79 / 117
第三章
5話 三人目の勇者
しおりを挟む
普段は見ない盛装で舞台に上がった村長さんはゆったりと見回すようにして群衆が静まるのを待っている。
流石に長年村長をやっているだけあって、ここらへんの呼吸には慣れたもののようだ。
やがて舞台の上でもったいつけるように立つ村長さんの姿に群衆も注目し始めて、ざわめきも大人しくなってくる。
群衆があらかた静まり、今度は逆に「まだ話さないのか?」というざわめきが始まりかけたタイミングで村長さんが口を開く。
『皆さん、本日は四半期に一度の市の日でございます』
村長さんの言葉がまだ残るざわめきを押しつぶして広場に響く。
どうやら村長さんは拡声の魔法までかけてもらってきているようだ。
魔法によって音量を増やされた村長さんの声は市中心の広場だけじゃなく市全体にまで届きそうな勢いで、一番近くにいる人なんかはうるさいのではないかと思うほどだ。
『このようなめでたい日に、アルメン村村長として皆様に悪いお報せをしなければならないことが心苦しくなりません』
……悪い知らせ?
思いもよらぬ言葉にちょっと呆気にとられてしまった。
ゴブリン討伐の話をするんじゃなかったのか?
それなら『悪い話』などという言い方はしないはずだけど……。
広場に集まった人の中にもチラホラと不思議そうな顔をしている人がいる。
おそらく事前に村長からゴブリン討伐の話を聞いていた人たちだろう。
改めて見てみるとその中にホルツさんの姿もあった。
ホルツさん……村の幹部クラスの人でも村長の話は心当たりがないらしい。
『皆さん、落ち着いて聞いてください。
まず、早急に避難などが必要な状況でないことを明言いたします』
『避難』という物騒な言葉が村長さんの口から発せられ、群衆に動揺のざわめきが走り始める。
『先日、魔王軍の侵攻が開始された事は皆さんご存知かと思います。
その魔王軍ですが、とうとう王都に迫りつつあるとの話でございます』
続けて発せられた言葉を聞いて群衆のざわめきが増す。
なるほど、今日集まった行商人さんたちからとうとう村長さんも魔王軍侵攻について詳しい話を聞いたのか。
『皆さん、落ち着いてください。
王都に迫ってはおりましたが、魔王軍は現在、侵攻を停止しております。
おそらくは王国軍が反攻戦を始めているのかと思われます』
確かにこの時期魔王軍の侵攻は一旦停止していた。
ただし、それは王国軍が反攻を始めたからなどでは決して無い。
けどまあ、村長さんの話はまだ続きがあるみたいだし、それはとりあえず置いておこう。
『しかし、侵攻が止まったとはいえ、魔王軍の勢いは凄まじく、我が村に別荘があるという縁があったヴァイシュゲール領も敢え無く陥落してしまったそうでございます。
なんでも私も懇意にしていただいていた、ご当主様とお世継ぎ様は街を守るための犠牲になられたとか』
ふむ、ヴァイシュゲール陥落は伝わっているのか。
なお、父上と村長さんは挨拶くらいはしたことはあるけど決して懇意にはしていない。
『貴族の義務を守り領民のために散った誇り高きヴァイシュゲール家の方たちに哀悼の意を捧げさせていただきます』
……これ、僕への当てつけだと感じるのは僕の心が狭すぎるせいだろうか?
『さらに、侵攻そのものはなくとも魔王軍による危機は我が村にも迫っておりました。
すでにご存じの方も多いでしょうが、少し前より我が村の周辺でもゴブリンの目撃情報が入っております』
静まりかけていた群衆がまたざわめき出す。
『しかも、村周辺に現れたゴブリンたちの首領は、魔王軍随一の軍勢を誇るゴブリン・キングの側近と言われるゴブリン・チャンピオンの率いるものでした』
……いや、まあ、確かに数で言えばゴブリン族は魔王軍の一大勢力だけどさ。
チャンピオンもジェネラルのいない規模の巣だとキングの側近やってるけどさ……。
話を盛っていると言っていいのかどうか、難しいところだな。
とは言え、数百年に渡って魔王軍との接触がなく、魔物なんておとぎ話の世界の住民に近くなっていた村民たちにはそんな事分かるはずもない。
村長さんの話を聞いて群衆のざわめきがさらに激しくなる。
『しかしっ!』
群衆に軽いパニックが起こりかけたところで、村長さんの力強い一言が響き渡った。
『皆さん、ご安心くださいっ!
