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第二章 始めてのクエスト
10話 木と鉄
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さっきのことはすべて忘れることにした。
みんなの機嫌がいいからそれでいいということにする。
屋敷から村まで10分くらいみんなと話しながら歩いていると、だんだん家が増えてきた。
ユーキくん達街の子組は街とは雰囲気の違う風景を興味深そうに見回している。
「とりあえずは、打ち合わせ通り木工所から行くってことでいいかな?」
僕の言葉にみんなうなずいてくれる。
僕としても疫病前の村の様子は全然知らないので、ホルツさんがいると思われる木工所の場所しか分からない。
あとの事はホルツさんに聞いてみるつもりだ。
村と森の境目にある木工所までみんなと村の中を見物しながら歩いていると、村の広場に色々とものが積み重ねられていた。
「先生、あれはなんですか?」
「うーん、はっきりとは分からないけど、近々市が立つのかもね」
「「市っ!?」」
僕の言葉にノゾミちゃんとアリスちゃんが目を輝かせる。
疫病後もこの村では月に一度くらいの頻度で市が立っていたはずだ。
その時よりもっと賑やかだけど雰囲気が似てる気がする。
「市が立ったら、みんなで遊びに来てみようね」
「うんっ♪」
「はいっ♪」
元気に返事をするノゾミちゃんとアリスちゃんだけでなく、ユーキくんもシャルさんも嬉しそうにうなずいていた。
「これはこれは、閣下、よくいらしてくださいました。
先程は朝早くから押しかけてしまい、申し訳ありませんでした」
木工所を訪ねると、すぐにホルツさんが出迎えてくれて所長室に案内してくれた。
「いえいえ、いつでもいらしてください。
ただし、騒がしかったり話が通じなかったりするのは勘弁してくだされば幸いです」
そう言ってホルツさんと二人笑い合う。
「さて、本日はどのような御用でしょうか?
ゴブリン討伐の件でしたら、出来得る限りの協力をさせていだきます」
「ありがとうございます。
でも、今日はご挨拶と他のお願いで参りました」
そういったあと、僕の隣でちょっと緊張した様子でお行儀よく座る子供たちを手で指し示す。
「この子達が前にお話した、うちの子たちです。
みんな、こちらは木こりさんのリーダーのホルツさんだよ、ご挨拶を」
「「「「よろしくお願いします」」」」
それぞれ自己紹介をしたあと、みんな揃って頭を下げる子供たち。
練習でもしていたのかな?すごい可愛い。
「はい、ホルツと申します。こちらこそよろしくお願いしますね」
ホルツさんもニコニコしてくれている。
「ああ、うちにユーキくんやアリスさんと同い年くらいの子がいますから、今度紹介させてくださいな」
「は、はいっ!ありがとうございますっ!」
「ありがとうございますっ!」
『前』もクライブくんと二人は仲良かったから、いい友達になれるに違いない。
「あとは、お願いしたいことなのですが……」
挨拶も終わったところで、もう一つの目的だった薪の購入と窓の修理について打ち合わせをした。
窓の方はユーキくんがある程度直してくれたあと、僕も手伝ってさらに補修していたんだけど、本格的な嵐の時期が来る前にちゃんと直しておこうと思った。
ガラス戸にする必要はないので木の窓でということで打ち合わせを終わらせたんだけど……。
打ち合わせしている間、ノゾミちゃんがチラチラとなにかを見てた。
飽きちゃうのは分かってたし、むしろ待たせちゃって申し訳なかったけど……なにを見てたんだろう?
ホルツさんとの話が終わって、ノゾミちゃんの視線を追ってみると、棚の上に小さな動物の人形がおいてあった。
「ホルツさん、あれは?」
「ん?ああ、お恥ずかしい。
あれは私が休憩時間に手慰みで作ったものです」
ほー。
小さいうさぎやシカ、イヌや鷹など様々な動物が実物そっくりに、でもどこか可愛らしく彫られていて手慰みなんて思えないほど出来がいい。
「あれは売り物ではないのですか?
と言うか、お譲りいただくことは出来ませんか?」
僕の言葉を聞いて、ノゾミちゃんの顔が輝いた。
「そんなっ!あのような粗末なものを閣下に献上するなど恐れ多くてできませんっ!!」
いや、そんな大げさに考えないでほしいんだけどなぁ。
『閣下』を訂正しないでいたのを今更後悔した。
「いえいえ、あれ程出来の良い人形、王都でもそう見られるものじゃありません。
ぜひとも、お願いしたいです」
「…………そうおっしゃっていただけるのは嬉しいですし、そこまでおっしゃるのでしたら喜んでお譲りする……といいたいのですが……」
そう言うと、ホルツさんは一つ人形を取ってきてテーブルの上に乗せる。
「近くで見ていただくと分かると思うのですが、本当に手慰みで作っただけのもののため毛羽立ちなどが残っていてノゾミさんに差し上げるのには問題があるかと……」
言われてよく見てみると、たしかに色んなところが尖ったりしている……。
「少しお時間をいただけましたら、もう少しきちんとした形にすることも出来ますが……」
そこまでしてもらうのは……と思ったけど、ノゾミちゃんが「ほしい……でも、ほしくないふりする」というなんとも言えない表情をしている。
「…………お手間をおかけして申し訳ありませんが、お願いできますか?」
これは……頭を下げるしかない。
快く頷いてくれたホルツさんにはいつかなにかお返しをしよう。
ホルツさんとの話が終わったあと、他の目的地の場所を聞いて、とりあえず近かった鍛冶屋に向かった。
鍛冶屋のクファーさんは前にホルツさんと一緒に屋敷に来た人なので子供たちの紹介だけして本題に入る。
とりあえず明日持っていく工具類を買って、孤児院で使う子供用の包丁や調理器具の注文をした。
子供たちはみんなで料理を手伝ってくれるんだけど、元々大人用な上に大人数用の調理器具のためとにかく全てがでかい。
ということで、子供たちでも無理なく調理できるように少人数用の調理器具を注文しに来たのだ。
商談が終わって帰ろうとすると、今度はユーキくんが決してある方に視線を送らないことに気づいた。
不思議に思って、そっちを見てみると……なるほど。
まあ、ユーキくんなら危ないこともしないだろうし、いいだろう。
「クファーさん5歳児用の剣を打ってもらうことは出来ますか?」
「先生っ!?」
突然の僕の発言にユーキくんがすごい驚いた顔をしている。
「え、ええ、ご注文とあらばもちろん打ちますが……子供の場合すぐに成長して使えなくなってしまいますよ?」
「ああ、そのときにはまたお願いするので構いません。
それじゃ練習用と真剣の二本お願いします」
「あ、あの……先生……ボク……」
「まあ、ユーキくんなら言わなくても大丈夫だと思うけど、危ないことはしないこと」
「は、はいっ!ありがとうございますっ!!」
珍しく顔いっぱいに子供っぽい笑顔を浮かべるユーキくん。
うんうん、男の子は剣が大好きなものなのだ。
みんなの機嫌がいいからそれでいいということにする。
屋敷から村まで10分くらいみんなと話しながら歩いていると、だんだん家が増えてきた。
ユーキくん達街の子組は街とは雰囲気の違う風景を興味深そうに見回している。
「とりあえずは、打ち合わせ通り木工所から行くってことでいいかな?」
僕の言葉にみんなうなずいてくれる。
僕としても疫病前の村の様子は全然知らないので、ホルツさんがいると思われる木工所の場所しか分からない。
あとの事はホルツさんに聞いてみるつもりだ。
村と森の境目にある木工所までみんなと村の中を見物しながら歩いていると、村の広場に色々とものが積み重ねられていた。
「先生、あれはなんですか?」
「うーん、はっきりとは分からないけど、近々市が立つのかもね」
「「市っ!?」」
僕の言葉にノゾミちゃんとアリスちゃんが目を輝かせる。
疫病後もこの村では月に一度くらいの頻度で市が立っていたはずだ。
その時よりもっと賑やかだけど雰囲気が似てる気がする。
「市が立ったら、みんなで遊びに来てみようね」
「うんっ♪」
「はいっ♪」
元気に返事をするノゾミちゃんとアリスちゃんだけでなく、ユーキくんもシャルさんも嬉しそうにうなずいていた。
「これはこれは、閣下、よくいらしてくださいました。
先程は朝早くから押しかけてしまい、申し訳ありませんでした」
木工所を訪ねると、すぐにホルツさんが出迎えてくれて所長室に案内してくれた。
「いえいえ、いつでもいらしてください。
ただし、騒がしかったり話が通じなかったりするのは勘弁してくだされば幸いです」
そう言ってホルツさんと二人笑い合う。
「さて、本日はどのような御用でしょうか?
ゴブリン討伐の件でしたら、出来得る限りの協力をさせていだきます」
「ありがとうございます。
でも、今日はご挨拶と他のお願いで参りました」
そういったあと、僕の隣でちょっと緊張した様子でお行儀よく座る子供たちを手で指し示す。
「この子達が前にお話した、うちの子たちです。
みんな、こちらは木こりさんのリーダーのホルツさんだよ、ご挨拶を」
「「「「よろしくお願いします」」」」
それぞれ自己紹介をしたあと、みんな揃って頭を下げる子供たち。
練習でもしていたのかな?すごい可愛い。
「はい、ホルツと申します。こちらこそよろしくお願いしますね」
ホルツさんもニコニコしてくれている。
「ああ、うちにユーキくんやアリスさんと同い年くらいの子がいますから、今度紹介させてくださいな」
「は、はいっ!ありがとうございますっ!」
「ありがとうございますっ!」
『前』もクライブくんと二人は仲良かったから、いい友達になれるに違いない。
「あとは、お願いしたいことなのですが……」
挨拶も終わったところで、もう一つの目的だった薪の購入と窓の修理について打ち合わせをした。
窓の方はユーキくんがある程度直してくれたあと、僕も手伝ってさらに補修していたんだけど、本格的な嵐の時期が来る前にちゃんと直しておこうと思った。
ガラス戸にする必要はないので木の窓でということで打ち合わせを終わらせたんだけど……。
打ち合わせしている間、ノゾミちゃんがチラチラとなにかを見てた。
飽きちゃうのは分かってたし、むしろ待たせちゃって申し訳なかったけど……なにを見てたんだろう?
ホルツさんとの話が終わって、ノゾミちゃんの視線を追ってみると、棚の上に小さな動物の人形がおいてあった。
「ホルツさん、あれは?」
「ん?ああ、お恥ずかしい。
あれは私が休憩時間に手慰みで作ったものです」
ほー。
小さいうさぎやシカ、イヌや鷹など様々な動物が実物そっくりに、でもどこか可愛らしく彫られていて手慰みなんて思えないほど出来がいい。
「あれは売り物ではないのですか?
と言うか、お譲りいただくことは出来ませんか?」
僕の言葉を聞いて、ノゾミちゃんの顔が輝いた。
「そんなっ!あのような粗末なものを閣下に献上するなど恐れ多くてできませんっ!!」
いや、そんな大げさに考えないでほしいんだけどなぁ。
『閣下』を訂正しないでいたのを今更後悔した。
「いえいえ、あれ程出来の良い人形、王都でもそう見られるものじゃありません。
ぜひとも、お願いしたいです」
「…………そうおっしゃっていただけるのは嬉しいですし、そこまでおっしゃるのでしたら喜んでお譲りする……といいたいのですが……」
そう言うと、ホルツさんは一つ人形を取ってきてテーブルの上に乗せる。
「近くで見ていただくと分かると思うのですが、本当に手慰みで作っただけのもののため毛羽立ちなどが残っていてノゾミさんに差し上げるのには問題があるかと……」
言われてよく見てみると、たしかに色んなところが尖ったりしている……。
「少しお時間をいただけましたら、もう少しきちんとした形にすることも出来ますが……」
そこまでしてもらうのは……と思ったけど、ノゾミちゃんが「ほしい……でも、ほしくないふりする」というなんとも言えない表情をしている。
「…………お手間をおかけして申し訳ありませんが、お願いできますか?」
これは……頭を下げるしかない。
快く頷いてくれたホルツさんにはいつかなにかお返しをしよう。
ホルツさんとの話が終わったあと、他の目的地の場所を聞いて、とりあえず近かった鍛冶屋に向かった。
鍛冶屋のクファーさんは前にホルツさんと一緒に屋敷に来た人なので子供たちの紹介だけして本題に入る。
とりあえず明日持っていく工具類を買って、孤児院で使う子供用の包丁や調理器具の注文をした。
子供たちはみんなで料理を手伝ってくれるんだけど、元々大人用な上に大人数用の調理器具のためとにかく全てがでかい。
ということで、子供たちでも無理なく調理できるように少人数用の調理器具を注文しに来たのだ。
商談が終わって帰ろうとすると、今度はユーキくんが決してある方に視線を送らないことに気づいた。
不思議に思って、そっちを見てみると……なるほど。
まあ、ユーキくんなら危ないこともしないだろうし、いいだろう。
「クファーさん5歳児用の剣を打ってもらうことは出来ますか?」
「先生っ!?」
突然の僕の発言にユーキくんがすごい驚いた顔をしている。
「え、ええ、ご注文とあらばもちろん打ちますが……子供の場合すぐに成長して使えなくなってしまいますよ?」
「ああ、そのときにはまたお願いするので構いません。
それじゃ練習用と真剣の二本お願いします」
「あ、あの……先生……ボク……」
「まあ、ユーキくんなら言わなくても大丈夫だと思うけど、危ないことはしないこと」
「は、はいっ!ありがとうございますっ!!」
珍しく顔いっぱいに子供っぽい笑顔を浮かべるユーキくん。
うんうん、男の子は剣が大好きなものなのだ。
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