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第二章 始めてのクエスト
21話 序列
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「王……ダイジョブデス?」
突然涙を流しだした僕をリンが心配そうに見ている。
他の子供達も心配そうに僕を見ている。
ご、ごまかさないと……。
正直、自分でもなんで流れている涙なのかはっきりしないのでごまかすしかない。
「い、いや、ちょっと目にゴミ入って痛くてね。
そ、それより、リン、今のはゴブリン族のお辞儀?」
「エト、カンシャ スル イチバン レイ デス」
やっぱり、ゴブリン族の最敬礼だったみたいだ。
「へえ。その割には僕にはしたことなかったよね?初めて見たよ。
…………あっ!?しろって意味じゃないよっ!?ただ不思議だっただけでっ!!」
本当に、ただ、今までの僕を王として崇めてすらいるようなリンの態度からすると見たことなかったのが不思議だっただけで、他意はない。
命の恩人レベルにしかしないお辞儀なのかな?
「エト、エトエト…………王、レイ スル ギャク デス。シツレイ デス。
エト、王、イツデモ イチバン。ゼンブ イチバン。レイ スル ナイ イチバン」
リンも説明しづらいのかよく考えてゆっくりと説明してくれた。
んー……王に対してはなにをするにも最高の敬意を持っているから、わざわざお辞儀をするのはかえって失礼、ってところかな?
「なるほどねぇ、文化の違いだな」
なかなか面白いものだ。
リンがノゾミちゃんにお礼をしたあとは、リンを含めた子供たちで楽しそうに遊んでる。
はじめは念のため少し離れて見守っていたんだけど、ノゾミちゃんが手を握ってきたり、抱きついてきたり、撫でるのを要求してきたりするたびにリンが僕に助けを求めるので結局つきっきりで遊んでた。
それでも、しばらく遊んでいるうちに慣れてきたようで、今はノゾミちゃんとアリスちゃんがリンを追いかけて遊んでる。
その追いかけっこも手加減が感じられる。
リンは自分は三歳だと言っていたけど、なんやかんや精神的には体に見合った感じのようで下の二人に比べてお姉さんといった感じだ。
ユーキくんは規格外なので比較対象には入れていない。
あの子、下手すると大人と12歳とで中途半端な状態の僕よりよっぽど精神年齢高い。
「せんせえっ!!リンちゃんお腹すっごい固いのっ!!」
「すごいガチガチなんですっ!!」
ノゾミちゃんとアリスちゃんが笑いながらリンのお腹をバシバシ叩いていてる。
お子様たちのそんな無体もお姉さんのリンは笑って流している。
「って、二人共、そんなことしちゃだめだよっ!」
そもそも女の子にお腹固いとか言わない。
まあ、リンは嫌がってはいないみたいだけど……。
「だってリンちゃんが……」
「王、アタシ タタク ヨイ イウ デス。
ノゾミ、アリス、オコル ナイデス」
「本当に大丈夫?
痛いなら我慢しなくていいからね」
「ダイジョブデス。イタイ ナイデス」
リンは楽しそうに笑ったままだし嘘ではなさそうだ。
流石は成長途中とは言えクイーン。
子供のパンチくらいなんてことないのか。
「……本人がいいって言ってるんならいいけど……。
あんまり強くしちゃダメだよ?」
「「はーい」」
………………。
「ち、ちなみに……僕が触ってみたりは……」
いやっ!ほらっ!ゴブリン族のしかもクイーンの筋肉触るとかって機会ほとんど無いからさっ!!
「王、ゼンブ ヨイデス」
そ、それではお言葉に甘えて……。
おお……すごい固い……鉄板みたいだ。
腹筋すごいなぁとは思ってたけど、力入ってるとここまでとは……。
「…………先生……なんか触り方エッチぃです」
「えっ!?ア、アリスちゃんそれは誤解だよっ!?」
こ、これは単なる学術的な好奇心みたいなものでねっ!?
むしろあんまり変な触り方しちゃいけないと思っておっかなびっくり触ってるだけでねっ!?
……と思ったら、リンもちょっと顔が赤い。
「…………ご、ごめんなさい……」
「せんせえのえっちー、リンちゃん、エッチなせんせえから逃げるよっ!
きゃははははーっ!!」
「エッチな先生だーっ!あはははははーっ!!」
「エト……エトエト…………」
笑いながら走り出すノゾミちゃんとアリスちゃんに引っ張られて、リンは困った顔のまま離れていった。
そのまま離れたところで三人じゃれ合っている。
い、いや……本当にそんなつもりじゃなくってね……。
取り残されて佇む僕の右腕にユーキくんが抱きついてくる。
「僕のもいつでも触っていいですからね?」
左腕にシャルも抱きついてきた。
「腹筋……あったほうがいいですか?」
だからね、本当にそう言うんじゃなかったんだって……。
みんなでひとしきり遊んだあと、昼食の時間。
今日はテーブルに慣れていないリンもいることだし、このまま外で食べることにした。
みんなでバスケットに入れた食事を運んで、輪になって座ったんだけど……。
リンがオロオロとした様子で立ったままだ。
ああ、僕の横にユーキくんとシャルが座っているから、どこに座っていいか分からなくなったのかな?