私は今、『率いるものでした』といいました。
そう過去形です。
恐るべき魔王軍の大幹部、魔王軍において一、二を争う猛者と言われるゴブリン・チャンピオンはこの通りすでに倒されております』
そう言うと村長さんは場を譲るように舞台の端による。
空いた場所に群衆の注目が集まり、そこに妙にきらびやかな格好をしたレオンが見覚えのある汚らしい袋を持って上がってきた。
レオンの後ろには、取り巻き達がなぜか僕が治したはずの怪我に包帯を巻き直して並んでいる。
そして、群衆の注目が十分に集まるのを待つように間を開けたあと、レオンが一瞬ちょっと嫌そうな顔をして袋の中から塩漬けにされたゴブリン・チャンピオンの首を取り出した。
『皆さんっ!これが我が村を脅かしていたゴブリン共の首領っ!
ゴブリン・チャンピオンの首ですっ!!』
レオンが掲げる首を見た群衆から悲鳴と……それ以上に圧倒的な歓声が上がった。
ミハイルさんから村長さんがチャンピオンの首を高値で買い取ったって話は聞いていたけど……こういう使い方をするとは。
こんな感じでレオンが首を掲げていると、レオンが討伐したように見えてくる。
『首領を失ったゴブリン共の巣も我が息子のレオンとその友人たちがすでに掃討を済ませておりますっ!!』
村長の言葉に、またも歓声が上がる。
どこからともなく『レオン』コールまで始まりだした。
たしかにこの前の村長さんとの話でゴブリンの巣討伐についてはレオンの手柄ってことになったけど……。
あの時からここまで計画していたんだろうか?
『それでは重い怪我を負いながらも村のためにゴブリンの巣討伐という偉業を成し遂げた勇者たちを紹介しましょうっ!!』
村長さんの言葉にまた群衆が沸き立つ。
『まずは、もはや我が息子と呼ぶのもはばかられる、ゴブリン・チャンピオンを首領とする巣の討伐という大偉業を成し遂げた英雄っ!!
ゴブリン討伐パーティーのリーダー、レオン・ジーグルズっ!!』
村長さんの紹介に合わせてレオンが手をふると男たちの歓声と、女たちの黄色い悲鳴が響き渡る。
むぅ……ジーナさんの子供だけあってレオンも顔はいいからこういう場面になると映えるな。
レオン続いて取り巻きたちを紹介する村長さんの声を半ば呆然と聞きながら思った。
完璧にしてやられたや。
いやはや、完全にゴブリン討伐の手柄を持っていかれてしまった。
もうこうなったら僕がなにをどう言っても、逆に僕がレオンの手柄を横取りしようとしているって思われるのが落ちだろう。
ちょっと離れたところにいるホルツさんも呆然とした顔をしている。
ゴブリンを討伐した者として大きな顔をする……とかってつもりはなかったけど、この手柄を元に村民との関係改善を進められたら……とは目論んでいたのに完全に潰れた。
まあ、ホルツさんたちとは親しくなれたし、これ以上高望みする必要もないか……。
……そう考えようとしても、流石にここまで僕達の存在を消されると悔しいな。
村長さんは事実を正確に語っていないだけで、嘘をついているわけではないのがたちが悪い。
僕が12歳の子供でしかないのも問題だ。
今更、「僕がチャンピオンと巣の討伐をしました」と名乗り出たところで、レオンと僕どっちが討伐を成し遂げられそうかと言われたら考えるまでもないだろう。
…………………………いや、結構悔しいな、これ。
えー、なんで、負けて戻ってきたレオンがでかい顔してんのー?
いや、そりゃ、レオンたちもかなり頑張ってたけどさ、負けは負けじゃん?
僕とアルバさん達がいなけりゃゴブリン討伐は出来なかったわけじゃん?
うっわーっ!
