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第二章 始めてのクエスト
18話 重たい兄妹
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どれくらい泣き続けていたんだろう。
僕が泣き止むまでずっとリンは涙を優しく舐め取り続けてくれていた。
……ちょっと顔がヒリヒリする。
「《中治癒》」
泣くだけ泣いて落ち着きを取り戻すと、慌ててリンの頬に回復魔法をかける。
赤く痛々しく腫れ上がっていた頬がみるみるうちに治っていく。
「色々酷いことして本当にごめん……他に痛い所ある?」
「ナイデス。
王 アタシノ イノチ クレタデス。
ナニスル デモ イイデス」
「いや、それでも、あんな事するべきじゃなかった……本当にごめん……」
なにをしてもいいと言ってくれるリンに、ただひたすら頭を下げる。
…………酷いことして後悔して優しくするとか、僕クズ男みたいだな。
『知識』によると僕みたいのを『DV男』というらしい。
「本当にごめん……もう二度とあんな事しないから」
クズ男に出来ることは謝る事しかない。
「ホント イイデス。
イキル ユルス ダケ、ウレシイデス」
そうは言ってもなぁ……どうお詫びすればいいんだろう……。
「……なにかしてほしいことはない?」
「…………ヒトツダケ アルデス」
「なに?」
出来る限り叶えたい。
「……ノゾミ、アイタイデス」
そ、それは……。
……いや、リンとは話が通じる。
この気持ちを信じよう。
ひとまずリンを孤児院に連れ帰ってお風呂に入れた。
「王っ!?ミズ ハイル アブナイデスっ!」
湯船に浸かろうとする僕にリンが抱きついて必死に引き止めようとしていた。
どうやらゴブリンに水浴びという習慣はないらしく、入浴前に軽く体を流すだけでも大騒ぎで、いざ入浴という段になったらこの通りだった。
「毎日やってることだから、大丈夫だから。
それと、もうみんな寝てるから静かにね」
僕が泣いている間に相当な時間が経ってしまっていて、もうすでに孤児院は静まり返っている。
お風呂は個室から少し離れてるし閉め切られてるからみんなが起きることはないだろうけど、念のため静かにしておくに越したことはない。
「……デモ、アブナイデス」
リンは声は潜めてくれたけど、引き止めるのはやめてくれない。
困ったなあ。
「…………あ。
お風呂入らないとノゾミちゃんに会えないよ?」
「っ!?」
それを聞いてリンは急にオロオロしだす。
ノゾミちゃんに会えないのは嫌だけど、それでも水は怖いようだ。
うーん、そこまで水に浸かるの嫌なのかぁ。
一応、体は洗ってくれたからそれだけでもいいといえばいいんだけど、僕まで入らせてくれないのは困る。
「ノゾミちゃんとは後で体ちゃんと洗えば会っていいからさ。
とりあえず僕だけでもお風呂に入らせてくれない?」
「ダメデスっ!王、シヌデスっ!」
あれだけ僕に何をされても従順だったのに、僕の命がかかってると思い込んでるせいか強情だ。
これは……仕方ないなあ。
なんか僕、リンに酷いことばかりしているなあと思いながらリンを抱き上げる。
「オ、王?」
そして、戸惑うリンごと湯船に浸かった。
「……キャアアアアアァァァァっ!!」
一瞬のタイムラグのあとリンが大きな悲鳴をあげて抱きついてくる。
……耳がキーンってした。
みんな起きてないといいけど……。
「落ち着いて、リン。
ほら死んでないでしょ?」
そう言ってもリンは僕にしがみついたままガタガタと震えてる。
「マダデス……コレカラ ナガレルデス」
なるほど、ゴブリンは水が怖いというか泳げないのか。
「大丈夫、ここは川と違うから流されないよ」
「……………………?」
しばらくそのままガタガタ震えていたリンも、次第にお風呂には流れがないことに気づいたようだ。
「ナガレル ナイデス?」
「うん、お風呂は流されたりしないから大丈夫だよ。
暴れると転んで溺れちゃうけどね」
僕の言葉を聞いたリンは恐る恐る僕から体を離すと、ゆっくりと僕の腕から手を離した。
「…………ホントデス、ナガレル ナイデス」
リンのちょっと呆然とした顔がおかしかった。
「……コノジメン スゴイ ふかふかデス」
布に穴を開けただけの服――貫頭衣を着て僕のベッドの上に座るリンが不思議そうにベッドのマットを叩いてる。
「破れちゃうから、あんまり乱暴にしないでね」
僕の言葉を聞いたリンはバッと勢いよく両手を上げて、不安そうな顔で叩いていたあたりを見たあと、安堵の表情を浮かべる。
良かった、まだ破けていなかったようだ。
「ゴブリン族には家とかベッドとかないの?」
「イエ?ベッド?」
「えっと……どんなとこに住んで、どんなもので寝てるの?」
「ドウクツ スムデス。
ハッパ ネルデス」
なるほど、洞窟暮らしで葉っぱのベッドか。
今度ゆっくりゴブリン族の話を聞いてみたい。
「とりあえず人間は……というかうちはそれの上で寝るの。
リンは寝られそう?」
「ダイジョブデス。
ふかふか キモチイ デス」
そう言うとベッドの上に大の字になるリン。
言葉通り気に入ってくれたようだ。
「良かった。
それじゃ、そろそろ寝るからもう少し詰めてね」
十分な広さのあるベッドだけど、流石にど真ん中で大の字になられるとせまくるしい。
「…………王、ヒトツ ネルデス?」
ベッドの上に乗る僕を見てリンが恥ずかしそうに言う。
あー……ゴブリン族の事情分からないけど、リンはもう一緒に寝るのは恥ずかしい年なんだろうか?
というかいくつなんだろ?見た目的には同い年より少し下くらいに見えるけど。
「一緒に寝るのは嫌だった?
なら僕は床で寝とくけど……」
他の部屋のベッド用意してないからなぁ。
まあ、一日くらい大丈夫だ。
「ダイジョブデスっ!ガンバルデスっ!」
いや、無理してくれなくても……とは思うけど、まあ、嫌がっているという感じではない。
それじゃ、申し訳ないけど一日だけ我慢してもらおうかな。
もう時間も時間だし、子供の体にはいい加減眠気が限界だ。
「それじゃおやすみなさい」
「ハ、ハイデス、オヤスミデス……」
妙に緊張した様子で僕に背中を向けて丸まっているリンの様子を気にする間もなく僕は夢の国に旅立っていた。
「ア、王、オハヨウデス」
目を覚ましたとき、リンはベッドの上にペタンと座って妙に嬉しそうにお腹を撫でていた。
どうしたんだろう?お腹へったのかな?
それにしては嬉しそうだけど。
むしろお腹いっぱいと言った顔だ。
そういえば、結局リンは昨日一食しか食べてないし、今日はしっかり食べてもらおう。
とはいえ、いきなり朝食を一緒に食べさせるのもな……。
みんなにも心の準備というものがいるだろう。
とりあえず今日のところはこの部屋で食べて、朝食が終わったところでみんなと顔を会わさせてみよう。
そう考えて、リンにここで待つように伝えて、厨房に向かうのだった。
「あ、おはようございます」
厨房に向かうと、妙に嬉しそうな笑顔をしたユーキくんに迎えられた。
「え、えっと、おはよう。
どうしたの?なんかいいことあった?」
軽く戸惑う僕にユーキくんは笑顔で頷く。
「はい、リンが元気そうで安心しました」
…………。
「あの、心配かけてごめん」
そして夜中に騒いでごめん。
「いえ、ボクは先生がどんな選択をしてもついていくので安心してください」
にこやかにそういったあと、少しはにかむように笑う。
「でも、それでも、ノゾミじゃないですが、ご主人さまが誰でも守ってくれるご主人さまで嬉しかったです」
そ、そうも素直な憧憬のこもった目で言われるとすごい照れくさい。
そして期待が重い。
ノゾミちゃんといい、ちょっと肩にズシってくる期待をかけられてる気がする。
勇者ならぬ単なるお助けキャラの身でどこまでやれるか分からないけど、出来る限り頑張ります。
僕が泣き止むまでずっとリンは涙を優しく舐め取り続けてくれていた。
……ちょっと顔がヒリヒリする。
「《中治癒》」
泣くだけ泣いて落ち着きを取り戻すと、慌ててリンの頬に回復魔法をかける。
赤く痛々しく腫れ上がっていた頬がみるみるうちに治っていく。
「色々酷いことして本当にごめん……他に痛い所ある?」
「ナイデス。
王 アタシノ イノチ クレタデス。
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「いや、それでも、あんな事するべきじゃなかった……本当にごめん……」
なにをしてもいいと言ってくれるリンに、ただひたすら頭を下げる。
…………酷いことして後悔して優しくするとか、僕クズ男みたいだな。
『知識』によると僕みたいのを『DV男』というらしい。
「本当にごめん……もう二度とあんな事しないから」
クズ男に出来ることは謝る事しかない。
「ホント イイデス。
イキル ユルス ダケ、ウレシイデス」
そうは言ってもなぁ……どうお詫びすればいいんだろう……。
「……なにかしてほしいことはない?」
「…………ヒトツダケ アルデス」
「なに?」
出来る限り叶えたい。
「……ノゾミ、アイタイデス」
そ、それは……。
……いや、リンとは話が通じる。
この気持ちを信じよう。
ひとまずリンを孤児院に連れ帰ってお風呂に入れた。
「王っ!?ミズ ハイル アブナイデスっ!」
湯船に浸かろうとする僕にリンが抱きついて必死に引き止めようとしていた。
どうやらゴブリンに水浴びという習慣はないらしく、入浴前に軽く体を流すだけでも大騒ぎで、いざ入浴という段になったらこの通りだった。
「毎日やってることだから、大丈夫だから。
それと、もうみんな寝てるから静かにね」
僕が泣いている間に相当な時間が経ってしまっていて、もうすでに孤児院は静まり返っている。
お風呂は個室から少し離れてるし閉め切られてるからみんなが起きることはないだろうけど、念のため静かにしておくに越したことはない。
「……デモ、アブナイデス」
リンは声は潜めてくれたけど、引き止めるのはやめてくれない。
困ったなあ。
「…………あ。
お風呂入らないとノゾミちゃんに会えないよ?」
「っ!?」
それを聞いてリンは急にオロオロしだす。
ノゾミちゃんに会えないのは嫌だけど、それでも水は怖いようだ。
うーん、そこまで水に浸かるの嫌なのかぁ。
一応、体は洗ってくれたからそれだけでもいいといえばいいんだけど、僕まで入らせてくれないのは困る。
「ノゾミちゃんとは後で体ちゃんと洗えば会っていいからさ。
とりあえず僕だけでもお風呂に入らせてくれない?」
「ダメデスっ!王、シヌデスっ!」
あれだけ僕に何をされても従順だったのに、僕の命がかかってると思い込んでるせいか強情だ。
これは……仕方ないなあ。
なんか僕、リンに酷いことばかりしているなあと思いながらリンを抱き上げる。
「オ、王?」
そして、戸惑うリンごと湯船に浸かった。
「……キャアアアアアァァァァっ!!」
一瞬のタイムラグのあとリンが大きな悲鳴をあげて抱きついてくる。
……耳がキーンってした。
みんな起きてないといいけど……。
「落ち着いて、リン。
ほら死んでないでしょ?」
そう言ってもリンは僕にしがみついたままガタガタと震えてる。
「マダデス……コレカラ ナガレルデス」
なるほど、ゴブリンは水が怖いというか泳げないのか。
「大丈夫、ここは川と違うから流されないよ」
「……………………?」
しばらくそのままガタガタ震えていたリンも、次第にお風呂には流れがないことに気づいたようだ。
「ナガレル ナイデス?」
「うん、お風呂は流されたりしないから大丈夫だよ。
暴れると転んで溺れちゃうけどね」
僕の言葉を聞いたリンは恐る恐る僕から体を離すと、ゆっくりと僕の腕から手を離した。
「…………ホントデス、ナガレル ナイデス」
リンのちょっと呆然とした顔がおかしかった。
「……コノジメン スゴイ ふかふかデス」
布に穴を開けただけの服――貫頭衣を着て僕のベッドの上に座るリンが不思議そうにベッドのマットを叩いてる。
「破れちゃうから、あんまり乱暴にしないでね」
僕の言葉を聞いたリンはバッと勢いよく両手を上げて、不安そうな顔で叩いていたあたりを見たあと、安堵の表情を浮かべる。
良かった、まだ破けていなかったようだ。
「ゴブリン族には家とかベッドとかないの?」
「イエ?ベッド?」
「えっと……どんなとこに住んで、どんなもので寝てるの?」
「ドウクツ スムデス。
ハッパ ネルデス」
なるほど、洞窟暮らしで葉っぱのベッドか。
今度ゆっくりゴブリン族の話を聞いてみたい。
「とりあえず人間は……というかうちはそれの上で寝るの。
リンは寝られそう?」
「ダイジョブデス。
ふかふか キモチイ デス」
そう言うとベッドの上に大の字になるリン。
言葉通り気に入ってくれたようだ。
「良かった。
それじゃ、そろそろ寝るからもう少し詰めてね」
十分な広さのあるベッドだけど、流石にど真ん中で大の字になられるとせまくるしい。
「…………王、ヒトツ ネルデス?」
ベッドの上に乗る僕を見てリンが恥ずかしそうに言う。
あー……ゴブリン族の事情分からないけど、リンはもう一緒に寝るのは恥ずかしい年なんだろうか?
というかいくつなんだろ?見た目的には同い年より少し下くらいに見えるけど。
「一緒に寝るのは嫌だった?
なら僕は床で寝とくけど……」
他の部屋のベッド用意してないからなぁ。
まあ、一日くらい大丈夫だ。
「ダイジョブデスっ!ガンバルデスっ!」
いや、無理してくれなくても……とは思うけど、まあ、嫌がっているという感じではない。
それじゃ、申し訳ないけど一日だけ我慢してもらおうかな。
もう時間も時間だし、子供の体にはいい加減眠気が限界だ。
「それじゃおやすみなさい」
「ハ、ハイデス、オヤスミデス……」
妙に緊張した様子で僕に背中を向けて丸まっているリンの様子を気にする間もなく僕は夢の国に旅立っていた。
「ア、王、オハヨウデス」
目を覚ましたとき、リンはベッドの上にペタンと座って妙に嬉しそうにお腹を撫でていた。
どうしたんだろう?お腹へったのかな?
それにしては嬉しそうだけど。
むしろお腹いっぱいと言った顔だ。
そういえば、結局リンは昨日一食しか食べてないし、今日はしっかり食べてもらおう。
とはいえ、いきなり朝食を一緒に食べさせるのもな……。
みんなにも心の準備というものがいるだろう。
とりあえず今日のところはこの部屋で食べて、朝食が終わったところでみんなと顔を会わさせてみよう。
そう考えて、リンにここで待つように伝えて、厨房に向かうのだった。
「あ、おはようございます」
厨房に向かうと、妙に嬉しそうな笑顔をしたユーキくんに迎えられた。
「え、えっと、おはよう。
どうしたの?なんかいいことあった?」
軽く戸惑う僕にユーキくんは笑顔で頷く。
「はい、リンが元気そうで安心しました」
…………。
「あの、心配かけてごめん」
そして夜中に騒いでごめん。
「いえ、ボクは先生がどんな選択をしてもついていくので安心してください」
にこやかにそういったあと、少しはにかむように笑う。
「でも、それでも、ノゾミじゃないですが、ご主人さまが誰でも守ってくれるご主人さまで嬉しかったです」
そ、そうも素直な憧憬のこもった目で言われるとすごい照れくさい。
そして期待が重い。
ノゾミちゃんといい、ちょっと肩にズシってくる期待をかけられてる気がする。
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