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第二章 始めてのクエスト
20話 誕生日
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「念のため、もう一度言っておくけど、僕と同じく僕以外の人間にも決して危害を加えないこと」
リンと向き合って、最後の注意をする。
「ワカルデス。
ニンゲン キガイクワエル ナイ。ニンゲン テキナイ。イウコト スベテキク」
「あー、僕以外の言う事を全部聞く必要はない。
リンが聞いたほうがいいと思ったことだけ聞くように」
「ハイデス」
「あとは、人間の子供は想像以上に弱いから力加減には注意するように」
クイーンの力で力いっぱい腕を握ったりしたら、最悪、折れたりしちゃうかもしれないからな。
「ワカルデス」
僕の言葉に神妙な表情でうなずくリン。
多分しっかり理解してくれていると思う。
「あとは…………そうだな……。
ああ、子供は思わぬことを言ったりやったりしてくるけど、決して怒らないように」
「オコルナイ、ワカルデス」
「うん。
そういうときはすぐに僕に言うように。
僕の方から話をするから」
「ハイデス」
「他にもなにか困ったり分かんないことがあったりしたらすぐに言いに来るように」
「ハイデス」
あとはなにか言うことはあるかな?
…………とりあえずは思いつかない。
まあ、その場その場で対応しよう。
「さあ、それじゃ、ノゾミちゃんたちに会いに行くよ」
「ハイデスっ!」
僕の言葉に、リンは嬉しそうに返事をした。
顔合わせは念のため庭で行うことにした。
リンのことは信じてはいるけど、信じる僕が間抜けなだけだということは十分有り得る。
自分が騙されただけならまだしも、自分の間抜けさで子供達に被害が及んだら悔やんでも悔やみきれないので、もしもの際に対応しやすい広い場所に集まってもらった。
僕とその横に並ぶリンと向かい合って、子供たちが並んでいる。
とりあえずは改めて自己紹介だ。
「カミシロ・ノゾミです、三歳ですっ!」
この時を心待ちにしていたノゾミちゃんがまず最初にニコニコと元気よく挨拶をする。
その後ユーキくんアリスちゃんと続いて、シャルの番で少し騒動が起こった。
「シャルロッテです、シャルって呼んでくださいね。
あの……この間13歳になりました」
えっ!?
シャルの発言に、リンを除いたみんなが驚いた顔になっている。
リンだけは驚いている僕らにいまいちピンときていない表情だ。
「なんで言ってくれなかったのっ!?」
「そうですよっ!言ってくださいよっ!」
「言ってくれればごちそう作ったのに……」
「シャルちゃんおめでとー♪」
ああ、そうだ、とりあえずはおめでとうだ。
ノゾミちゃんに続いてみんなでシャルにお祝いの言葉を伝える。
「ありがとうございます。
ちょうど慌ただしい出来事が起こっていたときだったので言いづらくって……」
あー、レオン騒動の頃だったのか。
「そんなこと気にしないで言ってくれればなにかプレゼント用意したのに……」
みんな口々に僕に同意してくれる。
「い、いえ……プ、プレゼントは……い、いただきましたから……」
そう言いながら恥ずかしそうにチラチラと僕を見てるけど……心当たりがない。
心当たりがないからにはプレゼントは用意しよう。
「あっと……シャルの誕生日のお祝いはまた後日やるとして。
リン、自己紹介を」
「ハイデス。
リンデス、ヨロシクデス。
ニンゲン キガイクワエル ナイデス。ニンゲン テキナイデス。王、イウコト スベテ キクデス。
ヨロシクデス」
そう言って頭を下げるリン。
「そう言えばリンはいくつなの?」
適当に見た目的に同い年より少し下くらいって思ってたけど。
「イクツ?ワカル ナイデス」
「ん?年齢分からないの?」
「ネンレイ?ワカル ナイデス」
なんか根本的に話が通じていない気が……。
「リン、産まれてから何年経った?これなら分かる?」
「ソレ ワカルデス。3ネンデス」
は?
「え?リンちゃん3歳なのっ!?ノゾミ同い年だよっ!」
「3サイ ワカル ナイデス。ウマレ 3ネンデス」
リンのまさかの3歳発言にみんな呆然とリンを見つめてしまっている。
いや、ノゾミちゃんだけは同い年と分かって嬉しかったのかニコニコしている。
みんなの視線が集まって恥ずかしそうにしてるリンがモジモジとしながら口を開く。
「3ネン ミンナ ハハ ナルデス。
アタシ ソダツ オソイデス。
ハズカシデス」
……そう言えば、ゴブリンはどういう仕組をしているのか半月ほどで成体になるんだっけ。
そういう意味ではリンの成長は遅いのか。
…………いや、そもそも、人間の感覚で年齢を推測するのが間違いだったのかもしれない。
リンはこれで成体ということもあり得る……のか?
どう見ても大人には見えなくてどうしても戸惑ってしまう。
一応、自己紹介の年齢の意味が通じていなかったので、リン流に翻訳して説明した。
「……ソウイウ ナカマ タマニ イルデス。
アタシモデス。
ダイジョブデス、ソウイウ ナカマ スゴイ ツヨイデス」
5年あるいは自分と同じ3年生きているにも関わらず自分より小さいユーキくん達三人をリンが励ましていた。
色々驚くことはあったけど、お互いの自己紹介が終わったあと、リンが僕にいってきた。
「王、ノゾミ ハナス シタイデス。
ヨイデス?」
ノゾミちゃんに話し?なんだろ?
「もちろん構わないけど……二人っきりはダメ。
それでもいい?」
「ハイデス」
僕の言葉にすぐにうなずくリン。
「ということらしいんだけど、ノゾミちゃんもいい?」
「はいっ!お話したいですっ!!」
ノ、ノゾミちゃん鼻息荒いなぁ……。
だいぶ我慢させちゃったから弾けそうだ。
「ということだから、リン、どうぞ」
僕の許可が出るとリンはノゾミの前に歩いていき……膝と手をついて四足で立つような姿になるとそのまま頭を垂らした。
少しだけ緊張した様子だったノゾミちゃん以外の三人も、嬉しそうにニコニコしていたノゾミちゃんもびっくりした顔をしている。
そう言ってる僕も驚いた。
リンはなにをしようとしているんだろう?
リンの見慣れない動きに一瞬の驚きのあと緊張が走る。
「ノゾミ。
ノゾミ 王 タノム オカゲ アタシ イノチアル。
アタシ イキル ノゾミ オカゲ。
アリガト、アリガト、アリガト」
……なるほど、リンがノゾミちゃんに会いたいといっていたのはお礼を言いたかったのか。
たしかに、あそこでノゾミちゃんが起きてこなければ僕はリンを間違いなく殺していた。
人間の言葉を話すリンに動揺しながらも、ゴブリンは殺すべきものと信じて殺していた。
おそらくゴブリン流の最敬礼をし続けるリンにノゾミちゃんが目をまん丸くしている。
リンの態度に驚いて固まっちゃったノゾミちゃんの頭を撫でる。
「リンは、ノゾミちゃんに優しくしてもらってとっても嬉しかったんだって。
ノゾミちゃんはリンとどうしたい?」
ノゾミちゃんは一度僕の顔をみたあと、まだ頭を下げ続けるリンに向かって笑顔を向ける。
「気にしないでくださいっ!
それよりノゾミとお友達になってくださいっ!」
笑顔で言うノゾミちゃんに、リンも顔を上げ。
「ハイデスっ!」
ニッコリと実に嬉しそうに笑った。
「エト……王、ノゾミ トモダチ ヨイデス?」
リンがノゾミちゃんに抱きつかれたまま、困ったような……もはや泣きそうにすら見える顔で僕に聞いてきた。
どうやら、ノゾミちゃんと友達になるにも僕の許可がいることを思い出したようだ。
いや、実際にはそんなことに許可なんていらないんだけど、僕の許可無く勝手なことをしてしまったと思って軽くパニック気味だ。
「うん、もちろんだよ。
僕も二人が友だちになってくれて嬉しいよ」
だから、僕が殊更怒ってないと強調して笑顔でそう言うと、リンは安堵したようにため息をついていた。
「ノ、ノゾミっ……!?」
そして、ようやくノゾミちゃんが抱きついてきていることに気づいた様子で、慌てだした。
抱きついてリンのお腹のあたりに頭をグリグリさせているノゾミちゃんに、どうしていいか分からずにアタフタしている。
「リン、頭撫でてあげな。やさーしくね」
僕に言われてリンがノゾミちゃんの頭を撫でだす。
泡を割らないようにしているかのような恐る恐るという感じの優しい仕草だ。
「リンちゃんくすぐったいぃ」
ノゾミちゃんは言葉通りくすぐったそうに身を捩っているけど、嫌がってはいないようでリンに抱きついて撫でられ続けてる。
リンもそれが分かるらしく、そのままノゾミちゃんを撫で続けている。
…………なんか泣きそ。
嬉しいのか悲しいのか怖いのか………………悔やんでいるのか。
自分でも分からないけど、涙が出てきた。
リンと向き合って、最後の注意をする。
「ワカルデス。
ニンゲン キガイクワエル ナイ。ニンゲン テキナイ。イウコト スベテキク」
「あー、僕以外の言う事を全部聞く必要はない。
リンが聞いたほうがいいと思ったことだけ聞くように」
「ハイデス」
「あとは、人間の子供は想像以上に弱いから力加減には注意するように」
クイーンの力で力いっぱい腕を握ったりしたら、最悪、折れたりしちゃうかもしれないからな。
「ワカルデス」
僕の言葉に神妙な表情でうなずくリン。
多分しっかり理解してくれていると思う。
「あとは…………そうだな……。
ああ、子供は思わぬことを言ったりやったりしてくるけど、決して怒らないように」
「オコルナイ、ワカルデス」
「うん。
そういうときはすぐに僕に言うように。
僕の方から話をするから」
「ハイデス」
「他にもなにか困ったり分かんないことがあったりしたらすぐに言いに来るように」
「ハイデス」
あとはなにか言うことはあるかな?
…………とりあえずは思いつかない。
まあ、その場その場で対応しよう。
「さあ、それじゃ、ノゾミちゃんたちに会いに行くよ」
「ハイデスっ!」
僕の言葉に、リンは嬉しそうに返事をした。
顔合わせは念のため庭で行うことにした。
リンのことは信じてはいるけど、信じる僕が間抜けなだけだということは十分有り得る。
自分が騙されただけならまだしも、自分の間抜けさで子供達に被害が及んだら悔やんでも悔やみきれないので、もしもの際に対応しやすい広い場所に集まってもらった。
僕とその横に並ぶリンと向かい合って、子供たちが並んでいる。
とりあえずは改めて自己紹介だ。
「カミシロ・ノゾミです、三歳ですっ!」
この時を心待ちにしていたノゾミちゃんがまず最初にニコニコと元気よく挨拶をする。
その後ユーキくんアリスちゃんと続いて、シャルの番で少し騒動が起こった。
「シャルロッテです、シャルって呼んでくださいね。
あの……この間13歳になりました」
えっ!?
シャルの発言に、リンを除いたみんなが驚いた顔になっている。
リンだけは驚いている僕らにいまいちピンときていない表情だ。
「なんで言ってくれなかったのっ!?」
「そうですよっ!言ってくださいよっ!」
「言ってくれればごちそう作ったのに……」
「シャルちゃんおめでとー♪」
ああ、そうだ、とりあえずはおめでとうだ。
ノゾミちゃんに続いてみんなでシャルにお祝いの言葉を伝える。
「ありがとうございます。
ちょうど慌ただしい出来事が起こっていたときだったので言いづらくって……」
あー、レオン騒動の頃だったのか。
「そんなこと気にしないで言ってくれればなにかプレゼント用意したのに……」
みんな口々に僕に同意してくれる。
「い、いえ……プ、プレゼントは……い、いただきましたから……」
そう言いながら恥ずかしそうにチラチラと僕を見てるけど……心当たりがない。
心当たりがないからにはプレゼントは用意しよう。
「あっと……シャルの誕生日のお祝いはまた後日やるとして。
リン、自己紹介を」
「ハイデス。
リンデス、ヨロシクデス。
ニンゲン キガイクワエル ナイデス。ニンゲン テキナイデス。王、イウコト スベテ キクデス。
ヨロシクデス」
そう言って頭を下げるリン。
「そう言えばリンはいくつなの?」
適当に見た目的に同い年より少し下くらいって思ってたけど。
「イクツ?ワカル ナイデス」
「ん?年齢分からないの?」
「ネンレイ?ワカル ナイデス」
なんか根本的に話が通じていない気が……。
「リン、産まれてから何年経った?これなら分かる?」
「ソレ ワカルデス。3ネンデス」
は?
「え?リンちゃん3歳なのっ!?ノゾミ同い年だよっ!」
「3サイ ワカル ナイデス。ウマレ 3ネンデス」
リンのまさかの3歳発言にみんな呆然とリンを見つめてしまっている。
いや、ノゾミちゃんだけは同い年と分かって嬉しかったのかニコニコしている。
みんなの視線が集まって恥ずかしそうにしてるリンがモジモジとしながら口を開く。
「3ネン ミンナ ハハ ナルデス。
アタシ ソダツ オソイデス。
ハズカシデス」
……そう言えば、ゴブリンはどういう仕組をしているのか半月ほどで成体になるんだっけ。
そういう意味ではリンの成長は遅いのか。
…………いや、そもそも、人間の感覚で年齢を推測するのが間違いだったのかもしれない。
リンはこれで成体ということもあり得る……のか?