…………いやぁ、完敗だわ、これ。
舞台の上で超ドヤ顔をかましているレオンの顔をぶん殴りに行きたい。
まあ、今更そんなわけにはいかないので、負けは負けと認めよう。
ケンカが強いだけではどうにもならないのが世界なんだ……うん。
気持ちを改めよう。
なんとか復活しようとしている僕の耳に村長さんの言葉が入ってくる。
『この度の功績を元に私はレオンとその仲間たちに対して、勇者認定の申請、をすることといたしました。
申請自体はすでに受理されておりまして、近いうちに認定官様がこの村にやってくることになっております。
その際には歓迎の宴を催しますので、皆様もどうか奮ってご参加くださいっ!!』
村長さんの言葉に続いて、また大きな歓声が上がった。
流石に長年村長をやっているだけあって、ここらへんの呼吸には慣れたもののようだ。
やがて舞台の上でもったいつけるように立つ村長さんの姿に群衆も注目し始めて、ざわめきも大人しくなってくる。
群衆があらかた静まり、今度は逆に「まだ話さないのか?」というざわめきが始まりかけたタイミングで村長さんが口を開く。
『皆さん、本日は四半期に一度の市の日でございます』
村長さんの言葉がまだ残るざわめきを押しつぶして広場に響く。
どうやら村長さんは拡声の魔法までかけてもらってきているようだ。
魔法によって音量を増やされた村長さんの声は市中心の広場だけじゃなく市全体にまで届きそうな勢いで、一番近くにいる人なんかはうるさいのではないかと思うほどだ。
『このようなめでたい日に、アルメン村村長として皆様に悪いお報せをしなければならないことが心苦しくなりません』
……悪い知らせ?
思いもよらぬ言葉にちょっと呆気にとられてしまった。
ゴブリン討伐の話をするんじゃなかったのか?
それなら『悪い話』などという言い方はしないはずだけど……。
広場に集まった人の中にもチラホラと不思議そうな顔をしている人がいる。
おそらく事前に村長からゴブリン討伐の話を聞いていた人たちだろう。
改めて見てみるとその中にホルツさんの姿もあった。
ホルツさん……村の幹部クラスの人でも村長の話は心当たりがないらしい。
『皆さん、落ち着いて聞いてください。
まず、早急に避難などが必要な状況でないことを明言いたします』
『避難』という物騒な言葉が村長さんの口から発せられ、群衆に動揺のざわめきが走り始める。
『先日、魔王軍の侵攻が開始された事は皆さんご存知かと思います。
その魔王軍ですが、とうとう王都に迫りつつあるとの話でございます』
続けて発せられた言葉を聞いて群衆のざわめきが増す。
なるほど、今日集まった行商人さんたちからとうとう村長さんも魔王軍侵攻について詳しい話を聞いたのか。
『皆さん、落ち着いてください。
王都に迫ってはおりましたが、魔王軍は現在、侵攻を停止しております。
おそらくは王国軍が反攻戦を始めているのかと思われます』
確かにこの時期魔王軍の侵攻は一旦停止していた。
ただし、それは王国軍が反攻を始めたからなどでは決して無い。
けどまあ、村長さんの話はまだ続きがあるみたいだし、それはとりあえず置いておこう。
『しかし、侵攻が止まったとはいえ、魔王軍の勢いは凄まじく、我が村に別荘があるという縁があったヴァイシュゲール領も敢え無く陥落してしまったそうでございます。
なんでも私も懇意にしていただいていた、ご当主様とお世継ぎ様は街を守るための犠牲になられたとか』
ふむ、ヴァイシュゲール陥落は伝わっているのか。
なお、父上と村長さんは挨拶くらいはしたことはあるけど決して懇意にはしていない。
『貴族の義務を守り領民のために散った誇り高きヴァイシュゲール家の方たちに哀悼の意を捧げさせていただきます』
……これ、僕への当てつけだと感じるのは僕の心が狭すぎるせいだろうか?
『さらに、侵攻そのものはなくとも魔王軍による危機は我が村にも迫っておりました。
すでにご存じの方も多いでしょうが、少し前より我が村の周辺でもゴブリンの目撃情報が入っております』
静まりかけていた群衆がまたざわめき出す。
『しかも、村周辺に現れたゴブリンたちの首領は、魔王軍随一の軍勢を誇るゴブリン・キングの側近と言われるゴブリン・チャンピオンの率いるものでした』
……いや、まあ、確かに数で言えばゴブリン族は魔王軍の一大勢力だけどさ。
チャンピオンもジェネラルのいない規模の巣だとキングの側近やってるけどさ……。
話を盛っていると言っていいのかどうか、難しいところだな。
とは言え、数百年に渡って魔王軍との接触がなく、魔物なんておとぎ話の世界の住民に近くなっていた村民たちにはそんな事分かるはずもない。
村長さんの話を聞いて群衆のざわめきがさらに激しくなる。
『しかしっ!』
群衆に軽いパニックが起こりかけたところで、村長さんの力強い一言が響き渡った。
『皆さん、ご安心くださいっ!
私は今、『率いるものでした』といいました。
そう過去形です。
恐るべき魔王軍の大幹部、魔王軍において一、二を争う猛者と言われるゴブリン・チャンピオンはこの通りすでに倒されております』
そう言うと村長さんは場を譲るように舞台の端による。
空いた場所に群衆の注目が集まり、そこに妙にきらびやかな格好をしたレオンが見覚えのある汚らしい袋を持って上がってきた。
レオンの後ろには、取り巻き達がなぜか僕が治したはずの怪我に包帯を巻き直して並んでいる。
そして、群衆の注目が十分に集まるのを待つように間を開けたあと、レオンが一瞬ちょっと嫌そうな顔をして袋の中から塩漬けにされたゴブリン・チャンピオンの首を取り出した。
『皆さんっ!これが我が村を脅かしていたゴブリン共の首領っ!
ゴブリン・チャンピオンの首ですっ!!』
レオンが掲げる首を見た群衆から悲鳴と……それ以上に圧倒的な歓声が上がった。
ミハイルさんから村長さんがチャンピオンの首を高値で買い取ったって話は聞いていたけど……こういう使い方をするとは。
こんな感じでレオンが首を掲げていると、レオンが討伐したように見えてくる。
『首領を失ったゴブリン共の巣も我が息子のレオンとその友人たちがすでに掃討を済ませておりますっ!!』
村長の言葉に、またも歓声が上がる。
どこからともなく『レオン』コールまで始まりだした。
たしかにこの前の村長さんとの話でゴブリンの巣討伐についてはレオンの手柄ってことになったけど……。
あの時からここまで計画していたんだろうか?
『それでは重い怪我を負いながらも村のためにゴブリンの巣討伐という偉業を成し遂げた勇者たちを紹介しましょうっ!!』
村長さんの言葉にまた群衆が沸き立つ。
『まずは、もはや我が息子と呼ぶのもはばかられる、ゴブリン・チャンピオンを首領とする巣の討伐という大偉業を成し遂げた英雄っ!!
ゴブリン討伐パーティーのリーダー、レオン・ジーグルズっ!!』
村長さんの紹介に合わせてレオンが手をふると男たちの歓声と、女たちの黄色い悲鳴が響き渡る。
むぅ……ジーナさんの子供だけあってレオンも顔はいいからこういう場面になると映えるな。
レオン続いて取り巻きたちを紹介する村長さんの声を半ば呆然と聞きながら思った。
完璧にしてやられたや。
いやはや、完全にゴブリン討伐の手柄を持っていかれてしまった。
もうこうなったら僕がなにをどう言っても、逆に僕がレオンの手柄を横取りしようとしているって思われるのが落ちだろう。
ちょっと離れたところにいるホルツさんも呆然とした顔をしている。
ゴブリンを討伐した者として大きな顔をする……とかってつもりはなかったけど、この手柄を元に村民との関係改善を進められたら……とは目論んでいたのに完全に潰れた。
まあ、ホルツさんたちとは親しくなれたし、これ以上高望みする必要もないか……。
……そう考えようとしても、流石にここまで僕達の存在を消されると悔しいな。
村長さんは事実を正確に語っていないだけで、嘘をついているわけではないのがたちが悪い。
僕が12歳の子供でしかないのも問題だ。
今更、「僕がチャンピオンと巣の討伐をしました」と名乗り出たところで、レオンと僕どっちが討伐を成し遂げられそうかと言われたら考えるまでもないだろう。
…………………………いや、結構悔しいな、これ。
えー、なんで、負けて戻ってきたレオンがでかい顔してんのー?
いや、そりゃ、レオンたちもかなり頑張ってたけどさ、負けは負けじゃん?
僕とアルバさん達がいなけりゃゴブリン討伐は出来なかったわけじゃん?
うっわーっ!
…………いやぁ、完敗だわ、これ。
舞台の上で超ドヤ顔をかましているレオンの顔をぶん殴りに行きたい。
まあ、今更そんなわけにはいかないので、負けは負けと認めよう。
ケンカが強いだけではどうにもならないのが世界なんだ……うん。
気持ちを改めよう。
なんとか復活しようとしている僕の耳に村長さんの言葉が入ってくる。
『この度の功績を元に私はレオンとその仲間たちに対して、勇者認定の申請、をすることといたしました。
申請自体はすでに受理されておりまして、近いうちに認定官様がこの村にやってくることになっております。
その際には歓迎の宴を催しますので、皆様もどうか奮ってご参加くださいっ!!』
村長さんの言葉に続いて、また大きな歓声が上がった。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる