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第二章 始めてのクエスト
24話 覚悟
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「さて、それでは今度こそゴブリンの巣の討伐の報告に入らせてもらっていいですか?」
村長さんとの書面の交換が済んで、ようやく本題に入れる。
いや、僕としてはさっきのリンが村に入ることへの許可について言質を取るのが本題だったので、もう本題は終わってる。
あとは色んな意味で後処理なのでさっさと済ませて帰ろう。
もう疲れた。
早く子供たちと話したい。
「うむ、レオンの助力のおかげで討伐に成功したらしいな」
「は?」
そんなことを考えて気が抜けていたので、機嫌良さげに笑いながら言う村長さんの言葉に思わず目が点になった。
レオンの助力……?なんじゃそりゃ。
「あの……レオン……さんが討伐に同行しなかったのは村長もご存知だと思いますが……」
「ああ、最後の詰めはお前に譲ってやったな。
だが、それもこれも全てはレオンがゴブリンの巣をほぼ壊滅状態に追い込んでいたからだ」
いや、まあ、たしかにレオンたちがかなり善戦してたのは確かだけど、まだ巣には10体以上の雑魚ゴブリンがいたし、それこそクイーンであるリンもいたからレオン達単独での討伐は難しかったと思うよ?
逃げてきたときには武器も持てないほどの傷を負っていたし、その回復を待っていたら繁殖力の高いリンたちはそれ以上に勢力を回復させる。
どうやっても、村の戦力総出での討伐以外は難しかったと思うけどなぁ。
まあ、なんにせよ、村長さんの機嫌がいいならそれにこしたことはない。
さっさと済ませて帰ろう。
「……それでは、討伐が済みましたことを報告しましたので、これで僕らは失礼いたします」
「おい、待て、まだ話は終わっていないぞ」
頭を下げて去ろうとする僕を、酔った声の村長さんが引き止める。
「……はい?なんでしょうか?
現場確認ならもう巣には何もいませんから、村の方だけでも大丈夫ですよ」
とりあえず今はまだリンをあそこにはつれて行きたくない。
「違う違う、もっと詳しくお前の活躍を聞かせてくれというのだ」
はあ?村長さんが僕の活躍を聞きたい?
なにを言ってるんだ?
話から僕の戦力でも測るつもりか?
「いえ、申し訳ありませんが、これからやることもありますので失礼させていただきます」
「おいおい、察しの悪いガキだな。
貴様が私の宝を持ち逃げしていないか釈明する機会をやると言ってるんだ」
ああ、そういうことか。
そういや、巣に宝石や魔法の武具があったら村長さんのものにするって約束してたんだったな。
……めんどくさいけど、そう言われたら詳細に話すしかない。
「そういうことでしたら分かりました。
少しお時間を頂くことになりますが、よろしいですか?」
断ってくれることを祈っていたんだけど……。
村長さんは妙に嬉しそうに頷いた。
「……ということで、巣の討伐を終え戻ってきました」
一通り、細かい説明を終えた僕を村長さんが大きくうなずきながら嬉しそうに見る。
一応流れについては正直に話したけど、戦力についてはぼかしてだいぶ苦戦したように脚色しておいた。
なによりリンがクイーンであることや、4人の女ゴブリンと一人の子ゴブリンを見逃したことは伏せた。
わざわざイチャモンの根拠になることを村長さんに与えてあげる必要もないだろう。
「残念ながら巣には貴金属などは有りませんでした。
ゴブリンの死体以外はそのまま手つかずで残してますので、実際にご確認ください」
実際には逃げたゴブリンが持てる分の食料は無くなっているんだけど、誤差の範囲だから気づかれないだろう。
金目のものが見つからなかったといった時だけは渋い顔をしていたけど、それもすぐに笑顔に戻った。
討伐の様子を話している間も事あるごとに嬉しそうに食いついてきて、特に負傷したゴブリンの話のときには目を輝かせるようにして根掘り葉掘り話を聞きたがった。
あんまり思い出したいことではなかったし、何よりリンの前で話したいことじゃなかったんだけどな……。
「つまり、巣のゴブリンの半数以上、いやほぼ全てを我が息子のレオンが倒していたということだな。
そうなると実質的にゴブリン討伐はレオンが成したということだ」
……なるほど、そういう話に持っていきたかったのか。
「はい、そうなりますね」
ほぼ全てっていうのはいくらなんでもいいすぎだけど、まあ、そういうことにしたいならそれで構わない。
これで慢心して、レオンがなにかやらかすんならそれはそれでいい。
うちの家族に害を及ぼしそうになった場合は対処するだけだ。
「ならば、お前と交わした10年間屋敷の利用を認めるという約束は白紙だな」
ああ、そうなるのか。
まあ、元々、村長さんの口出しを牽制する材料が欲しかっただけだから別に構わない。
ゴブリンの巣討伐については、村の安全確保と一年後の疫病の発生現場となる洞窟を僕の手で抑えておきたいというのがメインの目的だったので、屋敷の件は諦めよう。
なにより……リンと出会えたこと、それが何よりの報酬だ。
ちらりと僕の横にいるリンを横目で見ると、リンは色々思うところはあるだろうけど無表情のまま微動だにせず立っていてくれた。
「仕方ありませんね、その件の話は忘れます」
約束を難癖つけて反故にされたのはムカつくけど、村長さんとまともな約束ができると思っていた僕が馬鹿だった。
それを学んだ勉強代だと思おう。
「村の皆さんの信頼は他の方法で勝ち取れるように努力します。
それでは、失礼いたします」
「おい待てよ」
今度こそ帰ろうとした僕に、今度はレオンの酔いに歪んだ声がかかる。
今度はなに……。
いい加減うんざりしてきた僕に、レオンが軽い千鳥足で近寄ってくる。
いや……僕ではなく、その隣りにいるリンの前でレオンが足を止める。
「なんでも、巣を討伐したやつが巣にあるもの総取りって取り決めしたんだってな?」
いや、それは違う。
実際には戦闘等の行動の結果が本人に帰結するという話であって、討伐主の名前が誰であっても関係ない。
そう説明しようとする僕の前で、レオンの手がリンに向かって伸びた。
「ならこいつも俺のもんだな。
てめえは一人でセンズリでもこいてろ」
そのまま貫頭衣の上からリンの胸をつかむ。
僕に見せびらかすようにリンの胸を揉みだすレオンの酔った赤ら顔と、無表情を崩さないリンの顔が目に入る。
レオンの突然の行動に止まっていた頭が状況を理解する前に、僕の手が大きな音を立ててレオンの手をはたき落とした。
「この子は僕のものだ、汚い手でさわるな」
口から出てからなにを言ったか理解するけど、取り消すつもりはない。
「……おいっ!?どの口でそんな言葉吐いてやがるっ!?
俺に逆らったらどうなるか、わかっ……て…………」
威勢のいい言葉を吐いていたレオンの口が、本気の怒気を込めて睨みつける僕に気圧されたように尻窄みになっていく。
「……お、おいっ!シャルロッテっ!
お前の彼氏はこんな混ざりもんがいいってよっ!!
こんな変態捨てて俺ん所に戻ってこいよっ!」
戸惑うように僕から視線をそらしたレオンは、そのまま、酔いとともに血の気も引けている自分をごまかすために今度はシャルに向かって手を伸ばそうとする。
しかし、シャルはレオンの手が届く前に僕の後ろに隠れると、僕の腕を殊更胸に当てるようにして抱きかかえた。
「……レオンさん、あなたがなにをしようと自由ですが、これだけは言っておきます。
もし僕の家族に手を出そうというのならそれ相応の覚悟をしてからにしてください」
僕を睨みながら黙り続けるレオンの目を正面からただまっすぐに見据える。
「僕なら、人のものに手を出すときには命をかける覚悟をします」
そのまま睨み合いを続けていたレオンは、段々と表情がこわばりだし、やがてフイっと視線をそらす。
「それでは、これで失礼します」
「最後に一つ聞かせてもらっていいかね?」
……まだなんかあんの。
本当にいい加減うんざりしてきていたけど、優しいとすら言える村長さんの声が不気味で思わず足を止めてしまう。
「……なんですか?」
「さっきのお前の覚悟だが……例えば、例えばの話だよ?」
はあ……何の話をしたいんだ?
