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第二章 始めてのクエスト
8話 不幸な目
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目を覚ますと、両腕がぷにぷに柔らかかった。
左右からユーキくんとノゾミちゃんが抱きついてきてる。
二人の幸せそうな寝顔をみて、今日も一日頑張ろうと思った。
「せんせえー、今日はお出かけできるの?」
みんなで食堂兼広間で朝食を摂っているときにノゾミちゃんがそんなことを言ってきた。
あー、昨日は色々あって結局村に連れていけなかったからなぁ。
早ければ今日には村長が来るかもしれないけど……。
ま、急ぐ話でもないからいいや。
買い出しもしたかったし、何よりノゾミちゃん優先だ。
「そうだね、それじゃ、ご飯食べたら行ってみる?」
「ほんとっ!?」
喜びの声は意外なところから上がった。
聞いてきたノゾミちゃんよりも先にアリスちゃんが声を上げていた。
みんな――ノゾミちゃんも――ちょっと驚いた顔をアリスちゃんを見てる。
「…………ご、ごめんなさい……。
……お買い物とか……してみたかったから……」
恥ずかしそうに縮こまっちゃったアリスちゃんが微笑ましい。
そうだよね、命がけで逃げ延びてきたあとはずっと孤児院にこもりっきりだもんね。
そろそろみんな羽根を伸ばしたいんだろう。
「よし、それじゃ、今日はみんなで村を散策してみようっ!」
僕の言葉に、子どもたちは歓声を上げた。
行きたいところや買いたい物を話しながら楽しく食事をしていたところに、荒々しいノックの音が響く。
……なんてタイミングの悪い……。
「おいっ!小僧っ!いるんだろうっ!!早く出てこいっ!!」
続いて村長さんの怒鳴り声が響き渡る。
めんどくせぇ……。
居留守使っちゃおうかな……。
「あの……ボク出てきましょうか……?」
結構本気で居留守を考えていたけど、ユーキくんが不安そうな顔をしてしまっている。
他の子達も同じような顔をしているし、いつまでも大人の怒鳴り声を聞かせているのも良くない。
探しに来られても面倒だし、素直に行ってくるか。
「ちょっとお話してくるから、このままご飯食べててね」
不安げにしている子供たちに笑顔を行ってから、玄関に向かう。
「子供たちもいるのであまり怒鳴り声をあげないでもらえますか?」
「ああっ!?すぐに出てこないお前が悪いんだろうっ!!」
だから怒鳴るなって言ってんのに……喋れなくしたろか。
…………楽しい団らんを邪魔されて気が立ってるな、落ち着こう。
「それで、皆さん、こんな朝早くから何事ですか?」
とりあえず子供たちが食事中ということで外に出てもらったけど、今日来たのは村長さんだけじゃなくって、取り巻きの親達と木こり代表のホルツさんがいた。
「話があるのは私じゃない。
ほれ、ホルツ」
村長さんがそう言うと取り巻きの親達はホルツさんを前に押し出してくる。
押し出されたホルツさんは、困った顔をしてペコペコと頭を下げてる。
「朝早くから申し訳ありません、閣下」
「いえいえ、騒がしくしなければいつ来てくださっても構いませんよ」
まあ、本音を言えば食事時は止めてほしいけど。
「さっさと本題に入らんかっ!!」
だから騒ぐなって言ってるだろうに……。
本当に人の話を聞こうとしない人だなぁ。
「あ、あの、それでお話しなのですが……閣下にゴブリン討伐を依頼したいのです」
いやまあ、その話なのは分かってたけどね。
なんで村長さんじゃなくってホルツさんが?と考えて理由に思い至った。
僕に頭下げたくないのか。
「依頼じゃないといっただろうっ!!
小僧、お前に村の一員になるチャンスを与えてやろうというのだっ!!
ありがたく思うがいいっ!!」
こんな事言ってるし、多分当たりだろう。
つくづく小物だなぁ……。
「依頼でもチャンスでも構いませんが、村側からの申し出ということでよろしいですか?」
「いやっ!こういう事はお前から私に「やらせてください」と頼み込みに来るものだろうっ!
どうしてもというのなら許可してやらんでもないっ!!」
本当になにを言っているんだ、こいつは……。
昨日の様子だと頼みの綱の冒険者には断られたみたいだし、あとは僕に依頼を出すか村人の犠牲を覚悟で有志で討伐するかしかないだろうに。
「そ、村長……」
ホルツさんも困りきった顔をしてしまっている。
「そういうことでしたら、お断りさせていただきます」
「なんだとっ!?せっかく村に一員になることを考えてやっても良いと言っているのに断るというのかっ!?」
「そりゃそうでしょ。
そちらからの依頼でないとすれば、僕が自主的にやるってことになります。
そんなことしてあとから色々イチャモンつけられてはたまったもんじゃありません」
「私がそんな男だと思っているのかっ!?
侮辱するにもほどがあるっ!!」
実際、ゴブリン・チャンピオンの件でかなり無理筋のイチャモンつけてきてるじゃないか。
思わずそう言いたくなるけど、ここはこらえる。
「色々面倒がある、と言っているんです。
例えばそうですね……ゴブリンの洞窟は村の森にありますが、森への立ち入り許可は?それに、洞窟内で得たものに関する権利は誰に?」
はっきりと村長さんに洞窟に入る事を知られている以上、そこら辺を曖昧にしておくと絶対にイチャモンつけてくる。
また意味の分からないことを怒鳴り散らしてくるのを予想していたけど、僕の言葉を聞いた村長さんは我が意を得たりとでも言うかのように静かにニヤリと笑った。
「その点については大丈夫だ、ゴブリン討伐隊のリーダーとしてレオンを同行させてやろう」
そうして得意げに意味の分からないことを言った。
聞いた途端、頭がくらっとした。
「ちょ、ちょっと、意味がわからないのですが、レオンをリーダーに……とは?」
「お前一人では心もとないからな。
優秀で強力な助っ人を村から出してやろうというのだ。
レオンだけではない、他にも四人だそう」
レオン+四人……取り巻きかな?人数は減っているけど、多分間違いないだろう。
その優秀で強力な助っ人、一度ゴブリン討伐失敗しているのになぁ。
「リーダーがレオンである以上、お前が先程言った小さいことはなにも気にしなくていいぞ。
すべてレオンが判断するからな」
なるほどね、要するに手柄はすべてレオンのものって形にしたいのか。
……さては冒険者にもこれ押し通そうとして断られたな。
「率直に言って、足手まといです。
けが人を連れてのダンジョン探索なんて出来ません。
専門家でもそう言うと思いますよ」
「ぐっ……」
専門家云々と言われて村長が一瞬言葉に詰まる。
多分冒険者達にも同じことを言われたんだろう。当然だ。
「さ、さてはレオンが活躍するのが怖いのだろうっ!?
自分より強いレオンが着いてきては活躍の場が奪われると思ってそんなことを言っているなっ!?」
……これ本気で言っているのかな?
討伐失敗したレオンよりも弱い僕に討伐依頼をしているってことになるけど、分かってるんだろうか?
「死にますよ?」
「は?」
「いや、だから、討伐失敗したレオンたちに、レオンより弱い僕が加わったところで死にに行くようなものですよ?」
「……ま、まあそういう不幸なことも起こりうるだろうな」
ん?思ったより村長さんが動揺していない。
……ああ、なるほど、元々僕が洞窟で死ねばいいと思っているのか。
「……ゴブリンというものに関してあまりご理解いただいていないようですが、ゴブリンの最大の脅威は数です。
一対一でなら成人男性よりも弱い奴らであっても、集団でかかってくるから脅威なんです」
「ふ、ふん、その程度お前に言われなくとも知っておるわっ!!」
「そうなった場合、僕も出来る限り引き付けますが、僕一人ですべてを相手取るのは難しいということは容易に想像できます。
その際に『不幸』な目に合うのはレオンを始めとした怪我を負った方からですよ?」
「そ、それは困るっ!!」
先程と違って、露骨に慌てだす村長さん。
実際戦ったレオンはそういうゴブリンの戦い方を分かってるだろうに、よく話聞いてこなかったのかな?
「ということで、怪我を負っているレオンをリーダーにするのは論外です。
他の怪我人をパーティーに組み込むのもやめてください。
さらに言えば戦いなれていない人を組み込むのもダメです。
突然義憤に燃えた村長さんに着いていくなどと言われても困ります」
「ぐぅ……」
「そして、そうなると先程言った通り権利関係の問題が出ます。
どうしますか?」
「…………」
黙り込むんなら一度帰ってほしいんだけどなぁ……。
左右からユーキくんとノゾミちゃんが抱きついてきてる。
二人の幸せそうな寝顔をみて、今日も一日頑張ろうと思った。
「せんせえー、今日はお出かけできるの?」
みんなで食堂兼広間で朝食を摂っているときにノゾミちゃんがそんなことを言ってきた。
あー、昨日は色々あって結局村に連れていけなかったからなぁ。
早ければ今日には村長が来るかもしれないけど……。
ま、急ぐ話でもないからいいや。
買い出しもしたかったし、何よりノゾミちゃん優先だ。
「そうだね、それじゃ、ご飯食べたら行ってみる?」
「ほんとっ!?」
喜びの声は意外なところから上がった。
聞いてきたノゾミちゃんよりも先にアリスちゃんが声を上げていた。
みんな――ノゾミちゃんも――ちょっと驚いた顔をアリスちゃんを見てる。
「…………ご、ごめんなさい……。
……お買い物とか……してみたかったから……」
恥ずかしそうに縮こまっちゃったアリスちゃんが微笑ましい。
そうだよね、命がけで逃げ延びてきたあとはずっと孤児院にこもりっきりだもんね。
そろそろみんな羽根を伸ばしたいんだろう。
「よし、それじゃ、今日はみんなで村を散策してみようっ!」
僕の言葉に、子どもたちは歓声を上げた。
行きたいところや買いたい物を話しながら楽しく食事をしていたところに、荒々しいノックの音が響く。
……なんてタイミングの悪い……。
「おいっ!小僧っ!いるんだろうっ!!早く出てこいっ!!」
続いて村長さんの怒鳴り声が響き渡る。
めんどくせぇ……。
居留守使っちゃおうかな……。
「あの……ボク出てきましょうか……?」
結構本気で居留守を考えていたけど、ユーキくんが不安そうな顔をしてしまっている。
他の子達も同じような顔をしているし、いつまでも大人の怒鳴り声を聞かせているのも良くない。
探しに来られても面倒だし、素直に行ってくるか。
「ちょっとお話してくるから、このままご飯食べててね」
不安げにしている子供たちに笑顔を行ってから、玄関に向かう。
「子供たちもいるのであまり怒鳴り声をあげないでもらえますか?」
「ああっ!?すぐに出てこないお前が悪いんだろうっ!!」
だから怒鳴るなって言ってんのに……喋れなくしたろか。
…………楽しい団らんを邪魔されて気が立ってるな、落ち着こう。
「それで、皆さん、こんな朝早くから何事ですか?」
とりあえず子供たちが食事中ということで外に出てもらったけど、今日来たのは村長さんだけじゃなくって、取り巻きの親達と木こり代表のホルツさんがいた。
「話があるのは私じゃない。
ほれ、ホルツ」
村長さんがそう言うと取り巻きの親達はホルツさんを前に押し出してくる。
押し出されたホルツさんは、困った顔をしてペコペコと頭を下げてる。
「朝早くから申し訳ありません、閣下」
「いえいえ、騒がしくしなければいつ来てくださっても構いませんよ」
まあ、本音を言えば食事時は止めてほしいけど。
「さっさと本題に入らんかっ!!」
だから騒ぐなって言ってるだろうに……。
本当に人の話を聞こうとしない人だなぁ。
「あ、あの、それでお話しなのですが……閣下にゴブリン討伐を依頼したいのです」
いやまあ、その話なのは分かってたけどね。
なんで村長さんじゃなくってホルツさんが?と考えて理由に思い至った。
僕に頭下げたくないのか。
「依頼じゃないといっただろうっ!!
小僧、お前に村の一員になるチャンスを与えてやろうというのだっ!!
ありがたく思うがいいっ!!」
こんな事言ってるし、多分当たりだろう。
つくづく小物だなぁ……。
「依頼でもチャンスでも構いませんが、村側からの申し出ということでよろしいですか?」
「いやっ!こういう事はお前から私に「やらせてください」と頼み込みに来るものだろうっ!
どうしてもというのなら許可してやらんでもないっ!!」
本当になにを言っているんだ、こいつは……。
昨日の様子だと頼みの綱の冒険者には断られたみたいだし、あとは僕に依頼を出すか村人の犠牲を覚悟で有志で討伐するかしかないだろうに。
「そ、村長……」
ホルツさんも困りきった顔をしてしまっている。
「そういうことでしたら、お断りさせていただきます」
「なんだとっ!?せっかく村に一員になることを考えてやっても良いと言っているのに断るというのかっ!?」
「そりゃそうでしょ。
そちらからの依頼でないとすれば、僕が自主的にやるってことになります。
そんなことしてあとから色々イチャモンつけられてはたまったもんじゃありません」
「私がそんな男だと思っているのかっ!?
侮辱するにもほどがあるっ!!」
実際、ゴブリン・チャンピオンの件でかなり無理筋のイチャモンつけてきてるじゃないか。
思わずそう言いたくなるけど、ここはこらえる。
「色々面倒がある、と言っているんです。
例えばそうですね……ゴブリンの洞窟は村の森にありますが、森への立ち入り許可は?それに、洞窟内で得たものに関する権利は誰に?」
はっきりと村長さんに洞窟に入る事を知られている以上、そこら辺を曖昧にしておくと絶対にイチャモンつけてくる。
また意味の分からないことを怒鳴り散らしてくるのを予想していたけど、僕の言葉を聞いた村長さんは我が意を得たりとでも言うかのように静かにニヤリと笑った。
「その点については大丈夫だ、ゴブリン討伐隊のリーダーとしてレオンを同行させてやろう」
そうして得意げに意味の分からないことを言った。
聞いた途端、頭がくらっとした。
「ちょ、ちょっと、意味がわからないのですが、レオンをリーダーに……とは?」
「お前一人では心もとないからな。
優秀で強力な助っ人を村から出してやろうというのだ。
レオンだけではない、他にも四人だそう」
レオン+四人……取り巻きかな?人数は減っているけど、多分間違いないだろう。
その優秀で強力な助っ人、一度ゴブリン討伐失敗しているのになぁ。
「リーダーがレオンである以上、お前が先程言った小さいことはなにも気にしなくていいぞ。
すべてレオンが判断するからな」
なるほどね、要するに手柄はすべてレオンのものって形にしたいのか。
……さては冒険者にもこれ押し通そうとして断られたな。
「率直に言って、足手まといです。
けが人を連れてのダンジョン探索なんて出来ません。
専門家でもそう言うと思いますよ」
「ぐっ……」
専門家云々と言われて村長が一瞬言葉に詰まる。
多分冒険者達にも同じことを言われたんだろう。当然だ。
「さ、さてはレオンが活躍するのが怖いのだろうっ!?
自分より強いレオンが着いてきては活躍の場が奪われると思ってそんなことを言っているなっ!?」
……これ本気で言っているのかな?
討伐失敗したレオンよりも弱い僕に討伐依頼をしているってことになるけど、分かってるんだろうか?
「死にますよ?」
「は?」
「いや、だから、討伐失敗したレオンたちに、レオンより弱い僕が加わったところで死にに行くようなものですよ?」
「……ま、まあそういう不幸なことも起こりうるだろうな」
ん?思ったより村長さんが動揺していない。
……ああ、なるほど、元々僕が洞窟で死ねばいいと思っているのか。
「……ゴブリンというものに関してあまりご理解いただいていないようですが、ゴブリンの最大の脅威は数です。
一対一でなら成人男性よりも弱い奴らであっても、集団でかかってくるから脅威なんです」
「ふ、ふん、その程度お前に言われなくとも知っておるわっ!!」
「そうなった場合、僕も出来る限り引き付けますが、僕一人ですべてを相手取るのは難しいということは容易に想像できます。
その際に『不幸』な目に合うのはレオンを始めとした怪我を負った方からですよ?」
「そ、それは困るっ!!」
先程と違って、露骨に慌てだす村長さん。
実際戦ったレオンはそういうゴブリンの戦い方を分かってるだろうに、よく話聞いてこなかったのかな?
「ということで、怪我を負っているレオンをリーダーにするのは論外です。
他の怪我人をパーティーに組み込むのもやめてください。
さらに言えば戦いなれていない人を組み込むのもダメです。
突然義憤に燃えた村長さんに着いていくなどと言われても困ります」
「ぐぅ……」
「そして、そうなると先程言った通り権利関係の問題が出ます。
どうしますか?」
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