいつでも撫でるのに……。
それはともかく、今日のお昼は庭で屋台で買ってきたものを広げて食べた。
ちょっとしたピクニック気分で、市のテンションが残っている子供たちはもちろん、彼らの話を聞いているリンたちも楽しそうに食べていた。
その内リンたちも連れていけるようになれば良いんだけど……。
「ニンゲン、マツリ ゴブリン チガウデス」
「え?そうなの?」
食後のまったりタイムに子どもたちから街でのお祭りの話を聞いていたリンが、そんな事を言った。
人間のお祭りは地域ごとに色々あるけど、うちの街のは屋台が並んでみんなで歌って踊るというスタンダードと言えるものだ。
考えてみればゴブリンの――に限らず魔物の――お祭りって全く知らないな。
なんとなく焚き火を囲んで輪になって踊ってるイメージだったけど。
「ゴブリン、マツリ カガリビ カコム オドル デス」
あってた。
僕のイメージ当たってた。
「マツリ、オトコ オンナ イッショ オドル デス。
ヒグレ ハジマル、ヒノデ オドル ツヅケル デス」
「へえ、ひたすら踊ってるんだ?
結構ハードだね」
もちろんずっと踊り続けるんじゃなくって、それぞれ休んだりはしてるんだろうけど。
……ん?なんでだろう?一緒に話を聞いていたシャルが恥ずかしそうにうつむいてる。
「食事とかはどうするの?
やっぱり屋台とか出るのかな?」
「ンー、エトエト……王、サケ ニク ヨウイ デス。
マツリ、タベル ジユウ…………オモウデス」
食べ放題飲み放題ってことらしいけど……リン、ちょっと自信なさげ?
「エト……アタシ、マツリ ナイデス」
不思議そうに見ているのが伝わったのか、リンが少し恥ずかしそうにしながら言う。
「えっ!?お祭り行ったこと無いの!?」
「ハイデス。
マツリ、コドモ ウム サンカ デキル デス」
ああ、夜通しやるらしいから大人しか参加できない感じなのかな?
ゴブリンは生後半月で大人になるけど、成長の遅いハーフゴブリンのリンはまだ子供扱いだったらしいからなぁ。
「あ、あの、ゴ、ゴブリンさんは、ど、どんなものを、た、食べているんですか?」
成長が遅いのを恥ずかしく思っているらしいリンになんと言って良いものかと思っていたら、シャルが話題を変えてくれた。
恥ずかしそうに真っ赤になりながらも慌てた様子で話題を変えてくれたのは嬉しいけど……食べ物の話題は……。
そんな僕の心配をよそに、リンは危険な話題には触れずにゴブリン族の食生活の話をしている。
本当にリンは大雑把っぽい見かけによらずきちんと配慮する所は配慮してくれる。
ちょっと惚れ直している僕の耳に、香辛料の話が入ってきた。
どうやら、やっぱりゴブリン族……というより魔物の間では香辛料はありふれたものらしい。
せっかくゴブリン族の話になっているし、この際だから少し交易について聞いてみよう。
「ねぇ、ゴブリン族の人たちにとって人間のもので価値があるものって、なにがあるのかな?」
そう思って、話に区切りができたところで聞いてみた。
交易のためには相手にとって価値のあるものを知らなければならない。
その程度の考えで軽く聞いた話だったんだけど……。
「ウー……エトエト…………エト……」
リンがものすごい言い淀んでいる。
なにをそんなに……と一瞬思ってやばいことを聞いたのに気づいた。
なんていうか、僕はなんとなくで行動すると結構地雷踏みぬくな……。
「ノゾミ、アリス、そろそろ中に入ってお勉強の準備しようか」
「「はーい」」
雰囲気を察したユーキくんが年少組を連れて家の中に帰って行ってくれる。
今日は午前中は市で外にいたので、いつもと逆に午後から家の中でお勉強の予定だった。
「あ、私も洗い物をしてきますね」
シャルもそう理由をつけて先に帰ってくれた。
ギルゥさんも黙ってお辞儀をすると家に戻っていく。
みんなが席を立った後、リンがホッとした……そして同時に覚悟を決めた様子で口を開く。
「ゴブリン、イチバン ホシイ ニンゲン メス デス」
そうだよね。
それ目当てで人間の集落襲撃することがあるくらいだもんね。
聞く前に気づかなきゃダメだった。
「……もうちょっと話を聞いても大丈夫?」
遠慮がちに聞く僕に、リンがしっかりと頷いてくれる。
聞きづらい話になっちゃったけど、良い機会だ。
この際色々聞かせてもらおう。
「ゴブリンにとって人間の女性……メスってどういう扱いなの?」
ゴブリンが人間の女性をさらっていくのは誰でも知っている。
でも、さらわれた人間が戻ってきたという例はなく、さらわれた後の彼女たちがどうなっているのかは実際のところ誰も知らない。
ただ漠然と『不幸な結末になっている』と思っているだけだ。
「ウー…………エトエト……エト…………エトエト……」
説明する言葉が思いつかないらしく、リンが口を開いては閉じてを繰り返してしまっている。
「良いよ、ゆっくり説明してくれれば。
聞いちゃったからにはどんな内容でも聞く覚悟はしているし、今後のことを考えると聞いておかないとだから」
僕の言葉を聞いたリンは、うなずいたあと一度大きく深呼吸してから口を開く。
「ゴブリン、ニンゲン メス トロフィー デス」
孤児院に帰ると、満面の笑顔をしたリンに飛びつくような抱擁で出迎えられた。
「リ、リンッ!?」
今までになかった出迎えにちょっと面食らってしまった。
「あ、あの……まだみんな見てるから……」
人前であることを忘れてしまっているかの如きリンの様子に、慌てて耳打ちする。
「……ゴメンデス。
王、ハナレル ハジメテ サビシ デス……」
我に返って僕から離れながら恥ずかしそうに言うリンの言葉を聞いて、少し耳を疑ってしまった。
だけどよく考えてみればリンの言う通りだ。
『今までになかった出迎え』もなにも、リンを正式に孤児院に迎え入れて以来、リンと半日近く離れたの初めてだった。
なんやかんや『監視』という名目もあって、ずっと一緒にいたからなぁ。
図らずも本日はリン初めてのお留守番となっていた。
ギルゥさんがいてくれたから良かったものの、もうちょっとちゃんと考えなきゃダメだったな。
「お留守番お疲れさまでした。
ちゃんといい子にしてた?」
「…………アタシ、コドモ チガウ デス」
むくれてそっぽ向いちゃったけど素直に頭撫でられてるし、態度とは裏腹に頭撫でられて嬉しいみたいだ。
「ギルゥさんもお留守番ありがとうございました」
ひとしきりリンの頭を撫で終わってから、ギルゥさんの首輪についた鎖を外す。
ギルゥさんとは言葉は通じていないはずだけど、僕の言葉を受けるように一礼すると首を差し出してくれる。
…………やっぱり、ちょっと赤く跡になっちゃってるな。
動物用の首輪は毛羽立っているし、鎖の重さもあって血こそ出ていないけど薄皮は擦り切れてしまっている。
「リン、ちょっとこっちに」
不思議そうな顔をしてトコトコ近寄ってくるリンの首をみる。
「……王、クスグル デス」
くすぐったそうにしているリンの首にもギルゥさんほどじゃないけど、赤く跡がついてしまっている。
やっぱり新しい首輪注文して正解だった。
……いや、新しいと言っても結局は動物用だ。
つけ心地のいいものをという注文はいれたけど、恥ずかしがらずにゲシャールさんにはっきり人間用だと伝えるべきだったかもしれない。
明日、受け取る時にきちんと説明してもう一個注文し直すことにしよう。
「王……?
…………エトエト……エト……ミンナ ミルデス……」
リンの恥ずかしそうな声で我に返った。
ついリンの首筋を撫でながら物思いにふけってしまった……。
くすぐったい部分をサワサワ撫でられ続けたリンの顔が真っ赤になっている……。
「先生、イチャイチャするのは部屋でやってね」
「えっ!?いや、アリスちゃんこれは違くてねっ!!」
必死の言い訳をする僕を子供たちは『やれやれ』という目で見てた……。
結局、誤解を解くことは出来ずになぜか後でみんなも撫でることを約束させられた。
便乗するかのように言ってこなくても、言ってくれればいつでも撫でるのに……。
それはともかく、今日のお昼は庭で屋台で買ってきたものを広げて食べた。
ちょっとしたピクニック気分で、市のテンションが残っている子供たちはもちろん、彼らの話を聞いているリンたちも楽しそうに食べていた。
その内リンたちも連れていけるようになれば良いんだけど……。
「ニンゲン、マツリ ゴブリン チガウデス」
「え?そうなの?」
食後のまったりタイムに子どもたちから街でのお祭りの話を聞いていたリンが、そんな事を言った。
人間のお祭りは地域ごとに色々あるけど、うちの街のは屋台が並んでみんなで歌って踊るというスタンダードと言えるものだ。
考えてみればゴブリンの――に限らず魔物の――お祭りって全く知らないな。
なんとなく焚き火を囲んで輪になって踊ってるイメージだったけど。
「ゴブリン、マツリ カガリビ カコム オドル デス」
あってた。
僕のイメージ当たってた。
「マツリ、オトコ オンナ イッショ オドル デス。
ヒグレ ハジマル、ヒノデ オドル ツヅケル デス」
「へえ、ひたすら踊ってるんだ?
結構ハードだね」
もちろんずっと踊り続けるんじゃなくって、それぞれ休んだりはしてるんだろうけど。
……ん?なんでだろう?一緒に話を聞いていたシャルが恥ずかしそうにうつむいてる。
「食事とかはどうするの?
やっぱり屋台とか出るのかな?」
「ンー、エトエト……王、サケ ニク ヨウイ デス。
マツリ、タベル ジユウ…………オモウデス」
食べ放題飲み放題ってことらしいけど……リン、ちょっと自信なさげ?
「エト……アタシ、マツリ ナイデス」
不思議そうに見ているのが伝わったのか、リンが少し恥ずかしそうにしながら言う。
「えっ!?お祭り行ったこと無いの!?」
「ハイデス。
マツリ、コドモ ウム サンカ デキル デス」
ああ、夜通しやるらしいから大人しか参加できない感じなのかな?
ゴブリンは生後半月で大人になるけど、成長の遅いハーフゴブリンのリンはまだ子供扱いだったらしいからなぁ。
「あ、あの、ゴ、ゴブリンさんは、ど、どんなものを、た、食べているんですか?」
成長が遅いのを恥ずかしく思っているらしいリンになんと言って良いものかと思っていたら、シャルが話題を変えてくれた。
恥ずかしそうに真っ赤になりながらも慌てた様子で話題を変えてくれたのは嬉しいけど……食べ物の話題は……。
そんな僕の心配をよそに、リンは危険な話題には触れずにゴブリン族の食生活の話をしている。
本当にリンは大雑把っぽい見かけによらずきちんと配慮する所は配慮してくれる。
ちょっと惚れ直している僕の耳に、香辛料の話が入ってきた。
どうやら、やっぱりゴブリン族……というより魔物の間では香辛料はありふれたものらしい。
せっかくゴブリン族の話になっているし、この際だから少し交易について聞いてみよう。
「ねぇ、ゴブリン族の人たちにとって人間のもので価値があるものって、なにがあるのかな?」
そう思って、話に区切りができたところで聞いてみた。
交易のためには相手にとって価値のあるものを知らなければならない。
その程度の考えで軽く聞いた話だったんだけど……。
「ウー……エトエト…………エト……」
リンがものすごい言い淀んでいる。
なにをそんなに……と一瞬思ってやばいことを聞いたのに気づいた。
なんていうか、僕はなんとなくで行動すると結構地雷踏みぬくな……。
「ノゾミ、アリス、そろそろ中に入ってお勉強の準備しようか」
「「はーい」」
雰囲気を察したユーキくんが年少組を連れて家の中に帰って行ってくれる。
今日は午前中は市で外にいたので、いつもと逆に午後から家の中でお勉強の予定だった。
「あ、私も洗い物をしてきますね」
シャルもそう理由をつけて先に帰ってくれた。
ギルゥさんも黙ってお辞儀をすると家に戻っていく。
みんなが席を立った後、リンがホッとした……そして同時に覚悟を決めた様子で口を開く。
「ゴブリン、イチバン ホシイ ニンゲン メス デス」
そうだよね。
それ目当てで人間の集落襲撃することがあるくらいだもんね。
聞く前に気づかなきゃダメだった。
「……もうちょっと話を聞いても大丈夫?」
遠慮がちに聞く僕に、リンがしっかりと頷いてくれる。
聞きづらい話になっちゃったけど、良い機会だ。
この際色々聞かせてもらおう。
「ゴブリンにとって人間の女性……メスってどういう扱いなの?」
ゴブリンが人間の女性をさらっていくのは誰でも知っている。
でも、さらわれた人間が戻ってきたという例はなく、さらわれた後の彼女たちがどうなっているのかは実際のところ誰も知らない。
ただ漠然と『不幸な結末になっている』と思っているだけだ。
「ウー…………エトエト……エト…………エトエト……」
説明する言葉が思いつかないらしく、リンが口を開いては閉じてを繰り返してしまっている。
「良いよ、ゆっくり説明してくれれば。
聞いちゃったからにはどんな内容でも聞く覚悟はしているし、今後のことを考えると聞いておかないとだから」
僕の言葉を聞いたリンは、うなずいたあと一度大きく深呼吸してから口を開く。
「ゴブリン、ニンゲン メス トロフィー デス」
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