47 / 117
第二章 始めてのクエスト
14話 圧勝との線引
しおりを挟む
その後、みんなと細かく打ち合わせをして早めに就寝。
次の日も早めに起きると、まだ暗いうちにご飯を食べて準備を整えると夜明けとともに孤児院を出た。
ゴブリンの気配に注意しながら森を進むけど、結局洞窟までゴブリンに出会うことはなかった。
つい先日レオンたちの襲撃があったあとだと言うのに巣の洞窟前にも一匹の見張りしかいないし、思ってた以上に戦力は残っていないのかもしれない。
ただでさえ減っていたところをレオンたちに致命的なレベルまで減らされたというところだろうか?
とは言え、今日は一切の油断が許されない。
「ちょっと、ここで動かないで待っててね?」
巣から少し離れたところにみんなを任せて一人先行する。
「《隠形》」
気配を薄くする魔法を励起して、背後から見張りの雑魚ゴブリンに近づき手早く倒す。
死体を見えないところに隠してからみんなのところに戻った。
「それじゃ、静かについてきてね。
くれぐれもシーッだよ?」
一応みんなに念を押して頷くのを確認してからみんなと一緒に洞窟前まで行く。
まだ近くに気配はないけど、ここからは手早く行こう。
「《石騎士作成》」
地面に向かって魔法を励起すると、地面が大きくえぐれてその代わりに少し不格好な直立した石のウサギが5体立っていた。
……少しでもノゾミちゃんとアリスちゃんが怖くないようにと思ってウサギのイメージにしてみたけど、かえって不気味だったかもしれない。
二人も「なんかこれじゃない」というような微妙な顔をしている。
『石騎士』は魔法で作るいわゆるゴーレムでゴブリン・ナイトくらいなら一対一で圧倒することが出来る。
『石騎士』たちは一体がノゾミちゃんとアリスちゃんを両手に抱き上げると、残り四体がその四方を囲む。
「《風霊召喚》」
一陣の風が吹き付けたとあと二人の前に半透明の緑色をした小さな妖精が現れた。
この子は風の下位精霊で、魔力を対価に力を貸してくれる。
今日は子供たちに飛んできた飛び道具を防いで貰う予定だ。
「《火霊召喚》《水霊召喚》《土霊召喚》」
続いて赤い妖精、青い妖精、黄色い妖精を呼び寄せる。
この子達には少しでも近寄ってくるゴブリンがいた場合の遠距離攻撃と防御を担当してもらう。
可愛らしい姿をしている妖精たちは二人にも好評だったみたいで、楽しそうに手を伸ばしている。
下位精霊は人懐っこい子が多いのでこの子達も二人とじゃれてくれている。
……下手に気に入られると連れ去られちゃうから野良精霊には注意が必要だけど。
「《祝福》」
最後に災いよけの魔法をみんなにかけて準備完了。
《悪魔召喚》とか《死兵作成》なんかは守ってくれる側のほうが怖くなりそうだから諦めた。
ゴブリンが数で来るのならこちらも数で対応する。
これが現状でできる最高の防御策だ。
僕に使えるレベルの魔法では離れたら制御出来なくなるから留守番させたり出来ないのが悔しい。
「大丈夫?二人共痛かったりしない?」
「ちょっとゴツゴツするけど大丈夫です」
「いたくないよー」
《石騎士》その名の通り石だからなぁ……クッションとか持ってくればよかった。
「それじゃ、絶対守るから安心して寝ててね」
「はい」
「はーい」
笑顔で返事をする二人のおでこにおやすみのキスをする。
「《誘眠》」
魔法によってあっという間にスヤスヤと寝息を立てだす二人。
これで準備完了だ。
「それじゃ、悪いけど二人の様子を見ておいてね」
「はい、分かりました」
「ま、まかせて……ください……」
ユーキくんは力強く、シャルは恥ずかしそうに頷いてくれる。
はじめの予定では『石騎士』をもう一体増やして二人も寝たまま運ぶ予定だったんだけど、打ち合わせの間に変えた。
《誘眠》の魔法は対象を強制的に眠りに誘うけどそれはあくまで単なる眠りだ。
深く眠りにはつくけど普通に眠っているだけなので、大きな音などがあれば起きてしまう。
それを聞いた二人は、寝ているノゾミちゃんとアリスちゃんが目を覚ましそうになる気配を見ていてくれることになった。
もし目を覚ましそうになったら一旦安全地帯に戻って魔法を掛け直すという流れだ。
この案を提案してきたユーキくんと、出来れば二人にも寝ていてほしい僕でしばらく言い合いになったけど、結局はノゾミちゃん達の眠りを最優先にすることになった。
「怖くなったらいつでも眠らせるから言ってよ?」
未だに諦めきれない僕がしつこくユーキくんとシャルに言うけど、二人はただ笑みを返すだけで頷いてもくれない。
むぅ……。
まあ、とにかくこれでダンジョンアタックの体制は整った。
さっさと終わらせてしまおう。
一番先頭にもちろん僕。
そして僕からだいぶ離れて、『石騎士』に囲まれた子供たち。
「《風刃》」
奥から出てきたゴブリンを風の刃で一薙ぎにする。
これでちょうど10体目のゴブリンだ。
もう巣の半ばまで来ているはずなのに、数が自慢のゴブリンにしてはぽつりぽつりと単発的にしか出てこない。
これ、本気でほぼ壊滅状態だな。
レオンたちは本当にだいぶ頑張ったようだ。
もしあと少し実力があるか運が味方すればレオンたちだけでの討伐も可能だったかもしれない。
「《焼滅》」
ゴブリンの死体に手をつくと火魔法を励起して一気に炭化させる。
辺りに焦げ臭い匂いが充満するけどそれだけだ。
相手に触れなければいけない上、極度の集中と多くの魔力を必要とする色々割に合わない魔法だけど、肉の焼ける嫌な匂いを発する間もなく炭化するので今だけはありがたい。
死体を処理して先に進むと、道が3つに分かれていた。
左右どちらにも気配があるし、正面はまだ奥に続いてそうだ。
…………とりあえず、左から行ってみよう。
「《土人形作成》」
左側の通路を少し削って巨大な土でできた人形を作成する。
力仕事用で、力はあっても戦闘力はほとんどないけど、道を塞いでおく程度なら十分だ。
2体の『土人形』で正面と右の通路を塞ぐと左の通路を進む。
通路の先は大きめの広間になっていて、そこには傷を負って横たわる10体ほどのゴブリンとそれを守るように立ちはだかる、二体の周りよりは軽傷だけどやはり傷ついたゴブリンがいた。
…………。
ギャッギャッと僕には分からない言葉を叫びながら斬りかかってくるゴブリンの首を切り落とす。
その後、動けないゴブリンたちに一体一体とどめを刺していった。
左の部屋の後処理を済ませて右の部屋に向かうと、そちらにも傷ついたゴブリンたちが寝ていた。
護衛、あるいは看護のゴブリンを一撃で葬り、動けないゴブリンたちにとどめを刺し後処理をする。
「さ、それじゃ正面の道に進もうか」
一度みんなに合流してそういう僕を、ユーキくんとシャルが泣きながら抱きしめてくれた。
ごめんね、気分のよくないもの見せて。
大丈夫だよ、僕は慣れてるから。
でも、問題なく勝てるとは思ってたけど、ここまで圧倒的だと気分良くないねぇ。
まるで虐殺している気分になる。
次の日も早めに起きると、まだ暗いうちにご飯を食べて準備を整えると夜明けとともに孤児院を出た。
ゴブリンの気配に注意しながら森を進むけど、結局洞窟までゴブリンに出会うことはなかった。
つい先日レオンたちの襲撃があったあとだと言うのに巣の洞窟前にも一匹の見張りしかいないし、思ってた以上に戦力は残っていないのかもしれない。
ただでさえ減っていたところをレオンたちに致命的なレベルまで減らされたというところだろうか?
とは言え、今日は一切の油断が許されない。
「ちょっと、ここで動かないで待っててね?」
巣から少し離れたところにみんなを任せて一人先行する。
「《隠形》」
気配を薄くする魔法を励起して、背後から見張りの雑魚ゴブリンに近づき手早く倒す。
死体を見えないところに隠してからみんなのところに戻った。
「それじゃ、静かについてきてね。
くれぐれもシーッだよ?」
一応みんなに念を押して頷くのを確認してからみんなと一緒に洞窟前まで行く。
まだ近くに気配はないけど、ここからは手早く行こう。
「《石騎士作成》」
地面に向かって魔法を励起すると、地面が大きくえぐれてその代わりに少し不格好な直立した石のウサギが5体立っていた。
……少しでもノゾミちゃんとアリスちゃんが怖くないようにと思ってウサギのイメージにしてみたけど、かえって不気味だったかもしれない。
二人も「なんかこれじゃない」というような微妙な顔をしている。
『石騎士』は魔法で作るいわゆるゴーレムでゴブリン・ナイトくらいなら一対一で圧倒することが出来る。
『石騎士』たちは一体がノゾミちゃんとアリスちゃんを両手に抱き上げると、残り四体がその四方を囲む。
「《風霊召喚》」
一陣の風が吹き付けたとあと二人の前に半透明の緑色をした小さな妖精が現れた。
この子は風の下位精霊で、魔力を対価に力を貸してくれる。
今日は子供たちに飛んできた飛び道具を防いで貰う予定だ。
「《火霊召喚》《水霊召喚》《土霊召喚》」
続いて赤い妖精、青い妖精、黄色い妖精を呼び寄せる。
この子達には少しでも近寄ってくるゴブリンがいた場合の遠距離攻撃と防御を担当してもらう。
可愛らしい姿をしている妖精たちは二人にも好評だったみたいで、楽しそうに手を伸ばしている。
下位精霊は人懐っこい子が多いのでこの子達も二人とじゃれてくれている。
……下手に気に入られると連れ去られちゃうから野良精霊には注意が必要だけど。
「《祝福》」
最後に災いよけの魔法をみんなにかけて準備完了。
《悪魔召喚》とか《死兵作成》なんかは守ってくれる側のほうが怖くなりそうだから諦めた。
ゴブリンが数で来るのならこちらも数で対応する。
これが現状でできる最高の防御策だ。
僕に使えるレベルの魔法では離れたら制御出来なくなるから留守番させたり出来ないのが悔しい。
「大丈夫?二人共痛かったりしない?」
「ちょっとゴツゴツするけど大丈夫です」
「いたくないよー」
《石騎士》その名の通り石だからなぁ……クッションとか持ってくればよかった。
「それじゃ、絶対守るから安心して寝ててね」
「はい」
「はーい」
笑顔で返事をする二人のおでこにおやすみのキスをする。
「《誘眠》」
魔法によってあっという間にスヤスヤと寝息を立てだす二人。
これで準備完了だ。
「それじゃ、悪いけど二人の様子を見ておいてね」
「はい、分かりました」
「ま、まかせて……ください……」
ユーキくんは力強く、シャルは恥ずかしそうに頷いてくれる。
はじめの予定では『石騎士』をもう一体増やして二人も寝たまま運ぶ予定だったんだけど、打ち合わせの間に変えた。
《誘眠》の魔法は対象を強制的に眠りに誘うけどそれはあくまで単なる眠りだ。
深く眠りにはつくけど普通に眠っているだけなので、大きな音などがあれば起きてしまう。
それを聞いた二人は、寝ているノゾミちゃんとアリスちゃんが目を覚ましそうになる気配を見ていてくれることになった。
もし目を覚ましそうになったら一旦安全地帯に戻って魔法を掛け直すという流れだ。
この案を提案してきたユーキくんと、出来れば二人にも寝ていてほしい僕でしばらく言い合いになったけど、結局はノゾミちゃん達の眠りを最優先にすることになった。
「怖くなったらいつでも眠らせるから言ってよ?」
未だに諦めきれない僕がしつこくユーキくんとシャルに言うけど、二人はただ笑みを返すだけで頷いてもくれない。
むぅ……。
まあ、とにかくこれでダンジョンアタックの体制は整った。
さっさと終わらせてしまおう。
一番先頭にもちろん僕。
そして僕からだいぶ離れて、『石騎士』に囲まれた子供たち。
「《風刃》」
奥から出てきたゴブリンを風の刃で一薙ぎにする。
これでちょうど10体目のゴブリンだ。
もう巣の半ばまで来ているはずなのに、数が自慢のゴブリンにしてはぽつりぽつりと単発的にしか出てこない。
これ、本気でほぼ壊滅状態だな。
レオンたちは本当にだいぶ頑張ったようだ。
もしあと少し実力があるか運が味方すればレオンたちだけでの討伐も可能だったかもしれない。
「《焼滅》」
ゴブリンの死体に手をつくと火魔法を励起して一気に炭化させる。
辺りに焦げ臭い匂いが充満するけどそれだけだ。
相手に触れなければいけない上、極度の集中と多くの魔力を必要とする色々割に合わない魔法だけど、肉の焼ける嫌な匂いを発する間もなく炭化するので今だけはありがたい。
死体を処理して先に進むと、道が3つに分かれていた。
左右どちらにも気配があるし、正面はまだ奥に続いてそうだ。
…………とりあえず、左から行ってみよう。
「《土人形作成》」
左側の通路を少し削って巨大な土でできた人形を作成する。
力仕事用で、力はあっても戦闘力はほとんどないけど、道を塞いでおく程度なら十分だ。
2体の『土人形』で正面と右の通路を塞ぐと左の通路を進む。
通路の先は大きめの広間になっていて、そこには傷を負って横たわる10体ほどのゴブリンとそれを守るように立ちはだかる、二体の周りよりは軽傷だけどやはり傷ついたゴブリンがいた。
…………。
ギャッギャッと僕には分からない言葉を叫びながら斬りかかってくるゴブリンの首を切り落とす。
その後、動けないゴブリンたちに一体一体とどめを刺していった。
左の部屋の後処理を済ませて右の部屋に向かうと、そちらにも傷ついたゴブリンたちが寝ていた。
護衛、あるいは看護のゴブリンを一撃で葬り、動けないゴブリンたちにとどめを刺し後処理をする。
「さ、それじゃ正面の道に進もうか」
一度みんなに合流してそういう僕を、ユーキくんとシャルが泣きながら抱きしめてくれた。
ごめんね、気分のよくないもの見せて。
大丈夫だよ、僕は慣れてるから。
でも、問題なく勝てるとは思ってたけど、ここまで圧倒的だと気分良くないねぇ。
まるで虐殺している気分になる。
10
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる