18 / 117
第一章 ゲームの世界
18話 首
しおりを挟む
「こちらが村長の家でございます、閣下」
「だから、それやめてくださいって」
家は滅んでいるし、そもそも正式に家督も継いでいないので閣下とか言われても苦笑いしか出来ない。
子供の身で大の大人にかしずかれるのには慣れたものだけど、居心地がいいものではない。
「しかし閣下……」
まあ、ミハイルさんにはゆっくりと慣れてもらおう。
「さあ、それより早く村長たちに挨拶しましょう」
そこまで言って、別にミハイルさんたちと一緒に挨拶する必要はないんだって気づくけど、まあいいや。
正直、僕一人で挨拶とかしたい相手じゃないし。
「は、はい、では、失礼いたします、閣下」
変わらぬ態度に苦笑しながらミハイルさんが開けてくれたドアから中に入る。
ドアから入るとすぐに広めの部屋になっていて、大きなテーブルで村人たちが話をしていたようだ。
昨日の今日だし、ゴブリンの話でもしていたのかな?
突然ドアを開けて入ってきた僕たち四人――僕とミハイルさんにシャルロッテさん、一歩下がって商品にしては汚いズタ袋を持っているアルバさんの四人を村人たちが訝しげに見つめている。
集まっているだいたいの人の顔に見覚えがあるけど……特によく覚えているのは、一番奥にいる村長一家の四人だ。
色々と黒い感情が湧き上がってくるけど、それは心の奥底に沈めて笑顔を浮き上がらせる。
「失礼いたします、村長さんにご挨拶に参ったのですが……」
「おお、ミハイルさんではないですか、なかなかお着きならないので心配していたのですぞ」
村長とはいえ村には不釣り合いなほどいい椅子に座っている小太りの中年……村長さんは僕を一瞥すると、僕の言葉を無視してミハイルさんに言葉をかける。
「マティスさんっ!このお方はヴァイシュゲール伯爵閣下であらせられますよっ!!」
そんな村長さんに悲鳴のような声を上げるミハイルさん。
…………ミハイルさん、貴族になんか嫌な思い出でもあるんだろうか?
「……ミハイルさん、人がいいのは知っていますが程々にしないといけませんよ。
ヴァイシュゲール閣下には私も、直接、間近で、お会いしたことが、ありますが、比べるまでもなく明らかに別人です」
ふむ、まだこの村にはヴァイシュゲール失陥の知らせは届いていないのか。
まあ僕が来てからミハイルさん以外の商人を見たこともなかったし、さもありなん。
ちなみに、その直接間近でお会いしたとかって時には僕もいたんだけど、父上の言葉に頷くのでいっぱいいっぱいだったみたいだから気づかなかったんだろうな。
村長さんの言い様にミハイルさんは顔を蒼白にして絶句してしまったので、さっさと話を済ませてしまおう。
『前』のとき、村長さんはゴブリンたちは落ち延びて来た僕を追ってきたものと決めつけて、事あるごとに追い出そうとしてきたのでいい印象がまったくない。
さらに言えば、孤児院を焼き討ちするよう村民をそそのかしたのはこの村長さんだ。
「伯爵かはともかく、ヴァイシュゲール家のものとして屋敷に入らせていただいたのでそのご挨拶に参りました。
念のため、これは屋敷の権利書です」
魔法鍵で封印されていた当主の部屋に保管されていた権利書を村長さんに渡す。
視界の隅に村長の娘さんが慌てた様子でテーブルの上の見覚えのある銀食器を片付けているのが目に入るけど、面倒くさいので気づかなかったことにする。
……視線を移すと、部屋にいる人の何人かが着ている服を隠すように身を縮めているけど……まあ、これも面倒だからいいや。
村長さんは偽造を見つけようとするかのように権利書を返す返す見ているけど、本物なんだから当然なにも見つかるはずがない。
もう見るものすべて気分が悪くなるので、とっとと用事を済ませて帰ろう。
「あと、ミハイルさんと出会った際にゴブリン・チャンピオンを討伐しましたので、一応ご報告しておきますね。
もしかしたらゴブリンの目撃報告でも入っているかもしれませんが、一番厄介な相手は潰しましたのでご安心ください」
巣分けされてすぐのゴブリンの群れのトップはだいたいがシャーマンかナイト程度でチャンピオン以上がいることはめったにない。
『前』もチャンピオン以上が出てくることはなかったし、一番の脅威は取り除いたと考えていいだろう。
あとは討伐するなりなんなり好きにするといい。
はじめは討伐隊への協力を申し出るつもりだったけど、やる気が失せた。
「権利書の確認、お済みになりましたか?」
偽造なんて見つかるはず無いんだから、早く返してくれ。
早く帰りたい。
一刻も早く子供たちの笑顔が見たい……癒やされたい……。
「い、いや、この書類には偽造の疑いがある、詳細に調べるので後日取りに来るように」
はあ?なに言ってんの?