どう見ても大人には見えなくてどうしても戸惑ってしまう。
一応、自己紹介の年齢の意味が通じていなかったので、リン流に翻訳して説明した。
「……ソウイウ ナカマ タマニ イルデス。
アタシモデス。
ダイジョブデス、ソウイウ ナカマ スゴイ ツヨイデス」
5年あるいは自分と同じ3年生きているにも関わらず自分より小さいユーキくん達三人をリンが励ましていた。
色々驚くことはあったけど、お互いの自己紹介が終わったあと、リンが僕にいってきた。
「王、ノゾミ ハナス シタイデス。
ヨイデス?」
ノゾミちゃんに話し?なんだろ?
「もちろん構わないけど……二人っきりはダメ。
それでもいい?」
「ハイデス」
僕の言葉にすぐにうなずくリン。
「ということらしいんだけど、ノゾミちゃんもいい?」
「はいっ!お話したいですっ!!」
ノ、ノゾミちゃん鼻息荒いなぁ……。
だいぶ我慢させちゃったから弾けそうだ。
「ということだから、リン、どうぞ」
僕の許可が出るとリンはノゾミの前に歩いていき……膝と手をついて四足で立つような姿になるとそのまま頭を垂らした。
少しだけ緊張した様子だったノゾミちゃん以外の三人も、嬉しそうにニコニコしていたノゾミちゃんもびっくりした顔をしている。
そう言ってる僕も驚いた。
リンはなにをしようとしているんだろう?
リンの見慣れない動きに一瞬の驚きのあと緊張が走る。
「ノゾミ。
ノゾミ 王 タノム オカゲ アタシ イノチアル。
アタシ イキル ノゾミ オカゲ。
アリガト、アリガト、アリガト」
……なるほど、リンがノゾミちゃんに会いたいといっていたのはお礼を言いたかったのか。
たしかに、あそこでノゾミちゃんが起きてこなければ僕はリンを間違いなく殺していた。
人間の言葉を話すリンに動揺しながらも、ゴブリンは殺すべきものと信じて殺していた。
おそらくゴブリン流の最敬礼をし続けるリンにノゾミちゃんが目をまん丸くしている。
リンの態度に驚いて固まっちゃったノゾミちゃんの頭を撫でる。
「リンは、ノゾミちゃんに優しくしてもらってとっても嬉しかったんだって。
ノゾミちゃんはリンとどうしたい?」
ノゾミちゃんは一度僕の顔をみたあと、まだ頭を下げ続けるリンに向かって笑顔を向ける。
「気にしないでくださいっ!
それよりノゾミとお友達になってくださいっ!」
笑顔で言うノゾミちゃんに、リンも顔を上げ。
「ハイデスっ!」
ニッコリと実に嬉しそうに笑った。
「エト……王、ノゾミ トモダチ ヨイデス?」
リンがノゾミちゃんに抱きつかれたまま、困ったような……もはや泣きそうにすら見える顔で僕に聞いてきた。
どうやら、ノゾミちゃんと友達になるにも僕の許可がいることを思い出したようだ。
いや、実際にはそんなことに許可なんていらないんだけど、僕の許可無く勝手なことをしてしまったと思って軽くパニック気味だ。
「うん、もちろんだよ。
僕も二人が友だちになってくれて嬉しいよ」
だから、僕が殊更怒ってないと強調して笑顔でそう言うと、リンは安堵したようにため息をついていた。
「ノ、ノゾミっ……!?」
そして、ようやくノゾミちゃんが抱きついてきていることに気づいた様子で、慌てだした。
抱きついてリンのお腹のあたりに頭をグリグリさせているノゾミちゃんに、どうしていいか分からずにアタフタしている。
「リン、頭撫でてあげな。やさーしくね」
僕に言われてリンがノゾミちゃんの頭を撫でだす。
泡を割らないようにしているかのような恐る恐るという感じの優しい仕草だ。
「リンちゃんくすぐったいぃ」
ノゾミちゃんは言葉通りくすぐったそうに身を捩っているけど、嫌がってはいないようでリンに抱きついて撫でられ続けてる。
リンもそれが分かるらしく、そのままノゾミちゃんを撫で続けている。
…………なんか泣きそ。
嬉しいのか悲しいのか怖いのか………………悔やんでいるのか。
自分でも分からないけど、涙が出てきた。
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