今は僕の右にユーキくんとアリスちゃん、左にシャルとノゾミちゃんで座っている。
仲良く遊んでいたからノゾミちゃんとアリスちゃんの隣がいいかな?と軽く考えてたんだけど……ちょっと配慮が足りなかったかな。
「リン、僕の隣座る?」
ユーキくんかシャルには動いてもらうことになって申し訳ないけど、今回はまだ慣れていないリン優先ということで。
そう思って声をかけたけど、それでもリンはオロオロしている。
「リン、どうしたの?」
流石にちょっとおかしい。
「王……ダレ オンナ、ダレ コドモ デス?」
え、えっと……?
女?子供?流石にちょっと分からない。
「リン、ごめん、もうちょっと詳しく説明して」
「エトエト…………王、ヨコ ナラブ コドモ イチバン デス。
イチバン コドモ ヨコ ニバン サンバン ナラブ デス。
コドモ ヨコ オンナ ナラブ デス。
イチバン オンナ ヨコ ニバン サンバン ナラブ デス。
オンナ ヨコ ミンナ ナラブ デス」
…………王の横に子供、女……多分妻ってことだろうな、そしてその他って序列で並ぶのか。
うーん……ゴブリン流だとそういうものなんだろうけど、こればっかりはなぁ。
「えっとね、リン、とりあえずここにいるのはみんな僕の子供だよ」
そこ、誰とは言わないけど、不満そうな顔しないの。
「それで、後でゆっくり説明するけど人間の場合並び方は場所と場合によって色々決まりがあってね」
……嫌になるくらい複雑だ。
「とりあえず、僕の家族だけのときは順番とかそういうの無いから好きに座ってよ」
「ハイデス。ワカルデス」
リンは少し迷ったあと、ノゾミちゃんとアリスちゃんの間に座る。
「…………王、カオ ミル タベル ヘン カンジ デス」
そして、僕の顔をチラチラ見ながら恥ずかしそうに笑った。
肉を手で掴んでかじりつくリンにみんな驚いた顔をしていた。
見られていることに気づいたリンは、どうして見られているのかは分かっていないみたいだったけど、恥ずかしそうにしていた。
一応テーブルマナーはある程度教えたほうがいいかなぁ?
うちの子達、子供の中でも飛び抜けてってくらいお行儀のいい子たちばかりだからなぁ。
リンの豪快な食べっぷりも結構好きなんだけどな。
突然涙を流しだした僕をリンが心配そうに見ている。
他の子供達も心配そうに僕を見ている。
ご、ごまかさないと……。
正直、自分でもなんで流れている涙なのかはっきりしないのでごまかすしかない。
「い、いや、ちょっと目にゴミ入って痛くてね。
そ、それより、リン、今のはゴブリン族のお辞儀?」
「エト、カンシャ スル イチバン レイ デス」
やっぱり、ゴブリン族の最敬礼だったみたいだ。
「へえ。その割には僕にはしたことなかったよね?初めて見たよ。
…………あっ!?しろって意味じゃないよっ!?ただ不思議だっただけでっ!!」
本当に、ただ、今までの僕を王として崇めてすらいるようなリンの態度からすると見たことなかったのが不思議だっただけで、他意はない。
命の恩人レベルにしかしないお辞儀なのかな?
「エト、エトエト…………王、レイ スル ギャク デス。シツレイ デス。
エト、王、イツデモ イチバン。ゼンブ イチバン。レイ スル ナイ イチバン」
リンも説明しづらいのかよく考えてゆっくりと説明してくれた。
んー……王に対してはなにをするにも最高の敬意を持っているから、わざわざお辞儀をするのはかえって失礼、ってところかな?
「なるほどねぇ、文化の違いだな」
なかなか面白いものだ。
リンがノゾミちゃんにお礼をしたあとは、リンを含めた子供たちで楽しそうに遊んでる。
はじめは念のため少し離れて見守っていたんだけど、ノゾミちゃんが手を握ってきたり、抱きついてきたり、撫でるのを要求してきたりするたびにリンが僕に助けを求めるので結局つきっきりで遊んでた。
それでも、しばらく遊んでいるうちに慣れてきたようで、今はノゾミちゃんとアリスちゃんがリンを追いかけて遊んでる。
その追いかけっこも手加減が感じられる。
リンは自分は三歳だと言っていたけど、なんやかんや精神的には体に見合った感じのようで下の二人に比べてお姉さんといった感じだ。
ユーキくんは規格外なので比較対象には入れていない。
あの子、下手すると大人と12歳とで中途半端な状態の僕よりよっぽど精神年齢高い。
「せんせえっ!!リンちゃんお腹すっごい固いのっ!!」
「すごいガチガチなんですっ!!」
ノゾミちゃんとアリスちゃんが笑いながらリンのお腹をバシバシ叩いていてる。
お子様たちのそんな無体もお姉さんのリンは笑って流している。
「って、二人共、そんなことしちゃだめだよっ!」
そもそも女の子にお腹固いとか言わない。
まあ、リンは嫌がってはいないみたいだけど……。
「だってリンちゃんが……」
「王、アタシ タタク ヨイ イウ デス。
ノゾミ、アリス、オコル ナイデス」
「本当に大丈夫?