思わず出かけた言葉はミハイルさんの怒声にかき消された。
「マティスさんっ!いいかげんにしなさいっ!!
これ以上ご無礼を働くようなら、いちゃもんを付けて権利書を奪おうとしたと商人ギルドに報告しますよっ!!!」
お、おおう……温厚を絵に描いたようなミハイルさんの口から飛び出した雷鳴のような怒声に僕まで驚いた。
「ミ、ミハイルさん、落ち着いてください。
疑わしいところがあったので確認しようとしただけですよ。
ほら、ミハイルさんがそこまで言うなら、ミハイルさんの顔を立てて返しますから」
この期に及んで恩着せがましく権利書を返してくる村長さん。
こいつにはなんにも期待してないから、返ってくればそれでいい。
それにしても、子供たちのためにも穏当に挨拶したかったのに、どうにも村長さんとは相性悪いなぁ。
まあ、村長さん一家との付き合いについては『前』と流れが大きく変わることはないだろうから、子供たちがいじめられたりはしないと思うけど。
「それでは……」
「はんっ!ゴブリン・チャンピオンを倒したなんて嘘をつくやつは疑われて当然だろ」
権利書を受け取って、笑顔で別れの挨拶をしようとした僕に、今までできる限り視界に入れないようにしていた村長の息子がバカにするように声をかけてきた。殺したい。
思わず――確か15歳だったから享年15歳にしたい――常に人を小馬鹿にしたような表情を浮かべている村長の息子、レオンを見てしまうけどなにも見なかった聞かなかったことにして殺したい、村長さんに別れの挨拶を……。
「どーせ、シャルロッテにいいところ見せたくて大口叩いて引っ込みつかなくなったんだろ?
本当にチャンピオン倒したっていうんならしょーこ見せてみろよ、しょーこ」
怒りの前にシャルロッテさんと知り合いなんだ?ってことが頭に浮かんだ。殺しとこうか?
でも、考えてみれば、年に数回来てるって言うし知り合いでもおかしくはないか。
ちょっと頭に血が上って思考が鈍ってる、落ち着こう。
もしかしてミハイルさんは毎回シャルロッテさんを連れて旅をしているのかな?大変だなぁ。
そんな関係ないことを考えて殺意をごまかしていたところで、アルバさんが持っていたズタ袋の中からなにかを取り出してテーブルの上に放り投げた。
ドスンと重たい音を立てて小さく一度だけはずんだ『ソレ』は狙ったのかたまたまなのか、レオンの前の皿の上にレオンの方を向いて着地した。
「それがチャンピオンの首だ。
なかなかお目にかかれるものじゃねーからよく拝んどきな」
何持ってるのかと思ったらそんなもの持ってきてたんだ……。
「…………ひいっ!?」
一瞬の沈黙の後、村長さんが腰を抜かして椅子から転げ落ちる。
「は、はんっ……こんなひょろいチビに倒されるようじゃ、チャンピオンも大したもんじゃねーな。
あと一日遅ければオレが倒してやってたのによ」
威勢のいいことを言っているレオンだけど腰が引けている。
こいつがシャルロッテさんを生贄に捧げて疫病を発生させ、多数の村人とノゾミちゃんを死に追いやった張本人。
そして、10年後に魔王軍を誘い込み孤児院を襲う人間のクズだ。
出来ることなら今のうちに殺したい。
「だから、それやめてくださいって」
家は滅んでいるし、そもそも正式に家督も継いでいないので閣下とか言われても苦笑いしか出来ない。
子供の身で大の大人にかしずかれるのには慣れたものだけど、居心地がいいものではない。
「しかし閣下……」
まあ、ミハイルさんにはゆっくりと慣れてもらおう。
「さあ、それより早く村長たちに挨拶しましょう」
そこまで言って、別にミハイルさんたちと一緒に挨拶する必要はないんだって気づくけど、まあいいや。
正直、僕一人で挨拶とかしたい相手じゃないし。
「は、はい、では、失礼いたします、閣下」
変わらぬ態度に苦笑しながらミハイルさんが開けてくれたドアから中に入る。
ドアから入るとすぐに広めの部屋になっていて、大きなテーブルで村人たちが話をしていたようだ。
昨日の今日だし、ゴブリンの話でもしていたのかな?
