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第一章 ゲームの世界
24話 素質
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「…………お見苦しいところをお見せいたしまして、申し訳ありません……」
とりあえず一番傷が重い人がいる部屋に行くと、護衛さんたちがすごい寝相で酔い潰れていた。
まあこれだけ熟睡しててくれるならかえってやりやすい。
「いえいえ、せっかくなので寝ているうちに治しちゃいましょう」
大の字で寝ている護衛さんに近寄り傷の程度を調べる。
いくつか重い傷が残っているけど、そちらは後で僕が治すとしてとりあえずはまずは腕の切り傷を治してしまおう。
「それじゃ、ノゾミちゃん、杖を握ってね」
「はいっ!せんせえっ!」
元気に頷くノゾミちゃんの小さな手を、アリスちゃんのときと同じように上から包み込むように握る。
まだ魔法を習い出すには早い年のノゾミちゃんだけど、初級魔法はほとんど感覚の問題だ。
ノゾミちゃんは『前』は魔法を使ったことはないけど、魔力も適正も高いから多分行けるだろう。
「それじゃ行くよ」
僕の手に包まれたノゾミちゃんの手を通して魔力を杖に流す。
「あ、なんかあったかいの来たっ!」
おー、すごい、流した瞬間に魔力を感じ取ってる。
「……ふああぁあぁぁ……なんかこれ気持ちいぃ……」
それどころかなんかトロンと眠そうな目になっている。
「え、そうなのっ!?大丈夫?集中できそう?」
初級魔法とはいえ集中力は必要だ。
眠くなっているような状態だと、流石にこれ以上は教えられない。
「んっ、大丈夫ですっ!せんせえっ!」
気を引き締め直したらしいノゾミちゃんはキリッとした顔をしているし……まあこのまま続けてみよう。
「それじゃ、魔法を組み上げるから魔力の流れに集中してね」
「はいっ!」
元気に頷くノゾミちゃんを見てから《小治癒》を組み上げる。
「…………どう、分かる?」
「はいっ!せんせえっ!」
……あまりに迷いなく元気な返事にかえって疑わしくなるけど……まあ、とりあえず信じよう。
「よし、それじゃ、僕は手を離すから、今度はノゾミちゃん一人でさっきのをやってみてね」
ニコニコ笑ったままのノゾミちゃんにちょっとだけ不安になりながら手を離す。
「それじゃ、出来たら言ってね。
すぐには出来ないだろうから、感覚が解んなくなったら……」
遠慮なく言ってね。
そこまで言わせてもらえなかった。
「はいっ!せんせえ、出来ましたっ!!」
「はやっ!?」
思わず驚愕の叫びが飛び出てた。
え、流石に早すぎない?本当に出来てる?
色々ちゃんと伝わっていたのかすごい不安になるけど、ノゾミちゃんはすごいニコニコしてこちらを見ている。
アリスちゃんのときに成長率が魔法習得速度に影響があるのかもと仮説を立てていたから、成長率=幸運値2のノゾミちゃんはちょっと時間かかるかな?と思ってたんだけど……。
念のため、もう一度ステータスを見てみるけど……え?幸運30?
いつの間にやらノゾミちゃんの幸運値が上限まで上がってた。
なにがあった。
ま、まあ、良い変化なのだから、とりあえず喜んでおこう。
「え、えっと、それじゃ、僕に続いて魔法を唱えてね。
魔力よ、治癒の力となりて、彼の者が傷を癒やす助けとなれ《小治癒》」
「まりょくよ、ちゆのちからとなりて…………えーっと……」
「大丈夫、途切れても問題ないから。
続きは、彼の者が傷を癒やす助けとなれ《小治癒》、だよ」
ノゾミちゃんの場合こっちのほうが問題か。
三歳児だしなぁ。
「かのものがきずを……えっと」
「癒やす助けとなれ」
「いやすたすけとなれ」
「《小治癒》」
「《しょうちゆ》」
詠唱はたどたどしかったけど、魔法自体は問題なく励起されて淡い光を放つと、護衛さんの切り傷が消える。
「出来たっ!!」
「うん、出来たね。すごい、ノゾミちゃん、すごい」
「えへへー♪」
満面の笑顔で抱きついてきたノゾミちゃんの頭をワシワシと揉むように撫でる。
魔力の制御自体にはなんの問題もないから、あとは呪文を紙かなんかに書いておけば大丈夫そうだな。
ノゾミちゃんもアリスちゃんも、ちょっとなれたらすぐに上の治癒魔法を使えるようなりそうだ。
「じゃ、次はユーキくんね」
「はいっ!」
元気に返事をするユーキくんに、杖をもたせる。
そして、その手の上から包み込むように手を重ねるとユーキくんを通して魔力を流す。
「っ……」
「……どう?魔力の流れ、分かる?」
「…………いえ、ちょっと……」
あれ?ちょっと反応してたから分かってるのかと思った。
それならば、と今度は少し強めに魔力を流す。
「んっ……」
「どう?」
「……え、えっと……これじゃないかなぁ……っていうのは感じる気もしなくもないような?」
んー?確かに二人に比べると魔力は低いけど人並み以上にはあるし、少なくとも『前』は誰よりも早く使えてたけどなぁ?
「ちょっと流しっぱなしにしてみるから、分かったら言ってね?」
感覚をつかみやすいようにちょっと強めの魔力を垂れ流しにしてみる。
「は、はい。
……んっ……………………んぅ…………………………んぁっ……」
「…………ユーキくん、本当に分からない?」
「えっ!?あ、い、今わかりましたっ!本当に今っ!!」
…………まあ、いいか。
「それじゃ、魔法を組み上げるからね?」
「はい…………あ、分かりました」
今度はさっきのはなんなんだというくらいあっさり伝わった。
「よし、それじゃ、今度は一人でやってみてね」
「は、はい…………」
僕が手を離すと、ユーキくんは目を閉じて集中しだす。
待つことしばし。
「…………あ、あの、先生、もう一度教えてもらえますか?」
「うん、こうだよ」
ユーキくんの手を包み込んで、もう一度魔法の組み立ての実演をする。
「…………ありがとうございます」
「分からなかったら遠慮なく言ってね」
「は、はい」
ユーキくんは少し不安げにうなずくと、再び集中しだした。
…………。
さっきの倍くらいの時間が経った頃、集中し続けていたユーキくんが目を開けて泣きそうな顔でこちらを見る。
「ご主人さま……出来ません……」
先生って呼ぶのも忘れてるくらい、静かにテンパっていたようだ。
涙が溢れかけているユーキくんを抱きしめる。
実のところ、この結果は予想していた。
ユーキくんは確かに治癒魔法も使えたけど、「使えた」というだけでそれほど得意というわけではなかった。
専門家であったアリスちゃんや、そのアリスちゃんと同等の素質を持っていたノゾミちゃんと同じにはいかないだろうなと思ってた。
下手に緊張させてもいけないと思ってユーキくんには黙っていたけど、その代わり対策はもう考えてある。
すっかり泣き始めてしまったユーキくんの頭を撫でてから抱き上げる。
「それじゃちょっと外に出ようか」
とりあえず一番傷が重い人がいる部屋に行くと、護衛さんたちがすごい寝相で酔い潰れていた。
まあこれだけ熟睡しててくれるならかえってやりやすい。
「いえいえ、せっかくなので寝ているうちに治しちゃいましょう」
大の字で寝ている護衛さんに近寄り傷の程度を調べる。
いくつか重い傷が残っているけど、そちらは後で僕が治すとしてとりあえずはまずは腕の切り傷を治してしまおう。
「それじゃ、ノゾミちゃん、杖を握ってね」
「はいっ!せんせえっ!」
元気に頷くノゾミちゃんの小さな手を、アリスちゃんのときと同じように上から包み込むように握る。
まだ魔法を習い出すには早い年のノゾミちゃんだけど、初級魔法はほとんど感覚の問題だ。
ノゾミちゃんは『前』は魔法を使ったことはないけど、魔力も適正も高いから多分行けるだろう。
「それじゃ行くよ」
僕の手に包まれたノゾミちゃんの手を通して魔力を杖に流す。
「あ、なんかあったかいの来たっ!」
おー、すごい、流した瞬間に魔力を感じ取ってる。
「……ふああぁあぁぁ……なんかこれ気持ちいぃ……」
それどころかなんかトロンと眠そうな目になっている。
「え、そうなのっ!?大丈夫?集中できそう?」
初級魔法とはいえ集中力は必要だ。
眠くなっているような状態だと、流石にこれ以上は教えられない。
「んっ、大丈夫ですっ!せんせえっ!」
気を引き締め直したらしいノゾミちゃんはキリッとした顔をしているし……まあこのまま続けてみよう。
「それじゃ、魔法を組み上げるから魔力の流れに集中してね」
「はいっ!」
元気に頷くノゾミちゃんを見てから《小治癒》を組み上げる。
「…………どう、分かる?」
「はいっ!せんせえっ!」
……あまりに迷いなく元気な返事にかえって疑わしくなるけど……まあ、とりあえず信じよう。
「よし、それじゃ、僕は手を離すから、今度はノゾミちゃん一人でさっきのをやってみてね」
ニコニコ笑ったままのノゾミちゃんにちょっとだけ不安になりながら手を離す。
「それじゃ、出来たら言ってね。
すぐには出来ないだろうから、感覚が解んなくなったら……」
遠慮なく言ってね。
そこまで言わせてもらえなかった。
「はいっ!せんせえ、出来ましたっ!!」
「はやっ!?」
思わず驚愕の叫びが飛び出てた。
え、流石に早すぎない?本当に出来てる?
色々ちゃんと伝わっていたのかすごい不安になるけど、ノゾミちゃんはすごいニコニコしてこちらを見ている。
アリスちゃんのときに成長率が魔法習得速度に影響があるのかもと仮説を立てていたから、成長率=幸運値2のノゾミちゃんはちょっと時間かかるかな?と思ってたんだけど……。
念のため、もう一度ステータスを見てみるけど……え?幸運30?
いつの間にやらノゾミちゃんの幸運値が上限まで上がってた。
なにがあった。
ま、まあ、良い変化なのだから、とりあえず喜んでおこう。
「え、えっと、それじゃ、僕に続いて魔法を唱えてね。
魔力よ、治癒の力となりて、彼の者が傷を癒やす助けとなれ《小治癒》」
「まりょくよ、ちゆのちからとなりて…………えーっと……」
「大丈夫、途切れても問題ないから。
続きは、彼の者が傷を癒やす助けとなれ《小治癒》、だよ」
ノゾミちゃんの場合こっちのほうが問題か。
三歳児だしなぁ。
「かのものがきずを……えっと」
「癒やす助けとなれ」
「いやすたすけとなれ」
「《小治癒》」
「《しょうちゆ》」
詠唱はたどたどしかったけど、魔法自体は問題なく励起されて淡い光を放つと、護衛さんの切り傷が消える。
「出来たっ!!」
「うん、出来たね。すごい、ノゾミちゃん、すごい」
「えへへー♪」
満面の笑顔で抱きついてきたノゾミちゃんの頭をワシワシと揉むように撫でる。
魔力の制御自体にはなんの問題もないから、あとは呪文を紙かなんかに書いておけば大丈夫そうだな。
ノゾミちゃんもアリスちゃんも、ちょっとなれたらすぐに上の治癒魔法を使えるようなりそうだ。
「じゃ、次はユーキくんね」
「はいっ!」
元気に返事をするユーキくんに、杖をもたせる。
そして、その手の上から包み込むように手を重ねるとユーキくんを通して魔力を流す。
「っ……」
「……どう?魔力の流れ、分かる?」
「…………いえ、ちょっと……」
あれ?ちょっと反応してたから分かってるのかと思った。
それならば、と今度は少し強めに魔力を流す。
「んっ……」
「どう?」
「……え、えっと……これじゃないかなぁ……っていうのは感じる気もしなくもないような?」
んー?確かに二人に比べると魔力は低いけど人並み以上にはあるし、少なくとも『前』は誰よりも早く使えてたけどなぁ?
「ちょっと流しっぱなしにしてみるから、分かったら言ってね?」
感覚をつかみやすいようにちょっと強めの魔力を垂れ流しにしてみる。
「は、はい。
……んっ……………………んぅ…………………………んぁっ……」
「…………ユーキくん、本当に分からない?」
「えっ!?あ、い、今わかりましたっ!本当に今っ!!」
…………まあ、いいか。
「それじゃ、魔法を組み上げるからね?」
「はい…………あ、分かりました」
今度はさっきのはなんなんだというくらいあっさり伝わった。
「よし、それじゃ、今度は一人でやってみてね」
「は、はい…………」
僕が手を離すと、ユーキくんは目を閉じて集中しだす。
待つことしばし。
「…………あ、あの、先生、もう一度教えてもらえますか?」
「うん、こうだよ」
ユーキくんの手を包み込んで、もう一度魔法の組み立ての実演をする。
「…………ありがとうございます」
「分からなかったら遠慮なく言ってね」
「は、はい」
ユーキくんは少し不安げにうなずくと、再び集中しだした。
…………。
さっきの倍くらいの時間が経った頃、集中し続けていたユーキくんが目を開けて泣きそうな顔でこちらを見る。
「ご主人さま……出来ません……」
先生って呼ぶのも忘れてるくらい、静かにテンパっていたようだ。
涙が溢れかけているユーキくんを抱きしめる。
実のところ、この結果は予想していた。
ユーキくんは確かに治癒魔法も使えたけど、「使えた」というだけでそれほど得意というわけではなかった。
専門家であったアリスちゃんや、そのアリスちゃんと同等の素質を持っていたノゾミちゃんと同じにはいかないだろうなと思ってた。
下手に緊張させてもいけないと思ってユーキくんには黙っていたけど、その代わり対策はもう考えてある。
すっかり泣き始めてしまったユーキくんの頭を撫でてから抱き上げる。
「それじゃちょっと外に出ようか」
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