さっきのは決して単なる脅しじゃない。
もし、僕の家族に手を出そうというのなら命を捨てる覚悟をしてもらおう。
そんな攻撃的な気分になっていたから、村長さんの言葉を聞いて一瞬思考が止まった。
「他人の妻に手を出す時もお前は命をかけているのかな?」
…………え。
い、いや、あれは手を出したというか手を出されたというかもはやレイプされたというか。
村長さんの思わぬ攻撃に内心タジタジになってしまったけど、なんとか表に出さないように務める。
レオンにあそこまで大見得きっちゃった手前、恥ずかしくてもう変な言い訳も出来ない……。
「もちろんです」
仕方ないので、さも当然というふうを装ってそう言った。
村長さんとの書面の交換が済んで、ようやく本題に入れる。
いや、僕としてはさっきのリンが村に入ることへの許可について言質を取るのが本題だったので、もう本題は終わってる。
あとは色んな意味で後処理なのでさっさと済ませて帰ろう。
もう疲れた。
早く子供たちと話したい。
「うむ、レオンの助力のおかげで討伐に成功したらしいな」
「は?」
そんなことを考えて気が抜けていたので、機嫌良さげに笑いながら言う村長さんの言葉に思わず目が点になった。
レオンの助力……?なんじゃそりゃ。
「あの……レオン……さんが討伐に同行しなかったのは村長もご存知だと思いますが……」
「ああ、最後の詰めはお前に譲ってやったな。
だが、それもこれも全てはレオンがゴブリンの巣をほぼ壊滅状態に追い込んでいたからだ」
いや、まあ、たしかにレオンたちがかなり善戦してたのは確かだけど、まだ巣には10体以上の雑魚ゴブリンがいたし、それこそクイーンであるリンもいたからレオン達単独での討伐は難しかったと思うよ?
逃げてきたときには武器も持てないほどの傷を負っていたし、その回復を待っていたら繁殖力の高いリンたちはそれ以上に勢力を回復させる。
どうやっても、村の戦力総出での討伐以外は難しかったと思うけどなぁ。
まあ、なんにせよ、村長さんの機嫌がいいならそれにこしたことはない。
さっさと済ませて帰ろう。
「……それでは、討伐が済みましたことを報告しましたので、これで僕らは失礼いたします」
「おい、待て、まだ話は終わっていないぞ」
頭を下げて去ろうとする僕を、酔った声の村長さんが引き止める。
「……はい?なんでしょうか?
現場確認ならもう巣には何もいませんから、村の方だけでも大丈夫ですよ」
とりあえず今はまだリンをあそこにはつれて行きたくない。
「違う違う、もっと詳しくお前の活躍を聞かせてくれというのだ」
はあ?村長さんが僕の活躍を聞きたい?
なにを言ってるんだ?
話から僕の戦力でも測るつもりか?
「いえ、申し訳ありませんが、これからやることもありますので失礼させていただきます」
「おいおい、察しの悪いガキだな。
貴様が私の宝を持ち逃げしていないか釈明する機会をやると言ってるんだ」
ああ、そういうことか。
そういや、巣に宝石や魔法の武具があったら村長さんのものにするって約束してたんだったな。
……めんどくさいけど、そう言われたら詳細に話すしかない。
「そういうことでしたら分かりました。
少しお時間を頂くことになりますが、よろしいですか?」
断ってくれることを祈っていたんだけど……。
村長さんは妙に嬉しそうに頷いた。
「……ということで、巣の討伐を終え戻ってきました」
一通り、細かい説明を終えた僕を村長さんが大きくうなずきながら嬉しそうに見る。
一応流れについては正直に話したけど、戦力についてはぼかしてだいぶ苦戦したように脚色しておいた。
なによりリンがクイーンであることや、4人の女ゴブリンと一人の子ゴブリンを見逃したことは伏せた。
わざわざイチャモンの根拠になることを村長さんに与えてあげる必要もないだろう。
「残念ながら巣には貴金属などは有りませんでした。
ゴブリンの死体以外はそのまま手つかずで残してますので、実際にご確認ください」
実際には逃げたゴブリンが持てる分の食料は無くなっているんだけど、誤差の範囲だから気づかれないだろう。
金目のものが見つからなかったといった時だけは渋い顔をしていたけど、それもすぐに笑顔に戻った。
討伐の様子を話している間も事あるごとに嬉しそうに食いついてきて、特に負傷したゴブリンの話のときには目を輝かせるようにして根掘り葉掘り話を聞きたがった。
あんまり思い出したいことではなかったし、何よりリンの前で話したいことじゃなかったんだけどな……。
「つまり、巣のゴブリンの半数以上、いやほぼ全てを我が息子のレオンが倒していたということだな。
そうなると実質的にゴブリン討伐はレオンが成したということだ」
……なるほど、そういう話に持っていきたかったのか。
「はい、そうなりますね」
ほぼ全てっていうのはいくらなんでもいいすぎだけど、まあ、そういうことにしたいならそれで構わない。
これで慢心して、レオンがなにかやらかすんならそれはそれでいい。
うちの家族に害を及ぼしそうになった場合は対処するだけだ。
「ならば、お前と交わした10年間屋敷の利用を認めるという約束は白紙だな」
ああ、そうなるのか。
まあ、元々、村長さんの口出しを牽制する材料が欲しかっただけだから別に構わない。
ゴブリンの巣討伐については、村の安全確保と一年後の疫病の発生現場となる洞窟を僕の手で抑えておきたいというのがメインの目的だったので、屋敷の件は諦めよう。
なにより……リンと出会えたこと、それが何よりの報酬だ。
ちらりと僕の横にいるリンを横目で見ると、リンは色々思うところはあるだろうけど無表情のまま微動だにせず立っていてくれた。
「仕方ありませんね、その件の話は忘れます」
約束を難癖つけて反故にされたのはムカつくけど、村長さんとまともな約束ができると思っていた僕が馬鹿だった。
それを学んだ勉強代だと思おう。
「村の皆さんの信頼は他の方法で勝ち取れるように努力します。
それでは、失礼いたします」
「おい待てよ」
今度こそ帰ろうとした僕に、今度はレオンの酔いに歪んだ声がかかる。
今度はなに……。
いい加減うんざりしてきた僕に、レオンが軽い千鳥足で近寄ってくる。
いや……僕ではなく、その隣りにいるリンの前でレオンが足を止める。
「なんでも、巣を討伐したやつが巣にあるもの総取りって取り決めしたんだってな?」
いや、それは違う。
実際には戦闘等の行動の結果が本人に帰結するという話であって、討伐主の名前が誰であっても関係ない。
そう説明しようとする僕の前で、レオンの手がリンに向かって伸びた。
「ならこいつも俺のもんだな。
てめえは一人でセンズリでもこいてろ」
そのまま貫頭衣の上からリンの胸をつかむ。
僕に見せびらかすようにリンの胸を揉みだすレオンの酔った赤ら顔と、無表情を崩さないリンの顔が目に入る。
レオンの突然の行動に止まっていた頭が状況を理解する前に、僕の手が大きな音を立ててレオンの手をはたき落とした。
「この子は僕のものだ、汚い手でさわるな」
口から出てからなにを言ったか理解するけど、取り消すつもりはない。
「……おいっ!?どの口でそんな言葉吐いてやがるっ!?
俺に逆らったらどうなるか、わかっ……て…………」
威勢のいい言葉を吐いていたレオンの口が、本気の怒気を込めて睨みつける僕に気圧されたように尻窄みになっていく。
「……お、おいっ!シャルロッテっ!
お前の彼氏はこんな混ざりもんがいいってよっ!!
こんな変態捨てて俺ん所に戻ってこいよっ!」
戸惑うように僕から視線をそらしたレオンは、そのまま、酔いとともに血の気も引けている自分をごまかすために今度はシャルに向かって手を伸ばそうとする。
しかし、シャルはレオンの手が届く前に僕の後ろに隠れると、僕の腕を殊更胸に当てるようにして抱きかかえた。
「……レオンさん、あなたがなにをしようと自由ですが、これだけは言っておきます。
もし僕の家族に手を出そうというのならそれ相応の覚悟をしてからにしてください」
僕を睨みながら黙り続けるレオンの目を正面からただまっすぐに見据える。
「僕なら、人のものに手を出すときには命をかける覚悟をします」
そのまま睨み合いを続けていたレオンは、段々と表情がこわばりだし、やがてフイっと視線をそらす。
「それでは、これで失礼します」
「最後に一つ聞かせてもらっていいかね?」
……まだなんかあんの。
本当にいい加減うんざりしてきていたけど、優しいとすら言える村長さんの声が不気味で思わず足を止めてしまう。
「……なんですか?」
「さっきのお前の覚悟だが……例えば、例えばの話だよ?」
はあ……何の話をしたいんだ?
さっきのは決して単なる脅しじゃない。
もし、僕の家族に手を出そうというのなら命を捨てる覚悟をしてもらおう。
そんな攻撃的な気分になっていたから、村長さんの言葉を聞いて一瞬思考が止まった。
「他人の妻に手を出す時もお前は命をかけているのかな?」
…………え。
い、いや、あれは手を出したというか手を出されたというかもはやレイプされたというか。
村長さんの思わぬ攻撃に内心タジタジになってしまったけど、なんとか表に出さないように務める。
レオンにあそこまで大見得きっちゃった手前、恥ずかしくてもう変な言い訳も出来ない……。
「もちろんです」
仕方ないので、さも当然というふうを装ってそう言った。
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