突然ドアを開けて入ってきた僕たち四人――僕とミハイルさんにシャルロッテさん、一歩下がって商品にしては汚いズタ袋を持っているアルバさんの四人を村人たちが訝しげに見つめている。
集まっているだいたいの人の顔に見覚えがあるけど……特によく覚えているのは、一番奥にいる村長一家の四人だ。
色々と黒い感情が湧き上がってくるけど、それは心の奥底に沈めて笑顔を浮き上がらせる。
「失礼いたします、村長さんにご挨拶に参ったのですが……」
「おお、ミハイルさんではないですか、なかなかお着きならないので心配していたのですぞ」
村長とはいえ村には不釣り合いなほどいい椅子に座っている小太りの中年……村長さんは僕を一瞥すると、僕の言葉を無視してミハイルさんに言葉をかける。
「マティスさんっ!このお方はヴァイシュゲール伯爵閣下であらせられますよっ!!」
そんな村長さんに悲鳴のような声を上げるミハイルさん。
…………ミハイルさん、貴族になんか嫌な思い出でもあるんだろうか?
「……ミハイルさん、人がいいのは知っていますが程々にしないといけませんよ。
ヴァイシュゲール閣下には私も、直接、間近で、お会いしたことが、ありますが、比べるまでもなく明らかに別人です」
ふむ、まだこの村にはヴァイシュゲール失陥の知らせは届いていないのか。
まあ僕が来てからミハイルさん以外の商人を見たこともなかったし、さもありなん。
ちなみに、その直接間近でお会いしたとかって時には僕もいたんだけど、父上の言葉に頷くのでいっぱいいっぱいだったみたいだから気づかなかったんだろうな。
村長さんの言い様にミハイルさんは顔を蒼白にして絶句してしまったので、さっさと話を済ませてしまおう。
『前』のとき、村長さんはゴブリンたちは落ち延びて来た僕を追ってきたものと決めつけて、事あるごとに追い出そうとしてきたのでいい印象がまったくない。
さらに言えば、孤児院を焼き討ちするよう村民をそそのかしたのはこの村長さんだ。
「伯爵かはともかく、ヴァイシュゲール家のものとして屋敷に入らせていただいたのでそのご挨拶に参りました。
念のため、これは屋敷の権利書です」
魔法鍵で封印されていた当主の部屋に保管されていた権利書を村長さんに渡す。
視界の隅に村長の娘さんが慌てた様子でテーブルの上の見覚えのある銀食器を片付けているのが目に入るけど、面倒くさいので気づかなかったことにする。
……視線を移すと、部屋にいる人の何人かが着ている服を隠すように身を縮めているけど……まあ、これも面倒だからいいや。
村長さんは偽造を見つけようとするかのように権利書を返す返す見ているけど、本物なんだから当然なにも見つかるはずがない。
もう見るものすべて気分が悪くなるので、とっとと用事を済ませて帰ろう。
「あと、ミハイルさんと出会った際にゴブリン・チャンピオンを討伐しましたので、一応ご報告しておきますね。
もしかしたらゴブリンの目撃報告でも入っているかもしれませんが、一番厄介な相手は潰しましたのでご安心ください」
巣分けされてすぐのゴブリンの群れのトップはだいたいがシャーマンかナイト程度でチャンピオン以上がいることはめったにない。
『前』もチャンピオン以上が出てくることはなかったし、一番の脅威は取り除いたと考えていいだろう。
あとは討伐するなりなんなり好きにするといい。
はじめは討伐隊への協力を申し出るつもりだったけど、やる気が失せた。
「権利書の確認、お済みになりましたか?」
偽造なんて見つかるはず無いんだから、早く返してくれ。
早く帰りたい。
一刻も早く子供たちの笑顔が見たい……癒やされたい……。
「い、いや、この書類には偽造の疑いがある、詳細に調べるので後日取りに来るように」
はあ?なに言ってんの?
