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第一章 ゲームの世界
10話 契約
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ベッドの上にノゾミちゃんの亡骸が横たわっている。
誰もが塞ぎ込みそうな状況であるにも関わらず、いつもみんなを明るい気分にさせてくれていた笑顔は、もう、無い。
それどころか疫病に侵され崩れた体は、もう覆った布を取ることすら出来ない。
「弱いからいけないんだ……」
ユーキくんの言葉に頭を全力で殴られたような気分になる。
弱いからいけない……。
それは、「なぜ僕がこんな思いをしなきゃいけないんだ」と思い続けてきた僕を現実に引き戻す一言だった。
そんなことはない、弱いことが悪いことなんてことはない。
そう口に出したかったけど、出来なかった。
ユーキくんの言葉こそが真実だと認めてしまっていたから。
弱いからいけない。弱いものは酷い目に合うしか無い。
残酷な話だけどそれだけが世界の絶対の摂理だ。
だけど、ユーキくんは、勇者はそんな残酷なだけの存在じゃなかった。
「ノゾミが弱いのは分かってたんだ……だから僕が守らなきゃいけなかったのに、その僕まで弱くてどうするんだ……」
もう一発、今度は金槌かなんかで頭をぶん殴られた気がした。
僕はこんな子供になにを言わせてしまったんだ?
この家で一番の年長者は、強者は誰だ?
守らなければならないものを守れなかったのは誰だ?
ノゾミちゃんはただの行きずりの使用人、守るべき存在じゃない。
彼女の笑顔に何度救われた?彼女の笑顔でどれだけの嫌なことを忘れられた?
そんなノゾミちゃんが守るべき存在じゃないはずがない。
守るべき存在を守れなかったのは誰だ?ユーキくんか?
いや、僕だ。
僕は強くならなければならない。
これ以上、守るべきものを取りこぼさないために。
…………昔の夢を見た。
僕にしがみついて寝ているノゾミちゃんの寝顔を見て決意を新たにする。
僕は強くなる。
ノゾミちゃんも、ユーキくんも、アリスちゃんも……僕の大事な人達を一人も取りこぼさずに守れるくらい僕は強くなる。
まずは今僕の腕の中にいるノゾミちゃんだ。
その体の暖かさを確かめるためにギュッと抱きしめる。
……………………ノゾミちゃん?
あれ?なんで一緒に寝てんの?しかも裸で。
…………なぜだろう……とてもまずい状況に追い込まれつつある気がする。
と、とりあえずは、ノゾミちゃんが目を覚ます前にベッドを抜け出してなにもなかったことにするしかない。
「うんんん……」
逃げようとした身動ぎしたところで、腕の中のノゾミちゃんがむずがるように顔をしかめだした。
まずい、目を覚ます。
そう思ったときにはもう遅かった。
「……あ、わかさまぁ……おはよーごじゃいましゅ」
「お、おはよう」
もうこうなってはなにもなかったことには出来ない。
せめて体を離そうとするも、その前にギューッとノゾミちゃんが抱きついてきてしまう。
「わかさま、あったかぁい……」
まだ半分夢の中にいるノゾミちゃんは、ニヘラァ……とゆるい笑顔を浮かべると、そのまま目を閉じてまた眠りに……。
「いやいやいや、起きて、ノゾミちゃん、悪いけど起きて」
僕に抱きついたまま、また夢の国に旅立とうとするノゾミちゃんを慌てて引き戻すのだった。
「ユーキくん、説明してもらおうか?」
とりあえずノゾミちゃんにそこらにあった服を着せて軽く事情を聞いたあと、ユーキくんを呼び出してもらった。
「ノゾミちゃんに聞いたところだと、僕と一緒に寝ろって言ったのはユーキくんらしいけど?しかも、裸で」
そもそも、昨日のように四人一緒に寝ようという僕に、「昨日は特別で、雨風をしのげる部屋が他にできたのだから若様と一緒に寝るのは心苦しい」と無理やり別々に寝ることにしたのはユーキくんだったはずだ。
「申し訳ありません。
やっぱり、小さいノゾミを布団もないところで寝かせるのが忍びなくなりまして……。
服についてはお借りしている服を痛めてはいけないので僕を含めてみんな脱いで寝ることにしています」
スラスラと答えるユーキくんの言葉に嘘は感じられない。
実際、一つの面から見れば本当のことを言っているんだろう。
「…………ユーキくん、はっきり言おう。
僕はその答えでは納得できていない。
腹を割って話そうよ、一体何を企んでるの?」
「企んでいるだなんてそんな……」
慌てて弁解をするユーキくんの様子に嘘は見えないけど……。
「このままでももちろん君たちのことは面倒見る。
……だけど、このままじゃ色々疑いながら過ごさなきゃいけなくなる。
そんなのは嫌なんだよ。
怒らないし、できる限りユーキくんの希望にそうようにするから、正直に話してくれないかな?」
自分で言った通り、腹を割って僕の正直な思いをユーキくんに投げかける。
ユーキくんは少しうつむいて黙っている。
…………話したくないなら仕方ない、そう思うくらいの時間が過ぎたあとユーキくんが重い口を開いた。
「……本当に企んでいるとかじゃないんです。
…………ただ、僕たちには他に若様にお返しできるものがなくって……」
「…………だから、僕に妹を献上するって?」
「もちろん僕も何でもしますっ!使用人でも奴隷でもなんだってしますっ!!
若様が望まれるのでしたらノゾミのかわりにお側にだって!」
必死の形相で……本当に命がけのような形相で僕に訴えかけてくる。
「だから……お願いです……僕たちを見捨てないで…………助けてください……」
…………これは本当にあのユーキくんなんだろうか?
強く、優しく、いつも笑顔でみんなを守ってきた勇者ユーキ。
僕に全てをなげうってすがりつこうとする今のユーキくんと『前』のユーキくんの姿がどうしても重ならない。
そこまで考えたところで、愕然とした。
眼の前が真っ暗になって目眩までしてきた。
『2週目』でユーキくんの人格が変わってしまったのならまだいい。
でも、多分それはない。
多分元々ユーキくんはこういう子だったんだ。
そんなユーキくんの姿を今初めてみたということは……。
『前』の僕はユーキくんにとって『守ってくれる』存在ではなかったということだ。
いいところ対等の存在、下手するとユーキくんが守るべき対象だったのかもしれない。
……いや、まあ、最近思い出した、『前』の僕とユーキくんが出会った頃の様子を思えばそうなっても仕方ないと思う。
一年後にノゾミちゃんを失うまでは自分に襲い掛かってきた不幸のことで頭がいっぱいで、みんなを守るなんてこと一切頭に浮かんでなかったからなぁ。
そんな僕を見て、ユーキくんは自分が強くならなければならないと強く、酷く強く思ったんだろう。
自分の弱さを押し殺してしまうほどに。
…………とりあえず『前』の自分を一回殺しておきたい。
自分殺しは脳内で済ませるとして、まずは僕が呆然としている間にうつむいて涙まで流し始めちゃったユーキくんだ。
ユーキくんを安心させるためには、自分は守ってもらえると思わせなければならない。
……多分。
となると、こんな感じだろうか?
「ありがとう、正直に話してくれて」
とりあえず、怒っていないことをはっきり示すために優しく笑いかける。
『前』の『勇者ユーキ』がやっていたように。
もしかしたら、誰よりも守ってもらいたい人だからこそ、ユーキくんは守られる側の気持ちがよくわかっていたのかもしれない。
「え……?」
顔を上げたユーキくんは、精神的ショックと泣いたことによる酸欠で虚ろな表情になっていた。
「そういうことなら、僕は君たちを絶対に見捨てずに守るよ。
その代わり、君たちは僕のものだ。
僕に忠実に仕えて、僕の言うことには全て従うように」
利益を提示して対価を要求する。
これは約束ではなく、契約だ。
だからこそ、対価を支払い続けているうちは利益を得続けることが出来ると信じることが出来る。
多分、ユーキくんみたいな不安になっちゃう子には『信じてほしい』なんて言葉より、こういう形のほうが安心するんじゃないかな?と思った。
その考えは多分間違ってなかったと思う。
「…………はいっ!」
ユーキくんの笑顔は今までで……『前』も含めて今まで見た笑顔の中で一番幼く……安心したものだったから。
誰もが塞ぎ込みそうな状況であるにも関わらず、いつもみんなを明るい気分にさせてくれていた笑顔は、もう、無い。
それどころか疫病に侵され崩れた体は、もう覆った布を取ることすら出来ない。
「弱いからいけないんだ……」
ユーキくんの言葉に頭を全力で殴られたような気分になる。
弱いからいけない……。
それは、「なぜ僕がこんな思いをしなきゃいけないんだ」と思い続けてきた僕を現実に引き戻す一言だった。
そんなことはない、弱いことが悪いことなんてことはない。
そう口に出したかったけど、出来なかった。
ユーキくんの言葉こそが真実だと認めてしまっていたから。
弱いからいけない。弱いものは酷い目に合うしか無い。
残酷な話だけどそれだけが世界の絶対の摂理だ。
だけど、ユーキくんは、勇者はそんな残酷なだけの存在じゃなかった。
「ノゾミが弱いのは分かってたんだ……だから僕が守らなきゃいけなかったのに、その僕まで弱くてどうするんだ……」
もう一発、今度は金槌かなんかで頭をぶん殴られた気がした。
僕はこんな子供になにを言わせてしまったんだ?
この家で一番の年長者は、強者は誰だ?
守らなければならないものを守れなかったのは誰だ?
ノゾミちゃんはただの行きずりの使用人、守るべき存在じゃない。
彼女の笑顔に何度救われた?彼女の笑顔でどれだけの嫌なことを忘れられた?
そんなノゾミちゃんが守るべき存在じゃないはずがない。
守るべき存在を守れなかったのは誰だ?ユーキくんか?
いや、僕だ。
僕は強くならなければならない。
これ以上、守るべきものを取りこぼさないために。
…………昔の夢を見た。
僕にしがみついて寝ているノゾミちゃんの寝顔を見て決意を新たにする。
僕は強くなる。
ノゾミちゃんも、ユーキくんも、アリスちゃんも……僕の大事な人達を一人も取りこぼさずに守れるくらい僕は強くなる。
まずは今僕の腕の中にいるノゾミちゃんだ。
その体の暖かさを確かめるためにギュッと抱きしめる。
……………………ノゾミちゃん?
あれ?なんで一緒に寝てんの?しかも裸で。
…………なぜだろう……とてもまずい状況に追い込まれつつある気がする。
と、とりあえずは、ノゾミちゃんが目を覚ます前にベッドを抜け出してなにもなかったことにするしかない。
「うんんん……」
逃げようとした身動ぎしたところで、腕の中のノゾミちゃんがむずがるように顔をしかめだした。
まずい、目を覚ます。
そう思ったときにはもう遅かった。
「……あ、わかさまぁ……おはよーごじゃいましゅ」
「お、おはよう」
もうこうなってはなにもなかったことには出来ない。
せめて体を離そうとするも、その前にギューッとノゾミちゃんが抱きついてきてしまう。
「わかさま、あったかぁい……」
まだ半分夢の中にいるノゾミちゃんは、ニヘラァ……とゆるい笑顔を浮かべると、そのまま目を閉じてまた眠りに……。
「いやいやいや、起きて、ノゾミちゃん、悪いけど起きて」
僕に抱きついたまま、また夢の国に旅立とうとするノゾミちゃんを慌てて引き戻すのだった。
「ユーキくん、説明してもらおうか?」
とりあえずノゾミちゃんにそこらにあった服を着せて軽く事情を聞いたあと、ユーキくんを呼び出してもらった。
「ノゾミちゃんに聞いたところだと、僕と一緒に寝ろって言ったのはユーキくんらしいけど?しかも、裸で」
そもそも、昨日のように四人一緒に寝ようという僕に、「昨日は特別で、雨風をしのげる部屋が他にできたのだから若様と一緒に寝るのは心苦しい」と無理やり別々に寝ることにしたのはユーキくんだったはずだ。
「申し訳ありません。
やっぱり、小さいノゾミを布団もないところで寝かせるのが忍びなくなりまして……。
服についてはお借りしている服を痛めてはいけないので僕を含めてみんな脱いで寝ることにしています」
スラスラと答えるユーキくんの言葉に嘘は感じられない。
実際、一つの面から見れば本当のことを言っているんだろう。
「…………ユーキくん、はっきり言おう。
僕はその答えでは納得できていない。
腹を割って話そうよ、一体何を企んでるの?」
「企んでいるだなんてそんな……」
慌てて弁解をするユーキくんの様子に嘘は見えないけど……。
「このままでももちろん君たちのことは面倒見る。
……だけど、このままじゃ色々疑いながら過ごさなきゃいけなくなる。
そんなのは嫌なんだよ。
怒らないし、できる限りユーキくんの希望にそうようにするから、正直に話してくれないかな?」
自分で言った通り、腹を割って僕の正直な思いをユーキくんに投げかける。
ユーキくんは少しうつむいて黙っている。
…………話したくないなら仕方ない、そう思うくらいの時間が過ぎたあとユーキくんが重い口を開いた。
「……本当に企んでいるとかじゃないんです。
…………ただ、僕たちには他に若様にお返しできるものがなくって……」
「…………だから、僕に妹を献上するって?」
「もちろん僕も何でもしますっ!使用人でも奴隷でもなんだってしますっ!!
若様が望まれるのでしたらノゾミのかわりにお側にだって!」
必死の形相で……本当に命がけのような形相で僕に訴えかけてくる。
「だから……お願いです……僕たちを見捨てないで…………助けてください……」
…………これは本当にあのユーキくんなんだろうか?
強く、優しく、いつも笑顔でみんなを守ってきた勇者ユーキ。
僕に全てをなげうってすがりつこうとする今のユーキくんと『前』のユーキくんの姿がどうしても重ならない。
そこまで考えたところで、愕然とした。
眼の前が真っ暗になって目眩までしてきた。
『2週目』でユーキくんの人格が変わってしまったのならまだいい。
でも、多分それはない。
多分元々ユーキくんはこういう子だったんだ。
そんなユーキくんの姿を今初めてみたということは……。
『前』の僕はユーキくんにとって『守ってくれる』存在ではなかったということだ。
いいところ対等の存在、下手するとユーキくんが守るべき対象だったのかもしれない。
……いや、まあ、最近思い出した、『前』の僕とユーキくんが出会った頃の様子を思えばそうなっても仕方ないと思う。
一年後にノゾミちゃんを失うまでは自分に襲い掛かってきた不幸のことで頭がいっぱいで、みんなを守るなんてこと一切頭に浮かんでなかったからなぁ。
そんな僕を見て、ユーキくんは自分が強くならなければならないと強く、酷く強く思ったんだろう。
自分の弱さを押し殺してしまうほどに。
…………とりあえず『前』の自分を一回殺しておきたい。
自分殺しは脳内で済ませるとして、まずは僕が呆然としている間にうつむいて涙まで流し始めちゃったユーキくんだ。
ユーキくんを安心させるためには、自分は守ってもらえると思わせなければならない。
……多分。
となると、こんな感じだろうか?
「ありがとう、正直に話してくれて」
とりあえず、怒っていないことをはっきり示すために優しく笑いかける。
『前』の『勇者ユーキ』がやっていたように。
もしかしたら、誰よりも守ってもらいたい人だからこそ、ユーキくんは守られる側の気持ちがよくわかっていたのかもしれない。
「え……?」
顔を上げたユーキくんは、精神的ショックと泣いたことによる酸欠で虚ろな表情になっていた。
「そういうことなら、僕は君たちを絶対に見捨てずに守るよ。
その代わり、君たちは僕のものだ。
僕に忠実に仕えて、僕の言うことには全て従うように」
利益を提示して対価を要求する。
これは約束ではなく、契約だ。
だからこそ、対価を支払い続けているうちは利益を得続けることが出来ると信じることが出来る。
多分、ユーキくんみたいな不安になっちゃう子には『信じてほしい』なんて言葉より、こういう形のほうが安心するんじゃないかな?と思った。
その考えは多分間違ってなかったと思う。
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