痛いなら我慢しなくていいからね」
「ダイジョブデス。イタイ ナイデス」
リンは楽しそうに笑ったままだし嘘ではなさそうだ。
流石は成長途中とは言えクイーン。
子供のパンチくらいなんてことないのか。
「……本人がいいって言ってるんならいいけど……。
あんまり強くしちゃダメだよ?」
「「はーい」」
………………。
「ち、ちなみに……僕が触ってみたりは……」
いやっ!ほらっ!ゴブリン族のしかもクイーンの筋肉触るとかって機会ほとんど無いからさっ!!
「王、ゼンブ ヨイデス」
そ、それではお言葉に甘えて……。
おお……すごい固い……鉄板みたいだ。
腹筋すごいなぁとは思ってたけど、力入ってるとここまでとは……。
「…………先生……なんか触り方エッチぃです」
「えっ!?ア、アリスちゃんそれは誤解だよっ!?」
こ、これは単なる学術的な好奇心みたいなものでねっ!?
むしろあんまり変な触り方しちゃいけないと思っておっかなびっくり触ってるだけでねっ!?
……と思ったら、リンもちょっと顔が赤い。
「…………ご、ごめんなさい……」
「せんせえのえっちー、リンちゃん、エッチなせんせえから逃げるよっ!
きゃははははーっ!!」
「エッチな先生だーっ!あはははははーっ!!」
「エト……エトエト…………」
笑いながら走り出すノゾミちゃんとアリスちゃんに引っ張られて、リンは困った顔のまま離れていった。
そのまま離れたところで三人じゃれ合っている。
い、いや……本当にそんなつもりじゃなくってね……。
取り残されて佇む僕の右腕にユーキくんが抱きついてくる。
「僕のもいつでも触っていいですからね?」
左腕にシャルも抱きついてきた。
「腹筋……あったほうがいいですか?」
だからね、本当にそう言うんじゃなかったんだって……。
みんなでひとしきり遊んだあと、昼食の時間。
今日はテーブルに慣れていないリンもいることだし、このまま外で食べることにした。
みんなでバスケットに入れた食事を運んで、輪になって座ったんだけど……。
リンがオロオロとした様子で立ったままだ。
ああ、僕の横にユーキくんとシャルが座っているから、どこに座っていいか分からなくなったのかな?
今は僕の右にユーキくんとアリスちゃん、左にシャルとノゾミちゃんで座っている。
仲良く遊んでいたからノゾミちゃんとアリスちゃんの隣がいいかな?と軽く考えてたんだけど……ちょっと配慮が足りなかったかな。
「リン、僕の隣座る?」
ユーキくんかシャルには動いてもらうことになって申し訳ないけど、今回はまだ慣れていないリン優先ということで。
そう思って声をかけたけど、それでもリンはオロオロしている。
「リン、どうしたの?」
流石にちょっとおかしい。
「王……ダレ オンナ、ダレ コドモ デス?」
え、えっと……?
女?子供?流石にちょっと分からない。
「リン、ごめん、もうちょっと詳しく説明して」
「エトエト…………王、ヨコ ナラブ コドモ イチバン デス。
イチバン コドモ ヨコ ニバン サンバン ナラブ デス。
コドモ ヨコ オンナ ナラブ デス。
イチバン オンナ ヨコ ニバン サンバン ナラブ デス。
オンナ ヨコ ミンナ ナラブ デス」
…………王の横に子供、女……多分妻ってことだろうな、そしてその他って序列で並ぶのか。
うーん……ゴブリン流だとそういうものなんだろうけど、こればっかりはなぁ。
「えっとね、リン、とりあえずここにいるのはみんな僕の子供だよ」
そこ、誰とは言わないけど、不満そうな顔しないの。
「それで、後でゆっくり説明するけど人間の場合並び方は場所と場合によって色々決まりがあってね」
……嫌になるくらい複雑だ。
「とりあえず、僕の家族だけのときは順番とかそういうの無いから好きに座ってよ」
「ハイデス。ワカルデス」
リンは少し迷ったあと、ノゾミちゃんとアリスちゃんの間に座る。
「…………王、カオ ミル タベル ヘン カンジ デス」
そして、僕の顔をチラチラ見ながら恥ずかしそうに笑った。
肉を手で掴んでかじりつくリンにみんな驚いた顔をしていた。
見られていることに気づいたリンは、どうして見られているのかは分かっていないみたいだったけど、恥ずかしそうにしていた。
一応テーブルマナーはある程度教えたほうがいいかなぁ?
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