思わず出かけた言葉はミハイルさんの怒声にかき消された。
「マティスさんっ!いいかげんにしなさいっ!!
これ以上ご無礼を働くようなら、いちゃもんを付けて権利書を奪おうとしたと商人ギルドに報告しますよっ!!!」
お、おおう……温厚を絵に描いたようなミハイルさんの口から飛び出した雷鳴のような怒声に僕まで驚いた。
「ミ、ミハイルさん、落ち着いてください。
疑わしいところがあったので確認しようとしただけですよ。
ほら、ミハイルさんがそこまで言うなら、ミハイルさんの顔を立てて返しますから」
この期に及んで恩着せがましく権利書を返してくる村長さん。
こいつにはなんにも期待してないから、返ってくればそれでいい。
それにしても、子供たちのためにも穏当に挨拶したかったのに、どうにも村長さんとは相性悪いなぁ。
まあ、村長さん一家との付き合いについては『前』と流れが大きく変わることはないだろうから、子供たちがいじめられたりはしないと思うけど。
「それでは……」
「はんっ!ゴブリン・チャンピオンを倒したなんて嘘をつくやつは疑われて当然だろ」
権利書を受け取って、笑顔で別れの挨拶をしようとした僕に、今までできる限り視界に入れないようにしていた村長の息子がバカにするように声をかけてきた。殺したい。
思わず――確か15歳だったから享年15歳にしたい――常に人を小馬鹿にしたような表情を浮かべている村長の息子、レオンを見てしまうけどなにも見なかった聞かなかったことにして殺したい、村長さんに別れの挨拶を……。
「どーせ、シャルロッテにいいところ見せたくて大口叩いて引っ込みつかなくなったんだろ?
本当にチャンピオン倒したっていうんならしょーこ見せてみろよ、しょーこ」
怒りの前にシャルロッテさんと知り合いなんだ?ってことが頭に浮かんだ。殺しとこうか?
でも、考えてみれば、年に数回来てるって言うし知り合いでもおかしくはないか。
ちょっと頭に血が上って思考が鈍ってる、落ち着こう。
もしかしてミハイルさんは毎回シャルロッテさんを連れて旅をしているのかな?大変だなぁ。
そんな関係ないことを考えて殺意をごまかしていたところで、アルバさんが持っていたズタ袋の中からなにかを取り出してテーブルの上に放り投げた。
ドスンと重たい音を立てて小さく一度だけはずんだ『ソレ』は狙ったのかたまたまなのか、レオンの前の皿の上にレオンの方を向いて着地した。
「それがチャンピオンの首だ。
なかなかお目にかかれるものじゃねーからよく拝んどきな」
何持ってるのかと思ったらそんなもの持ってきてたんだ……。
「…………ひいっ!?」
一瞬の沈黙の後、村長さんが腰を抜かして椅子から転げ落ちる。
「は、はんっ……こんなひょろいチビに倒されるようじゃ、チャンピオンも大したもんじゃねーな。
あと一日遅ければオレが倒してやってたのによ」
威勢のいいことを言っているレオンだけど腰が引けている。
こいつがシャルロッテさんを生贄に捧げて疫病を発生させ、多数の村人とノゾミちゃんを死に追いやった張本人。
そして、10年後に魔王軍を誘い込み孤児院を襲う人間のクズだ。
出来ることなら今のうちに殺したい。
0
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる